江國香織のレビュー一覧

  • 女性作家が選ぶ太宰治

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    読んだことのある作品もそうでない作品もあったけれど全体を通して楽しかった。
    やっぱり太宰治が好きだなぁと。

    女生徒、恥は読んだことのあった作品。好きな作品は何度読んでも楽しめるし、何度だって読みたくなる。
    そのうちまた読みたい。

    古典風、秋風記。今回初めて読んだ作品の中ではこの2篇が私の中でベスト。2度、3度と読み込んでいきたい。

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    2017年07月13日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    竹取物語(森見登美彦)
    伊勢物語(川上弘美)
    堤中納言物語(中島京子)
    土左日記(堀江敏幸)
    更級日記(江國香織)
    月報:小川洋子・津島祐子

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    2017年04月05日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    好きな作家さん目白押しで、これは読むしかないなと。

    伊勢物語おもしれえええってなっている。
    川上弘美の作品かと思うくらいどんぴしゃの訳にうっとり。余韻。
    竹取物語はポエム調の和歌がたまらん。これも森見作品かのよう。すばらしいテンポ感。
    堤中納言物語はおもわずニヤリ。
    土左日記は前段と括弧書きの注釈に痺れるし、更級日記は瑞々しくて女の日記感がさすが江國。

    この全集、ほんとぴったりな人に訳を頼みますよね。さいこう。

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    2017年01月04日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    自分がいかに古典にいい加減に接してきたかを思い知らされることになった。
    かぐや姫の話は誤解が多かった。もっとも、絵本の印象が強くて、かなり違訳を信じていたのかもしれないけれど、それも原典をきちんと読んでいない証拠。
    伊勢物語では、こんな太古から微妙な男女の機微があったのだと感銘を受けた。

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    2016年12月14日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    「こんな、おちゃらけの文学なんてあり得ない!」とも思うけど、50年後でも意味が通じる本として残せたので、これぞ文学なのかも知れない。
    全30巻の中で、この3巻だけを選んで読んでみたけど、結構当たりだったかも・・・!

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    2016年02月24日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    森見登美彦訳『竹取物語』
    川上弘美訳『伊勢物語』
    中島京子訳『堤中納言物語』
    堀江敏幸訳『土左日記』
    江國香織訳『更級日記』

    こんな、宝石の詰め合わせがあって良いのか⁈
    発刊を待ちわびていたし、読むのもドキドキ。
    それぞれに訳者の持ち味があって、とにかくすごい。

    きちんと全文収録されているのも、嬉しい。

    中でも、川上弘美の『伊勢物語』は鳥肌モノ。
    歌物語の真骨頂というか、とにかく、和歌の訳し方が素敵すぎる。
    言葉の数を少なくしながらも、今の感覚を添えてくれて、色っぽいし切なくなりました。

    お気に入りは二段。


    起きもせず寝もせで夜を明かしては春のものとてながめ暮らしつ


    起きるでも

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    2016年01月24日
  • 最後の晩餐

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    寺地はるなさんの「小曽根幸子の送別会」が圧巻。
    小曽根さん以外の登場人物3人の視点から、それぞれの “小曽根像”が描かれていて、中でも秋川の無礼さ、お門違いな考え方、小曽根さんを終始下に見る尊大な態度には読みながら本当に腹が立った。でも、こんな男性が全員ではないといえ一定数存在するのだと思うと実社会への暗澹とした気持ちが立ち込める。
    社会と自分の価値観のズレに気づけないのもまた、自覚のあるなしに苦しいことなのだろうなと思う。

    私は小曽根さんがかっこいいと思ったし、私もきっと同じことをするだろうなって感じたシーンもあった。
    一番印象に残った話だった。

    他の作品も切り口が斬新で、読んでいて学び

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    2026年06月12日
  • 最後の晩餐

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    豪華執筆陣にワクワクして購入し、期待通りの素晴らしいアンソロジーだった。
    どのお話にも違った良さがあってどれが1番好きか決めきれないが、今いちばん思い出すのは金原ひとみの『ラストサパーフォーエバー』。

    彼氏と別れて死にたいくらいつらいクズハの元に女友達3人が最後の晩餐に食べたいものを持ち寄る。死にたいクズハ本人ではなくその友人たちが選んだものなので理性が働いていて面白い。特に未来のことを心配しなくて良いから痛風鍋、という選択肢はあまりにも理性。自分にはその視点と選択肢が存在してなかったのですごく良いなと思った。本能のままに手を伸ばし食べまくる描写に活力が湧いてくる。

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    2026年06月04日
  • 最後の晩餐

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     作中で金原ひとみさんも触れていますが、「最後の晩餐」‥‥学術的には「キリストが処刑される前夜の12人の使徒と摂った夕食」を指し、その代表格があのダ・ヴィンチ作の有名な修道院壁画ですね。

     私個人としてはまさかキリストじゃあるまいし、家族に看取られながら「この中に私を裏切る者がいる」などと予言(遺言)し、パンと葡萄酒を食して逝く…。てか裏切り者のユダは誰よ? 遺族による遺産相続争いではなく、実家と墓じまいというまさかの醜悪な泥仕合…もはや笑えないギャグ! 小金持ちじゃないけど、自分が旅立った瞬間に家族がガッツポーズしてたらやだなぁ、ハハ。

     帯にもある通り、「あなたは人生の最後に何を味わい

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    2026年05月26日
  • あたしの一生 猫のダルシーの物語

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    猫好きさんからお借りしました。
    挿絵はかわいらしいですが、最初の方は物語にあまり入り込めず、随分長くお借りしてしまいました。

    私は、猫と一緒に暮らした経験はありませんが、経験者によると、猫は本当に人間をしもべと思っているらしい(笑)。
    どうして、介助犬や盲導犬はいるのに、介助猫や盲動猫はいないのか、という話を知人としたところですが、犬と違って猫は、人間のために何かしてあげようと性質ではないからだろうかと。それでも、本書を読むと、存在しているだけで猫って素晴らしいと思わざるをえません。


    ダルシーは、たくさん辛い経験をしますが、誇り高く、亡くなるまで「あたしの人間」を愛します。
    愛するペット

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    2026年05月23日
  • 最後の晩餐

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    作家のメンツがよかったからもちろん期待してたつもりだけど、アンソロという詰め合わせの性質上すべてのお話が自分に合うわけでもないと思っているので、百パーセント期待していたわけでもない気がする。だけど、これは個人的によかった〜!作家によってアプローチが違うのも面白かったし、なにより全員すごく読みやすかった。すんなり入ってくる感じで、一冊のアンソロとして温度感?みたいなものが揃っていてよかった(語彙力)
    わたしは江國香織だいすきマンなので江國香織のお話がいちばん読みたかったしいちばんすきだったけど、井上荒野もよかったなあ。あの短いお話のなかにオチまでつけてくるのってすごい。

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    2026年05月19日
  • 青い鳥 (新装版)

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    江國香織さん訳、高野文子さんの挿絵による
    メーテルリンクの『青い鳥』。
    子供の時分に絵本で読んだことがあるけど、
    お話としてしっかり読んだのは初めて。
    流石、読み継がれる名作とあって、哲学的で、
    大人が読んでも(イヤ、色々な経験を経た
    大人だからこそ)心に響くお話しだった。

    幸せとは、あなたが気づかないだけで、
    あなたの身の回りに幸せが沢山溢れていますよ
    というメッセージが込められている。
    目には見えないものを見る、感じる大切さ。

    印象的だったのは、真夜中の墓地と未来の王国。

    真夜中の墓地、死者やゾンビが出てくるのかと
    恐る恐る(ワクワク)期待していたが、
    現れたのは思いもしない光景だっ

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    2026年02月18日
  • 更級日記

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    源氏物語を読み終わったら読みたいと思ってたからやっと読めて嬉しい!

    平安時代の暮らしを垣間見られるようなこの日記が、時を超えてずっと残っているということがどれほど歴史的価値があるだろう!日本最高!
    お参りに行けばよかったのに行かなかった、が多すぎて、若い頃の高標女出不精すぎるだろと愛おしくなった 気持ちわかるよ〜

    私も物語に夢をみる自分をいつか顧みるときが来るのだろうか…全然夢見っぱなしだが…

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    2026年02月02日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    綿矢りささんが好きなので買いました。期待していたとおり心が痛くなるような女性が主人公でとてもよかったです。ユーミンの歌は知らなかったので、そういう楽しみ方はできませんでしたが…
    桐乃さんの短編に出てくる男性は女性から見れば恐怖を感じるかもしれません。

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    2025年12月26日
  • 「いじめ」をめぐる物語

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    ネタバレ

    5人の作家さんによる、いじめをテーマにしたアンソロジー。
    どのお話もいじめの描写が出てくるため何度も胸がぎゅっとなる。
    いじめた側はいじめていたことをすぐに忘れるが、いじめられた側は一生忘れない。
    大人になってからもずっと。
    どんな言葉を吐かれたか、その時どんな感情が湧いたか、当時のことを鮮明に思い出せるのはいつもいじめられていた側。
    それだけ、いじめる側は軽い気持ちであり、いじめられる側はその何倍もの深い傷を負っているのだろう。
    いじめる側の無自覚さが恐ろしい。
    自分も気をつけなければと思った。

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    2025年09月18日
  • あたしの一生 猫のダルシーの物語

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    猫の飼い主への愛、飼い主の猫への愛がたっぷりつまった素晴らしい愛のお話だった。尊くて愛おしい!
    ツンデレなところかわいい。何もかもが愛情の裏返しで良かった。
    ペット飼いたくなったけど、別れが辛くて無理かも。
    最後の方は衰弱していくダルシーの描写を読むのが辛かった。
    あとがきも含め最高でした。

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    2025年08月04日
  • 更級日記

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    有名な古典で名前は知っていましたが、読むのは初めて。物語好きな女の子の旅と好きな物語を存分に読む生活が描かれていると思っていましたが、半分も当たりませんでした。そもそも日記と言いながら老境に入ってからの回想録。だから、当然、最後は作者が老いてからの話。夫を病気で亡くして、こんなことになるのはまだ若かった頃の自分の心掛けがよくなかったから、と後悔する場面など、ちょっと身につまされました。
    途中、都に戻ってからの日々のちょっとした出来事の表現や人とのやりとりが、みんな和歌でなされています。この頃のコミュニケーションが和歌で成り立っていたことが改めて実感できたのも面白かったです。
    最後に、江國香織さ

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    2025年07月27日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ユーミンデビュー50年を記念して、6人の作家による短編書き下ろし。ユーミンの曲名と歌詞からイメージした短編はそれぞれ作者の個性が出てます

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    2025年07月21日
  • 更級日記

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    ブックカバーのイラストと現代語訳が江国さんだったので、普段あまり読まない本なのに購入しました。
    最初は「無理かも⁉︎」と雲行き怪しかったのですが、読み進めると面白かった。
    すっかり日記の中に入り込めました。
    人の生活は便利さの分は違えど、今も昔もそう変わらないとニヤニヤしながら楽しめました。

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    2025年05月29日
  • ナナイロノコイ

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    なんとなくバレンタインシーズンで久々に恋愛小説が読みたくなって。
    ドラジェと、そしてふたたび、私たちのことが好きだったかな。
    やっぱり好きな作家なんだなぁ、江國香織と角田光代。

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    2025年03月20日