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落第教師 和久井祥子の卒業試験
「――逃げなさい。そして自分で居場所を見つけて!」 教師として母校に赴任した祥子は、モンスターペアレントの標的にされ、気の休まらない日々を過ごしていた。それでも生徒を助けようと、解決の方法を探るのだが……。 そんな祥子も、私生活では二十代のふつうの女子。人も羨む男性から告白されるものの、旧友である晴彦との関係が変わり始めて……。 恋に仕事に悩む祥子が行き着く場所は、時間を経ても変わらない学校の片隅にある花壇だった。移りゆく季節と共に、助けられる側から、助ける側へと立場を変えて、落第教師・和久井祥子が突き進む。 -
きじかくしの庭
恋人の心変わりで突然フラれた亜由。ちょっとした誤解から、仲たがいをしてしまった千春と舞。家でも学校でも自分の居場所を見つけられずにいる祥子。高校生の彼女たちが涙を流し、途方に暮れる場所は、学校の片隅にある荒れ果てた花壇だった。そしてもう一人、教師6年目の田路がこの花壇を訪れる。彼もまた、学生時代からの恋人との付き合いが岐路を迎え、立ちつくす日々を送っていた。熱血とは程遠いけれど、クールにもなりきれない田路は、“悩み”という秘密を共有しながら、彼女たちとその花壇でアスパラガスを育て――。 躓きながらも、なんとか前を向き歩こうとする人々の物語。 -
「始末」ということ
どのように自分の死を迎えるか。そのためにどんなことを覚悟すべきか。日本人の死生観や葬送のあり方から、自らのモノの始末、こころの始末まで、宗教学の第一人者が語る「いのち」の締めくくり方、「終活」の提言。 -
語りきれないこと 危機と傷みの哲学
語りきれない苦しみを抱えて、人はどう生きていけばいい? 阪神大震災を機に当事者の声を聴く臨床哲学を提唱した著者が、東日本大震災から一年を経て、心を復興し、命を支える「人生の語りなおし」の重要性を説く。 -
生ききる。
岩手県・天台寺の名誉住職である瀬戸内寂聴と、宮城県出身で日本を代表する哲学者・梅原猛が緊急対談! 東日本大震災後、日本人がこの難局を乗り越え、希望を見いだすために語り合う。 -
ヴァンダル画廊街の奇跡
人は誰もが、心の中に一枚の絵を持っている──。 統一された政府により、様々な芸術が規制を受け始めた世界。しかし、そんな世界各地の壁面に封印されたはずの名画が描き出される事件が起こる。 『 Der Kunst Ihre Freiheit! (芸術に、その自由を!)』 絵とともにそう書き残していく<アート・テロリスト>を、人々は敬意をこめて「破壊者(ヴァンダル)」と呼んだ。 政府を敵に回すという危険を冒してまで彼らが絵を描く理由とは。そして真の目的とは──? 第16回電撃小説大賞、<金賞>受賞作! -
一つの大陸の物語
アリソンに見送られたトラヴァス少佐は、軍用機に乗り旅立つ。しかし機体はその後、爆発とともに墜落してしまい ──。 一方、リリアの通う第四上級学校では、“謎の転校生”トレイズを巡って新聞部メンバーが校内の大調査を開始する。すると、思いがけず臨時ロッカーに関する不審な現象が明らかに。彼らは、徐々に大きな事件へと巻き込まれてしまうのだった……。 懐かしいあのキャラクターたちも勢揃いでお贈りする、胸躍るアドベンチャー・ストーリー×ドキドキハラハラワクワクドタバタ学園物語の完結編上巻! -
under
深夜の駅。 人気のないコインロッカー。 そこで一人の少女が闇に引きずり込まれ姿を消した――。 人は死ぬと “異界” に落ちる。 それがこの世界のルール。 だが、未練を残して “異界” に落ちた魂は、異形の姿となり現世に戻り、世界の侵食を引き起こす。 失踪中の兄から届いた手紙により、世界のバランスを保つ “異界使い” の存在を知った霧崎唯人。 兄の行方と少女の失踪の謎を追う内に出会う、“闇” の世界。 狩る者と狩られるモノ―― 狂気に満ちた饗宴の後に、暴かれる真実とは……。 深紅の悲しみに彩られたサイコミステリー。 -
アトリウムの恋人
とある理由により閉鎖された仮想世界 「東京スフィア」。高校生の前田は、普段は言葉を交わさないクラスのアイドル青原遥花から、その存在について相談を受ける。 身に覚えのない東京スフィアの入場チケットと大金100万円── その後も執拗にスフィアのことを調べたがる遥花は、前田の他にも数名の生徒を誘って、サークルを設立してしまうのだが……。 そのチケットは、前田にとって歓迎すべき“招待状”なのか、それとも── !? -
奇祭狂想曲
おちゃらけな大学生、名雪小次郎。彼はある日、思わぬ事態に驚愕する。すなわち ―― 金がない。 このままでは卒業どころか、明日を迎えることさえ叶わないと自覚した小次郎は、夏祭り 「嗚鼓宮祭」 で、濡れ手に粟の金儲けをしようと企む。しかし、頼りの相棒・魔王が逮捕され、ピンチに陥る。しかも、かつて敵対していた女子高生・朝霞愛理を人質に、街中を逃げ回ることになってしまい……。 第17回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉受賞作である 『おちゃらけ王』 の名雪小次郎が、またまた大奮闘!? 疾走感あふれる愉快痛快な逃亡劇に、酔いしれろ! -
ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘い
東日本大震災発災直後、岩手県庁内に設置された災害対策本部で、医療班の指揮にあたったのはある若き医師だった。通信網の崩壊。ヘリが足りない。燃料も不足。支援物資も届かない。雪が、余震が、無情に襲いかかる。「それでも、被災者を救いたい」。張りつめた緊張と混乱の中で、寝食を忘れ奮闘する九日間を綴る、感動のノンフィクションノベル。 -
ぼくは満員電車で原爆を浴びた 11歳の少年が生きぬいたヒロシマ
伝えたい少年原爆体験記。11歳のヒロシマ。 広島に原爆が落とされたのは、1945年8月6日でした。11歳の米澤鐡志さんは、爆心から750メートルの電車内で母親と一緒に被爆します。母親は9月に亡くなり、母乳を飲んでいた1歳の妹は10月に亡くなります。 この本は、米澤少年の目で見た、8月6日その日のことと、その後何が起こったか、という記録です。 ブラウスが突然発火して、体が焼け始める女性、皮膚が布地のように垂れ下がって、幽霊のように見えた人たち、防火水槽に飛び込んで亡くなっている赤ちゃんを抱いた女性、川を流れていくたくさんの死体。 11歳の少年が見た光景を、読者も知ることになります。 「どんなにつらい記憶でも、知らないよりは知ったほうがいいと私は思います。本書は読むのも苦しい内容ですが、きっと未来のための知恵を与えてくれるでしょう」(京都大学原子炉実験所 小出裕章さんによる「はじめに」より)。 原爆や核についてお子さんと考えるとき、最適の1冊です。 -
ヤクザの散り際 歴史に名を刻む40人
任侠界史に名を刻む男達の死の在り方は、その生き様さえ表すほどに鮮やかである。晩年まで日本のドンと恐れられ大往生を遂げた稲川会総裁稲川聖城、自ら首の動脈を掻き切り血の始末をして絶命した初代阿部組総長阿部六郎、壮絶なリンチにも決して屈しなかった侠道会池澤組幹部滝下健夫…。伝説に残るヤクザ40名の最期を描く迫力のドキュメント。 -
GJ部中等部
今度はあたしたち、シスターズが主役っ! 「部員だよ。自分たちで作ったもん。中学で。ジルちゃんとセラちゃんと、まだ三人だからホントは同好会だけど。来年の春には一年生を捕まえて四人にするよ。きちんと部になるもん」(by 四ノ宮霞「GJ部(7)」より) いつもの放課後、いつもの部室。中学二年生のあたし、四ノ宮霞(しのみや・かすみ)が過ごすのは、個性的な四人の友達との、ゆるふわな時間。今日もいつもどおり! 四ノ宮京夜(しのみや・きょうや)の妹・霞たちが、本家「GJ部」への憧れから設立してしまった「GJ部中等部」。姉の綺羅々(きらら)を追い、はるばるカナダからやってきたジェラルディンと、顔に横がけしたキツネのお面が目印の、天使(あまつか)家の三女・聖羅(せいら)。昨年秋の宣言通りに、一年生の男子・ケンケンとジンジンをゲット(?)して、ついに活動スタートです……。 四コマ小説、36話収録! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
デモンポゼッション
1938年アメリカで、亡命ユダヤ人・リーゼ・マイスナーによって、理論上、無尽蔵かつ完全クリーンなエネルギーが発見された。完全無欠と謳われたそのエネルギーの名は――“悪魔”。“悪魔”は奇跡をもたらし、人間を人間以上の、むしろ神に等しい存在とする。だが人を超常の存在と化す“悪魔”の力を手に入れることができるのは、全人類80億人中、わずかに666人。そして“悪魔”の力を手に入れた人間は“悪魔憑き(ミディアム)”と呼ばれる――。 -
不退ヤクザ伝 牧野国泰 松葉会六代目会長、捨身忠義の任侠道
任侠とは己を捨てることなり。大侠客、国定忠治の精神を継ぎ、伝統一家を抱える名門・松葉会会長として今も侠道を歩み続ける男、牧野国泰。北関東大久保一家を復興させ松葉会の危機を救ってきた彼の道程には、関根賢や藤田卯一郎という偉大な先達と、彼に心酔する多くの若き舎弟たちの姿があった。現役大親分の激動の半生を描いた任侠浪漫小説。 -
愚連隊列伝
横浜中の親分を震えあがらせ、不良を痺れさせたアナーキーでダンディな愚連、モロッコの辰。組織や束縛を嫌い、完全な自由人であり続けた男が貫いた一生の美学は多くの若者に影響を与えた。新聞社内で拳銃自殺決行という衝撃の最期を遂げた野村秋介の魂の源もここだった! 辰に憧れ、その死後も生き様を継承した男たちを描く鮮烈な愚連隊ノンフィクションノベル第一弾! -
ヤクザ伝 裏社会の男たち
一般社会から隔絶したヤクザ社会に厳然と存在する伝説と伝統。愚連隊の元祖・万年東一、北の風雲児・ジャッキー、モロッコの辰を初め混乱の時代を生きた愚連隊の猛者、そして巨大な影響力を持った顔役、江戸時代から脈々と伝統を受け継ぐ名門一家……など東日本ヤクザ界に伝わる歴史と伝説が分かるヤクザ入門書第二弾! -
ヤクザ大全 その知られざる実態
一般社会から隔絶した想像を絶するヤクザ社会を徹底解説。博徒とテキヤの違い、男たちを結ぶ盃の意味、背負った代紋の重み、おとしまえのつけ方、日々の稼ぎ=シノギの方法、勢力分布図、そして一般社会にも活用できる強固な組織の作り方と管理・戦略論……知られざるヤクザ世界の実態と文化が分かるヤクザ入門書。 -
わたしたちの田村くん
中学三年の進路調査・第一志望は 「故郷の星へ帰る」 という不思議少女系、松澤小巻。投石して窓を粉砕しバレンタインのチョコを誤爆するという学年随一の美少女、相馬広香。いずれも変わり者の女の子2人と、彼女たちを相手に空回りしながら奮闘する田村くんの、おかしくてちょっと切ない恋物語。 -
泥の蝶 インパール戦線死の断章
太平洋戦争末期の昭和十九年三月、インドを英国領から解放し、新政権樹立を目論む日本は運命の一戦に打って出る――インパール作戦。後に「無謀な作戦」の代名詞となった戦いは、補給路を軽視したため夥しい餓死者を生む修羅場と化した。渦中にあった若き兵士たちが胸に秘めた、愛する家族、母国への想いとは何だったのか? 心揺さぶる魂の戦記。 -
探偵・花咲太郎は覆さない
ぼくの名前は花咲太郎。「推理は省いてショートカット」が信条の、犬猫探し専門探偵だ(しかもロリコン)。にもかかわらず、最愛の美少女・トウキは殺人事件を勝手に運んでくる。オネガイヤメテー。これは、そんな僕らの探偵物語だ。 -
株式会社ハピネス計画
幸せを売る会社って、どんな会社なんだろう。 恋人から婚約を破棄されたうえに、会社からはリストラにも遭い、不幸のどん底にあった氏家譲は、中学時代の友人であった武蔵と10年ぶりに再会する。 「よう、久しブリ照り!」 いきなりそう話しかけてきた武蔵は、「自分の愛人の相手をしてやってほしい」と譲に頼んできた。武蔵の依頼を引き受けた譲だったが、当の愛人からあらぬ誤解(ロリコン疑惑)を受け、インチキ臭い神社へ連れていかれることに。 そこで譲は中学時代の同級生の女性・藤原たまりに出会う。さらに武蔵がステキに胡散臭く経営している会社「ハピネス計画」で働きはじめ、譲の人生は転々としていく。 怪しいけれどどこか憎めない人物たちの行動に巻き込まれ、振り回されつづける譲に、やがて小さなハピネスが。
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