伊吹亜門のレビュー一覧

  • 焔【ほむら】と雪【ゆき】 京都探偵物語

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     「刀と傘」で初めて知った伊吹亜門。この本は面白かった。
     それに比べるとちょっと落ちるかな?大正時代の京都を舞台とした連作探偵ミステリー。
     連作短編で読みやすくはある、

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    2024年04月30日
  • 焔【ほむら】と雪【ゆき】 京都探偵物語

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    京都を舞台にした大正時代のミステリー。さほど京都色はない。初めて読む作者さん。どうやんでうちの息子の一つ下か。そういう時代になったんやなね。なぜかちょっと文章が読みにくいんだよなあ~。設定としては面白いが、私には今一つかな・・・

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    2024年04月29日
  • 帝国妖人伝

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    昭和の雰囲気が楽しめる文体。ミステリー楽しみながら、漢字の勉強にも。それぞれの人は意味がよくわからない…探偵の真似事?

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    2024年04月25日
  • 帝国妖人伝

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    懐旧の情が漂う5つの事件。筆を折ろうか悩む那珂川。北大路、夢野、石原、川島、山田たちの鮮やかな謎解きを回想し…物語の端々に、江戸川乱歩を彷彿とさせる端整な妖しさを感じた。

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    2024年04月22日
  • 推理の時間です

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    試みが面白い

    挑戦状があって
    からの解答編

    ここまではよくあるパターンだけど
    別の作家さんが推理を披露するのが新鮮

    そして

    法月先生が
    清々しいまでに外すのが笑える

    あと、我孫子武丸には「手を抜くな!」
    と言いたい笑

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    2024年04月07日
  • 推理の時間です

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    誰が殺したか?
    どうやって殺したか?
    何故殺したか?

    この3つのテーマを、それぞれ2人の作家が問題編と解答編を書き、他の作家が自分で考えた推理編を書く。

    私はミステリーは好きだけど、マニアではないので、問題編→解答編→推理編、と、間を置かずに読んだ。物語としてはまあまあ面白かったが、私は推理編を楽しく読んだ。犯人は当てたけど、動機や殺害方法の推理が惜しい!という人もいれば、かすりもしない推理を披露してしまった人もいて、自分は推理しないくせに、この人すごいな!とか、だめじゃ〜んとか突っ込みながら読んだ。雑誌の企画なので、読者も推理して投稿できたらしく、半分くらいの人が犯人を当てたとか。ミステ

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    2024年04月06日
  • 焔【ほむら】と雪【ゆき】 京都探偵物語

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    初めて読む作家さん。
    舞台設定にまったく馴染みがなかったのだが、作者の文章のイメージ喚起力に助けられ、見事に大正時代の京都を頭に描くことができた。
    探偵役が謎に向き合う姿勢や動機が変わっていて、なるほどこれも一種の××小説(あえてぼかす)なのかもしれないなと思った。××小説に詳しくはないので、あくまでも僕の想像だけれど。
    シリーズものの連作短編集で、全体的に静かなトーンで物語は進む。
    各篇の謎解きは複雑なものではなく、与えられた数少ないカードの位置や順番を入れ替えて推理を組み直してみせるが、そこまでの意外性はない。
    ガチガチの本格というよりは、しっとりと味わい深い探偵物語だ。

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    2024年03月31日
  • 帝国妖人伝

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    明治から昭和初期にかけて売れない小説家が巻き込まれる殺人事件の短編集。
    主人公は本当に巻き込まれだけで、事件を解決するのは後に名を残す偉人達。短編の最後に偉人が誰だったか明かされるのだが、その人が実際どういう人物だったかに興味が持て面白かった。

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    2024年03月24日
  • 帝国妖人伝

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    明治から第二次世界大戦で日本が負けるまで、つまり日本が大日本帝国と呼ばれていた時代を舞台にした連作短編ミステリ。主人公は小説家の那珂川二坊。二坊は探偵役ではなく、事件を解決するのは毎話登場するゲストの著名人だ。物語の中ではその人物の素性はよく分からず、最後に種明かしがされる趣向になっている(歴史に詳しい人なら途中でピンと来るのだろうけど、私は分からなかった。そして、正体が判明しても全然知らなかった人もいる)。
    相変わらず結末は、ほろ苦いどころかめちゃくちゃビター。この辛口さが伊吹さんの好きなところでもありますが、やっぱり辛いですね。

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    2024年03月18日
  • 焔【ほむら】と雪【ゆき】 京都探偵物語

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    ネタバレ

    元刑事の探偵鯉城が遭った事件を幼馴染の露木が安楽椅子探偵となって謎を解く・・・という流れの連作短編。

    なんというか・・・露木があかす真相がどれもそんなに意外性がなくてパッとしないな・・と思っていたら露木が語り部となりさらなる真相が。でもなんだろうな、いまいちピンとこなかったかな。真相を隠す露木の心情みたいなものが。あっと驚く真相!というほどでもなかったし・・・むしろイヤミスよりですらあった・・このあたりは好みの問題ですけども。

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    2024年02月13日
  • 焔【ほむら】と雪【ゆき】 京都探偵物語

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    京都近代バディもの。
    鯉城(りじょう)は豆腐屋の息子として生まれ、警官となったが、事情があって職を辞し、今は探偵として働いている。
    彼のパートナーでもあり、ある種パトロンでもあるのが露木。伯爵の血を継ぐ庶子で、本家には嫌われている。病弱な彼は鯉城のようには動けないが、思慮深く、頭脳明晰で、鯉城に何くれとなくアドバイスする。安楽椅子探偵型ホームズといったところである。
    舞台は大正時代の京都。浪漫漂う世界で繰り広げられる事件には、生臭い情念が渦巻く。
    鹿ヶ谷の別荘に正体不明の化け物の叫び声がする。そこに残されたのは異様に顔が腫れた男の死体。男は化け物に取り殺されたのか?
    聚楽第の娘にかなわぬ恋をし

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    2024年01月25日
  • 焔【ほむら】と雪【ゆき】 京都探偵物語

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    大正時代の京都を舞台に、元刑事の探偵と病弱な華族が様々な謎を解く連作短編集。
    大正の雰囲気がいい。鯉城と露木の関係も単に行動力と頭脳の分業ではなく、露木の独白で謎解きの見え方が変わるのが面白かった。

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    2024年01月19日
  • 刀と傘

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    日本の司法制度の礎を築いた江藤新平(実在の人物)と尾張藩出身の武士・鹿野師光のバディが京都で発生する殺人事件の謎を解き明かす連作ミステリー短編集。所謂【本格ミステリ】と呼ばれる作品は犯行動機が説得力を欠くイメージが強いのだが、動乱渦巻く幕末~明治時代が舞台となると、決して有り得なくはないかと思わせる設定の妙がある。全編を通して、江藤と鹿野の関係性が変化してゆくのも面白い。後半になるにつれて物語の筋書きがパワーダウンしているのが惜しまれるが、悲哀に満ちた最終回の余韻といい、他の作品も読みたいと思わせる作家。

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    2023年12月24日
  • 焔【ほむら】と雪【ゆき】 京都探偵物語

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    舞台は大正の京都。探偵の鯉城と、探偵社の経営を共にする露木。現場は鯉城が足を運び、未解決で終わったとしても、露木の推理により事件はとりあえずは解決をする。が、果たしてそれが正しい答えなのか、そう思うことで救われることもあるのではないか。現代のような鑑識があるわけでもないので、露木の推理もごもっとも、と感じる一方で、人の心とは得てして分からないものである。

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    2023年12月23日
  • 刀と傘

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    20代らしからぬ文章にちょっとびっくり。考証がしっかりしていて虚実の織り交ぜ方は巧み、謎解きのツボも得ている。幕末維新期ならではのホワイダニットがなかなかのものだった。傲岸不遜な江藤新平が探偵役というのもユニークで面白い。デビュー作が本格ミステリ大賞。前日譚となる2作目の「雨と短銃」も読んでみたくなった。

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    2023年06月25日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    5話中3話のみ読破。
    歴史小説とグロいのは苦手なので
    パスしました。
    芦沢央さん釣りで読んだけど
    他の新しい作家さん開拓には
    ならなかった。

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    2023年06月18日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    阿津川辰海のおれ以外のやつがが良かったです。
    白井智之の人喰館の殺人は相当グロテスクな作品ですが先が気になりサクサク読み進められました。

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    2023年05月23日
  • 刀と傘

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    幕末から明治の初頭に至る時期の京都を舞台にした、時代ミステリの連作集。探偵役二人の反発と友情を描いた長編としても読める。トリック、ロジックともおざなりではなくミステリとしても佇まいは端正だが、やはりミステリとしてだけ評価するには少し弱いか。例えば、死刑囚が処刑寸前に殺されるという「監獄舎の殺人」も、法月綸太郎氏の「死刑囚パズル」のようなホワイダニットを期待すると、多分違うなと感じるのではないかな。

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    2023年05月19日
  • 刀と傘

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    今までも、歴史上の人物が探偵役の小説は、いくつか読んだけど、この作品は、事件を解決するのが、単なる正義感のためではなく、自らの理想を達成するための手段だというのが、逆に現実味があって面白い。

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    2023年05月04日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    好きな作家さん多めで良かった!
    そこまでの斬新などんでん返しとはいかなかったけど、でも普通に短編ミステリ的には満足。
    そしてやっぱり白井智之さんの作品好き。

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    2023年04月21日