加藤千恵のレビュー一覧

  • この街でわたしたちは

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    短い断片をつないでいっていくつかの掌編にしてある。
    レストランは実在しているけどそれほど行きたいって感じにはならないかな。

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    2020年04月26日
  • いろごと

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    いろごと。タイトルから想像したものと中身は全然違う。いくつかの男女の色にまつわる掌編集だが、章ごとのタイトルも予想をきれいに裏切ってくれる。「永遠に続く赤信号なんてないとわかっていて祈ってた」。やまない雨はない、といった内容と思いきや全然違う。裏切られ感が頗る気持ちいい。通底しているのはせつなさ。但し、それは悲しく沈むものではなく明日へ向かって好日的だ。だから読後感も爽快でまことに気持ちいい。

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    2020年04月19日
  • さよならの余熱

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    友人から借りる。

    ハニービターハニーより、本作の方が好き。
    身近に感じられるようになった。
    登場人物とそこそこ歳は離れてるけど…
    当時読んだら、もっと感情移入して楽しめただろうな。

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    2020年04月01日
  • いつか終わる曲

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    JPOPの曲が出てくる短編集。
    曲を聞いた時に自分への応援や誰かを想う気持ちを表していたり、過去を懐かしく思う気持ちを思い起こさせてくれる。青春の輝きやその時からは想像できない大人になった今振りかえるとずいぶん遠くまできたと感じるけど、今を生きていることの強さも感じる。
    私が思い出を振り替える時の曲が何かを考えてみるのもおもしろい。

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    2020年03月28日
  • この街でわたしたちは

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    東京23区をぐるっと舞台にして、4組の男女がテーブルごしに織りなす恋愛模様を描く連作ショートショート。
    レストランや居酒屋やカフェなど、場所ごとに23区それぞれの特色がでていて素敵だった。
    ゆれうごく女の子の心をけっして急かすことなく丁寧に書いてくれる加藤千恵さんの良さが際立つ。
    食べて、恋をして、私たちはここでこの東京で生きている。

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    2020年08月05日
  • 明日町こんぺいとう商店街3 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    とある町の商店街を描いたアンソロジー。作家さん方が様々なお店を書いていて、そのお店にお邪魔しているかのよう。
    大島真寿美さんの、『カフェスルス』。単行本になってくれないかな…。

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    2020年03月08日
  • この街でわたしたちは

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    加藤千恵さんの最新作で短編集。東京23区+1市がサブタイトルになっていて、各話に実際のご飯屋さんが出てきて、料理の美味しそうな表現に実際に訪ねてみたくなる。伝えられなかった想いと伝える勇気。お話毎にある短歌が絶妙に気持ちを現している。

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    2020年03月07日
  • ハニー ビター ハニー

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    ネタバレ

    歳を重ねても色々な恋をしてきたなぁと懐かしいような感覚で読める1冊でした。ショートショートだからこそ奥行きのある話に感じられるものもあれば、少し物足りなく感じるものも。その後は読者に委ねているということなのでしょうが、なんだか気持ちを持て余してしまいました。
    私はこの話すごく好き!と、嫌い!が混在しています。つまりは誰にも愛される本だということ。こんなにもブレずに愛される作家さんって、すごいなぁと思います。

    個人的には「甘く響く」「ねじれの位置」は胸がキュンとなるストーリーで大好きです。
    なかでも「ねじれの位置」の隆久の言葉が感動。
    「俺と真澄は、違う人なんだから。だけど、わかりたいし、わか

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    2020年03月06日
  • さよならの余熱

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    「さよならの余熱」の題名を見れば単純に別れの話なのかと考えますが、別れを題材にしてどんなに読者を揺さぶる物語なのだろうという気持ちを良い意味で裏切ってくれました。とても普通の話ですが、一つ一つがとても繊細で心を揺さぶられます。どこにでもあるありふれた恋愛でも、その人にとっては特別な恋愛。物語のどれか一つには、自分と重ね合わせて共感出来る主人公もいるのではないでしょうか。
    読み終えて本を閉じた時に感じるのは、「余熱」の意味。料理で言えば、冷めずに残っている熱であり、焦げ付かずにじんわり火を通すことが出来る熱。
    大抵の別れはある日突然訪れるものではないことが、この本のどの物語からもわかります。

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    2020年02月16日
  • ハッピー☆アイスクリーム

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    理想と現実
    同じような思春期を経験してきた大人から見ると
    これは無理だろうなぁと思うことが、
    まだ叶う可能性があったりする時期、
    だんだんと自分のちっぽけさを知っていく。
    それは必ずしも悲しいことではなくて、
    置かれた環境、自分の持っているものなど、
    ちゃんと現実に根を張って生きていく準備であり、
    それにより、人間らしくなるように思う。
    現実がなによりも、儚くて美しいことを忘れてはいけない

    と思った。
    あとは、思春期に読んでみたかったなぁ、とも思った。

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    2020年02月12日
  • ハニー ビター ハニー

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    友人から借りる。

    すぐ読める短編集。
    タイトル通り、ハニーだったりビターだったりする恋愛小説。
    どちらかというとビターが多いかな?
    でも、個人的にはハニーな話の方が好き。
    辛くならないから…

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    2020年02月11日
  • 明日町こんぺいとう商店街3 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    ちょっと毛色の違う作品もあって面白いとは思いつつ、自分が気に入ってる「この商店街の空気」から外れてしまったような印象も確かに感じた3冊目。

    読むタイミング次第で★4つかも。
    (3.5にはならないやつ)

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    2019年12月21日
  • アンバランス

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    本当にそうゆうトラウマ?はあるのかな。惨めになる奥さんの気持ちも辛い。奥さんも太って醜いおばさんになれば大丈夫!!と言いたくなった。読みやすくて一気読みだったけど、最後が…んーーーー。

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    2019年10月03日
  • いびつな夜に

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    冒頭に短歌が置かれていて、それが各短編の見出しというのか、内容を象徴しているんだが、どうもついて行けなかった。別れや出会いの一瞬を捉えた短編が多いのだか、男と女は、もっと違うところに面白みがあるように思うからかな。

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    2019年02月05日
  • 明日町こんぺいとう商店街3 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    シリーズも第3弾に。

    「カフェ スルス 一年後」 大島真寿美
    「ブティックかずさ」 越谷オサム
    「エステ・イン・アズサ」 青谷真未
    「明日の湯」 秋山浩司
    「ドイツ料理屋『アイスバイン』」 島本理生
    「多肉植物専門店『グリーンライフrei』」 加藤千恵
    「赤城ミート」 綾瀬まる

    初読みは青木真未さん、秋山浩司さん。

    大島真寿美さんの「カフェスルス」はシリーズ第一弾の一年後を描いている。
    第3弾は『明日町こんぺいとう商店街』としてはちょっと不思議な物語もあり…
    ☆3つです。

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    2019年01月31日
  • ハニー ビター ハニー

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    ビターの部分が多い気がしました。どの物語も最後どうなるの?という気になる終わりかたばかりでした。登場してくる男性にもっとしっかりして‼と思わずにはいられなかったです。

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    2019年01月30日
  • いつか終わる曲

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    知らない曲が多くてちょびちょび聴いてみたけれど、そこに自分の思い出がない分、登場人物たちのように心を揺さぶられることはなかった。
    私にとってはあの曲かなと考えながら読むのが楽しかった。

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    2019年01月05日
  • いびつな夜に

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    1作品毎に短歌がついている3ページ前後の短編集。気になるから好きな人になって欲しいと思ってるのにうまくいかない感情が表現されてる作品が一番好き。
    紫の靴じゃ魔法はかからない 会いたい人のいない真夜中

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    2018年12月30日
  • ハッピー☆アイスクリーム

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    小説は、恋愛で甘々とかそういう意味でなく、空気が、高校生たちが、何となく発酵しそうに甘かった。煮詰めたら甘酸っぱいジャムになりそう。後半の沢山の短歌は、わからないままどんどん胸が詰まるようだった。

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    2018年10月17日
  • いびつな夜に

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    殆どが三頁に収まる、長くても五頁以内のたくさんの掌編とその対になった短歌たち。一話一話が短すぎて入り込む前に終わってしまう。たまに心に触れるものがあっても掴む前にほどけてしまう。自然体で嫌味や淀みや粘り気がなく、日常的な当たり前さでありながら大切に取り出し紡がれる一瞬一瞬の恋愛が、さらさらときれい。

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    2018年10月14日