柳橋物語・むかしも今も

柳橋物語・むかしも今も

616円 (税込)

3pt

幼い一途さで答えてしまった「待っているわ」という一言によって、一生を左右され記憶喪失にまで追いやられてしまう“おせん”の悲しい生涯を描いた「柳橋物語」。愚直な男の、愚直を貫き通したがゆえにつかんだ幸福を描いた「むかしも今も」。いずれも、苛酷な運命と愛の悲劇に耐えて、人間の真実を貫き愛をまっとうした江戸庶民の恋と人情を描き、永遠の人間像をとらえた感動の2編。

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柳橋物語・むかしも今も のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    高校の時の課題図書だった。当時ひねたガキやったはずやのに号泣した。宿題の感想文が書けなかった。書けない理由を原稿用紙に綴った。今の僕の国語力では書き表せません、いつか文章でこの感動を書き表わせるよう、これからいっぱい本を読もうと思います、と。
    今大人になって読み、今だに書けない自分がいるけれど、それ

    0
    2017年10月05日

    Posted by ブクログ

    江戸庶民の生活。
    つましく善良な人が報われるとか報われないとかそういう単純な勧善懲悪さではなく、諦めではないけど「まあそういうものなのだよ」ということが書かれているように思った。

    0
    2017年03月18日

    Posted by ブクログ

    昭和二十年代の作品なので、現代の小説より重くて、読んでいて苦しくなります。それでも心が洗われる思いを得られるのが山本周五郎作品の良さだと思いました。

    柳橋物語のほうは、最後にも救いがなくてどこまでも悲しくなりました。
    おせんは優しい子だと思いました。幸太郎をどこまでも見捨てないし、不幸に落ち込む友

    0
    2017年03月11日

    Posted by ブクログ

    中編2本、どちらも素晴らしい。
    そしてどちらにも共通するテーマは、天災と究極の愛。
    特に柳橋物語。まだ幼いおせんが結んだ結婚の約束。
    火事、水害、どんな災難もその約束を支えに乗り越えて来た、おせんがようやく再会した契りの相手の言葉。
    そして彼女が知った愛の苦しみと本当の意味。
    これこそまさに、究極の

    0
    2014年07月18日

    Posted by ブクログ

    戦後の山本周五郎の江戸下町作品。
    「柳橋物語」と「むかしも今も」の2作品です。
    「柳橋物語」は主人公おせんの悲しい半生が描かれ、なぜここまで…、という感じがします。その人生の分かれ道となったのが、短い時間に庄吉と交わした約束から。その約束を守りとおしたが故の運命。登場人物のだれが悪いわけでもない

    0
    2013年06月26日

    Posted by ブクログ

    今回、再読して逆に感じたのは、おせんが決して不幸な境遇だったとは思えなかったのです。 逆にこちらは少数意見かもしれませんね、とりわけ女性読者からはお怒りを買うかもしれません。 私は却って針仲間のおもんの身を持ち崩して行く姿がおせんよりも不幸なように感じました。 というのは、庄吉はこの物語の中ではど

    0
    2012年09月10日

    Posted by ブクログ

    中編二編。どちらもよかった。貧困や天災やなにか抗いがたい運命によって厳しい道を歩まされる人間の物語。山本周五郎の真骨頂のような二つの物語だった。耐え忍ぶ美とそれでも朽ち果ててしまう美。スポットライトがあたる花が美しいのではなく、その周りに咲く誰にも見向きもされない花にこそ真の価値があると、やはりテー

    0
    2012年05月21日

    Posted by ブクログ

    読んでいて、情景が浮かんできて、文章に引き込まれてしまいました。

    柳橋物語は、苦しく辛くなってきたけれど、最後におせんが味わった待ってた人が他の人と結婚して苦しい思いをした時に気付いた幸太の想い。
    新たな気持ちで前に進むおせんに人の強さを感じた。

    今もむかしも 直吉の素直で真面目一辺倒だけれど

    0
    2011年12月13日

    Posted by ブクログ

    昭和39年に初版が出ているので、字が小さい上、印刷が薄く、ぱっと開いて読むのが嫌になるほどだったが、読み出せば、グイグイと引き込まれた。
    まっすぐに生きるっていいなとしみじみ思えた1冊。

    0
    2011年11月29日

    Posted by ブクログ

    『柳橋物語』はハッピーエンドを期待して、つらい思いをしましたが、忘れられない作品です。
    『むかしも今も』は辛い時期を我慢した主人公にも読者にも、素敵なことが待ってます。

    0
    2009年11月04日

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