加藤千恵のレビュー一覧

  • 今日もスープを用意して

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    初めて加藤千恵さんの本を読んだのがこれでした。静かな愛を感じる本だと思いました。なんとしても毎日スープは飲みなさいという教えは愛だなあと深く感じました。簡単そうだが、水分も野菜も取れるスープは日々の生活の中で欠かせない物で、主人公が大人になるまで知らず知らずのうちに生活の一部になっていた描写が特に心に残りました。

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    2026年08月02日
  • この場所であなたの名前を呼んだ

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    自分は男ですが、ここまで考えさせられる本は久しぶりでした。
    女性、特に出産を経験したことがある方、医療従事者の方は、自分の何倍も感情を揺さぶられるかもしれません。
    NICUを舞台に、赤ちゃんとその家族、医師や看護師、清掃員など、さまざまな立場の人たちの想いが交差していく短編集です。
    読み始めは医療現場を描いた作品という印象でしたが、読み続けていくうちに、命が生まれる場所は不安や祈りが集まる場所でもあるんだなということでした。
    新しい命の誕生は本来なら喜ばしいことなのに、NICUではその喜びのすぐ隣に、怖さや後悔、どうにもならない現実があります。
    親の不安や葛藤、医療者の責任、それぞれが抱える言

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    2026年07月30日
  • 真夜中の果物

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    恋愛小説が苦手な方にもおすすめ!
    隙間時間にも読める!
    そして各エピソードの最後の短歌で、さらにキュンとしたり、モヤモヤーっとしたり、いろいろな感情を味わえます。
    37のショートストーリー。
    もう昔になるけれど、あのときのあの淡い感情を思い出させてくれるかもしれません。

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    2026年07月21日
  • マッチング!(新潮文庫nex)

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    ずっと積読しちゃっていた一冊。
    とっても面白かった!!
    マッチングアプリで色んな人と出会って、色んなことを感じたり、知ったりする、主人公(30歳)のお話。
    私自身も、以前マッチングアプリを利用したことがあったので『わかる!』『こんな人本当にいるの?!笑』と思いながら読めたのが楽しかった。
    今の時代ではマッチングアプリで出会うのはよく聞く話になっていて、なんだかすごい世の中だなぁとも思う。
    主人公は色んな人と出会っていく中で、自分が選んでる立場ではなく、相手にも選ばれているんだと気づいたところがハッとさせられた。
    本当にそうだよなあ。
    自分の基準で『ここはなんか嫌だな』『あの人のが良かったな』と

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    2026年06月30日
  • 今日もスープを用意して

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    ネタバレ

    読み始めたときには、なんてひどい母親なんだろうと思っていたけれど、最後には強く逞しく潔い母親だなと少し好きになれた。
    幼い子を1人家に残したり、彼氏がどんどん変わって住む場所も変わって、転校もして、子どもが不憫で仕方がない。自分の家が、一般家庭とは異なると感じて普通を学びながらまっすぐ成長していけることがすごいなと思う。
    どの家庭にもいろんな事情があるだろうし、話せること、話せないこと、はきっとある。
    勝手な決めつけはしないように、周りの人と接していきたい。

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    2026年06月11日
  • あなたと食べたフィナンシェ

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    加藤さんの作品を読むのは、「ピザトーストを〜」に続いて2作目。ショートストーリー➕短歌という構成が魅力。お話のジャンルはバラバラで、読んでいて飽きない。恋したくなったり、切なくなったり、青春感じられたり。素敵なお話がいっぱい詰まってます!

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    2026年05月30日
  • ピザトーストをひとりで食べる

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    優しい恋愛をテーマにしたショートショートの次に、毎回そのお話にまつわる短歌が書かれています。
    短歌ってあまり触れたことがなかったので、すごく沁みました。詩とかも、読んでみたいなぁ。

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    2026年05月20日
  • ピザトーストをひとりで食べる

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    たったいま恋がおわっていくところ
    あるきたくないわかれたくない
    どの短編も短くしみ込んでくるけどこの短歌が好き。何回もこの思いをしてきたのに、もう恋愛から離れすぎて忘れてた。いいな、辛くても寂しくても、恋愛って、そんなふうに感じる短編集。コラボで商品に付いてたら楽しく読むだろうな。缶入りコーンスープ飲んでみたい。

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    2026年05月10日
  • 蜜の残り

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    どれが一つくらい当てはまる気持ちが書かれているんじゃないかな、と感じるほど奥底のずるさ、もどかしさなどに心の中の振り幅が大きくなる。思い出せるような忘れたいような、でも大切な気持ち。それでも生きていく。不倫でも叔父でも、正しさと好きな気持ちは比例しない。短いけどいい作品、読んでよかった。私も味わってみたい。

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    2026年05月10日
  • この場所であなたの名前を呼んだ

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    ネタバレ

    NICU(新生児集中治療室)にまつわる連作短編集。医師、看護師は読んだことがあるが臨床心理士や清掃員は珍しい。立場が変わればものの見方が変わる、みんな心の奥底に色んな気持ちを抱えてる事がよくわかる本。出産と親の病が重なる、兄弟が亡くなってる、障碍を知りながら出産する妊婦、辛く大変だ。でも多分言わないだけで経験者、経験中の人もたくさんいるはず。医療従事者に感謝、そしてたくさんの人に読んでほしいいい本です。

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    2026年05月05日
  • 今日もスープを用意して

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    ネタバレ

    スープを免罪符にするかのような母に育てられた望。母はパートナーを頻繁に変え育児放棄というより子どもに興味がない親の自覚もない、そんな人。そんな生活の中、望はこの親でもずいぶんきちんと育ってきた。けれど結局は不倫相手の子を産み一人で育てる。望は遥を育てることで母親の気持ちを理解するのかな、生い立ちから自分は両親揃ったいわゆる普通の家庭を築こうと思わなかったのかな。読者が期待する結末でないところがリアル。誰にも共感できないけど丁寧に書かれた文章で読みやすい。おすすめ、今後他の作品を読もうと思う。

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    2026年05月05日
  • マッチング!(新潮文庫nex)

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    婚活を通じて自分自身を見つめる物語

    私が婚活をしていた頃は、まだマッチングアプリが流行る前でした。まだガラケーを使っていたし笑 そのため、私もマッチングアプリのことをよく知らず、興味津々。しかし、本作はマッチングアプリを軸にしつつも、内容はオーソドックスな婚活物語だと思います。

    妹・広実の勧めでマッチングアプリを始める琴実。二人でプロフィールを入力する様子や、初めてのアプリの機能に興味を持つ様子は楽しげ。プロフィール記入は私も経験がありますが、なかなか面白いですよね。自分の意外なアピールポイントに気づいたり、書ける趣味が無くてがっかりしたり。

    最初はアプリに抵抗のある琴実。でも、広実が言

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    2026年04月27日
  • そして旅にいる

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    読んでいるとその場所に行きたくなるような短編集。出てくる食べ物がおいしそうで、それも食べたくなった!

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    2026年04月22日
  • 今日もスープを用意して

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    ネタバレ

    内容は重いものではあったけど、言葉を選ばずに言うとおもしろくてすぐに読んでしまった。

    母のネグレクトを受けた主人公は、それでも本当に正しい親はいるのかという視点で考えている、母への愛・母からの愛を感じる瞬間がある。この本では男側の意見や心情はほとんど書かれていない。女性としてどう選択をつづけ、自分の人生を築いていくのか、できるよと背中を押されている気がした。内容とは反対に、文体は優しくそこが好きだった。

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    2026年04月10日
  • 点をつなぐ

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    ネタバレ

    境遇も経験も全然違うけれど、
    すぅ〜と吸い込まれて読み進めました。
    最後も、付き合うとか恋愛に
    向かうのではなく
    仕事の同志的に終わるのもいいな。
    点をつないで…の説明も
    あ〜こういう考え方良いな
    私もこう思っていきたいな〜と。

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    2026年04月10日
  • あなたと食べたフィナンシェ

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    タイトルから、勝手にグルメ系のほっこり短編集、くらいに思って読んだのですが
    良すぎて衝撃でした。恋愛、家族、友情など…様々なストーリーと食べ物、そして短歌が素晴らしかったです。
    また読みたいです。

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    2026年03月07日
  • あなたと食べたフィナンシェ

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    ネタバレ

    食べ物にまつわる色々なショートが詰まっていて話の数だけ様々な感情を抱くことが出来てすごく良かった。異質で印象的な話もよかったけど、お気に入りはフレンチトースト-亡霊になれそうなほど膨大な記憶の波にただよっている-とリンゴのシナモンソテー-記憶は砂 また出てきてる いつのまにこんなところに入りこんだの-

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    2026年02月22日
  • あなたと食べたフィナンシェ

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    30個入った短編集で1つ1つの話はサクッと読めるのに何故か感情だけはどっぷりと入り込んでしまう不思議な本でした

    どの話も面白くて、泣いてしまう話もたくさんありましたが、その中でもカスタードドーナツの話の中にある
    「誰がやってもいい仕事ってさ、でも、誰がやっても同じ仕事ではないんだよ。ちゃんとその人に、はねかえってくるもんだから」
    この文章がとても印象的でした
    こんな仕事誰でもできるのに、誰がやっても同じなのに私じゃないとダメなのか。と、この短い人生で何回言ったり思ったか笑
    反省半分で受け止めました、、笑

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    2026年02月13日
  • 消えていく日に

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    記念日にまつわる全九篇。
    失恋したり昔の恋人を思い出したり…
    加藤千恵の小説は失恋から立ち直るのに必ず美味しそうな料理が出てきて食べたくなる。

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    2026年02月10日
  • マッチング!(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    とっても読みやすく、サクサク進みました!

    タイトルとプロローグから結末は結婚できたんだなぁ〜って勝手に思っていたら、読み終わってみたら違ってビックリしました笑
    でもマッチングアプリで、本当にいろんな人に出会っていくのが面白かったです!

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    2026年02月06日