加藤千恵のレビュー一覧
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3〜5ページくらいで終わるショートショートが37篇も!
物足りないものもあれば、この短さで楽しいぞ、と思えるものも。電車移動等で読むのが良いかも。一気に読むと1つ1つのおはなしの印象が薄れてしまうかも。Posted by ブクログ -
「もてなす側」がマンガで進行・「もてなされる側」が小説と短歌で進行。という構成が新しくて面白かったです。ストーリーの内容は、まだなんだか探り探り…という印象。Posted by ブクログ
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見た事のある絵だと思ったら、すきまめしの人なのですね。話はまだ序盤で謎はまだ解明されていないので、2巻を楽しみに待つ事にします。斬新な試み?とやらの小説はいらないなー・・・Posted by ブクログ
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新古今和歌集からの22篇、それに寄り添う加藤千恵さんの22の恋のかたち。
恋することのときめきであったり、切なさや苦しさや痛みも含んだ、色とりどりの短編集だった。
各篇の最後に、呟くように載っている千恵さんの歌が、静かに浸透していくような。
恋をする人は、昔も今も変わらないのだ。
想いの伝え方やデー...続きを読むPosted by ブクログ -
新古今和歌集の歌をもとに書いた短編集ときいて、ずっと興味を持っていました。文庫化されたので、やっと読めました。
今も昔も、出会いやわかれにいろんな思いをしていることが不思議で、一方で安心する。
いろんな人生や恋があるのだなあと、読みながら思いました。Posted by ブクログ -
こなごなというお話のマカロンとマシュマロのたとえが凄く好きです。
お菓子の弱さを人の弱さに例えていたのを見て現実的だけどかわいらしい感じに思えました。Posted by ブクログ -
不思議な本だった。
食事の描写が巧みすぎて、ああ、こうやって流されていくもの、強烈な印象を残していくもの、あるよなあ、って。
感情の機微にはっとさせられ続ける一冊だった。
わたしはやっぱり、彼女の短歌が読みたい。Posted by ブクログ -
奇抜な設定に反して、静かに淡々と進む物語。なのに、徐々に胸の奥に少しずつ溜まっていくなにかの存在を感じずにはいられなくなって。西加奈子さんの解説を読んでまさにそれだと思い当たる。『疼き』。なるほど。女は強いのか弱いのか、よくわからなくなる。泣き叫んで早く楽になりたい。Posted by ブクログ
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短歌が目当てで購入。
17歳ってこんなだったけど、だからって17歳の頃の自分にこれは書けないなってものばかりでした。
自分が特別不幸だと思い込んだり、自立心と反抗心と妄想がごっちゃになったり。
10代後半の内向的な自意識過剰っぷりをちぎっては投げるような作品だと思います。Posted by ブクログ -
北海道にある中学校を舞台にした連作短編集。校舎内にある「あかずの扉」がキーワードとなってるのかな。春へ続くって素敵だと思うけど、でもどこかもの悲しい話が多かった印象がある。Posted by ブクログ
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「せつない」の詰まった短編集。
表紙がすごくいいなあ、ほんとにこんな感じ。
綺麗に着飾って、髪を巻いて、おしゃれなお菓子を男に食べさせられるのだ。
女として生まれたことへの何とも言えない悲しみとプライドと美しさがある。
いまどきの女のにおいがしてライトな感触であるにもかかわらず、苦い。
題名に...続きを読むPosted by ブクログ -
ひとつの映画を通じて、女子高生から主婦にいたるまで、いろんな女性の思いがつづられた作品。
全体的に悩みを抱えた人達のお話しなので明るい雰囲気はないけれども、いろいろと女性について考えるのに参考になる。Posted by ブクログ