加藤千恵のレビュー一覧

  • さよならの余熱

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    それぞれ独立した話でありながらうっすらどこかで繋がっていて、知らないだけでいろんな場所で毎日いろんなことが起きているんだなと思わされる。不倫や浮気や心変わりの話が多くてちょっとしんどくなってしまう。劇的な解決編があるわけではなく、どうしていいかわからない、と途方に暮れる感じが切なかったです。

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    2025年06月29日
  • そして旅にいる

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    これまた…あまりにありきたりというか、誰にでも起こりうる日常の設定すぎて読んでいて逆に新鮮かも。

    でも、一般人の生活なんてそんなもんよね。

    短編集としてよりも、何かの車内or機内雑誌に収録されている一篇としてならサラッと読めていいのかも。

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    2025年06月07日
  • この場所であなたの名前を呼んだ

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    加藤千恵さんの作品が好きで、まだ読んだことがなかったから手に取ってみた。(出産の話とは知らなかった)
    子供や出産に全く興味がなかったので、出産する人の気持ちやそれに関わる医療関係者の気持ちなんて想像もしてみたことないけど、
    心情や情景の描写が繊細ですごくわかりやすかったので、すんなり読めたし面白かった。
    ちょっと子供っていいのかも?って思えたけど、それと同時に、母子ともに死やリスクと隣り合わせすぎてやっぱり私には無理だなぁとも感じた。

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    2025年05月28日
  • あなたと食べたフィナンシェ

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    短歌と短編集。すべて食べ物が関わっている話ばかりで、どれもおいしそうでした。女性目線の話ばかりで、報われないとか振られるとか切ない話のほうが多かったのがちょっとさみしい。アンキモ、塩抜きフライドポテト、いももち、カスタードドーナツ、さつま揚げの煮物、お雑煮、がとくに好きな話でした。

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    2025年05月18日
  • 点をつなぐ

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     コンビニチェーンのカップスイーツの商品開発をしている女性にスポットを当てた仕事小説。
     故郷を離れて東京に就職し、希望していた仕事にも就いたはずなのに、周囲の状況や周りの人のさりげない一言に心が落ち着かなくなってしまう。自分の人生は自分で選んできたのに、ホントにそれが正しい選択だったのか、わからなくなってしまう。
     誰にでもありそうなそんな思いを描いた作品。それでも「点」を繋ぐみたいに、毎日選択をしていかなければならない。生きていくって、そういうことなんだなと改めて認識してしまう。

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    2025年05月05日
  • その桃は、桃の味しかしない

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    ある男性の愛人ふたりがシェアハウスしている、って嫌な設定のはずなのにそういうどろどろした感じとか嫌らしさがあまりないのがすごいなと思いました。語り部は淡々としているけれど、でもなにも考えてないわけじゃなくて考えすぎてるんだろうなと思う。もう一人の愛人・まひるも、めちゃくちゃ暴れたり横暴に振る舞うわけじゃない弱い女の子でしかない。そして男も強いわけじゃないふつうの人で、どちらも恨むに恨めなかった。ふたりがどこへ行くのか。すこしでもしあわせになってほしい。

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    2025年04月30日
  • あなたと食べたフィナンシェ

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    まあよかった
    俳句はなくてもいいかな?と思った
    仕事の話とフィナンシェの話が個人的には好き
    最後の話はよくわからなかった

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    2025年04月26日
  • 友だちじゃなくなっていく

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    20年前に出版された第2歌集に収録された短歌と新たに詠まれた短歌を一緒にした歌集。加藤さんの歌集初めて読んだかも?(『ハッピーアイスクリーム』とかは純粋な歌集ではないよね……?)

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    2025年04月15日
  • マッチング!(新潮文庫nex)

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    マッチングアプリでの出会いを通して
    自分自身の恋愛観と向き合う物語。
    マッチングアプリ少しだけ利用したことがあるので
    共感する部分は多かったな。。。
    なんでもタイミングだよなあ。

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    2025年01月28日
  • あとは泣くだけ

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    泣きたい時に泣けないけど思い出しては涙が出そうな短編が7つ。最初の『触れられない光』が自分には一番共感できたのでその後も同じ感じだと思ったらあとはちょっと違うテイストで…
    でもそれぞれに感じる所はあったから楽しめた。

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    2025年01月03日
  • あなたと食べたフィナンシェ

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    ネタバレ

    思い出と味の結びつきを感じる短編集。
    1つ1つのお話は短めだが、思いがけない事実が幕引き前に明かされたり、ギュッと凝縮された内容になっている。

    唐揚げやツナマヨ丼など、時々変化球なお話が来て、不意を突かれる構成だった。

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    2024年12月22日
  • ラブソングに飽きたら

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    この作品がすごく好き!読んで!とまではいかないけれど、色々感情を動かされる短編集でした。

    自分の言葉では『若気の至り』『今思うと恥ずいしえぐい』みたいな浅くて陳腐な表現にしかならない恋愛にまつわる感情や出来事も、作家さん達の手にかかるとすごく味わい深い表現になるからすごい。過去の恋愛の思い出され方や描かれ方が、気持ちいいものだけではないのがリアルで良い。

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    2024年12月20日
  • この場所であなたの名前を呼んだ

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    ネタバレ

    自身の子供達がお世話になった
    NICUが舞台の本と聞いて、読んでみた。
    それぞれ、低出体重児と早産でした。
    もう10年近く前の事だけど、機械音、赤ちゃんの泣き声、わかるわかる〜って感じの情景でした。

    Nの先生や看護師さん達には本当に
    感謝しかないなと思っていた事を思い出した。 
    そして、赤ちゃんは尊い事も…。

    今、目の前にいる子供達を
    当たり前にいる存在ではなく、
    毎日元気にいてくれる事を
    感謝して育てていこうと
    改めて思いました!

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    2024年12月19日
  • マッチング!(新潮文庫nex)

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    ものすごく現実味のある小説だった。
    マッチングアプリは相手を探すものであると同時に、自分探しでもあるのかもしれないと感じた。
    もともとはアプリに少しネガティブな印象を持っていたが、アプリで広がる人脈も面白いかも知れないと思うことができた。

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    2024年12月05日
  • いびつな夜に

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    失恋後のおはなしで。

    今日はこれからどこかでおいしいごはんを食べて、一つ手前の駅で降りて、ゆっくり歩いて帰ろうと思った。

    ていうところがすき。

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    2024年10月30日
  • そして旅にいる

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    淡々と綴られた文章のなかにせつなさがただようストーリー。
    表紙が藤村真理さんなのも個人的に嬉しい(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)

    入院中に読んだ本2冊目。

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    2024年10月15日
  • 真夜中の果物

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    短編小説で読みやすい。些細な気持ちだったり、行動を丁寧に書かれていて、共感することが多い。あとがきにまっすぐ歩いてきたはずだったのに、振り返って確認すると、直線だと思っていた道はゆるやかなカーブだった。これはいろんな人に当てはまる。ゆるやかなカーブは距離を行けば行くほど、進みたかった道とは離れている。しかし、必ずしともそれが嫌でない自分もいるから一つ一つの物語に共感し、元気をもらえた気がする。

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    2024年10月07日
  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

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    前向きな終わり方ではあるが、全てがほろ苦くて切ない。シリーズ化していて、何作あるのかわからないが、少しずつリンクしていて、商店街を制覇したいと思うので、続きも読みたい。

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    2024年10月01日
  • 点をつなぐ

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    どこかリアルに感じる内容でした。
    アラサーのコンビニスイーツ開発担当のみのり。

    田舎に住む私には、イメージ通りの都会の生活ですが実際にはどうなのでしょう。

    特別「面白い!」といった感想でもないですが、共感する方の多そうな本でした。

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    2024年09月25日
  • ハニー ビター ハニー

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    僕には甘過ぎた
    少し照れる

    前髪とサングラスで隠せば
    読めそう
    気持ちは丸と罰とかyesとnoみたいな
    2択にはならないなと

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    2024年09月18日