加藤千恵のレビュー一覧

  • いびつな夜に

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    全て5ページ以内の超短編集。
    その中の殆どが失恋について。しかも大恋愛からの絶望的な。という訳でなく本当に日常のどこかで誰が今日も言われているであろうな。というありふれた失恋。だから共感できるし感情移入もスルッと自然に出来た。恋愛がご無沙汰の人も、もちろん失恋しそう・した人、、、いや、むしろ幸せの絶頂って人に読んでもらいたい。そしてその幸せな日常を本誌を読んで再確認し大切にして欲しい。
    私は次に幸せに恋愛ができたなら、それを手放さないためにも本誌を読むだろう。なんて、小説チックに感想を書いてみる。

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    2020年11月17日
  • その桃は、桃の味しかしない

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    ネタバレ

    表紙のイラストのインパクトがありつつ淡い感じがそのまま物語とマッチする。
    解説までを含めて比較的サラッと読める印象。
    読み終わったときの達成感や納得感が多少薄いような気もするが、それも含めて良さという感じ。
    何より桃のシーンが印象的。
    本編の視点が変わらず分かりやすく、内容は重みがあるがそれぞれの人物に必死感がありつつも淡白でかつ人間味もある。
    少ない登場人物の浅くて深い関係性に引き込まれた部分もあり彼らの今後が幸せであることを祈る様な気持ちになった。

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    2020年08月30日
  • 真夜中の果物

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    もう何年も前に一度だけ読んだ本だったけど、たまたま目に止まったので、もう一度読んだ。かなり短いストーリーと最後に短歌、がずっと続くのだけど、毎ストーリーの最後の短歌でひとつひとつのストーリーの収まりが良くて読んでいて心地が良かった。短歌っていいなぁって。言葉を紡ぎ出して、かつ心地よく。。

    物語の主人公たちは皆バラバラの世代であったり環境にあるので、読んでいて何かしらはその時々の自身の環境に近しいものがあるのではないかと思う。以前に読んだ時はまだ大学生だった私も大人になり…読んだ印象、自分と重ね合わす対象も変わった。今の私は「非・寿」の主人公に見事に当てはまる感情を持っている。「結婚…ねぇ。」って世代です。

    どのストーリーも、なんでもない日常の一部を切り取ってる。だからこそストーリーの最後の短歌を読む時、自分の「思ってる誰か」に思いを馳せてみたりして…物語はサラッと読みやすいけど、そんな感じで時間をかけて楽しみながら読むのも面白い本だった。

    山崎ナオコーラの解説に、アニメ「かぼちゃワイン」が出てきてちょっと嬉しかった。昔好きだった人が好きなアニメ。あの頃、「観たよ」って話したくて一生懸命観てたなぁ…。ってまさかの解説読みながらも思いを馳せてしまって笑


    読んだことがあったはずなのに、今回読む前に「どんな本だっけ?」としか思えなかったので、感想をしっかり書いてみました。また時間が経ったら読み直そう(^^)

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    2020年05月28日
  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

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    ちょっとさびれた商店街?
    第1集から続けて、いやこんな商店街あったら人が溢れそうじゃやない?と思ってしまう素敵なアンソロジー。
    今集も、初読み▶もっと読んでみようと思える作家さんにであえました。第3集も楽しみー!

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    2019年12月21日
  • 点をつなぐ

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    再読。

    コンビニスィーツの商品開発をするみのり。
    自分の選んでいる人生に少しの不安を感じていた。

    実家に帰り、地元の友人たちと過ごすときに、結婚も見えず働き続けている自分は間違っているのかもと思ってしまうみのり。
    逆の立場で、働く人達の中に1人だけ紛れてしまった専業主婦の友人が居たら、やっぱりその人も自分の選択が間違っていたのかもと悩んでしまうと思います。

    自分の選択を信じ、そこに自信を持つことは大事。
    少しまどろっこしい展開でしたが、最後にみのりがそこに行き着いた様子でよかった。

    大きな変化はなくとも、みのりの気持ちに寄り添うストーリーでした。

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    2019年10月29日
  • 真夜中の果物

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    5,6ページずつたくさんの恋の話が詰まった本。
    キュンと甘酸っぱかったり切なかったり、人生に時折訪れるその瞬間を切り取ったお話。

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    2019年08月14日
  • 春へつづく

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    朗読会の演目として時間に合うように使わせていただきました。聞き手も大人なので学校司書の先生の章をつかいました。

    現在の学校司書の先生としての生き方と司書になる前の婚約破棄騒動。
    聞き手もドキドキしてしまったようです。
    ヤングアダルト向けと位置づけられていますが大人でも充分堪能できる作品なのでは。
    中学生の頃を思い出したり…

    いい作品だと思います。

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    2019年02月17日
  • ハッピー☆アイスクリーム

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    加藤千恵の短歌集:ハッピーアイスクリームに物語がついた本。
    加藤千恵の短歌も小説も好きな私にとってはかなりおいしい本だった。
    ただ、最後の方に短歌集からの短歌が羅列されていたのは、なんとなく残念。
    短歌集の短歌は、あの装丁で読みたい。

    学級に短歌集を置いてあるので、それにからめて紹介してみよう。
    女子なら好きな子が絶対いるはずなんだよな。加藤千恵。

    あの短歌集は衝撃だった。

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    2018年12月24日
  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

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    アンソロジーで2巻(も3巻目も)出るのって、やはり人気があるからでしょうね。

    今巻も、1巻や他のお話で出たお店や人がちらりと登場していて、それぞれの著者さん同士のリスペクトを感じました。

    近所に、こんぺいとう商店街が本当にあればいいのになぁ。

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    2018年11月27日
  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

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    シリーズ第2弾。
    スカイツリーを見上げる下町の片隅に、ひっそりと息づく商店街。
    それが「明日町こんぺいとう商店街」

    明日町こんぺいとう商店街を舞台にした6人の作家さんのアンソロジー。
    『古書卯月』 藤谷治
    『あったか弁当・おまち堂』 あさのますみ
    『水沢文具店』 安澄加奈
    『台湾茶「淡月」』 加藤千恵
    『カサブランカ洋装店』 吉川トリコ
    『やきとり鳥吉』 大沼紀子

    大沼紀子さん以外は初読みの作家さんでした。

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    2018年11月05日
  • 明日町こんぺいとう商店街3 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    いつも通り、明日町こんぺいとう商店街は心暖まるホンワカな雰囲気だ~(*^^*)と思って読んでいたら、後半は大人でダークな雰囲気に…(゜゜;)四軒目までの話は大好きだけれど、五軒目からは少し苦手(--;)

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    2018年06月06日
  • いろごと

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    ネタバレ

    加藤千恵さんが描き出す、「いろごと」の話を、都度都度「自分が彼女なら」と置き換えて想像してしまった。
    どれもが身近で、でも遠いような気もして、過去や未来に点在しているような、女性ならばどこかに必ず共通点や共感を覚えるような、そんな世界が短歌とストーリーの中にあった。
    『orange』をとても好きだと思って、『black』でとてもリアルに、別れた恋人と自分に置き換えて場面を描いてしまった。
    きっとわたしも彼も、「久しぶりだね」を繰り返すんだろうなと思った。

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    2018年05月15日
  • 明日町こんぺいとう商店街3 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    スカイツリーを見上げる下町の片隅にある、架空の商店街の物語、第3弾。
    知らない作家さんの名前も増えてきたが、今回もまた一段と、箱庭世界が充実していった。
    自分のコレクションが増えていくような気持ち。

    自営業と後継ぎという定番の物語、古くなってしまった業種、逆に商店街にはそぐわないようなおしゃれな店舗のことなど、品ぞろえ多数。
    その中、シリーズで一番最初のお話だったカフェ・スルスのその後の様子を知ることができてよかった。
    また、店の内情は一つもうかがわせず、舞台として使われている「アイスバイン」は、ちょっと異色で、文学的にして官能的である。
    『明日の湯』が一番好きかも。
    そして、お店をやっていくというのは、才能が必要なのだと改めて感じた。
    自営業はみな「専門家」だ。今更ながら。

    一軒目『カフェ スルス ~一年後~』 大島真寿美
    スルス一周年記念のお祝いをすることになるが、招きウサギが勘違いで出雲大社でハワイアンでアニソンで!(意味不明)

    二軒目『ブティックかずさ』越谷オサム
    商店街のイベントステージに立つ悪魔?

    三軒目『エステ・イン・アズサ』青谷真美
    いくつになっても。

    四軒目『明日の湯』秋山浩司
    風呂屋の申し子のような名前を持つ三木家の長男。
    祖母がいきなり銭湯を畳むと言い出し、急に納得できなくなる。

    五軒目『ドイツ料理屋「アイスバイン」』島本理生
    あの人は肉を食べない。

    六軒目『多肉植物専門店「グリーンライフrei」』加藤千恵
    母親の離婚で、男を信用できない10歳の少女の、冷めた発言がまたかわいい。

    七軒目『赤城ミート』彩瀬まる
    私と、もう一人の私。
    別の才能を持ち、別の才能を持たない。

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    2018年01月18日
  • 明日町こんぺいとう商店街3 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    ネタバレ

    大好きな明日町シリーズ、第三弾

    一軒目「カフェ スルス~一年後~」大島真寿美
    平均年齢60歳。老後の楽しみに開いたお店に咲く恋の花。

    二軒目「ブティックかずさ」 越谷オサム
    三十近いひきこもりがちのバンドマンの一人息子VS昭和の香りプンプンな「ブティックかずさ」を守り続けている父。

    三軒目「エステ・イン・アズサ」青谷真未
    お互いを思いやるお嫁さんと姑さん、なんて素敵なんだ。

    四軒目「明日の湯」秋山浩司
    銭湯の壁の絵にまつわるおばあちゃんの恋心に、心がぽかぽか♪。
    がんばれ三太郎!

    五軒目「ドイツ料理屋・アイスバイン」島本理生
    ずっと好きでいたいからと、他の男性と結婚した主人公。
    だから、その罰として義母をきちんと介護するんだなんて…
    温かなポトフの匂いがするわりには、美味しそうに思えなかった。
    お店のマスター目線で読みたかったかな。

    六軒目「多肉植物専門店・グリーンライフrei」加藤千恵
    多感な小学生の女の子と、憧れの叔母さん。
    サボテンのとげがちょっぴりささる感じ。

    七軒目「赤城ミート」彩瀬まる
    彩瀬まるさんはとても好きで、特に楽しみにしてたんですが…
    最後まで読めなかった。ふがいない…

    特に好みだったのは二軒目
    語りは「ブティックかずさ」の飼い猫・黒猫のオジーちゃん。(ちゃんをつけると妙ですが)
    普段はほどよい距離でほっておいてくれと言いながら、
    ぎくしゃくする親子の関係に、あれこれ気をもみ駆け回るオジーがかわいすぎる!

    こんぺいとう商店街のすみっこにいる、片耳の折れた招きうさぎ。
    今日もお鼻をひくひく、ぴょんぴょんぴょん。
    できれば24店舗といわず、ずっと続いてほしいです。

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    2018年03月14日
  • 点をつなぐ

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    ネタバレ

    「みのり」はわたしだった。
    そして、誰かでもある。
    そんなことを思わせてくれる、ひとりの女性の人生の一部を切り取った小説だった。

    人生は選択の連続。
    何かを選んだということは、何かを選ばなかったということ。
    みのりはそれを「点つなぎ」になぞらえる。
    選んで、選んで、選び続けたその先にしか見えない形、明らかになるかもわからないそれをイメージして。
    選ばなかった先の景色は決して見られないし、どちらがよかったなんて絶対にわからない。
    それはすでに、違う世界だからだ。

    劇的なことが起こるわけじゃない。
    行方不明の妹は行方不明のままだし、取引相手ともチームのようだし雰囲気も良いこともいくつかあったが、恋愛には発展しない。
    年齢と結婚という面で漠然とした不安を抱きながらも、突然の出会いが舞い降りるわけじゃない。
    でもみのりは「わたしたちにはまだまだ一緒にやれることがありそうな気がした」と、にやりと笑う。
    そんなことろが、とても好きだ。
    とても丁寧に記された、みのりの人生の一部をゆっくりと見させてもらったと思った。

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    2017年08月30日
  • いろごと

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    色をテーマにした短歌とショートストーリー。
    どのストーリーも3ページ程度で完結してるんだけど、ちくっと刺すような痛みがあったり、切なさがあったり。

    何とも言えない余韻を残す。

    加藤さんの作品はほんとに感情移入しやすい◎

    miccaさんのイラストもおしゃれでかわいかった♡*。

    ファッション誌での連載ってこともあってか雰囲気もおしゃれなストーリーでした。
    女性にオススメ!

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    2016年10月15日
  • あとは泣くだけ

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    読みやすい。テーマは身近にあると思われるもので重い。
    この後どうやって生きていくんだろう。どんな風に抱えて、何を考えながら生きていくんだろう。と、どの章でも思った。

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    2016年09月26日
  • 本をめぐる物語 小説よ、永遠に

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    今回は私好みのSFっぽい話が多くて面白かった!(^^)でも読み終えてみたら、青春甘酸っぱ系だった千早茜さんの「あかがね色」が一番好き(*^^*)

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    2016年08月09日
  • いろごと

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    色をテーマに、色恋が書かれた20種類のショートショート。
    終わりゆく恋だとか、届かない想いだとか、水彩画に水を垂らしたかのように淡く消えゆく何かがちいさな余韻を残します。

    もとは、ファッション誌での連載のようですね。
    表紙のイラストもそうですが、1つお話を読み終えるとmiccaさんの描く女性に出会えます。美しくてハイセンスなイラストに、つぎはどんな?と楽しみにページをめくりました。ちなみに章のはじめには、加藤さんの短歌。
    1番最初の短歌が、いちばん好きでした。
    pinkの章。
    「ぎこちなく慣れない思いを抱えてる
    慣れないピンクを身につけたまま」

    イラストも著者の作風にすごくぴったりの雰囲気で、本当に素敵なコラボです。ちょっと、宝物にしたくなるくらい美しい。

    短いから、すごく心を揺さぶられる、という心配もなく、ふいに時に訪れる恋の終わりのお話を静かに楽しむことができました。
    とくに内容を知って読んだわけでもないのに、好きな人への想いをずっと引きずってるからこの本に呼ばれたんだろうか。最近になってようやく、いい経験をしたなと思えるようになってきました。
    そんな自分の心境に溶け込むような1冊でした。

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    2016年03月11日
  • 本をめぐる物語 小説よ、永遠に

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    8人の作家による「小説」をテーマにしたアンソロジー。色んな切り口で切り刻まれた「小説」や「物語」を小説で読むことで、物語の深みに勝手に囚われたり、メタ的なゾワゾワ感に包まれたりする。小説って面白い、と実感。

    秀作が揃っているが、ワシは、物語の禁じられた世界で物語を知覚し出会う男女を描く「赤と青の物語」(加藤千恵、著)と、物語を創り出すAIの成長とブレイクスルー後の世界を描いたSF要素もある「ワールドエンド×ブックエンド」(海老沢めろん、著)が、特にお気に入り。

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    2015年12月24日