加藤千恵のレビュー一覧
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ネタバレ第二弾はとばして。どれも面白かったが、やはり最後の藤谷治さんの『新刊小説の滅亡』。本に関わる全ての人の背筋を正すような問いかけ。もともこもないが結局本を読む人は新刊がなくても読むし、読まない人は最初から読まない。想像・創造の場が失われたわけでもない。原作なしオリジナル面白ドラマが増えるのも個人的には良い。確かに積ん読は増えてる。再読で事足りるかもしれない。「青」と「赤」のように埋もれていた既刊小説に救われる人もいる。
けど、「それでも……!」(by バナージ・リンクス『機動戦士ガンダムUC』)と言いたい。答えになってないが(笑)、う~ん、悩む。考えさせられる -
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後書きが西加奈子だったんだけども、おふたりはお友達だそうで、わたしはこちらの著者はお初だったので、えーそうなんだー!!!なんて少し喜んでしまいました。
そんなこちらの恋愛小説。
ホント、後書きでもあるよーに、とにかく普通なんだよね。短編に短く幾つもの恋愛を描いているんだけども、なぜかそれなんかわたしも経験したなぁ。と、おもうような甘辛い思いが一気に蘇るような一作一作で、どれも経験したような、体験したような、友達から聞いたような、いやいや、やっぱりわたしのできごとだ!って思うような、そんな恋愛小説で。
この歳になって今更振り返ることもできないようなささやかな気持ちが蘇る、そんな不思議な体験ができる恋愛小説でした!!!!!
40歳であの頃、17とか18歳の気持ちやら、二十歳以降のあのあたりやら。笑笑
そんな振り返りと共に読めて、わたしの話じゃないけど日記を読んでるような、こんなふうに物語描けたら、誰の人生も本になるよなぁ。
と、作者の巧みさに圧倒です。
きっと、誰でも自分のことだと思える本だと思う、笑笑
本の中にある、
まさかという坂はある。
という一文。
まさにそうだわ。こんな恋愛してきて、まさかの今の旦那と結婚して子ども産んでるなんて、まさに、あの頃のわたしからみて、まさかという坂だったな。と、実感してます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレまひる、平山さん、奏絵。ここは2人が不倫相手で、でも一緒に暮らしてるっていう意味の分からない話。かなえは平山さんよりまひるの方に思いを馳せるし、何かおかしい。違う、と思いながら生きてる。引用したフレーズだけど、これ非常にわかる。やりきれなくて泣いたところでいったい自分がどういう意味を込めて、だれのために泣いてるのか分からんものを知られたくはないし、泣きたくもないなあと思った。この本にオチはないし、最終ふたりでおうちでていこうってなるんだけど、私は現状がだめだと思ったらすぐに足を洗えるような人になりたい。あと奥さん全部知ってるのに知らんふりしてあげられるとかすごいな。私には無理