江國香織のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
猫目線で描かれる猫ちゃん小説。
ダルシーという名の猫が飼い主である“あたしの人間”
と出会い、暮らす日々を描いている。
ダルシーは作家ディー・レディーの飼い猫の名前で、作家のダルシーへの思いが詰まっている。
猫目線の猫ちゃん小説は数あるが、この本が他と異なるところは、あくまでも猫の暮らしを描いていることだ。
猫ちゃん小説の多くは、猫の目を通して人間の姿の滑稽さや愚かさを描いているが、この本ではあくまで猫のダルシーが主役、主猫公なのだ。
そのため、“あたしの人間”が元気がないとか笑っているといったことは書かれているが、自分が直接関与していなければ、何故元気がないのか、何故笑っているのかには興 -
Posted by ブクログ
森見さんの話が聞きたくて講演会に行って、欲しくなって買った本。森見登美彦さんの「竹取物語」は、確かに森見さんらしい。ファンタジーで、竹林が出てきて、美女も出てきて、そして男たちが片想いをする。川上弘美さんの「伊勢物語」は、授業でやった文章が出てきて懐かしい。在原業平すごい笑 中島京子さんの「堤中納言物語」は、歌の訳も三十一文字にしているのがすごい。こんなに楽しい物語だったんだと驚き。堀江敏幸さんの「土左日記」は、ひらがなで訳して貫之の考えを示すという独特の訳。江國香織さんの「更級日記」は、これも授業でやった文章が懐かしい。歌の訳など工夫されているのが伝わってきました。
古典文学のエキスパートで -
Posted by ブクログ
よく読む作家の名前がずらりと並んでいるので期待していたけど、正直それほどだった。
最後の晩餐、よく話題にのぼるテーマではあると思うけれど、実際にその状況になったら何を選ぶだろう。
結局最後は塩おにぎりでいいとか、母親のつくった家庭料理とか、そういう素朴な路線もあるけれど、私はまだまだ寿司とかウニ丼とか食べたいけどな。
金原ひとみ「ラストサパーフォーエバー」に出てきた、
〈私はまだ、最後の晩餐の最適解を見出せていない。それは私がまだ自分の人生を見通せていないってことなんだろうか。〉
という文章にその通りだと頷きながら読んでいたけれど、作中にでてきた、あん肝白子牡蠣雲丹海老がぎっしり詰め込まれた -