伊吹亜門のレビュー一覧

  • 焔【ほむら】と雪【ゆき】 京都探偵物語

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    大正時代の京都を舞台にした探偵バディもの。
    元刑事の鯉城(りじょう)が調査を担当し、貴族の隠し子で病弱で家から出られない露木が安楽椅子探偵のように謎を解くという構図。
    二人は共同経営者であるが幼馴染。鯉城にとって露木は謎を解き明かしてくれる名探偵であり彼の縁故もまた探偵事務所の経営に一役買ってくれているのだが、露木にとってもまた鯉城との探偵業経営は外との世界を繋ぐものでもあり、また鯉城との絆を深めるものでもあった。

    誰もいないのに騒ぎ声が聞こえる山荘。
    ストーカーの焼身自殺。
    浮気調査を受けた夫婦とその疑いを受けた男三人の斬殺事件。
    社長夫人を脅迫する元夫と現夫の死。

    男女の情念が絡んだ事

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    2024年07月06日
  • ミステリーツアー

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    そんな通でもない自分には、この人選の根拠が分からんけど、とりあえず前に出たシリーズの新刊。その著者については、前3者は作品に触れたこともあるけど、4番目は名前のみ、5番目は未知。でも少なくとも内容は、自分好みで面白そうだし読んでみようかな、と。あと、前のときにも思ったけど、コスパが悪いのと、索引がなくて使い勝手が悪いのについては、改善無し。おいおい。ちなみに気になったのは下記。

    情無連盟の殺人
    大島弓子 ミモザ館でつかまえて
    あの日の交換日記
    時空犯 潮谷
    噛み合わない会話と〜

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    2024年07月02日
  • ミステリーツアー

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    本作は2021年に誕生した会員制読書クラブ・メフィストリーダーズクラブ(MRC)で連載されていたものを書籍化した作品。

    青崎有吾・阿津川辰海・伊吹亜門・似鳥鶏・真下みこと(敬称略)5名の作家が、それぞれおススメの15作品を紹介してくれる。
    いわば作家による書評作品集。

    1作品当たり2頁程度、簡潔に書かれているのでミステリ初心者の方にも親切。

    過去に読んだ作品もあれば、初めて知る作家さんも。
    真下みことさんが紹介していた15作品中、9作品は既読。

    私が好きなイ・コンニムさんの『殺したい子』が紹介されていたのが嬉しい。

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    2024年06月30日
  • 幻月と探偵

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    ネタバレ

    歴史背景を手堅く積み上げながら、その隙間を自由自在に埋めて行く感じが伊吹さんだなぁとしみじみ。
    『刀と傘』あたりの舞台地よりも女性陣がよく動くのは時代もあるのか。
    人を意のままに動かすアイテムとしての桜が、当人を裏切る結末へと舵を切らせるきっかけになる所が小憎いし、更に桜の花びらで捕らわれたあの人に対して桜に呼ばれるようにして自由を勝ち取った今作の人物と言う作品を超えた繋がりがしてやられた!と叫んでしまうくらい粋。

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    2024年06月30日
  • 帝国妖人伝

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    最近お気に入りの伊吹さんの作品。

    明治から昭和(第二次世界大戦終結)までに那珂川二坊なる売れない作家が遭遇した様々な事件を描く。
    といっても探偵役は那珂川ではなく、それぞれの事件で出会う人たち。その探偵役たちが後の有名人であったというのが最後に明かされる趣向。
    事件そのものも楽しいが、むしろこの探偵役が誰なのかというのが途中から気になって読んでいた。
    あの人かな?と思いながら読んだものの、結局分かった人はほとんどなし。自分の無知を改めて知ることになってしまった。

    徳川公爵邸に忍び込んだ賊を捕まえた活躍譚の綻び。
    豪雨の中で起きたクローズドサークル的殺人。
    雪の山荘的密室殺人。
    これまた同じ

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    2024年06月20日
  • 推理の時間です

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    色々な作家の短編ミステリー袋綴じ本。加えて各ジャンルを担当した相手作家の推理も読む事ができる。ファンには嬉しい一冊。

    フーダニット、ホワイダニット、ハウダニットのジャンル2編ずつ納められてる。その作家もとっても豪華。短編集一冊だけど、読み応えあります。
    私は「竜殺しの勲章」が特にお気に入り。きっと好きな一編があるんじゃないかなと思います。

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    2024年06月20日
  • 推理の時間です

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    6人の作家が仕掛ける謎を解く短編集。犯人は?動機は?殺害方法は?ストーリーの中で提示される材料をもとに自分で推理し、袋とじ部分で答え合わせをしていく。どの短編も難問ばかりでした。

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    2024年06月10日
  • 推理の時間です

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    まだまだ私はミステリの初心者だな、、、、
    と思わされつつ、すごくワクワクしたし、
    これからももっとたくさんのミステリが読みたくなった。

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    2024年06月10日
  • ミステリーツアー

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    ミステリー作家5人が、15冊ずつミステリ小説の書評を書いたものを収録。合計75冊(+おまけで紹介されている本もあり)という大ボリュームなブックガイド。
    1冊ずつの書評は見開き2ページなので、隙間時間に読むのに最適。

    ミステリー作家さんたちがどんなところを気にしながら読んでいるのか、どこを面白いと思うのかが人それぞれで、紹介されている本はもちろんだが、5人の作家さんたちの書かれた本も読みたくなる。
    結果、読みたい本が一気に増えて、とても楽しいミステリーツアーだった。
    他のジャンル(恋愛、青春、お仕事小説など)や、他の作家さんたちのツアーもぜひ読んでみたい。

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    2024年06月07日
  • 焔【ほむら】と雪【ゆき】 京都探偵物語

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    大正時代の京都が舞台の探偵モノ。

    寺町二条に事務所を構える元警官の探偵・鯉城と、事務所の共同経営者で伯爵の血筋である露木が、様々な謎を解いていく連作五話が収録されております。

    京都の風情と、各々の事件の背景に渦巻く“人の業”といった“陰”の気配が絶妙にマッチして、全体的に薄暗いけどしっとりとした雰囲気が漂う物語。
    で、この雰囲気自体は結構好きなのですが、これは文体との個人的な相性だとは思うのだけど、ちょっと読みにくかったかな・・というのはありました。
    さて本書は、外で探偵業務をする鯉城に対して、蒲柳の質で家から出れない露木が、鯉城から事件の情報を聞いて安楽椅子探偵ばりに推理をするという流れ

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    2024年05月17日
  • 帝国妖人伝

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    明治から太平洋戦争にかけて、那珂川二坊という作家を語り手にした謎解き連作短編集。毎回謎を解くのはその場に居合わせた歴史上有名な人物だが、最後まで正体が伏せられているので、わかったときの驚きが心地よい。このあたりは京極夏彦の”弔堂”と似ている。
    また時代が移り変わるごとに語り手の立ち位置や心境が変化してゆくのもなかなか切ない。地味だが面白い話だった。

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    2024年05月07日
  • 焔【ほむら】と雪【ゆき】 京都探偵物語

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     「刀と傘」で初めて知った伊吹亜門。この本は面白かった。
     それに比べるとちょっと落ちるかな?大正時代の京都を舞台とした連作探偵ミステリー。
     連作短編で読みやすくはある、

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    2024年04月30日
  • 焔【ほむら】と雪【ゆき】 京都探偵物語

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    京都を舞台にした大正時代のミステリー。さほど京都色はない。初めて読む作者さん。どうやんでうちの息子の一つ下か。そういう時代になったんやなね。なぜかちょっと文章が読みにくいんだよなあ~。設定としては面白いが、私には今一つかな・・・

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    2024年04月29日
  • 帝国妖人伝

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    昭和の雰囲気が楽しめる文体。ミステリー楽しみながら、漢字の勉強にも。それぞれの人は意味がよくわからない…探偵の真似事?

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    2024年04月25日
  • 帝国妖人伝

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    懐旧の情が漂う5つの事件。筆を折ろうか悩む那珂川。北大路、夢野、石原、川島、山田たちの鮮やかな謎解きを回想し…物語の端々に、江戸川乱歩を彷彿とさせる端整な妖しさを感じた。

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    2024年04月22日
  • 推理の時間です

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    試みが面白い

    挑戦状があって
    からの解答編

    ここまではよくあるパターンだけど
    別の作家さんが推理を披露するのが新鮮

    そして

    法月先生が
    清々しいまでに外すのが笑える

    あと、我孫子武丸には「手を抜くな!」
    と言いたい笑

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    2024年04月07日
  • 推理の時間です

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    誰が殺したか?
    どうやって殺したか?
    何故殺したか?

    この3つのテーマを、それぞれ2人の作家が問題編と解答編を書き、他の作家が自分で考えた推理編を書く。

    私はミステリーは好きだけど、マニアではないので、問題編→解答編→推理編、と、間を置かずに読んだ。物語としてはまあまあ面白かったが、私は推理編を楽しく読んだ。犯人は当てたけど、動機や殺害方法の推理が惜しい!という人もいれば、かすりもしない推理を披露してしまった人もいて、自分は推理しないくせに、この人すごいな!とか、だめじゃ〜んとか突っ込みながら読んだ。雑誌の企画なので、読者も推理して投稿できたらしく、半分くらいの人が犯人を当てたとか。ミステ

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    2024年04月06日
  • 焔【ほむら】と雪【ゆき】 京都探偵物語

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    初めて読む作家さん。
    舞台設定にまったく馴染みがなかったのだが、作者の文章のイメージ喚起力に助けられ、見事に大正時代の京都を頭に描くことができた。
    探偵役が謎に向き合う姿勢や動機が変わっていて、なるほどこれも一種の××小説(あえてぼかす)なのかもしれないなと思った。××小説に詳しくはないので、あくまでも僕の想像だけれど。
    シリーズものの連作短編集で、全体的に静かなトーンで物語は進む。
    各篇の謎解きは複雑なものではなく、与えられた数少ないカードの位置や順番を入れ替えて推理を組み直してみせるが、そこまでの意外性はない。
    ガチガチの本格というよりは、しっとりと味わい深い探偵物語だ。

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    2024年03月31日
  • 帝国妖人伝

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    明治から昭和初期にかけて売れない小説家が巻き込まれる殺人事件の短編集。
    主人公は本当に巻き込まれだけで、事件を解決するのは後に名を残す偉人達。短編の最後に偉人が誰だったか明かされるのだが、その人が実際どういう人物だったかに興味が持て面白かった。

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    2024年03月24日
  • 帝国妖人伝

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    明治から第二次世界大戦で日本が負けるまで、つまり日本が大日本帝国と呼ばれていた時代を舞台にした連作短編ミステリ。主人公は小説家の那珂川二坊。二坊は探偵役ではなく、事件を解決するのは毎話登場するゲストの著名人だ。物語の中ではその人物の素性はよく分からず、最後に種明かしがされる趣向になっている(歴史に詳しい人なら途中でピンと来るのだろうけど、私は分からなかった。そして、正体が判明しても全然知らなかった人もいる)。
    相変わらず結末は、ほろ苦いどころかめちゃくちゃビター。この辛口さが伊吹さんの好きなところでもありますが、やっぱり辛いですね。

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    2024年03月18日