加藤千恵のレビュー一覧

  • そして旅にいる
    各章が短い為少し物足りなさを感じるけれどサクサク気軽に読めるという良さもある。
    旅小説というよりは旅をきっかけに人生が進んでいく物語というイメージ。

    「冬には冬の」が好き。
  • この街でわたしたちは
    夜寝る前に一編読むようにしていました。
    田舎から出てきて東京という街で恋をして働いてる自分と重ねてしまう部分もあった。
    切なく苦く甘いお話
  • ハニー ビター ハニー
    中学生の頃に表紙に惹かれ手に取った本。
    今でもお気に入りの一編を読み返します。
    ジェリービーンズのお話が好き
  • いびつな夜に
    どのお話も4〜5ページほどなので、ちょっとしたスキマ時間にも読むことができます。

    人生の、恋愛におけるひとコマを切り取ったお話で、数ヶ月すれば忘れてしまうような(私の場合)お話ばかりですが、どれも、読んでいるその瞬間は登場人物と一緒に、嬉しい気持ちになったり、悲しい気持ちになったりしました。
    あと...続きを読む
  • 蜜の残り
    たまには恋愛小説でもと思ったがあまりの描写にびっくり。
    7人の女の子の普通ではない恋愛が描かれているが、あまりの普通ではない感じにまたびっくり。不倫の話がまともに思えてくる。
    加藤千恵の短編は好きだけど、こういう描写が過激なのはもういいかな。
  • あとは泣くだけ
    痛い。
    苦しい。
    切ない。
    甘酸っぱいなぁ。
    分かりたくないのに分かっちゃったり。
    ちょっと羨ましかったり?www
    そんなこんなが、詰まった一冊。

    ☆触れられない光
    ☆おぼえていることもある
    ☆被害者たち
    ☆あの頃の天使
    ☆呪文みたいな
    ☆恐れるもの
    ☆先生、
  • いつか終わる曲
    加藤千恵は大好きで、取り上げられている楽曲も好きな曲ばかりだったので迷わず手にしました。
    けど、なんだろう。これまでのような震えるような共感がない。物語の主人公は中高生から30前半までの女性。恋愛に対する悩みが多め。

    なんというか、たぶん、自分の年齢や状況が変わって、ふっと共感できる境を過ぎてしま...続きを読む
  • 卒業するわたしたち
    母の告白が1番面白かった。短編集の中で1番、えっ!と驚かされる展開だった。母親が子離れできていかなったように、娘も親離れができていないという内容。
  • ご本、出しときますね?
    同名テレビ放送は全部観ていたので、まあ内容はわかっていた。この手の番組が1クールで終わってしまうのが非常に惜しいし、民度がわかるというもの。とはいうものの、このゲストの顔ぶれは偏向し過ぎだ。まあテレビなので小説家とはいえ、テレビ映え・トーク映えしないといけないことは重々承知だが、それにしてもだ。若林...続きを読む
  • あとは泣くだけ
    過去にもらった贈り物をきっかけに
    記憶を遡る話が詰まった短編集です
    そのときは、すごく泣いて辛くても
    時間が経って、今、過去として
    思い出にできるってすごい
    ハッピーエンドでは無いけど
    主人公たちは皆前向きでした
    カバーイラストは、
    大好きな #いくえみ綾 先生。
    あの頃の天...続きを読む
  • ご本、出しときますね?
    読んだことのある小説家が少なく、フィクションを全然読んでいないことを理解する。社会人になると時間が限られてくるので好きなノンフィクションを読んでしまう。しかし、それもやむを得ない。
  • ご本、出しときますね?
    BSのトークバラエティを書籍化したもの。
    「その人の書く小説の方が小説家より頭がいいと思う」という言葉に笑ってしまった。
    もっといろんな本を読んでみたいと思った。
  • 映画じゃない日々
    読み終わった後、悲しくも楽しくもならない作品。穏やかで、日常の中に溶け込むような物語だと思った。

    様々な立場の8人の女性が、それぞれ主人公になっていて、誰も現状に満足していないが、それを変えようと思うこともない。今の立場を納得して、受け入れて、自立している感じがした。

    私は、ひとりで外食も映画を...続きを読む
  • いびつな夜に
    短編集。全体的に暗かったり失恋の話が多かったかんじ。表紙の雰囲気通り、深夜に読むのがいい本だなぁと思った。この人のファンだったらもっと楽しめたのかなとも思います。
  • その桃は、桃の味しかしない
    まひる、平山さん、奏絵。ここは2人が不倫相手で、でも一緒に暮らしてるっていう意味の分からない話。かなえは平山さんよりまひるの方に思いを馳せるし、何かおかしい。違う、と思いながら生きてる。引用したフレーズだけど、これ非常にわかる。やりきれなくて泣いたところでいったい自分がどういう意味を込めて、だれのた...続きを読む
  • あかねさす――新古今恋物語
    昔の和歌と小説と、それに現代版と。文化も言葉も、全部変わるのに人の気持ちだけは変わらないんだなって。何だかすごいね。
  • この街でわたしたちは
    短い断片をつないでいっていくつかの掌編にしてある。
    レストランは実在しているけどそれほど行きたいって感じにはならないかな。
  • いろごと
    いろごと。タイトルから想像したものと中身は全然違う。いくつかの男女の色にまつわる掌編集だが、章ごとのタイトルも予想をきれいに裏切ってくれる。「永遠に続く赤信号なんてないとわかっていて祈ってた」。やまない雨はない、といった内容と思いきや全然違う。裏切られ感が頗る気持ちいい。通底しているのはせつなさ。但...続きを読む
  • さよならの余熱
    友人から借りる。

    ハニービターハニーより、本作の方が好き。
    身近に感じられるようになった。
    登場人物とそこそこ歳は離れてるけど…
    当時読んだら、もっと感情移入して楽しめただろうな。
  • いつか終わる曲
    JPOPの曲が出てくる短編集。
    曲を聞いた時に自分への応援や誰かを想う気持ちを表していたり、過去を懐かしく思う気持ちを思い起こさせてくれる。青春の輝きやその時からは想像できない大人になった今振りかえるとずいぶん遠くまできたと感じるけど、今を生きていることの強さも感じる。
    私が思い出を振り替える時の曲...続きを読む