加藤千恵のレビュー一覧

  • あとは泣くだけ

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    みんなそれぞれ切ない。でも過去の事思い出して切ないって感じれる人に出会えることが幸せなんだと思った。その分別れが大きく感じるんだと。

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    2024年07月04日
  • あなたと食べたフィナンシェ

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    美味しい食べ物もそこまでな食べ物もその時の状況や感情や一緒にいる人によって美味しくも不味くもなるのが面白い。
    一篇一篇が短いのですぐに読めてしまう。
    物語の世界にもう少し長めに浸っていたいし記憶には残りづらいだろうなと思う。

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    2024年06月16日
  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

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    シリーズの第2弾

    シリーズ1に登場したお店が出てきて
    繋がりをもって読めた

    吉川トリコさん
    『カサブランカ洋装店』
    意外性があって
    ライトな語り口調のなかに胸をつかまれて
    心に残るものがあった

    シリーズ1に比べて
    読んだことのない作家さんが多く
    新しい作家さんとの出会いが嬉しかった

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    2024年06月05日
  • 真夜中の果物

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    どの話もそうだよなーと思いながら。何気ない日々の一コマ。このあとどうなっていくのかなと、もう少しお話が続いてほしかったな

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    2024年04月29日
  • あなたと食べたフィナンシェ

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    カフェで読むのにちょうど良いわと読み始めて数分後、しまった!と思った。
    誰が『アンキモ』というお話で泣きそうになると想像できただろうか。
    大事な人との時間を、過不足なく綺麗に切り取って提示された感じがした。
    それはきっと語り手にとって愛おしい瞬間でもあるのだろうなあと。
    美味しくて切ないショートショートが30篇も読めるなんて、ある意味贅沢では。

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    2024年04月28日
  • マッチング!(新潮文庫nex)

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    既婚子持ちの妹に勧められマッチングアプリに登録した30歳の女性を主人公とした連作短編集。同年代なら共感できるところは多いはず。

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    2024年04月25日
  • さよならの余熱

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    ネタバレ

    短編集、それぞれの物語が微妙に繋がってはいるものの他人たちの恋の物語。現実世界のように、同じ街に暮らす人たちが少しだけ重なる瞬間が散りばめられていて心地よかった。ひとことで言うなら、余熱の伝線。さよならのときの、簡単には消えてくれない(消してしまいたくない)熱が読者にまで伝わってくるような小説だった。

    『つまらぬもの』同棲中のカップルのお話、実生活にリンクする部分があったのでつい感情移入してしまった。
    「わたしはこの広い世界の中で、彼に対してだけ、根拠のないヒステリックさをぶつけてしまう。」
    わたしはそんなに人に強く当たるタイプではないはずなのに、主人公と同じように"彼"

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    2024年12月27日
  • 一万回話しても、彼女には伝わらなかったこと

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    年上の女性が書いた女同士の人間関係の短編集、ってところに惹かれて読んだんだけど、思ったより若いかんじ。
    わたしは30代で読んだけど、アラサーくらい、29くらいの頃のほうが響いたかなと思った。

    最近Xで嘘かほんとかわからない苛立たしい話とかをぼんやり読んで時間を潰してしまっていたから、ちょっとパンチあるけど丁寧に考えられた文章に触れられて良かった。

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    2024年03月17日
  • この場所であなたの名前を呼んだ

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    NICUを舞台とした短編集。働いている人が赤ちゃんが元気になるためにできることを一生懸命行ってる。優しさと暖かさに包まれた世界のそれぞれの物語。

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    2024年03月17日
  • アンバランス

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    加藤さんの長編、久々に読んだ。
    この夫婦は最後どうなっていくんだろう。続きが知りたかったけど、この終わり方がよかったのかも。
    急に突き落とされた絶望から、歪なまま、少しずつ日常に戻っていく。そして最後、バランスを崩し音を立てて崩れていく。この中で揺れ動く心情の表現が素晴らしかった。

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    2024年03月16日
  • あかねさす――新古今恋物語

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    中学国語教科書に参考図書として掲載されていたので、読んでみた。うーん。恋愛小説はやっぱり得意じゃない。そんな私でもさらっと読めてしまう短編の数々は秀逸なのだろうとは思うが。巻末の解説を読んでピンと来た。そもそも私は高校時代、読み物として雨月物語など楽しんでいたが、古典の中の恋愛に共感したことがない(現代の恋愛小説と同様に)。その辺りの感性の差か。「恋愛小説は好きだけど、古典は難しい」と思っている人には十二分に楽しめるのではないだろうか。

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    2024年03月09日
  • マッチング!(新潮文庫nex)

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    序盤は面白かったけど、最終的に一般論を並べているような気がしてしまっただけに残念。
    でも、結婚や妊娠、仕事、年収で気づいたら人を見下しているようになっていること。学生時代は優劣があったのに大人になるとそんな事は関係ないことがどんなに辛いことか、経験しないとわからないことばかりだなぁ

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    2024年03月06日
  • そして旅にいる

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    今回は旅がテーマ!
    どんな関係性であれ、人を思う温かい気持ちに溢れていて、ホッコリしたり、ホロリとしたり。
    加藤千恵さんはやっぱり切ない片想い系の話が好きだなぁ。

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    2024年03月01日
  • マッチング!(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    うーん。マッチングアプリを使用したことないから実情がどんなものなのか分からないけれど、上手く色々な人と会えるのはなんか都合の良い話だなと思った。
    結末も、甥っ子が好きだということが不自然なくらいに強調されてたから、それを伏線と考えるとまあ子供関係の方面の仕事に行くっていうのも納得でき……るかな?これ。
    全体的に読みやすかった。だけど、ページが変わるタイミングでいきなり別話になったり急な方向転換がありそこに戸惑うこともしばしば……。
    とにかく、主人公の女性に感情移入できる人がいるとするならば、それはかなり恵まれている人だと思う。
    読み終わってすぐにこの感想を書いてるけど、全体的にご都合展開の深く

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    2024年02月28日
  • 真夜中の果物

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    恋をしたことがある女性のうち、ほとんどの方は、37のなかの1つは共感できる物語があるのではないかと思います。女性視点で描かれているものがほとんどです。

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    2024年02月04日
  • こぼれ落ちて季節は

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    楽しい連作短編集。3.5くらいにしたいところ。
    いろんな視点から書かれているのがなんとも楽しい。
    最後の章は、たぶん真貴ちゃんの一人語りだと思うけど、こういうカタチにしたのはなんでだろう。これがマトメというわけではないと思うけど、真貴ちゃんで終わるのはなんかなぁ。他の人がよかったな。

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    2024年01月10日
  • その桃は、桃の味しかしない

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    同じマンションでルームシェアをしている、まひるとわたし。
    共通点は、同じ男性の愛人であること。


    ユニークな設定。
    だけど、普通じゃないからこそ、共感しながら読み進めるのがかなり難儀。

    主人公の奏絵が平井さんのことが本当に好きなのか、世界が狭くならないようにバイトをしているのになぜおかしな生活を続けられるのか、始めようと思ったのか、何がきっかけでまひるは奏絵に話しかけだしたのか、謎が多いままずっと進んでしまう。そこにモヤっと。

    個人的に好きな展開だったラストにやっと希望が見えて良かった。

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    2024年01月05日
  • 真夜中の果物

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    恋愛にまつわる37のショートストーリーに短歌を添えた作品。
    恋愛のちょっとした場面を上手に切り取った作品でした。私は【ただいま】で描かれていた、近すぎていて大切なモノが見えなくなっていた…という話しと、【地下鉄にのって】で描かれていた、結婚はゴールではない…というくだりが好きでした。ショートストーリーなのでさくさく読めますが、深さもあり楽しめました。

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    2023年12月21日
  • マッチング!(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    前半、ちょっと飽きたかなと思ったが、中盤を過ぎたあたりからは読ませる展開になり、楽しめた。2~3度落ち込む時期を経てから物事の本質にたどり着いて行くという、話の流れもスッキリまとまって読みやすかった。

    個人的には、マッチングアプリの使用を検討した時期がありつつも結局使わずに終わった経緯があるので、その意味で「あったかもしれない自分の話」として読めてワクワクした。

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    2023年12月16日
  • マッチング!(新潮文庫nex)

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    いつだって自分が選ぶ側でいられると思うのは驕り。琴美や岡田さんは、かなりデフォルメして描かれてはいるけれど、現実でもこういう鈍感さ、傲慢さ、怒りや嘲笑は存在すると思う。
    加藤千恵さんらしいヒリヒリ感がもう少し強めでもよかった。

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    2023年10月30日