江國香織のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
平安時代の文学を初めて読みました。
遠い昔のことのように感じていたけれど、本を読むことが好きな少女がいたこと、神頼みをすること、恋をすること、富士山が心に残ること、神頼みをすること、夢占いがあったこと、今と変わらないことがたくさんあるのだと感じました。
一方で、今は東海道新幹線で簡単に往来できてしまう距離を移動することが、この頃はどれだけ難しいことかも伝わってきました。
江國香織さんの訳のおかげで、和歌が理解しやすいことは大変ありがたかったです。
百人一首をある程度覚えているのですが、これまで意味を調べようと思ったことがなかったので、ああ、この言葉はそういう意味なのか、と知ることができ勉強 -
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Posted by ブクログ
菅原孝標娘の生涯はそこそこ波乱万丈なのに、本人はまったくそう思っていないようで「都会の女子たちはあんなにキラキラした人生を送っているのになんでわたしったらこんなにさえない人生なのかしら」ってぶつぶつ言いながらブログを書いてるオタク女子のにおいがする。
孝標娘の夢見る理想の生活は「見目麗しきやんごとなき殿方にどこかの山里にてひっそりと囲われて、紅葉や月などをみて過ごし、その人からの四季折々織の歌をしたためたお手紙などを心待ちにして過ごす日々。年に1度は会いに来てくれるとうれしいな」みたいな感じでなかなかメルヘンの世界の住人。
江國香織の現代語訳によってモノクロの写真にうっすらカラー加工を施し -
Posted by ブクログ
ご存知の通り、『100万回生きたねこ』(1977)は、佐野洋子さんの絵本です。最後に主人公の猫が死ぬのに、心からよかったーと思える、不思議でとっても深いお話でした。少し哲学的で、大人の方が響くかもしれませんね。本書は、この名著に捧げる13名の錚々たる作家諸氏のアンソロジーです。
最近読んだ町田康さん、谷川俊太郎さんも書かれていて…、あ、谷川さんは佐野洋子さんと(短期間)ご結婚されていたんですね。また書き下ろしの広瀬弦さんは佐野洋子さんの息子さん!
なんと不思議な巡り合わせです。当然ながら、全編とも名作絵本への愛と敬意が根底にあり、様々な視点で読ませてくれました。
各話の冒頭には、作