加藤千恵のレビュー一覧

  • 点をつなぐ
    地方出身のコンビニのスイーツ開発部門で働く女性のお話。

    希望した仕事について、希望の部署で働いて、それなりに成果も出していて、ちゃんと自立できていて、もうそれだけで充分偉いよ。
    やりたい仕事に就けるってそれだけですごい事だよ。夢を叶えたってことだもの。
    彼氏がいないとか、結婚していないとか、親に渋...続きを読む
  • マッチング!(新潮文庫nex)
    マッチングアプリで婚活する、どちらかといえば消極的な主人公。
    途中、出会った嫌味ったらしい相手の言葉がリアル。
    いつだって自分がその気になれば付き合えると思っている…選ぶ側だ…というのは傲慢。
    前向きな気持ちで読み終えられて良かった!
  • ご本、出しときますね?
    若さま一人のエッセイのほうがだんぜん面白い。
    暗くて、ネガティブで、面倒臭い部分がいいのだ。
    聞き役にまわると、気を使う感じが透けてみえるから
  • マッチング!(新潮文庫nex)
    ずっと選ぶ側だと思っちゃいけない。色々刺さった。人生折り返し地点にもきてないし、なんでも出来るんだな
    2023.05.28
  • マッチング!(新潮文庫nex)
    全体的に余白が多いため、具体的にどうなったのかを想像しながら読む必要があり、その面白さはあると思います。世の男どもは反省しましょう。
  • 真夜中の果物
    特に好きな短編は【酢豚】【ただいま】【憧れ】です!どの短歌も好きだけど、1番好きな短歌を紹介します!

    話したいことがたくさん残ってる
    中華料理で何が好きとか

    短編【酢豚】に添えられた短歌です。

    この小説はショートストーリーがあって、それに添えられる短歌という構成なのですが、逆読みしても楽しそう...続きを読む
  • マッチング!(新潮文庫nex)
    主人公と似たような活動をしているからこそ、いろんな気持ちが共感出来た
    そして、読者に想像させる余白がある話は面白いなぁと思う。
  • マッチング!(新潮文庫nex)
    ふーーーむ。っていう感じですね。
    マッチングアプリヘビーユーザーなので
    ふっ ってつい笑っちゃってる時もありましたが
    ストーリーとしては、評価通りです
  • ハッピー☆アイスクリーム
    女子高生の時に読みたかったけど、今読んでもよかった。
    ああ、女子高生だったなぁ、てなれる。

    最後の歌集部分は、読み進めていくうちになぜかどんどん泣きそうになった。
    言葉にできない感情が積もっていく感じ。

    高校生に読んでもらいたい。
  • ハニー ビター ハニー
    甘く、苦く、そして甘い恋のお話が9編の短編集。
    1編20ページほどで、毎朝通学電車の中で1編〜2編読み進めたが、どのお話も悲しく、寂しく、儚かった。
    続きを想像させるような、余韻を残した終わり方が、いい味を出していた。
    10年以上前の本だけど、今出会えて良かった。
  • ハニー ビター ハニー
    北海道出身の作家さん
    9篇も短編が入っているのに
    いわゆるハッピーエンドは一つだけ
    残りは上手くいかない恋たち
    タイトルと、それに呼応したスイーツや食べ物が印象的
    ちょっと辛い気持ちになる
    ちょうどナンバガ聞いてた時に透明少女が出てきた時は驚いた
  • 本をめぐる物語 小説よ、永遠に
    第二弾はとばして。どれも面白かったが、やはり最後の藤谷治さんの『新刊小説の滅亡』。本に関わる全ての人の背筋を正すような問いかけ。もともこもないが結局本を読む人は新刊がなくても読むし、読まない人は最初から読まない。想像・創造の場が失われたわけでもない。原作なしオリジナル面白ドラマが増えるのも個人的には...続きを読む
  • そして旅にいる
    気軽にサラサラ読めました。きっかけはシビアだったりするけれど、シビアなまま終わる作品があまり無いです。軽やか。
    まんまと、旅に出たくなりました。香港、北海道、ミャンマーの話が好きでした。
    千葉と大阪、こういう人いる。。
  • ハニー ビター ハニー
    5/10.
    色んな人は色んな恋をして、失恋をして、人生を送るんだな。切ない気分になる。短編苦手だけどお菓子関連はよかった。
  • ご本、出しときますね?
    若林さんと人気作家さんとの対談形式の本です

    作家さんって孤高な存在のような気がしていたけど、
    みんなそれぞれ(いい意味で)普通に人間なんだなって思いました。

    創作活動の話も聞いてみたかったですが、
    ゆるい内容だったので1日で読めました。

    ここから興味を持った方の
    著書を読んでいこうと思います!
  • この街でわたしたちは
    東京を舞台に4組の男女が繰り広げる恋愛模様を描いた短編小説集。

    英人と朔美の物語が、切ない結末でいちばん印象に残った。こういうことってありそうだなと思った。

    作品の中で出てくる料理も美味しそうで、ぜひドラマ化してほしい一冊。
  • そして旅にいる
    キャセイのラウンジの坦々麺が食べたくなりました。
    旅行って、非日常だからいつもより感傷的にもなるし、その記憶も定着しやすいですよね。
    その時その時で自分が何に向き合っていたか、記憶に残すためにも行ける時にちゃんと行こうと思いました。
  • ハニー ビター ハニー
    短編もいいけれど、全てに共通してもう少し続きの物語を描いてほしいと、物足りなさを感じる。余韻をもたせて綺麗に終わるのもなんだかむず痒い。メインもデザートもない食事をした気分。きっと本が好きな人ではなく、恋愛が好きな人が好む本。
  • さよならの余熱
    後書きが西加奈子だったんだけども、おふたりはお友達だそうで、わたしはこちらの著者はお初だったので、えーそうなんだー!!!なんて少し喜んでしまいました。

    そんなこちらの恋愛小説。

    ホント、後書きでもあるよーに、とにかく普通なんだよね。短編に短く幾つもの恋愛を描いているんだけども、なぜかそれなんかわ...続きを読む
  • そして旅にいる
    各章が短い為少し物足りなさを感じるけれどサクサク気軽に読めるという良さもある。
    旅小説というよりは旅をきっかけに人生が進んでいく物語というイメージ。

    「冬には冬の」が好き。