加藤千恵のレビュー一覧

  • 映画じゃない日々
    映画はいいなぁ。
    満ち足りない日常も、閉塞感も、悲しみですら綺麗な画になる。そして1番幸せなところで「めでたし、めでたし」となる。
    ところが、現実はもちろんそうはいかない。満ち足りなさも閉塞感も悲しみも、乗り越えて、もしくは抱えて一緒に生きなければならない。もちろん「めでたし、めでたし」の向こう側に...続きを読む
  • 映画じゃない日々
    久しぶりの短歌つき短編集。
    ストレートに感情を歌っているから回りくどくなくて好き。

    ある一本の映画と、同じ映画館でそれを観る女性たちの短編がおさめられている。
    この映画同様、ちょっとしたらもう忘れてしまいそう。
    でも、動きのない日常に鬱蒼とする女性っていうのに共感。一方で恋愛面は完全にフィクション...続きを読む
  • 真夜中の果物
    3ページ程の掌編と短歌で綴られている。掌編も読みやすくてよかったのですが、それよりも31文字の短歌のほうがずっと雄弁な気がしました。ちくっと胸に刺さります。
  • ハッピー☆アイスクリーム
    きっとありふれた情景を、当たり前のままにせずにすくいとっておいしそうに並べた本。わかるわかる!と続けざまにぽんぽん食べたくなるビターチョコレートみたい。
  • さよならの余熱
    恋愛小説短編集。

    「ハニービターハニー」同様楽しいだけじゃない物語が多い。しかも心がヒリヒリする時点で終わる話も多い。
    でもそこが『さよならの余熱』というタイトルにぴったりでわたしは好きです。

    あと世の恋人たちってこんなに同時進行しちゃうものなのか・・・?と若干おそろしく思った。笑
  • ハッピー☆アイスクリーム
    短歌+小説集。

    甘酸っぱ過ぎて恥ずかしい。

    back number など、
    過去のリアルタイムと若干連動。
  • さよならの余熱
    ハニービターハニーよりも、こちらのほうがすき。
    本当に、身近な人のお話のような、自分が経験した話のような・・・
    共感できる。

    物語の登場人物に小さな繋がりがあり、友だちの話を聞いてる感覚になった。

    「解散の雨」が個人的にだいすき。
  • ハッピー☆アイスクリーム
    短歌なら短歌。小説なら小説(短歌がはいっててもいいとおもう)にしてほしかった。
    一度短歌集の方で味わったことのある短歌達だからこそ、
    そこに小説が加わって、自分の味わい方を変えられてしまうのが少し寂しかった。
    各小説はかとうさんらしくて、好きだった。
  • ハッピー☆アイスクリーム
    ある出来事、感情をすごくまっすぐ書いてある一冊。共感とはまた違う気がするが、なぜか惹かれる、読む手が止まらないそんな本。
  • 真夜中の果物
    身近な感情に繋がる話がいくつもあった。
    楽しいだけじゃないし、幸せなだけじゃないけど、いつの間にかまた始めてしまう恋愛の話。
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    久しぶりに再会した元彼と飲むビールの味、男友達と初めて寝てしまった夜の記憶、不倫相手が帰って行った早朝の電車の音……。まっすぐ進まない恋をしている人にだけ見える景色が...続きを読む
  • ごはんの時間割(1)

    新しい

    この形式の読み方は今後ともアリだと思います。しかしやはり美味しいものは人を幸せにするし元気も出るよね。