加藤千恵のレビュー一覧

  • あなたと食べたフィナンシェ

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    いままで切ない恋愛模様が印象的だったけど、
    今回の最新作はそれだけじゃなく、なんだか物語の幅が広がってきている…!!と感じました。
    いままでのどの作品も、出てくる食べ物や料理が本当に美味しそうだったから、今回の本は待ちに待った題材!と思ってました。
    幻冬舎から出る加藤さんの本は、短歌にとても短いお話をつけたものが多いなという発見。

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    2024年04月21日
  • マッチング!(新潮文庫nex)

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    読みやすかった!
    マッチングアプリ…みなさんはしたことがありますか?
    私は経験があったので、いろんな人がいるよね!と琴美と話したくなったよ(笑)

    作中に、信頼と好意がイコールでないという言葉が出てきて、とても共感。
    好意=好き なタイプの人ってすぐ見つかるんだよね。でも、信頼ができる相手を探していくことってなかなか難しい。

    結婚、妊娠、出産…30代の女性なら共感できる部分が多い1冊だと思いました。

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    2024年04月07日
  • あなたと食べたフィナンシェ

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    すきな作家さんということで購入。
    すきなところは、いももち・フィナンシェ・ハンバーガー・塩抜きポテトフライ。
    その人にとって、忘れられない食べ物ってあるとおもう。そんなショートストーリーがおもしろかった。

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    2024年03月31日
  • 蜜の残り

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    今回は他の作品に比べてとっても刺激的。
    どの主人公ももどかしい気持ちを抱えていて、切ない…。
    今回は読破するのに気力が入りました。

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    2024年03月10日
  • この街でわたしたちは

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    加藤さんのお話にでてくる料理はいつもどれも美味しそうだけど、でもこんな美味しそうなお店が東京に実在するなんて…!!
    東京が恨めしい。笑
    4人の女の子がそれぞれ主人公の物語。
    4番目の女の子のお話はめっちゃ泣きそうになった。切なすぎる。
    けど4番目の女の子以外、3人とも全員勇気を持って、面と向かって向かい合った結果なんだよなぁとしみじみ。

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    2024年02月18日
  • アンバランス

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    ネタバレ

    自分に重ねて、
    吐き気がするほど、
    身に染みる話だった。

    大好きだよ。君しかいない。
    と、言うのに、
    欲情されない辛さ。

    「不能」を責める事は
    パートナーであれ、タブー。

    自分の知らないところで
    "気持ちは無い浮気"をされる裏切り。

    それならば。と、
    自分も暴挙に出ざるをえない、
    心の切迫感。

    読み進めながら、なぜタイトルが
    「アンバランス」なのか、
    度々考えていたけれど、
    最後のP204以降、ラストまでの
    築いてきたもの総崩しにする
    主人公、日奈子の叫び。

    「オセロが白から黒になるように。」

    まさに。

    妙齢の女性の心理を描くのが、
    本当にお上手でした。

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    2024年02月13日
  • こぼれ落ちて季節は

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    読み進めていくうちにそれぞれの登場人物の関係性がわかってきて、ページを捲る手が止められなくなる。
    「この時本当はこう思ってたんだ」が答え合わせのようで楽しい。
    登場人物みんなに共感できるポイントがあって、首がもげそう笑
    何もかも輝いて見え希望に満ちていた時間、不確かな未来への不安、そして「過去に思い描いていた夢や希望が、必ずしも叶うわけじゃない。」の切なさ。この絶妙な甘苦のコントラストが、「ハニー ビター ハニー」や「さよならの余熱」、「ハッピー⭐︎アイスクリーム」を思い出させて、これぞ加藤千恵さんの作風だなと感じました。
    登場人物みんな幸せになってくれ〜。

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    2024年02月12日
  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

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    うっかりハマってしまったアンソロジー2作目。今さら気づいたけど、ヤングコーナーにあった割にターゲットは大人なライトノベルな気がする。違うのかな、高校生とかが「大人ってこんな感じなのか~」って読む本なんだろうか。最後の一作品なんてラストシーンに近い明け方の公園を思い浮かべてそれだけで泣いてしまいそうだった。

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    2024年02月05日
  • 一万回話しても、彼女には伝わらなかったこと

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    「私とあなたは違う人間なんだ」という現実に、打ちのめされたり、逆に「だからこそ」と前向きに考えられたり。
    いままでの加藤さんの軽やかさ、鮮やかさ、時折感じる苦味はそのままに、急に訪れる衝撃が加わり、以前よりも深みを感じる作品でした。

    加藤さんの世界に出てくる、お菓子や飲み物、料理、本当に鮮やかで魅力的で、とても美味しそうで、それでいて登場人物の心情を反映していて、そういうところがもう本当に好きなんだよなと、読みながら身悶えてしまう。あぁ、過去作読み直そう。

    今回の短編では特に「お茶の時間」はお気に入り。
    ちょうど台湾烏龍茶を飲みながら読んでいたこと、私も紅茶やお茶がすごく好きで、出てくるお

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    2024年02月04日
  • いびつな夜に

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    短歌とショートストーリーという面白い形の小説。
    つづけて読んで楽しむのはもちろん、短歌だけを読んで想像を膨らませるのも楽しい!!そんな作品でした。

    幸せさもあるけど…
    あぁ、苦しい…
    そんな思いが溢れました。

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    2024年01月28日
  • マッチング!(新潮文庫nex)

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    まるで女性向け雑誌のコラムを読んでいるかのような、アラサー女性は共感しまくりなのでは…!?という感じの小説でした。わかるわ…という描写がたくさんあって、軽い気持ちで読めるし希望のある終わり方ですっきりしました。

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    2024年01月21日
  • マッチング!(新潮文庫nex)

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    友達にオススメされ、久しぶりに読書欲が掻き立てられ購入
    しかも大好きな加藤千恵さん

    20代後半1番頑張ったことは婚活と自負しているので、共感度200%!!
    自分がすり減っていく感じ、常に頭に過ぎる「自惚れるな」、そして気がつく「あっこれ就活とおんなじだ」
    当時の感覚が蘇りました笑
    いまでも婚活について友人に相談されることが多いですが、私が本当に友人に伝えたいことを代弁してくれるような作品でした。

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    2024年01月14日
  • この街でわたしたちは

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    たまに読みたくなる加藤千恵。
    今回は私好みで大好きな一冊になった。ボーナストラック的な3篇(特に最後の2つ)はそれまでとは違ったもので、ある意味加藤千恵的。なくてもよかった。
    出てくるごはん屋さんが実在しているとわかってからはgoogleマップで調べたりもして、機会があったら行ってみたい。(閉店しているお店もあった)
    街によって登場人物たちや選ぶお店の雰囲気が違っていて、それもまたおもしろい。
    「市」は武蔵野市しか出てこなかったが、国立市あたりでもおもしろいのができそうだし、奥多摩あたりだとどういうのができるかなと考えたりしてしまった。
    続編も期待したいし、オムニバスドラマも観てみたい。

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    2023年11月26日
  • マッチング!(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    30歳を過ぎた独身の主人公が、自分に子供が欲しいと思い、マッチングアプリを始め、自分自身について考えていくお話。
    マッチングアプリを使ったことも、恋愛に焦りを感じたこともない自分でも楽しく読めた。
    女性は選ぶ側、という無意識の印象があるが、それは違うなと認識させられた。

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    2023年11月24日
  • 真夜中の果物

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    恋愛のワンシーンと、最後に短歌が添えられるショートストーリー集

    著者の小説デビュー作「ゆるいカーブ」に加筆、改題して文庫化された作品
    全37篇の掌編を収録

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    久しぶりに再会した元彼と飲むビールの味、男友達と初めて寝てしまった夜の記憶、不倫相手が帰っていった早朝の電車の音…。まっすぐ進まない恋をしている人にだけ見える景色がある。せつない記憶を切り取った三十七のショートストーリーに短歌を添えて贈る、『ハニービターハニー』の原点。甘くて苦い恋を描く、人気歌人の処女小説集
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    フルーツを恋愛に例えて

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    2023年11月22日
  • 真夜中の果物

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    ネタバレ

    Chaptersで届いた本。
    初めてこの方の本を読みましたし、普段こういう分野は読まないので、なんだか新鮮でした。

    ショート集で、切ない感じのお話が多かったですけど、あぁ、なんか分かるなぁ。と思ったり共感出来るお話もあり、1つがとても短いので読みやすかったです。

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    2023年11月12日
  • マッチング!(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

     題名から、なんとなく軽いイメージがあり、ただ、マッチングアプリを使って、恋愛が成就しておしまい…というのを想像していたので、意外な結末で驚きました。

     マッチングアプリを利用したことがあるので、こんな人いるいる〜と共感ができ、懐かしい気持ちにもなりました。

     マッチングアプリを通した自分探しという感じ。
    わりと好きな話でした。

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    2023年11月03日
  • ご本、出しときますね?

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    読書芸人の若林が小説家と対談する番組の書籍化らしい。
    常々小説大好きな人の気持ちを知りたいと思っていたが、この対談で多くの気づきを得られた。
    自分自身は現実的なビジネス書や、心理学、脳生理学などの役に立つ本を好んでいたので、なにゆえ個人の脳内で創作されたフィクションが好まれるのか不思議であった。
    本書や小説家(書くほう)の視点の言葉が多いが、彼らは読書家でもあるので示唆に富む会話が飛び交っている。

    ・「弱者」って言葉を言い換えると「大多数」のこと
    ・登場人物が自分の身代わりになってくれるような気がした

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    2023年10月05日
  • マッチング!(新潮文庫nex)

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    マッチングアプリを通して様々な男性と会い、描かれる人間模様がおもしろくするするっと読めてしまった。とても読みやすい。
    自分の一度きりの人生をいい方向に持っていきたければ、やはり行動することなんだなと。行動が全て。
    友達のように何でも気兼ねなく話せる姉妹がいるって羨ましいなと思った。
    琴実がその後どうなったかすごく気になる!

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    2023年09月03日
  • 本をめぐる物語 小説よ、永遠に

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    本好きにはたまらない、本好きのための本!

    本の中で本を読んでる人たちの話。

    最後の新刊小説が撲滅されるやつとか、、、読んでて、
    いやだ!いやだ!いやだ!そんなのは嫌だ!

    昔の小説も全て読破したいと、野望があるけど、それでも、、、新刊小説が出ないなんて!!!!
    なんか、悔しくて涙がでそうでした、、、、

    ホント、、、、

    わたしはこれだけ本が好きなんだから、もっともっともっと応援していかなくちゃならないよな!!!!と、思った。。。

    さすがに月30冊は買えないので、せめて数冊でも新刊買ってく!!!!!!!!!!

    全力で本屋さん支えて行きたい。。そんなふうに思う一冊でした。

    千早茜さんの

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    2023年08月23日