加藤千恵のレビュー一覧

  • いろごと

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    色をテーマにした短歌とショートストーリー。
    どのストーリーも3ページ程度で完結してるんだけど、ちくっと刺すような痛みがあったり、切なさがあったり。

    何とも言えない余韻を残す。

    加藤さんの作品はほんとに感情移入しやすい◎

    miccaさんのイラストもおしゃれでかわいかった♡*。

    ファッション誌での連載ってこともあってか雰囲気もおしゃれなストーリーでした。
    女性にオススメ!

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    2016年10月15日
  • あとは泣くだけ

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    読みやすい。テーマは身近にあると思われるもので重い。
    この後どうやって生きていくんだろう。どんな風に抱えて、何を考えながら生きていくんだろう。と、どの章でも思った。

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    2016年09月26日
  • 本をめぐる物語 小説よ、永遠に

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    今回は私好みのSFっぽい話が多くて面白かった!(^^)でも読み終えてみたら、青春甘酸っぱ系だった千早茜さんの「あかがね色」が一番好き(*^^*)

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    2016年08月09日
  • いろごと

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    色をテーマに、色恋が書かれた20種類のショートショート。
    終わりゆく恋だとか、届かない想いだとか、水彩画に水を垂らしたかのように淡く消えゆく何かがちいさな余韻を残します。

    もとは、ファッション誌での連載のようですね。
    表紙のイラストもそうですが、1つお話を読み終えるとmiccaさんの描く女性に出会えます。美しくてハイセンスなイラストに、つぎはどんな?と楽しみにページをめくりました。ちなみに章のはじめには、加藤さんの短歌。
    1番最初の短歌が、いちばん好きでした。
    pinkの章。
    「ぎこちなく慣れない思いを抱えてる
    慣れないピンクを身につけたまま」

    イラストも著者の作風にすごくぴったりの雰囲気

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    2016年03月11日
  • 本をめぐる物語 小説よ、永遠に

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    8人の作家による「小説」をテーマにしたアンソロジー。色んな切り口で切り刻まれた「小説」や「物語」を小説で読むことで、物語の深みに勝手に囚われたり、メタ的なゾワゾワ感に包まれたりする。小説って面白い、と実感。

    秀作が揃っているが、ワシは、物語の禁じられた世界で物語を知覚し出会う男女を描く「赤と青の物語」(加藤千恵、著)と、物語を創り出すAIの成長とブレイクスルー後の世界を描いたSF要素もある「ワールドエンド×ブックエンド」(海老沢めろん、著)が、特にお気に入り。

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    2015年12月24日
  • 本をめぐる物語 小説よ、永遠に

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    作家陣も表紙も、10代向け直球。中堅作家が並んで、平均点以上は約束されている。知らない作家を発見する喜びはなかったけれど、どの作品もお話を読む楽しさを提示してくれ、安定感があった。

    奇しくも「いじめ」がからんでくるものが8本中3〜4本あり、いじめにあってる子が本を読んで本の世界に救いを見いだすという図式が、かなり一般的なようである(本といじめって親和性高いんだなあ…)。

    神永学で軽やかに入り、一番よかったのが千早茜、そして藤谷治の問題提起で終わる。小ぶりながらよくまとまったアンソロジーだった。

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    2015年12月14日
  • ハッピー☆アイスクリーム

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    やっぱり加藤さんの小説も文も好きなのだと実感した。あの頃の自分の感情とか不安とか、訳もない憂鬱とか、色んなものが蘇ってきた。分かる、分かる!ってなる。
    なんなんだろう、あの頃って不思議だ。それでいて綺麗で甘酸っぱくて哀しい、そんな時。
    素敵な短歌がいっぱいあって、印象に残るものがいっぱいあった。あー、そう、こう思ってたの。ってなんか泣きそうになるような。
    とりあえず素敵な小説と短歌でした。まだあとのまつりの頃のback numberが出てくるあたり、加藤さんのセンスを感じて高まりました。笑

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    2015年08月22日
  • ハッピー☆アイスクリーム

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    JK、ってこんなにガラス細工のように脆くて、公園の鳩のように図太い摩訶不思議な生物だっけか。もはや思い出しもしなかった記憶の琴線をかき鳴らし、かつての女子高生も、現役のJKも、世代を超えて時代を超えて共感できる(ハズ)。「世界の中心だったあたし、かつ世界の誰よりも不幸なあたし」を思い出すのだ。

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    2015年06月04日
  • ハッピー☆アイスクリーム

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    前から気になっていた、(デビュー当時)高校生歌人の加藤千恵の短編+短歌集。女子高生特有の微妙なお年頃を瑞々しく書いているなーと爽やかな気持ちになる。短編の合間合間に挟まれる短歌がまたいい味を出している。是非、10代に読んでもらいたい。きっと共感できることがたくさんあるはず。2012/346

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    2015年04月21日
  • さよならの余熱

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    加藤千恵さんの小説はいいなぁ。どこにでもある日常。ひょっとしたら自分にも似たような恋をしたことがあるかもしれない。そんなひとこまを抜き取って書くのがうまい。不思議な標識だったり、登場人物だったりがほんの少しリンクしたとある一風景を切り取ったお話。西加奈子さんの解説がまたよい。2012/376

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    2015年04月21日
  • さよならの余熱

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    ハニービターハニーがよかったので同じ作者のを買ってみた。
    また短編だが登場人物が繋がっていた。最初のほうは。
    別れ系だなあまたしても。
    お好み焼き屋に行きたくなったね。

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    2015年04月05日
  • ラブソングに飽きたら

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    今旬な女性作家たちが競演したアンソロジー。加藤千恵、山内マリコ、青山七恵、吉川トリコなど大好きな作家さんがたっくさん。お気に入りは山内マリコ。この人の小説はしばらく読み続けていきたい。

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    2015年06月19日
  • ハッピー☆アイスクリーム

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    あの頃のアタシ達は何の根拠もなく無敵やと思いながらも、チョットした事も大げさなくらい心の中で大きな出来事になって傷ついたり。
    それでも、やっぱり無敵と思ってみたりwww
    その無敵が、いつまでも続くと思ってたり。
    なんとも懐かしいあの頃。
    なんで、あんな風に強気でいられたんか不思議( *´艸`)
    でも、良い思い出の一つ。

    ☆また雨が降る
    ☆十八歳で夏
    ☆不幸な場所
    ☆いつか離す手
    ☆Today is the day.
    ☆短歌

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    2015年01月28日
  • あとは泣くだけ

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    テーマがテーマなので切ない話ばかりですが、
    おもーい苦みの中に過去の幸せのほの甘さが混じった、
    もだもだ感とゆるゆるとした爽快感がなんとなく確実に残る本。

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    2014年12月04日
  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

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    明日町こんぺいとう商店街第2弾。こんな商店街があったらな~と思わせるようなお店ばかり。行きたいのは「水沢文具店」と「鳥吉」。お話で好きだったのも同じ。あとお弁当屋さんの話もよかったな。 どの話も少し胸がチクっとするのだけど前を向くための痛みの話で読んでいて元気が出た。

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    2014年11月27日
  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

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    こんぺいとう商店街2弾目は、前作よりも胸の奥がチクリとしたり、ひりひりしたり、しんみりしたりするお話が多かった。

    けれどやっぱり、この商店街のお店はどこも居心地が良いのです。

    おまち堂のひじきにはちょっと泣けた。
    栄養と思いやりたっぷりの料理には体だけでなく心も満たしてくれる力がある、はず。
    水沢文具店もいいなぁ。
    落ち込んだ時に元気の出るお話を書いてもらいたい。
    欲しい言葉をくれる、といえば鳥吉のキヨちゃん。
    こういう優しさ・友情に弱いのです。
    人生の迷い道。行き止まりに見える時には益のあるアドヴァイスよりも、一緒に怒ったり泣いたり笑ったりしてくれる、ただそれだけのほうがいい。

    そして

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    2014年10月17日
  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

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    第2弾はどの話も明日を生きるための元気と勇気をくれるような、心暖まる話だった(*´ω`*)行きたい店はキヨちゃんの「鳥吉」だけど、話は「水沢文具店」が好き♪

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    2014年09月27日
  • ハッピー☆アイスクリーム

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    わたしの高校生活はこんなに華やかじゃなかったんだけど

    でもなんか分かるような気がしてしまう

    読み終わったら 空を眺めて 雲がただ流れていくのを見てみた

    とっても贅沢な気持ちになった

    お金じゃ買えない何かが 一番心に染みるわけだ

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    2014年09月09日
  • 真夜中の果物

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    短編集。
    いつものように短歌が添えられています。
    加藤さんの書く人物や情景は、
    気取ってなくて本当に友達の話を聞いているかのよう。感情移入もしやすい。
    選んだようで選んでない。
    どっちのほうにも進める。
    物語のラストが本当の終わりじゃなくて
    彼女たちの日常は続いていくって感じられます。
    通勤時間にさらっと読めました。

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    2014年06月29日
  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

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    下町の『こんぺいとう商店街』にある6軒の店の物語。1篇ずつ別の作家が変わる、シリーズ2作目。さまざまなテイストの文章が商店街のように混在している。前作を引き継いで他の店のこともそれぞれの作中に登場するところが目新しい。

    「古書卯月」「あったか弁当・おまち堂」「水沢文具店」「台湾茶『淡月』」「カサブランカ洋装店」「やきとり鳥吉」

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    2014年06月22日