加藤千恵のレビュー一覧

  • ラブソングに飽きたら

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    音楽をテーマにしたアンソロジー。
    好きな作家の加藤千恵さんが筆者の中に入っていたので手に取りました。

    ラブソングとタイトルに入ってますが
    それぞれの短編はラブソング以外の曲もテーマになっています。
    実在する曲が使われていたり
    架空の曲だったりもしたけど

    加藤さんの『約束のまだ途中』と
    あさのあつこさんの『雨宿りの歌』がよかったな。


    加藤さんの作品は、結婚する親友(小学生からの仲良し)との思い出の曲を中心としたストーリー。
    自分の状況と結構かぶるところがあり、かなり共感出来ました。

    あさのあつこさんの作品は、少しミステリーっぽい側面もあるんだけど、小学生の時にある事件に遭遇し雨にトラウ

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    2015年07月14日
  • 蜜の残り

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    加藤さんの短篇集はきゅっとつまってまとまりがあります。
    今回は今までの作品より官能的でした。

    7人の主人公はそれぞれ抱えているものがあって決して幸せと胸を張って言えるわけではないけど、恋人のようなそうでないような相手と関係を持つ。


    状況も年齢も様々だけど、抗えない衝動だったり、逆に諦めの境地でそうしたり。

    艶っぽくってちょっと切ない話が多かった。

    最後の短歌も核心をついていて
    グサリと刺さります。

    さらりと読める作品。

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    2015年07月02日
  • ラブソングに飽きたら

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    ネタバレ

    恋愛と音楽を絡めたアンソロジー。切なかったり、元気を貰えたり、不思議な話だったり…そんな8つの作品が収録されている。好きな作家ばかりだったので、読むのは楽しかった。どの作家もその作家らしい特色が出ていた印象。椰月美智子の作品が読んでいて1番印象に残った。

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    2015年06月20日
  • 蜜の残り

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    加藤千恵さんによる初の官能小説。
    直接的な表現ではないが、性交に関する描写が多い。短編集になっているので読みやすかった。

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    2015年06月06日
  • あとは泣くだけ

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    ネタバレ

    短篇集だから物足りないけど。
    共感したり自分の過去を振り返ったり。
    胸にちくっと刺さる物語。
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    好きだった。でも、忘れたふりをしていた。あなたはもう隣にはいないから。けれど、ふとした拍子に見つけたあなたからの贈り物が、閉じ込めていた記憶を揺り起こし--。つきあっていた男性からの婚約指輪、一目ぼれした女がくれた一冊の本、憧れていた先生にもらった赤いボールペン。たいせつな人に贈られた物を巡るかけがえのない思い出を綴った、いとしくて泣きたくなるほど切ない七つの恋の物語。

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    2015年06月04日
  • 真夜中の果物

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    加藤千恵の初期ショートショート集。各話の最後にそれぞれ短歌が載せられている。誰しもがどこかで経験したような、どれかひとつくらいは経験したような日常を切り取った作品。2012/574

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    2015年04月16日
  • あとは泣くだけ

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    かつて大切だった人から贈られたものをテーマにした七つの短篇集。
    さらりと読めるようで、確実に切ないと思える要素が所々にある。
    実際に体験してないのに、この気持ちわかるってなる。

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    2015年04月15日
  • 映画じゃない日々

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    とある映画館である1本の映画を同じ日の同じ時間に見た10~20代の女の子たちの物語。加藤千恵さんは若い女性の心理描写が本当に上手。そして登場する男の子は大概ダメ男。同じ映画を見ていてもそれぞれ違う思いで映画館に足を運び、それぞれに物語がある。加藤さんの日常の切り取り方が好き。最後に添えられる短歌も絶妙なスパイスになっている。2012/645

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    2015年04月14日
  • 春へつづく

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    卒業式の日にだけ開いて、願い事が叶うという開かずの教室。そんな教室の噂と、その学校に通う生徒たちの1年を描いた作品。開かずの教室の噂の真実にはちょっとクスッとした。思えば伏線はずっとあった。噂なんて所詮そんなもんだろうな。ほんのり残る余韻が切ない1冊。2013/104

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    2015年04月10日
  • 蜜の残り

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    大好きな加藤千恵。今作は加藤千恵流の官能小説である。全編に共通するのはセックスの問題。でも心はここにあらず、どこか満たされない女たち。

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    2015年04月07日
  • 蜜の残り

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    普通とは言い難い恋愛をしている主人公たちの、さまざまな葛藤や不安を描いた七つの物語。
    加藤千恵らしい短編集だったと思います。
    食べ物がキーワードになっているようでしたが、そこまで話に重要ではないような気がしました。
    短歌も…なくても良かったかな……。

    加藤さんは、恋愛におけるすごくささいな風景での、心の機微を文字にしてくれるところがとても好きなのですが、最近はぐっとくるものがないなぁ。
    もっとありきたりなカップルのありきたりな日常、とか、そいういう短編が読みたいところです。

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    2015年03月27日
  • いろごと

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    色、そして恋愛を表す色事、のショートショート。加藤千恵さんは歌人らしく色彩のセンスが良い。そして全ての物語の登場人物はどこにでもいそうな女の日常だ。きっとどれかの色に自分にあてはまる女が息づいているはずだ。

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    2015年03月25日
  • ラブソングに飽きたら

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    これは好きな作家さんだらけのアンソロジーですごく楽しみにしてたんですが、うーん、期待はずれかな。
    加藤千恵さんの親友のハワイでの結婚式に向かう話は好き。椰月さんの20歳離れた過去の恋人との再会も好き。山内さんはガッカリして、あとは川上未映子さんのはさすが。

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    2015年03月16日
  • 春へつづく

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    う~ん
    こうゆう本はなんていえばいいのかわからん
    ○○がテーマの本です
    ってかんたんにいえないなぁ

    北海道のさむいさむい町が舞台の中学校のはなし
    短編集
    新鮮なのは学校司書のはなしがあるところかな

    あとコンビニパートのおばさんとか
    お父さんに会ったことなくて有名なミュージシャンってのは母のうそって話とか

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    2015年03月14日
  • ハニー ビター ハニー

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    友達の彼…ガムをかめばいつか吐き出すように、裏切られたら友情も無くなるというのか。
    恋じゃなくても…別れるのでもなく、喧嘩するわけでもなく、不自然ながらも関係は続く。
    甘く響く…言い逃げ番長同士の二人で幸せに末永くやってくれ。
    スリップ…何かあるな、という雰囲気が漂っている。そしてやはり、という結末。
    もどれない…あれよあれよと言う間にラブホへ。安普請なロストバージン。
    こなごな…不思議と浮気をされる女の方が立場が弱く見える。
    賞味期限…セフレは男の都合で言う言葉であり、女からするとこういう関係は無理ないのか。
    ねじれの位置…評価はこの作品。数学をまるで理解しないのに、何とか近づこうと努力する

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    2017年03月08日
  • ごはんの時間割(2)

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    ②の一つ目の話が良かった。加藤千恵のところ。

    加藤千恵は嫌な印象はない、と①の感想で書いたけど、積極的に読んでみようという気にもならない。

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    2015年03月11日
  • ごはんの時間割(1)

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    表紙はかわいかったけど、まんがの絵はみづらいな。
    加藤千恵さんは、ものすごくはおもしろくないけど、読んで嫌な感じは全然しない。好感もてる。
    2巻も注文した。

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    2015年03月07日
  • 蜜の残り

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    加藤千恵さんの本はいつも苦手なのに読んでしまう。いつも幸せになれない。今回は帯に惹かれて買いました。「みんながやっているような恋愛が、私にはできない。」私はこの中だったら華に似てるかも。

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    2015年02月25日
  • 蜜の残り

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    様々な普通とは決して言えない恋愛をする普通の女性(女の子)の短編集。
    自分がその立場にいなくても、同じステージに立って共感しながら読んでしまう。
    タブーと言われる恋愛かもしれないが、それでも愛する気持ちは一緒なんだね。
    何が普通なのかわからなくなった。

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    2015年02月18日
  • 蜜の残り

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    7人の女性の、それぞれの恋愛のかたちが描かれた短編集。わりと読みやすい文章だったので、さらりと読めた。理解できない部分もあったけど、それもまた1つの恋愛スタイルなのだと思う。
    加藤さんの本は初めて読んだのだが、もともと歌人として活躍しているらしい。それぞれの章の最後におさめられた短歌が素敵だった。

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    2015年07月16日