【感想・ネタバレ】蜜の残りのレビュー

あらすじ

様々な葛藤と不安の中、様々な恋に身を委ねる女の子たちの、様々な恋愛の風景。小説と短歌で綴る、女の子たちの不安と安堵、七つの物語。

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Posted by ブクログ

セックスと食べ物にまつわる恋愛短編集。誰かを好きになって、セックスをして、その後の感情を瑞々しく切り取った作品。「あんなに抱き合ったのに、まだ欲しい。触れても触れても足りない。」私が感じたり、思ったりしたことがあまりにもそのまま言語化されていて、この感情、知ってる!ってなることの連続。どの登場人物もどこか共感出来て、大好きになった。

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2025年09月05日

Posted by ブクログ

今回は他の作品に比べてとっても刺激的。
どの主人公ももどかしい気持ちを抱えていて、切ない…。
今回は読破するのに気力が入りました。

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2024年03月10日

Posted by ブクログ

表紙が綺麗で手に取り、読み始めてすぐは表現の仕方に官能小説の様なものを感じ抵抗がありました。
けれど読み進めていくと、短編ながら濃縮された物語に心が暖められるというか、揺すられました。
『セックス』をテーマにした話と思ったけれど、読み進めるうちに『心』や『寂しさ』が真のテーマ泣きがしました。

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2021年10月16日

Posted by ブクログ

再読。
学生の頃は共感しまくっていたが、三十路になった私としては、うんうん、若いとこういう経験もあるよね、と。
全く同じ経験はなくても、同じような感情になったことがあるな、もう止めようと思いつつ切るのが難しかったりするんだよな、と少し懐かしくもなった。


加藤千恵さんの表現、言い回しが好き。
例えば、この本の中で一番唸ったのは、
『毛糸がセーターになっていくみたいに、わたしたちは話しつづけた』
この一文だけで、ただ楽しいだけの他愛のない会話ではなく、お互いのことを知りたいと思いながら、一言一言大切に言葉を紡いできたことがわかる。
すごい、、、(語彙力)

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2025年11月17日

Posted by ブクログ

たまには恋愛小説でもと思ったがあまりの描写にびっくり。
7人の女の子の普通ではない恋愛が描かれているが、あまりの普通ではない感じにまたびっくり。不倫の話がまともに思えてくる。
加藤千恵の短編は好きだけど、こういう描写が過激なのはもういいかな。

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2022年01月23日

Posted by ブクログ

最後の短歌にぎゅっと感情が詰め込まれている。明確に定義できる関係性とは限らないし、自分で分かっていてもそれを誤魔化してしまうことだってある。そんな関係性の短編集。流されてるのが流そうとしてるのか、冷静なようで求めてしまう女の子がたくさん。

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2018年04月01日

Posted by ブクログ

しょっぱいキス…舌が入れば思考は停止する。
靴下を履いて眠る…最も理解できないし経験もできないレズはお手上げ。
門限のない日に…ちょっとした火遊びから底なしの不倫ワールドが始まる。
特別にならない…誰にも帰属しない猫のような生き方だけど、これが本来の人間の生き方かもしれない。
すべてオールぜんぶ…叔父とのタブーな関係なのに後ろめたさは皆無。
誤解しつづけて…甘えているだけに見えるし誤解するほど理解していないように見える。
夏は終わる…なかなか凄い性描写だった。雷に打たれたようなハードな快楽では女は飽き足らず進歩のない男に失望する。

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2015年10月14日

Posted by ブクログ

性(一筋縄ではいかない恋愛)とモチーフとしての食べ物(果物が多いと思ったけど、読み返したらそうでもなかった)を結びつけた7つの短篇集。
最後の短歌が主人公の気持ちを表しているようで、余韻があった。

どの話もさらりと読めるようで、ちくっとするような切なさや痛みを感じた。
些細な不安の描き方とか、好きの感情とか。
1番印象的だったのは「夏は終わる」。
フェスという単語に懐かしさを覚えつつ読んでいたら、だんだん異常な話になっていって、終わり方が切なく感じた。

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2015年09月30日

Posted by ブクログ

加藤さんの短篇集はきゅっとつまってまとまりがあります。
今回は今までの作品より官能的でした。

7人の主人公はそれぞれ抱えているものがあって決して幸せと胸を張って言えるわけではないけど、恋人のようなそうでないような相手と関係を持つ。


状況も年齢も様々だけど、抗えない衝動だったり、逆に諦めの境地でそうしたり。

艶っぽくってちょっと切ない話が多かった。

最後の短歌も核心をついていて
グサリと刺さります。

さらりと読める作品。

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2015年07月02日

Posted by ブクログ

加藤千恵さんによる初の官能小説。
直接的な表現ではないが、性交に関する描写が多い。短編集になっているので読みやすかった。

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2015年06月06日

Posted by ブクログ

大好きな加藤千恵。今作は加藤千恵流の官能小説である。全編に共通するのはセックスの問題。でも心はここにあらず、どこか満たされない女たち。

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2015年04月07日

Posted by ブクログ

普通とは言い難い恋愛をしている主人公たちの、さまざまな葛藤や不安を描いた七つの物語。
加藤千恵らしい短編集だったと思います。
食べ物がキーワードになっているようでしたが、そこまで話に重要ではないような気がしました。
短歌も…なくても良かったかな……。

加藤さんは、恋愛におけるすごくささいな風景での、心の機微を文字にしてくれるところがとても好きなのですが、最近はぐっとくるものがないなぁ。
もっとありきたりなカップルのありきたりな日常、とか、そいういう短編が読みたいところです。

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2015年03月27日

Posted by ブクログ

加藤千恵さんの本はいつも苦手なのに読んでしまう。いつも幸せになれない。今回は帯に惹かれて買いました。「みんながやっているような恋愛が、私にはできない。」私はこの中だったら華に似てるかも。

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2015年02月25日

Posted by ブクログ

様々な普通とは決して言えない恋愛をする普通の女性(女の子)の短編集。
自分がその立場にいなくても、同じステージに立って共感しながら読んでしまう。
タブーと言われる恋愛かもしれないが、それでも愛する気持ちは一緒なんだね。
何が普通なのかわからなくなった。

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2015年02月18日

Posted by ブクログ

7人の女性の、それぞれの恋愛のかたちが描かれた短編集。わりと読みやすい文章だったので、さらりと読めた。理解できない部分もあったけど、それもまた1つの恋愛スタイルなのだと思う。
加藤さんの本は初めて読んだのだが、もともと歌人として活躍しているらしい。それぞれの章の最後におさめられた短歌が素敵だった。

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2015年07月16日

Posted by ブクログ

少し現実離れしている。ありえないだろうと思うけれど、ありえるのかもしれない。
好きな人との愛があるセックスが一番幸せであると再認識させてくれる一冊。甘エビのあのエピソードはよかったな。

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2015年02月11日

Posted by ブクログ

小説の主人公たちと同じ体験をしたことがあるわけではない、それでも彼女たちが何に不安を覚えて、何に悲しむのか、言われなくてもわかってしまう。そんな加藤さんの小説の魅力を改めて感じる本。

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2015年02月06日

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