加藤千恵のレビュー一覧
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若林さんは不思議な人だ。
めっちゃ自意識過剰で自己防衛本能が強くて、見栄っ張りでカッコつけ。本音は言わない。
だけどスッと人の懐に入ってくる可愛げもあるんだなぁ。
この本では、若林さんのそんな部分が遺憾無く発揮されていて、終始ほっこり見守る気持ちで読むことができる。
人が死ぬ本ばっかり読んでたアタマが癒される〜。
私が好きなのは、羽田圭介さん&藤沢周さんの回。
この回は、若林さんが話すボリュームも多くて、羽田さん、藤沢さんとの相性の良さを感じる。話してることもほどよくカタくて、良い意味で、男同士っぽい感じ。小気味よくてずっと読んでたい。一冊丸ごとコレでもいいなぁ。
あとは角田光代さん -
Posted by ブクログ
ネタバレまず表紙の可愛さについつい買ってしまった( ˶'ᵕ'˶)
可愛い見た目だが内容は切ない食にまつわる30のショートストーリー&話ごとにピッタリな短歌が書かれている!
☆塩抜きフライドポテト
まさに我が子も2歳で共感でき思わず泣きそうになった( ⸍ɞ̴̶̷ ·̫ ɞ̴̶̷⸌ )息子もフライドポテトが大好き!
少し前までは自分で食べることも出来なかったのに美味しそうに食べる姿、いつの間にかちぎりパンじゃなくなった腕、ほっぺもまだぷっくりはしているけど少し前よりはシュッとしてきたところ…etc。どんどん成長していくのは嬉しいのに何だか少し寂しい( ᵕ ᵕ̩̩ )
☆カ -
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
久しぶりに再会した元彼と飲むビールの味、男友達と初めて寝てしまった夜の記憶、不倫相手が帰っていった早朝の電車の音……。まっすぐ進まない恋をしている人にだけ見える景色がある。せつない記憶を切り取った三十七のショートストーリーに短歌を添えて贈る、『ハニー ビター ハニー』の原点。甘くて苦い恋を描く、人気歌人の処女小説集。
『まったく考えられないとか、絶対に結婚なんてしないと思っていたわけではなかった。まだ早いな、今じゃないな、と思っているうちに、34歳になった。(非・寿)』
『考えたって無意味だ。選ばなかった道が、今自分のいる場所よりも幸せだなんて、誰にもわかるわけがない。(非・ -
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
甘くてほろ苦い恋の話がぎっしり
友だちの彼氏を好きになった。同棲している彼に好きな女性ができた。――不意に訪れた恋に翻弄される若者たち。とろけるように甘く、ちぎれるように切ない、歌人の初の恋愛小説集。(解説/島本理生)
『見えなくてつらいよりも、見えてつらい方がずっとよかった。自分の想像力でどんどん真っ黒になっていくよりも、事実に傷つけられて変形されていくほうが耐えられることだった。自分を嫌わずにいられることだった』
『・・・なんでも許せるなんて、恋してないからなんだろうね』『でも、全部許せるなら、愛だよ』
【個人的な感想】
『賞味期限』は切ない片思いの話。全然いい恋愛で -
Posted by ブクログ
お久しぶりの読書になってしまいました。
加藤千恵さんの新刊が出たと聞いて、早速購入。
実は「たぶん絶対」だけは探しても見つからず読めずにいたので、今回再収録になってとっても嬉しかった!!
あとがきにも書いていますが、再収録と書き下ろしが対になっている構成。
最初の1ページ目を読んだ瞬間、これこれこれ私が大好きな加藤さんの短歌!!!と大興奮。
「ハニービターハニー」で初めて加藤さんの作品を読んだ時の、甘酸っぱくて、きゅんとして、思わず身悶えしてしまう気持ちが蘇りました笑
そして次の2ページ目、あの頃の高校生が(勝手に高校生だと思ってる)こんな大人になったんだなぁ、そしてわかります、その気持ち。 -
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