伊吹亜門のレビュー一覧

  • ゴールデンカムイ 鶴見篤四郎の宿願

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    第七師団で起きたミステリサスペンス。
    推しの尾形の話がもう一声欲しかった。
    個人的に宇佐美、菊田の話が好き。

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    2025年10月26日
  • ゴールデンカムイ 鶴見篤四郎の宿願

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    みんな大好き鶴見中尉のスピンオフ作品。
    金カムファンなら絶対読んでほしい、、!
    原作の第七師団は戦いのシーンがメインだけど、この作品はミステリー要素もあったから、小説でも読みやすかった。
    月島、宇佐美、尾形も知能高めだけど、そのさらに上をいく鶴見中尉がただただ怖いし、人の心に漬け込むのがうますぎる。

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    2025年10月26日
  • ゴールデンカムイ 鶴見篤四郎の宿願

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    スピンオフ小説。ミステリ仕立てで面白かった。
    お馴染み第七師団の面々目線から描かれる事件の謎と”鶴見篤四郎”という謎。
    より鶴見中尉の解像度が深まる。
    二百三高地から奉天会戦の描写が凄惨で残酷。
    お気に入りは菊田特務曹長の「白い日本兵」です。

    惜しむらくは、オムニバス形式なのに同じ様な雰囲気で単調だったこと。
    特に第三話は、せっかくの宇佐美=探偵なのだから、思い切り遊んでもよかったのかな…と。
    いい意味でも悪い意味でも真面目でした。

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    2025年10月22日
  • 路地裏の二・二六

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    ネタバレ

    相沢中佐による永田少将惨殺事件。憲兵大尉・浪越は事件には語られない「真実」があると確信する。陸軍兵学校の教官の不審な死と関係者の死。

    軍人たちの面子だったり価値観が…。二・二六事件についての小説は面白いな。色々な事件が繋がっていく感じがとても良かった。

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    2025年09月26日
  • 焔【ほむら】と雪【ゆき】 京都探偵物語

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    ネタバレ

    普段推理小説はあまり読まないので、事件の真相にこじつけ感がある気がするが、創作だとこんなものなのだろうと思い込んだ。

    だから、第四話で全ての事件の真相はみ「鯉城のための作り話」と知ったときは、驚きで鳥肌が立った。この話からようやくページをめくる手がスラスラ進むようになった。

    タイトルの焔と雪。最初は表紙の構図をみて2人の位置に違和感があった。だけど、最後まで読むと、一見穏やかだけど心に熱い気持ちを隠す露木と、熱血漢に見えるが自身を冷たい人間だと思う鯉城を焔と雪に例えていることが分かる。深くていいタイトルだと思った。

    露木にとっての世界は鯉城のみだけど、鯉城にとってはそうでないのが切ない。

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    2025年09月01日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    若手作家によるどんでん返しの短編集。
    どの短編も後味が悪く、面白かった。
    特に『遣唐使船は西へ』は殺人の動機が苦しく、希望もなかったし、『人喰館の殺人』は最後が狂気を感じて怖すぎる(自分を食べていたよね…?)

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    2025年07月12日
  • ミステリーツアー

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    ・青崎有吾・阿津川辰海・伊吹亜門・似鳥鶏・真下みこと、が15作のミステリーを2ページ以内で紹介した本。つまり、全部で75作。かなり、危険な本です。何故なら、読み終わると読みたい本が増えているから。悲しいことに、75作中、既読は一割位でした。お勧め文も勿論楽しめるので、ミステリー好きなら★5なのでは?
    本の紹介がすごく上手だなぁと思ったのは伊吹亜門さんで、読んでて面白かったのは似鳥鶏さんで、読みたい本が多かったのは真下みことさんです。
    さあ、これから、家みたくなった本をメモらなくては……。
    大人の本の紹介なので、高校生くらいから。中学校以上。

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    2025年06月11日
  • 推理の時間です

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    6人のミステリー作家による、フーダニット、ホワイダニット、ハウダニットのアンソロジー。
    どの短編にも読者への挑戦状があり、問題編と解決編に分かれている。
    巻末には、それぞれの短編に対して他の作家による推理も掲載されている。

    普段ミステリーを読むと先が気になってどんどん読み進める感じがある。
    このアンソロジーは読者への挑戦状があって、普段よりも自分で考えながら注意深くゆっくり読み、ときには戻ったりしながら読んでいたように思う。
    自分で正解までしっかりたどり着けたものはなかったけれど、短編を読み終えるごとに全くの見当外れだったな、着眼点は悪くなかったな等思う楽しさがあった。
    作品に対して別の作家

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    2025年06月08日
  • だから捨ててと言ったのに

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    短編なのでサクサク読めた。
    今回の書き出しテーマは『だから捨ててと言ったのに』…だいたい恋愛絡みか、夫婦関係こじらせ系が多かったように思う。
    誰に対して言っているかで、作者ごとに思い付く話が違い、個性があって面白い。
    アンソロジーは、知らない作家さんを知って、見つける機会にもなる。
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    ↓読んだ中で印象に残ったもの。

    ●良い話
    砥上裕將『母の箪笥』
    金子玲介『恋文』

    ●じわじわ来る系
    潮谷験『無理解』
    五十嵐律人『累犯家族』
    背筋『こわくてキモくてかわいい、それ』

    ●設定の世界観が独特
    黒澤いずみ『捨てる神と拾う神』
    舞城王太郎『食パンと右肘』
    多崎礼『海に還

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    2025年05月31日
  • 路地裏の二・二六

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    2.26事件の裏で起きていたもう一つの事件。

    陸運省にて相沢三郎歩兵中佐が、軍務局長・永田鉄山少将を惨殺する事件が起きた。
    その後に続く幾つもの死は、語られていない真実が隠されていて…。

    浪越憲兵大尉を中心に動いていく不可解な事件の真相が明らかになるにつれ麦島妙子の関わりに驚愕する。

    昭和の大きな事件の裏…ということかもしれないが、これも時代が影響していたのかと感じた。


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    2025年05月23日
  • だから捨ててと言ったのに

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    「だから捨ててと言ったのに」という1文から始まるショートストーリー集。このシリーズは全て読んでいるが、毎回色んな作家さんの作品が読めるので楽しみ。今回のもバラエティに富んでいて面白かった。
    「パルス、またたき、脳挫傷」岡崎隼人
    「海に還る」多崎礼
    「探偵ですから」麻耶雄嵩
    この3編が特に意外性があって良かった。

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    2025年05月19日
  • 推理の時間です

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    アンソロジー作品。
    問題編と解答編に分かれていて、豪華な作家陣の作品を自分でも推理する事ができます。また、参加している作家さん同士でお互いの作品の推理した回答が掲載されており、思考を覗き見するようで面白かったです。

    普段、推理小説を読んでも推理しないのですが、この作品は問題編が比較的短く、自分でも挑戦してみようと思えました。いくつか挑戦してみましたが、少し真相に近付けたり、全く思い浮かばなかったり…と様々でした。推理に挑戦した結果、より丁寧に作品を読み込む事につながり、読後の満足感が上がったように思います。

    推理が苦手な人も、気軽に挑戦できるのでおすすめです。

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    2025年05月18日
  • 推理の時間です

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    法月綸太郎が集めた作家陣による読者への挑戦状。フーダニット・ホワイダニット・ハウダニットとあって、私に解けたのはホワイダニットの一編だけ……。悔しい‼︎ 他の作品をミステリ作家が推理するっていうのも収録されてて読み応え抜群。こうやって推理するのか〜。

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    2025年04月29日
  • 焔【ほむら】と雪【ゆき】 京都探偵物語

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    鯉城と露木のバディ関係が絶妙。真実が人を救うとは限らない。事件解決に人を救う解釈をめぐらせる。おもしろかった。

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    2025年04月21日
  • だから捨ててと言ったのに

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    色んな短編があって面白かった。
    ちょっと理解できない話や良く分からなかった話もあったけど、個人的には「母の箪笥」「海に還る」が好きだった。

    こわくてキモくてかわいい、それ 一体何だったのだろう…??

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    2025年04月13日
  • 帝国妖人伝

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    ネタバレ

    凄く面白かった。個人的に一番好きなのは第一話「長くなだらかな坂」ですね。自分はスケールが大きい話より日常の延長線上に近い話の方が好きらしい。
    文章が堅いのに読みやすくて、個人的に一番丁度よい文章。時代がかってて堅い文章なのに、一度読み始めるとスルスル読めるのが珍しくて助かる。
    語り手である那珂川二坊の物書きとしての現実と理想の葛藤や、断片的に描かれる妻との関係性が非常に読み応えがある上に、推理物としても初心者の自分でも理解しやすいうえに真相シーンがワクワクできて満足度が高い。
    あとこれは正規の読み方とは違うのだろうけど、歴史・時代ものをロクに読まないタイプなので各話の探偵役に付いての知識が全く

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    2025年04月05日
  • だから捨ててと言ったのに

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    不穏な話は少なめ。金子玲介さん『恋文』、舞城王太郎さん『食パンと右肘』、多崎礼さん『海に還る』、麻耶雄嵩さん『探偵ですから』が特に好き。

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    2025年04月01日
  • 路地裏の二・二六

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    歴史的な出来事の裏で起きた事件を描くのがお得意の伊吹さんの最新作。
    今回はタイトルで分かる通り、二・二六事件。

    冒頭から陸軍内で起きた殺人事件。直情径行型の軍人が、行き過ぎた愛国心で暴走した事件のように見えるが、その裏に事件を起こそうと誘導する人物も垣間見える。

    探偵役は憲兵大尉の浪越。思わぬ大物から間諜として二名の人物の内偵を命じられた彼だが、その中でまた殺人事件と出会う。

    探偵の仕事はタイムスリップに似ている。
    一つの事件を起点に、関係者たちの真実に迫ることは彼らの過去を遡ることでもあり、その捜査の中で新たな過去の事件にも出会う。
    皇道派と統制派の衝突や、そこに入り込む私欲に塗れた活

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    2025年03月22日
  • 路地裏の二・二六

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    二・二六事件の裏で起きていた「もう一つの事件」を虚と実を織り交ぜて描く歴史ミステリ。

    永田鉄山や渡辺錠太郎、相沢三郎など実在した人物のエピソードを盛り込みながら、フィクションとしての主役・浪越憲兵大尉が叛乱の裏で起きていたある事件を解明していくというミステリ。

    これほどの殺人事件を起こした犯人の動機が今ひとつ納得いかなかったけれど、真相が明らかになっていく過程はなかなかスリリングで面白かった。なぜわざわざこの時代背景?とも思ったけど、浪越のなんでもありの行動はあの時代じゃないと成り立たないし、何より浪越と麦島の同期の絆がもたらす感傷はあの騒擾が絡むからこそなんだろうなと納得。

    それにして

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    2025年03月16日
  • だから捨ててと言ったのに

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    すべて「だから捨ててと言ったのに」から始まる、複数作家の短編集。
    同じセリフから始まるのに、こうも多様な物語になるのかと驚きました。
    ちょっとよくわからないなという話もありましたが、おおむね読みやすく、飽きずに最後まで楽しめました。

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    2025年03月16日