加藤千恵のレビュー一覧

  • ピザトーストをひとりで食べる

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    ネタバレ

    恋なんて可愛い名前をつけないで 
     乱暴でどうしようもないのに 

    はじめましての、加藤千恵さん。歓びや憤り、希望や諦め、哀しみがストンと心に落ちてきた。こんな想いあんな気持ちが言葉に包まれていた。素晴らしかった。

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    2026年09月28日
  • ご本、出しときますね?

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    読書好きな、若!そして作家さんたちの交流もあるとは知らなかったです
    そして、対談が面白い
    作家さんのことって あまり知らないので
    こういう番組があったらまたやって欲しいと思いました

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    2026年09月13日
  • ピザトーストをひとりで食べる

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    短編集も短歌も普段読まない。
    自分自身人生のなかで恋愛のウエイトが大きい時期は過ぎたのに、途中からポロポロ泣きながら読んだ。何の涙かよくわかんないけど。
    人を想う感情ってこういう優しいものだったなぁとか、ままならないな、とか。

    しあわせな時の描写が特に胸に迫る。何気ないことに優しさが宿り、しあわせなんだなーって。

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    2026年09月07日
  • 消えていく日に

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    誕生日やクリスマス、結婚記念日にお正月など、
    それぞれの記念日を一人で過ごすことになった女性たちを主人公にした、9つの短編集。

    大切な日、誰かと一緒に過ごすはずだった日に、
    いろいろな理由で1人にならざるを得なかった主人公たち。
    大好きだった人のこと。
    家族のこと。
    友達のこと。
    本当なら当たり前のように一緒に過ごす未来があったはずなのに、そうならなかった未来に進んでしまう、主人公の悲しみや切なさに自分も経験した時のことを思い出してしまいました。

    でも不幸なだけでは終わらない。
    どの主人公もいつしか前を向いている。
    そんな彼女たちに私も前を向く力をもらえました。


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    2026年08月24日
  • 今日もスープを用意して

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    初めて加藤千恵さんの本を読んだのがこれでした。静かな愛を感じる本だと思いました。なんとしても毎日スープは飲みなさいという教えは愛だなあと深く感じました。簡単そうだが、水分も野菜も取れるスープは日々の生活の中で欠かせない物で、主人公が大人になるまで知らず知らずのうちに生活の一部になっていた描写が特に心に残りました。

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    2026年08月02日
  • この場所であなたの名前を呼んだ

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    自分は男ですが、ここまで考えさせられる本は久しぶりでした。
    女性、特に出産を経験したことがある方、医療従事者の方は、自分の何倍も感情を揺さぶられるかもしれません。
    NICUを舞台に、赤ちゃんとその家族、医師や看護師、清掃員など、さまざまな立場の人たちの想いが交差していく短編集です。
    読み始めは医療現場を描いた作品という印象でしたが、読み続けていくうちに、命が生まれる場所は不安や祈りが集まる場所でもあるんだなということでした。
    新しい命の誕生は本来なら喜ばしいことなのに、NICUではその喜びのすぐ隣に、怖さや後悔、どうにもならない現実があります。
    親の不安や葛藤、医療者の責任、それぞれが抱える言葉にならない感情が積み重なっていきます。
    決して大きな出来事ばかりではないのに、一つひとつの出来事が胸に沁みて、何度も考え込んでしまいました。
    印象に残ったのは、主人公が一人ではなく、それぞれの立場から同じ場所を見つめているところで、誰かにとっての日常が、別の誰かにとっては人生を変える一日になるということを改めて感じました。
    描き方がとても丁寧で、人とのつながりの尊さを感じられ、“誰かの名前を呼ぶという何気ない行為には、その人の存在を認め、想い続ける意味が込められているのかもしれない”という気持ちが残る一冊でした。

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    2026年07月30日
  • 真夜中の果物

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    恋愛小説が苦手な方にもおすすめ!
    隙間時間にも読める!
    そして各エピソードの最後の短歌で、さらにキュンとしたり、モヤモヤーっとしたり、いろいろな感情を味わえます。
    37のショートストーリー。
    もう昔になるけれど、あのときのあの淡い感情を思い出させてくれるかもしれません。

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    2026年07月21日
  • 今日もスープを用意して

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    ネタバレ

    母と娘のお話
    自分と、実母と、息子、娘のことを思いながら読んだ
    親子は、人としての相性とかもある気がするよね

    最近「ままならない人生」「消せない過去」について考えることが増えてきたので少し救われた
    最高のタイミングで読めたと思う

    著者ポッドキャストと、タイトル表紙のみの情報だけで読み始めたから先の展開にハラハラできて良かった
    「感動作」って聞いてたら冒頭で読むのやめてたかもしれない
    そんな言葉で片付けられる話ではないと思う

    今はどうか知らないけど、芙美子さんみたいな「お父さん」ってよくいたよねーって思った

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    2026年07月17日
  • マッチング!(新潮文庫nex)

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    ずっと積読しちゃっていた一冊。
    とっても面白かった!!
    マッチングアプリで色んな人と出会って、色んなことを感じたり、知ったりする、主人公(30歳)のお話。
    私自身も、以前マッチングアプリを利用したことがあったので『わかる!』『こんな人本当にいるの?!笑』と思いながら読めたのが楽しかった。
    今の時代ではマッチングアプリで出会うのはよく聞く話になっていて、なんだかすごい世の中だなぁとも思う。
    主人公は色んな人と出会っていく中で、自分が選んでる立場ではなく、相手にも選ばれているんだと気づいたところがハッとさせられた。
    本当にそうだよなあ。
    自分の基準で『ここはなんか嫌だな』『あの人のが良かったな』とか色々思って連絡するのをやめたりするけど、相手だって同じ。
    相手もきっと同じように思ってる。
    そんな中で実際におつきあいに発展するって素敵なこと。

    そして何より、主人公が自分の人生を見つめ直し、前向きに行動するようになったところがかっこよかった。
    自分ももっと自分の人生を楽しく生きられるように、小さくてもいいから、何かを初めてみようかな。


    2026.6.30(火)

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    2026年06月30日
  • 今日もスープを用意して

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    ネタバレ

    読み始めたときには、なんてひどい母親なんだろうと思っていたけれど、最後には強く逞しく潔い母親だなと少し好きになれた。
    幼い子を1人家に残したり、彼氏がどんどん変わって住む場所も変わって、転校もして、子どもが不憫で仕方がない。自分の家が、一般家庭とは異なると感じて普通を学びながらまっすぐ成長していけることがすごいなと思う。
    どの家庭にもいろんな事情があるだろうし、話せること、話せないこと、はきっとある。
    勝手な決めつけはしないように、周りの人と接していきたい。

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    2026年06月11日
  • あなたと食べたフィナンシェ

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    加藤さんの作品を読むのは、「ピザトーストを〜」に続いて2作目。ショートストーリー➕短歌という構成が魅力。お話のジャンルはバラバラで、読んでいて飽きない。恋したくなったり、切なくなったり、青春感じられたり。素敵なお話がいっぱい詰まってます!

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    2026年05月30日
  • ピザトーストをひとりで食べる

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    優しい恋愛をテーマにしたショートショートの次に、毎回そのお話にまつわる短歌が書かれています。
    短歌ってあまり触れたことがなかったので、すごく沁みました。詩とかも、読んでみたいなぁ。

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    2026年05月20日
  • ピザトーストをひとりで食べる

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    たったいま恋がおわっていくところ
    あるきたくないわかれたくない
    どの短編も短くしみ込んでくるけどこの短歌が好き。何回もこの思いをしてきたのに、もう恋愛から離れすぎて忘れてた。いいな、辛くても寂しくても、恋愛って、そんなふうに感じる短編集。コラボで商品に付いてたら楽しく読むだろうな。缶入りコーンスープ飲んでみたい。

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    2026年05月10日
  • 蜜の残り

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    どれが一つくらい当てはまる気持ちが書かれているんじゃないかな、と感じるほど奥底のずるさ、もどかしさなどに心の中の振り幅が大きくなる。思い出せるような忘れたいような、でも大切な気持ち。それでも生きていく。不倫でも叔父でも、正しさと好きな気持ちは比例しない。短いけどいい作品、読んでよかった。私も味わってみたい。

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    2026年05月10日
  • この場所であなたの名前を呼んだ

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    ネタバレ

    NICU(新生児集中治療室)にまつわる連作短編集。医師、看護師は読んだことがあるが臨床心理士や清掃員は珍しい。立場が変わればものの見方が変わる、みんな心の奥底に色んな気持ちを抱えてる事がよくわかる本。出産と親の病が重なる、兄弟が亡くなってる、障碍を知りながら出産する妊婦、辛く大変だ。でも多分言わないだけで経験者、経験中の人もたくさんいるはず。医療従事者に感謝、そしてたくさんの人に読んでほしいいい本です。

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    2026年05月05日
  • 今日もスープを用意して

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    ネタバレ

    スープを免罪符にするかのような母に育てられた望。母はパートナーを頻繁に変え育児放棄というより子どもに興味がない親の自覚もない、そんな人。そんな生活の中、望はこの親でもずいぶんきちんと育ってきた。けれど結局は不倫相手の子を産み一人で育てる。望は遥を育てることで母親の気持ちを理解するのかな、生い立ちから自分は両親揃ったいわゆる普通の家庭を築こうと思わなかったのかな。読者が期待する結末でないところがリアル。誰にも共感できないけど丁寧に書かれた文章で読みやすい。おすすめ、今後他の作品を読もうと思う。

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    2026年05月05日
  • マッチング!(新潮文庫nex)

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    婚活を通じて自分自身を見つめる物語

    私が婚活をしていた頃は、まだマッチングアプリが流行る前でした。まだガラケーを使っていたし笑 そのため、私もマッチングアプリのことをよく知らず、興味津々。しかし、本作はマッチングアプリを軸にしつつも、内容はオーソドックスな婚活物語だと思います。

    妹・広実の勧めでマッチングアプリを始める琴実。二人でプロフィールを入力する様子や、初めてのアプリの機能に興味を持つ様子は楽しげ。プロフィール記入は私も経験がありますが、なかなか面白いですよね。自分の意外なアピールポイントに気づいたり、書ける趣味が無くてがっかりしたり。

    最初はアプリに抵抗のある琴実。でも、広実が言うように、出会いのきっかけなんて何であれ、考え方次第で全部ドラマチック。私もそう思う。
    「離れた場所で、指先から知り合っていくなんて、ドラマチックでしょ、充分に」

    その後、様々な異性との出会いを重ねるものの、なかなかピッタリな相手には出会えない。極端なダメ男性が登場するわけではないが、どうしても合わない点があったりする。悪い人ではないんだけどちょっと合わないかも、という、実際にいそうな人が色々と登場。中でも、無自覚に会話の中でマウントを取るタイプの男性は、まるで私を見ているようで、ちょっと反省笑

    琴実は異性との出会いを通じて、自分自身を見つめ直していく。性格、仕事、年齢、体。本作は成長の物語でもある。結婚はゴールではなく、新しい生活や人生のスタートなのだ。

    そして、ラストが思いのほか気持ちよかった。いい作品だったなあ。

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    2026年04月27日
  • そして旅にいる

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    読んでいるとその場所に行きたくなるような短編集。出てくる食べ物がおいしそうで、それも食べたくなった!

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    2026年04月22日
  • 今日もスープを用意して

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    ネタバレ

    内容は重いものではあったけど、言葉を選ばずに言うとおもしろくてすぐに読んでしまった。

    母のネグレクトを受けた主人公は、それでも本当に正しい親はいるのかという視点で考えている、母への愛・母からの愛を感じる瞬間がある。この本では男側の意見や心情はほとんど書かれていない。女性としてどう選択をつづけ、自分の人生を築いていくのか、できるよと背中を押されている気がした。内容とは反対に、文体は優しくそこが好きだった。

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    2026年04月10日
  • 点をつなぐ

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    ネタバレ

    境遇も経験も全然違うけれど、
    すぅ〜と吸い込まれて読み進めました。
    最後も、付き合うとか恋愛に
    向かうのではなく
    仕事の同志的に終わるのもいいな。
    点をつないで…の説明も
    あ〜こういう考え方良いな
    私もこう思っていきたいな〜と。

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    2026年04月10日