加藤千恵のレビュー一覧
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ースマホでさがす わたしの未来ー
結婚、恋人を探す手段は時代と共に変化する。政略結婚、お見合い、結婚相談所、そして現在はマッチングアプリ。手紙や顔合わせなどリアルで見つける時代から部屋でゴロゴロしながら、仕事の片手間にスマホ一つで恋人を探せる時代になった。そんな最新のお見合い手段「マッチングアプリ」に焦点を当てた作品。
主人公は彼氏と別れて2年が経つ、田中琴美、30歳、会社員。男性、女性ともにそうだが現在は高校、大学を出ると仕事に追われる人が多くいる。プライベートとキャリアの両立はなかなか難しく、「シゴデキ」が一つのステータスとも言われる時代。しかし、キャリアアップを目指せば目指す -
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Posted by ブクログ
ネタバレ自分に重ねて、
吐き気がするほど、
身に染みる話だった。
大好きだよ。君しかいない。
と、言うのに、
欲情されない辛さ。
「不能」を責める事は
パートナーであれ、タブー。
自分の知らないところで
"気持ちは無い浮気"をされる裏切り。
それならば。と、
自分も暴挙に出ざるをえない、
心の切迫感。
読み進めながら、なぜタイトルが
「アンバランス」なのか、
度々考えていたけれど、
最後のP204以降、ラストまでの
築いてきたもの総崩しにする
主人公、日奈子の叫び。
「オセロが白から黒になるように。」
まさに。
妙齢の女性の心理を描くのが、
本当にお上手でした。
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Posted by ブクログ
読み進めていくうちにそれぞれの登場人物の関係性がわかってきて、ページを捲る手が止められなくなる。
「この時本当はこう思ってたんだ」が答え合わせのようで楽しい。
登場人物みんなに共感できるポイントがあって、首がもげそう笑
何もかも輝いて見え希望に満ちていた時間、不確かな未来への不安、そして「過去に思い描いていた夢や希望が、必ずしも叶うわけじゃない。」の切なさ。この絶妙な甘苦のコントラストが、「ハニー ビター ハニー」や「さよならの余熱」、「ハッピー⭐︎アイスクリーム」を思い出させて、これぞ加藤千恵さんの作風だなと感じました。
登場人物みんな幸せになってくれ〜。 -
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Posted by ブクログ
「私とあなたは違う人間なんだ」という現実に、打ちのめされたり、逆に「だからこそ」と前向きに考えられたり。
いままでの加藤さんの軽やかさ、鮮やかさ、時折感じる苦味はそのままに、急に訪れる衝撃が加わり、以前よりも深みを感じる作品でした。
加藤さんの世界に出てくる、お菓子や飲み物、料理、本当に鮮やかで魅力的で、とても美味しそうで、それでいて登場人物の心情を反映していて、そういうところがもう本当に好きなんだよなと、読みながら身悶えてしまう。あぁ、過去作読み直そう。
今回の短編では特に「お茶の時間」はお気に入り。
ちょうど台湾烏龍茶を飲みながら読んでいたこと、私も紅茶やお茶がすごく好きで、出てくるお