江國香織のレビュー一覧

  • あたしの一生 猫のダルシーの物語

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    愛猫家には是非読んで欲しい本です!
    涙なしには読めないので、何も予定がない日に読むことをお勧めします。

    ダルシーという一匹の猫が、自分の一生を人間と関係という視点から描いた本作。

    猫を飼っていると、「猫が病気になったらどうしよう?」とか、「1匹だと寂しいだろうから、もう1匹迎えてあげようかな?でも2匹が仲良くなれなかったらどうしようかな?」とか、悩むことが色々あると思います。

    でもこの本を読んで、我が家の猫にも、この本に出てくる「人間」(飼い主のことを、ダルシーは人間と呼んでいます)のように愛情いっぱいに接したら、たとえ猫的にはつらいことがあってもいつか理解してくれる時がくるのかな。。。と前向きになれました!

    ダルシー、17年4ヶ月、お疲れ様でした!

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    2021年10月01日
  • あたしの一生 猫のダルシーの物語

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    ダルシーという猫の一生を、ダルシー目線で書いたお話。
    ダルシーの感情や行動の一つ一つがストレートだったのが印象的だった。
    最後まで互いを思いやる気持ちが素敵だった。

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    2021年09月30日
  • 青い鳥 (新装版)

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    成人式の後、親友と行ったスナックの名前が "青い鳥" だった。
    ザ・タイガースが歌った幸福を運ぶ鳥が "青い鳥" だった。
    "青い鳥"ってどんな話か覚えていなかったので、青い鳥文庫で読んでみた。

    チルチルとミチルが青い鳥を探しに行く。
    幸せとは何かを巡る、大いなる秘密をあばきたてるのが "青い鳥"。
    色が青い鳥は沢山いるけど、本物の "青い鳥" は一匹しかいない。
    いろんな所を探し回ったが見つけられない。
    なぜなら、いつもいるのにさっぱり見えていなかった家の中にいたから。

    青い鳥って、物事の本質がわからない人には見つけられない。
    多くの人達は「贅沢」が「幸福」だと勘違いしてしまう。
    幸福の館で贅沢三昧の人達の描写が出てくる場面では「贅沢」に酔いしれている人達が「不幸」に見えた。

    この本を読んで、私も小さな "青い鳥" を見つけました。

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    2021年05月29日
  • 青い鳥 (新装版)

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    名作『青い鳥』。あらすじぐらいは聞いたことがある人も多いかもしれません。内容はとても深く、本当の幸福とは、幸福にはなにが必要か、幸福はどこにあるのか、などについて、作者は想像力を大きくはためかせて書いています。

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    2021年05月12日
  • ナナイロノコイ

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    久しく恋愛小説から離れていたので肩慣らしのように選んで読んだ一冊。好きだった作家の作品ばかりなので、読後感はいい。恋愛小説を読むと自分の日常すら物語のように言語化されていく感覚を思い出した。でも長いこと離れていたので恋愛小説特有の「におい」に鈍感になっていた。寂しいにおい、切ないにおい…。読みすすめる中で少しは鼻がきく状態に戻っているといいが。
    ミーヨンさんの作品は私には少し理解に時間がかかったので、また読み返すと思う。全体的に「次読んだとき、前とは違う感想を抱くだろうな」と思わせられる作品ばかりだった。
    ただ最近「百合」の作品も読むようになったせいか、作中の女友達との関係が百合的な関係に思われてならなかった。特に角田光代さんの『そしてふたたび、私たちのこと』とか。

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    2021年03月22日
  • あたしの一生 猫のダルシーの物語

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    猫の視点で描く〝あたし〟と〝あたしの人間〟の物語。猫好きな人は、涙無しでは読めないので注意!
    ジュディー・キングさんのイラストも素敵♡
    猫を飼う前に読んで欲しい一冊、まっすぐな愛を受け止められるかどうかよく考えてからお迎えして欲しい。

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    2021年01月23日
  • あたしの一生 猫のダルシーの物語

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    猫のダルシーが「あたし」だけの目線で綴る一生の物語。
    もしダルシーが自分で文字を書いたなら、自叙伝と言うことになるのだろうか、などと思ってしまった。

    帯についていた謳い文句とは違う印象を受けた。愛がどうのこうのというより、全身全霊をかけて生きた1匹の猫の物語だった。

    「寝る前に読むと穏やかな気持ちになれそうだ」と思ったのだけれど、途中で止めることができずに最後まで読んでしまった。
    ひとしきり涙を溢れさせた後、当初のねらい通りに暖かな気持ちで眠りにつくことができた。

    翻訳物は読むのに少しだけ苦労するものも多いけれど、江國香織さんの訳はとても猫らしく、自然な感じがする。
    とくに「My human」を飼い主なんていう野暮な言葉を使わず「私の人間」と直訳してあるところもダルシーらしさを表していて良かった。

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    2020年03月18日
  • あたしの一生 猫のダルシーの物語

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    この猫のダルシーの物語を読んでいる間、自分も猫が大好きなので、巻頭の愉しいダルシーの時間を微笑ましく読みました。ジュディーJ.キングさんの挿絵もかなりの猫への愛情が伝わってくる、よい挿絵でした。そして、読みながら終わりが近づくにつれて、どんどん重苦しい気持ちになりました。ダルシーが弱っていくのです。段々と。巻末の著者の言葉を読むと、ダルシーへの著者の想いがよく伝わってきました。

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    2018年05月13日
  • あたしの一生 猫のダルシーの物語

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    泣ける
    これってほんと猫の気持ちが書いてある。
    ダルシーの表現を読んでたら
    まさに猫達に教えられてるんだよね
    きっと

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    2017年08月15日
  • 女性作家が選ぶ太宰治

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    読んだことのある作品もそうでない作品もあったけれど全体を通して楽しかった。
    やっぱり太宰治が好きだなぁと。

    女生徒、恥は読んだことのあった作品。好きな作品は何度読んでも楽しめるし、何度だって読みたくなる。
    そのうちまた読みたい。

    古典風、秋風記。今回初めて読んだ作品の中ではこの2篇が私の中でベスト。2度、3度と読み込んでいきたい。

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    2017年07月13日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    竹取物語(森見登美彦)
    伊勢物語(川上弘美)
    堤中納言物語(中島京子)
    土左日記(堀江敏幸)
    更級日記(江國香織)
    月報:小川洋子・津島祐子

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    2017年04月05日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    好きな作家さん目白押しで、これは読むしかないなと。

    伊勢物語おもしれえええってなっている。
    川上弘美の作品かと思うくらいどんぴしゃの訳にうっとり。余韻。
    竹取物語はポエム調の和歌がたまらん。これも森見作品かのよう。すばらしいテンポ感。
    堤中納言物語はおもわずニヤリ。
    土左日記は前段と括弧書きの注釈に痺れるし、更級日記は瑞々しくて女の日記感がさすが江國。

    この全集、ほんとぴったりな人に訳を頼みますよね。さいこう。

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    2017年01月04日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    自分がいかに古典にいい加減に接してきたかを思い知らされることになった。
    かぐや姫の話は誤解が多かった。もっとも、絵本の印象が強くて、かなり違訳を信じていたのかもしれないけれど、それも原典をきちんと読んでいない証拠。
    伊勢物語では、こんな太古から微妙な男女の機微があったのだと感銘を受けた。

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    2016年12月14日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    「こんな、おちゃらけの文学なんてあり得ない!」とも思うけど、50年後でも意味が通じる本として残せたので、これぞ文学なのかも知れない。
    全30巻の中で、この3巻だけを選んで読んでみたけど、結構当たりだったかも・・・!

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    2016年02月24日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    森見登美彦訳『竹取物語』
    川上弘美訳『伊勢物語』
    中島京子訳『堤中納言物語』
    堀江敏幸訳『土左日記』
    江國香織訳『更級日記』

    こんな、宝石の詰め合わせがあって良いのか⁈
    発刊を待ちわびていたし、読むのもドキドキ。
    それぞれに訳者の持ち味があって、とにかくすごい。

    きちんと全文収録されているのも、嬉しい。

    中でも、川上弘美の『伊勢物語』は鳥肌モノ。
    歌物語の真骨頂というか、とにかく、和歌の訳し方が素敵すぎる。
    言葉の数を少なくしながらも、今の感覚を添えてくれて、色っぽいし切なくなりました。

    お気に入りは二段。


    起きもせず寝もせで夜を明かしては春のものとてながめ暮らしつ


    起きるでもなく
    ねむるでもなく
    夜は明けてゆく
    春の長雨がふっている
    わたくしはただ見ている


    そして三十段。


    逢ふことは玉の緒ばかり思ほえてつらき心の長く見ゆらむ


    逢うのは
    一瞬
    恨みは
    永遠


    更に月報の小川洋子が、この川上弘美訳を上手く伝えてくれているので必見。
    そうそう!ですよね!ってなりました。

    あとは堀江敏幸の『土左日記』も、すごく考えられていて、参考文献を見ても納得のラインナップで、仕事の仕方に尊敬を覚える。
    江國香織の『更級日記』は、とにかく可愛い。そうして、姉や父の描写を通した家族としての作者がよく描かれていて楽しかった。

    紀貫之ではないけれど、言葉について、とても考えさせられる一冊だった。
    私たちは、その息吹に今尚こんなに鮮やかに触れられる。

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    2016年01月24日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    米澤穂信さん以外は読んだことがある作者さんだったけど、代表作しか読んだことがなかったのでそれ以外の作品を読めるのがとても楽しみだった。
    全作品とても読みやすくて、本をあまり読まない人にも進めやすいなと感じた。
    特に宮部みゆきさんと町田そのこさんの作品が良かった。
    宮部みゆきさんの「真実のトランク」は少し怪異的な部分があって良かった。ゾクゾクするようなあの感覚はやはり宮部みゆきさんにしか出せないなと感じた。
    町田そのこさんの「きっとあの日の光と同じ」は、高校生の淡い恋心の物語であるあるだよねこの感情と思った先のストーリーが胸熱だった。こういうストーリー展開嫌いじゃないよ!と思いながら読んだ。文章の表現も良くてとても素敵で夏に読みたかったな…と思った。
    初めてアンソロジーを読んだのがこの本で良かった。

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    2026年10月11日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    いつのまにか夏が終わってた!やっと読み終えました。
    みなさん良かったけど、お気に入りは伊坂幸太郎さん、宮部みゆきさん、町田そのこさんでした!

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    2026年10月11日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    「新潮文庫の100冊」で購入した本
    初回限定カバー、しっかりGET!
    赤い箔押し×ネイビーの文字がかわいい♡

    お気に入りは
    伊坂幸太郎さん『ウッドペッカー荘事件』
    宮部みゆきさん『真実のトランク』
    米澤穂信さん『無明』
    梨木香歩さん『見越しのマツ』

    ……ほとんどじゃん

    いろんな作家さんの物語を少しずつ味見できるのっていいな〜。
    新しい「好きな作家さん」に出会えるきっかけにもなりそう

    短編集っていいなあ

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    2026年10月10日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    伊坂幸太郎、江國香織、宮部みゆき、町田そのこ、米澤穂信、梨木香歩、恩田陸(敬称略)
    名だたる作家陣による全作書き下ろしの豪華な一冊。

    江國作品に登場するおばあちゃんが愉快。
    突拍子もない行動に笑ってしまう。

    宮部作品は嫌悪と正義のバランスが絶妙。
    ただし、真実のトランクに入るのだけは勘弁してほしい。

    町田作品は『コンビニ兄弟』とリンク。
    高校1年生から43歳まで、すれ違った初恋同士の結末には胸が躍った。

    米澤作品では、幼子を抱えて猛暑と貧困に苦しむ母親の思いが痛いほど伝わり胸が苦しくなる。

    読み応えのある贅沢な一冊だった。

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    2026年10月09日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    良い作品ばかりの一冊。特に、米澤穂信さんの「無明」は印象深い。他の作家さんもスピンオフ的なものもあり、隙間時間でサクッと楽しめた。

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    2026年10月08日