佼成出版社作品一覧

  • 子ザルのみわちゃんとうり坊
    4.0
    京都府にある福知山市動物園に、親をなくしたサルとイノシシの赤ちゃんがやってきました。ひとりぼっちがさみしくて、毎晩泣きさけぶ子ザルのみわちゃんでしたが、園長の思いつきでイノシシのうり坊と一緒に寝かせてみると……。「おサルのロデオ」として、テレビや新聞でも話題になったこの2匹の友情を中心に、周りの人間の優しさ、他の動物たちとの交流を描いた、心あたたまる作品です。

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  • 蒼とイルカと彫刻家
    -
    (薬師寺一彦・協力) 小学校一年の夏にプールで溺れそうになったときに、プールの底でイルカの目を見た蒼。それ以来、蒼の心の中に一頭のイルカがすみ始めた。イルカはいつも蒼の心に静かによりそっていたが、森の中で不思議なしずくの形をした置物を見てから、それは自分の意思で動きだして……。自分の本当の居場所を追究し、彫刻家との出会いを通して成長する少年・蒼のひと夏を爽やかに描いた感動作。

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  • 藤田霊斎 丹田呼吸法 向上し続ける人生の構築
    -
    本書では釈尊を祖とし、天台大師智ギ、そして臨済宗中興の祖と謳われる白隠禅師へ伝えられた呼吸法を紹介します。明治期、この仏教の伝統的な呼吸法を「調和道丹田呼吸法」として体系化させたのは真言宗智山派の僧侶・藤田霊斎でした。呼吸を練り、臍下丹田を充実させることにより健康を得ることはもちろん、老いても向上し続ける人生を構築できるとしています。仏教伝統の呼吸法を写真入りで詳解する一冊です。

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  • リレートーク 言葉の力 人間の力
    4.0
    本書は70代、80代を迎えてなお第一線で活躍するピアニスト・舘野泉氏、生命科学者・中村桂子氏、絵本作家・加古里子氏、児童文学者・松居直氏の語り手がリレー形式で人間力、言葉力、命(生きる)というテーマを引き継ぎながら手渡していく魅力ある対談集です。4人の著者が、熱き思いを語るリレー対談集。

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  • 仏教とアドラー心理学 自我から覚りへ
    -
    うつ、神経症、心身症、不登校、引きこもり、リストカット、自殺、いじめ、非行、薬物依存など、心と行動に関わる深刻な問題が山積する現代日本。仏教と心理学を統合したアプローチにより、適切で有効な理解と対処法を提示する。

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  • かぐやのかご
    3.8
    大きな声で泣きながら学校から帰っていた清香に、竹の束を持ったおばあちゃんが話しかけてきました。おばあちゃんは竹細工の名人でした。魔法のような手さばきで、柔らかく形を変えられていく竹を見るうちに、清香の心は安らいでいきます。清香は学校であったことを語り出しました。友だちの失敗を自分の身にかぶってあげたのです。それを聞いたおばあちゃんは、「トガ負い比丘尼」の話を始めました。繊細で優しい清香。おだやかだけれども芯の通ったおばあちゃん。世代も性質も違う2人に、竹細工のような温かくゆるぎない友情が生まれます。

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  • 人生にはしあわせの甘さがある アラン『幸福論』を読む
    3.0
    アランによれば、「幸福」とは「人生そのものの味わい」であると言う。つまりイチゴにはイチゴの味、ミカンにはミカンの味があるように、人生には幸福という甘(うま)さがあるのだという。震災後、再び着目された『アラン 幸福論』の珠玉の名言を抽出し、その深い意味を解説とともに味わう一書。

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  • 瞑想脳を拓く 脳生理学があかすブッダのサイエンス
    4.0
    本書は、脳生理学者とヴィパッサナー瞑想指導者による共同研究レポートです。どのうようにすればブッダや禅僧の悟りを追体験することができるのか。それを脳波や脳内セロトニン量の測定からあきらかにしていきます。

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  • 人生で大切なことはすべてヘッセが教えてくれた
    4.0
    自由を愛し、人間の本質を問い続けた、ノーベル文学賞作家ヘルマン・ヘッセ。 本書は、ヘッセの小説・随筆・詩から名言を厳選し、解説を加えた。揺るぎない人生の指針と、“たいせつなこと”を語りかける珠玉のメッセージ集。

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  • 唯識と論理療法 仏教と心理療法・その統合と実践
    3.5
    現代の日本人が、仏教と心理学・心理療法の両方を統合したかたちで、日常生活に活かして使うためのヒントがつまっている。

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  • 釈尊のご生涯をたずねて 「仏さま」の実像とその教え
    -
    雑誌『躍進』(佼成出版社刊)で連載されていた「釈尊のご生涯を訪ねるロボット童子の旅」の書籍化企画です。悟りを求めて師を訪ね歩く『華厳経』の善財童子にあやかり、ロボット工学の権威である森政弘氏が、現代を代表する仏教学者や宗教学者(計14人)と対談を重ね、釈尊の生誕から入滅までの生涯を訪ねます。 本稿では、釈尊在世当時のインドの文化的背景を鑑みながら、出家、悟り、布教伝道、入滅に至るまでの釈尊の心情の変化なども考察。その内容は、仏教学の各分野に精通した学者との対話によって釈尊の生涯や人物像を克明に描くだけでなく、釈尊が発見された真理の核心を現代に生きる人間にあてはめて究察し、かつ仏教が現代に伝えられていることへの意味にまで言及する奥深いものです。多角的に釈尊の生涯を分析し、人間が生きることの意味をも明らかにした点で類書と差別化を図っています。 本稿の構成は、【童子敬白(釈尊の悟りへの道程を辿っていく上での森氏の心情)】→【釈尊伝のストーリー】→【森氏と学者の対話文】を繰り返しており、読み進めやすさを考慮した。ロボット工学の研究を通して人間についての理解も深めてこられた森氏が、仏教の研究を始められた当初の原稿であり、探究によって生じる疑問を次々と解き明かしていくプロセスもまた一興です。

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  • 増谷文雄名著選 この人を見よ ブッダ・ゴータマの生涯 ブッダ・ゴータマの弟子たち
    -
    名著の輝きそして、新しさ―。日本の仏教研究において一時代を築いた碩学による著作がここに。
  • はじめての韓国仏教 歴史と現在
    -
    韓国仏教(=朝鮮半島の仏教)の歴史と思想、現代韓国の仏教事情を解説する。日本仏教にも影響を与えた朝鮮半島の仏教の独自性、代表的な学僧とは――。図表・写真、コラムを付すほか、北朝鮮の仏教についても言及する。

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  • 生命継ぎの海
    -
    輝ける海と豊かな森、そして人生の出会いと別れ…。旅を通して、いのちの本当の姿を見つめる立松和平のエッセイ集。自然の摂理や仏教の世界観、そして人生観について語る。

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  • 島田裕巳の日本仏教史裏のウラ
    -
    偉才の宗教学者が、「常識を疑う」という視点から、意外に知られていない日本仏教史の真実鋭く迫る一冊。信仰という“聖域”の中で形づくられた高僧たちの真の姿を、史実をもとに検証し、分かりやすく解説する。
  • 一文字説法 観音のこころ
    -
    年末恒例の「今年の漢字」揮毫で知られる、京都清水寺の森清範貫主。同寺のご本尊である観音さまにちなみ、『観音経』を中心に仏教にまつわる漢字33字を選りすぐって解説し、揮毫とともにお届けする仏教エッセイです。
  • 仏教の国家観
    -
    著者の研究分野である『金光明経』の観点から仏教教団と国家の関係に迫りつつ、国家観や国王観、個と自由の探究に至るまで広範にわたって解説。仏教が国家と密接な関係を構築し、また時には距離を置きながら共存してきた歴史を考察し、国家と宗教の在り方を見つめていく。
  • 仏教の復権
    -
    多様化する価値観のなかで、イデオロギーの衝突や目標の喪失など、人間社会に横たわる課題は日々深刻化している。幸福になることを求めながら、混沌した社会の問題に悩まされる人間に対し、仏教の存在意義はいかにあるのか。戦中・戦後の日本における仏教の変遷を解説しながら、再評価された仏教がもたらす可能性に言及していく。

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  • 現代「只管打坐」講義 そこに到る坐禅ではなく、そこから始める坐禅(ソコニイタルザゼンデハナクソコカラハジメルザゼン)
    -
    道元禅師(1200-1253年)によって提唱された「只管打坐」(悟るためでなく、ただ坐る)としての坐禅がどうしたら可能となるかについて、実践に基づく理論を詳述する。曹洞宗大本山永平寺の機関誌『傘松』での連載の単行本化。
  • 私は、看取り士。 わがままな最期を支えます
    4.0
    看取り士(みとりし)――逝く人の最期に寄り添い、見送る人。また、家族だけでの看取りをサポートする人のことをいう。本書は、25年ものあいだ、生と死に向き合い続けた看取り士・柴田久美子のエッセー。  日本人のおよそ8割が病院で最期を迎える一方で、その約5割が「自宅で最期を迎えたい」と願っているといわれる。しかし、自宅で看取る文化が薄くなった現代社会では、看護・介護する側がその望みを叶えてあげたくても難しい事情があるのが現実だ。こうした状況から、著者は「尊厳ある最期が守られる社会を創りたい」と願い、自らを「看取り士」と名乗った。  200人以上のケースをもとに、看取りの際の心構えや実際の触れ合い方に加え、エンディングノートの活用の仕方、旅立つ人から魂(いのち)を引き継ぐ大切さなどを紹介。厚生労働省が在宅医療・介護への方針転換を始めた今、自らの、そして大切な人のQuality of Death(QOD/死の質)を考え、より良い人生、より良い最期を送るための手引書となる。  巻末には、医師・鎌田實氏(諏訪中央病院名誉院長)との対談を収録。看取り士の誕生秘話をはじめ、死に対する二人の考え、地域包括ケアという共通の夢について語り合う。
  • 全篇解説 日蓮聖人遺文
    -
    日蓮(1222-1282)が書き遺した著作や書簡、図録など(=遺文、御遺文、御書)などのうち、真蹟(真筆)であることが裏づけられる282篇について逐一解説したもの。主要著作だけでなく、普段はあまり顧みられることのない遺文までも繙くことを通して、日蓮の思想的全体像を明らかにしようとする試み。解説は1篇ごとに「読み切り」のため、辞書的にも活用できる。序論として日蓮遺文および日蓮思想の概説(写真8点付き)、巻末に参考文献・日蓮年譜・遺文索引を付す。
  • いつでもどこでもヨーガな暮らし
    3.0
    ヨーガを始めてみたいけれど、なかなか時間がとれない──そんな忙しい女性でも、毎日の生活のなかで簡単にできるヨーガとは……? 本書では、インド政府公認ヨーガ教師である著者が、姿勢と呼吸を調えることで、疲れないからだと凹まないこころをつくる“ヨーガ的生活術”を紹介。思いついたらすぐにできる「元気になる呼吸法」や「疲れない座り方」など、心身を癒し、しなやかに生きていくためのヒントがつまっています。
  • 仏教講義 根本仏教と大乗仏教の会通を語る
    -
    釈尊の真精神は、教団発展の過程で分派した根本仏教と大乗仏教のいずれにあるのか。著者は、二つの仏教が相容れない思想であるとの理解を超え、両者の性格を検証、相互補完的関係にあることを提示します。
  • 『修証義』解説 道元禅師に学ぶ人間の道
    -
    明治時代の中頃に、道元禅師の主著『正法眼蔵』から抜粋して編集された『修証義』。曹洞宗の「宗典」であるとともに、広く仏教徒の生き方を説くものでもある『修証義』の神髄を、著者の体験を織り交ぜながら解き明かす。
  • 感情にふり回されない子育て 親子が変わる 〈SomLicペアレント・トレーニング〉
    -
    「子どもにイライラしてしまう」「子どもがいうことを聞かず、怒ってばかり」……。 そんな子育ての悪循環に陥っていませんか? そもそもほとんどの人が、子育ての仕方を学ぶ機会がないまま、 いきなりの実践に挑んでいるわけですから、 うまくいかないのは当然です。 本書で扱う「ペアレント・トレーニング」は、 問題行動のある子どもの治療技法として、 認知行動療法をベースに、アメリカで生まれました。 著者はそれを、日本の子育て支援の現場で取り入れやすいプログラムとして開発し、 このたび、厚労省の子育て支援事業に採用されました。 今後、多くの方が「ペアレント・トレーニング」にふれる機会が増えるでしょう。 本書では、それに先駆けて、著者が開発したプログラムを書籍化しました。 本書を通して、子どもとの適切な関わり方を学べば、 子育ての悪循環を断ち切ることができます。
  • 花明かりのことば
    -
    周囲をほのかに照らし、人間関係をあたたかく包む、花明かりのような言葉たち。人生の折々に出逢った“忘れえぬひとこと”をたどる。1993年刊『花笑みのことば』につづく書き下ろしエッセイ。
  • オトす技術 カレもカノジョも上司もお客さんもみんな振り向く心理学
    3.0
    恋愛もビジネスも、成功の鍵は人間関係力です。吉本興業の元名物マネージャーで人材育成コーチの大谷由里子氏と、心理マーケティングの武田和久氏が、実話ベースの恋愛ストーリーをもとに、今すぐ使える心理学の法則・効果をお教えします。婚活したい人、部下や後輩を持つ上司、上司や先輩との人間関係に悩む人などなど……、オトしたい人がいる人、必読です!
  • 地蔵のこころ日本人のちから
    3.0
    第1話「お地蔵さま」・第2話「両行」・第3話「禅における私の成り立ち」として、“日本という国の禅”の在り方を玄侑氏独自の視点からひも解き、読者に平易に伝えていく一冊。現代の日本人の日常生活に沿った、魅力ある内容になっています。
  • 安泰寺禅僧対談
    -
    曹洞宗の修行道場・安泰寺で、坐禅修行と自給自足の作務に打ち込む青春時代を送った著者二人。少・青年期の苦悩と夢、出家の動機、歴代住職との思い出などを赤裸々に語り合い、仏教、坐禅の正しい理解を指南する。
  • あなたの「生きたい」を支えます
    5.0
    現役の看護師であり、尼僧でもある著者は、 医療の現場で、死にゆく人や心に悩みを抱える人に寄り添い、 話を聴くという「スピリチュアルケア」の活動を続けています。 答えの出ない深き悩みに寄り添うためには、 「聴く側に、もっと深く揺るぎない何かがなければ」といいます。 著者にとっての「何か」とは、仏教でした。 本書では、それぞれの“生きづらさ”から抜け出すための方法を 仏教的なアプローチから伝えます。 時代や社会の価値観が変化しても、 変わらぬ揺らぐことのない真理がここにあります。
  • 『永平広録』「上堂語・小参」全訳注(上)
    -
    道元(1200-1253)の思想的全体像を知るためには、その主著『正法眼蔵』とともに説法や法話を集めた語録『永平広録』の読解が不可欠である。本書は『永平広録』の原漢文・現代語訳文・訳註からなり、上巻は巻第1から巻第4までを収載する。
  • 慈悲のかたち 仏教ボランティアの思考と創造
    -
    東日本大震災以降、仏教者の社会貢献の重要性が問われてきている…幾度も被災地に足を運び、おおくの人々を取材。確固たる信頼をえたうえでの記事執筆である。仏教ボランティアの現場に立ち続ける著者ならではの、新鮮な視点。
  • 鳩摩羅什 法華経の来た道
    3.0
    大乗仏教を象徴する経典『法華経』(妙法蓮華経)を漢訳した西域出身の僧侶・鳩摩羅什(くまらじゅう/4~5世紀)の実像と足跡を、21世紀の現代日本を生きる青年・水野幹夫の自己探求をとおして描きだす長編小説。羅什の記述については現存する伝記に基づき、その人生・業績・思想などが忠実に描写され、羅什伝としても読むことができます。立松和平氏の急逝によって未完となった小説を、息子・横松心平氏が引き継いで完結させた意欲作。
  • 悟りから祈りへ
    -
    本書は、カトリックのシスターであり日本文学研究者でもある鈴木秀子さんと、礼拝行(五体投地)を実践すると共に「坐禅断食」を提唱・指導する禅僧野口法蔵さんによる共著本です。本書のテーマは、宗教・宗派の違いを超えた〈祈り〉のありようを明らかにしようとするものです。宗教遍歴の後、厳しい修行(礼拝行)を実践していた野口さんは、鈴木さんとの出会いにより、「修行とは他者の幸せを願うこと=祈ること」と気づいたと言われます。「他者の幸せを願う」という意味での「祈り」について、鈴木さんと野口さんの論述から浮き彫りにします。対談本でなく、各節を分担執筆しているため、お二人それぞれの論旨をゆっくり追いながら読むことができる一冊です。
  • 親と死別した子どもたちへ ネバー・ザ・セイム 悲嘆と向き合い新しい自分になる
    -
    親を亡くした悲しみを抱える子どもたちがその後の人生を歩んでいくためには、その死別体験とどのように向き合えばよいのか。 原著書名の“Never the Same”とは、「〔親の死を経験したあなたは、以前の〕あなたとは違う〔けれども、もうあなたは前に進む準備ができている〕」というニュアンスを意味している。親を亡くした子どもたちは、時間の経過とともにその喪失の悲しみを受け容れて成長していくと言われるが、著者は「子どもは必ずしも親の死を乗り越えてはいない」という。その上で本書では、子どもたちが親の死を無理に受容したり乗り越えたりするのではなく、「親の死の前の〈わたし〉と後の〈わたし〉は同じではない。それでも自ら前に向かって歩みを進めることができる」ように導いていくことを目指している。 アメリカのグリーフケア施設「ダギー・センター」(1982年設立)の責任者を長く務めた著者が、臨床現場での事例を紹介しながら提言する一冊。
  • 現代語訳 はじめて読む法華経28品 深遠な教え、華麗な物語世界へ
    -
    法華経28品すべてを、現代語訳。親しみ溢れるみずみずしい表現で、僧侶や仏教学者が今まで訳しきれなかった経典世界を新鮮に表現している。2002年(平14)に水書坊から出版された同書の復刊企画。作家の記念碑的一冊といえる。
  • ひろさちやの「空海」を読む
    -
    「自分自身がすでに仏であるといかに気づくか」を模索した空海。空海思想の神髄を「私達は赤ん坊の仏」「仏を真似よう」など、著者独特の言葉で紹介しつつ、その教えを日常生活に生かすコツを解説した実践的空海入門書。
  • ひろさちやの「最澄」を読む
    3.5
    すべての人を「仏の子」と見る理想主義者・最澄が目指したのは、在家を中心とする仏教だった。その生涯を辿りながら、幽谷の比叡山で確立された『法華経』に基づく教えを新たな視点で読み解いた、最澄入門の決定版。
  • ひろさちやの「親鸞」を読む
    -
    ひろさちや氏の「祖師を読む」シリーズ2作目。親鸞の奥深い思想を、「称えられないお念仏」など著者独特のことばで紹介するとともに、その教えをいかにして生活にいかしていくかを解説した“実践的親鸞入門”です。
  • ひろさちやの「道元」を読む
    -
    “厳格な修行”や“難解な思想”で知られる曹洞宗の開祖・道元。その教えを、現代のわたしたちの日常生活にいかにして活かすかをやさしく解説した、「道元という生き方」入門書。
  • ひろさちやの「日蓮」を読む
    -
    『法華経』をよりどころにして、すべての人々を救おうとした日蓮聖人。迫害にもひるまないその頑強な精神を、慈愛に満ちたやさしさへと転換させたものとは…? 聖人の生涯をたどりつつ、その思想の真髄に迫る。
  • ひろさちやの「法然」を読む
    -
    法然上人(1133-1212)の生涯と思想を紹介しながら、その生き方や考え方が現代に生きる私たちにどのような示唆を与えてくれるのかを解明する。「いかにして仏教を人生に活かすか」を長年探究してきた著者の思索の集大成。
  • わたしの「南無阿弥陀仏」
    -
    お題目とともに、日本人になじみの深い「なむあみだぶつ」のお念仏を「なんだってありがたい」という視点でとらえ、それを日常生活の中で実践していくためのコツを紹介する“お念仏的生き方”入門書。
  • わたしの「南無妙法蓮華経」
    5.0
    法華経を日常生活で気軽に実践するための方法を、独特のユーモアを用いて語る実践入門書。 人間関係や病気などのさまざまな状況での心の持ち方を「仏さまのモノサシ」と称して紹介する。 また、有名な祖師たちの逸話を引用しながら、南無(帰依)の生き方のヒントを示す。
  • 般若 仏教の智慧の核心
    -
     科学技術者(制御工学専攻)の立場から、仏教を学び実践することの大切さを訴え、仏教の著作も多い森政弘氏。本書は、著者が自ら体得し、体系化した仏教哲学の核心部分のみを「ノート」(覚書、注解)として著すものです。  著者の仏教思想は、光と影、陰と陽、無と有など、“この世のすべては、相反する二つのものがあって一つになっている”という合一の真理を示す「二元性一原論」に集約されます。「二元性一元論」の理論と実践が網羅的に説かれている既刊書籍『仏教新論』の姉妹本として、同書ではポイントを端的に説明しつつ、二元性一原論を支える「智慧」(=般若)の解説に特化した一冊です。  仏教を学ぶうえでの心構えから、科学的見地から仏教を考察する論理的な視点で、仏教が説く智慧の核心に迫ります。 『退歩を学べ』(2011年、6刷)、『仏教新論』(2013年、3刷)と併せて、著者晩年の“仏教哲学三部作”の完結作品。
  • 経典はいかに伝わったか 成立と流伝の歴史
    -
    本書は、経典の成立に関する二章と、その展開に関する二章との四章に分けてある。これを具体的に述べると、まず最初の二章は、経典の総体的な解説をしており、経典とは何か、原始仏教経典の成立事情はどうか、大乗仏教でも経典が現われたが、大乗経で述べられていることは仏説か非仏説か、仏説とは何を指すのか、経典の真偽はいかにして判定されるか、インド以来の経典の言語にはいかなるものがあったか、いつどのようにして経典が書写されるようになったか、書写の文字にはどのようなものがあったか、書写の材料はいかなるものであるか等を紹介した。そして、後半の二章では、われわれ日本の仏教者にもっとも親しい漢訳経典の由来を種々の方面から具体的に考察したものである。
  • 原始仏教入門 釈尊の生涯と思想から
    -
    原始仏教研究の第一人者である水野弘元氏が、釈尊の生涯をたどりながら、仏教の根本思想を平易に解説。仏教の開祖・釈尊を超人的な存在としてではなく、生身の人間としてとらえ、その生涯を浮き彫りにしています。原始経典から見えた、釈尊の真の姿、その願いとは──。釈尊の時代から二千年余の時を経て、なお色褪せることのない普遍的な仏教の人生観・世界観を紹介します。
  • 〈大逆事件〉と禅僧内山愚童の抵抗
    -
    「大逆事件」(1910年/明治43年)に連座し、37歳で刑死した禅僧内山愚童(1874-1911年)の評伝。従来、社会主義者・無政府主義者の側面が強調されてきた愚童について、彼が書き遺した著作や書簡などから、その仏教者としての実像に光をあてる。愚童は仏教思想に基づいて、明治期の国家・戦争・身分制・貧富・性差などをどのように捉え、何を訴えたのか――。明治維新から150年目を期して、時代の先を歩んだ一禅者の思想と行動がいま明かされる。巻末に註と内山愚童年譜を付す。
  • 蓬州宮嶋資夫の軌跡 アナーキスト、流行作家、そして禅僧
    -
    小説家・僧侶であった宮嶋資夫(1886―1951 みやじま すけお 僧名・蓬州)の評伝。プロレタリア文学から童話作家、禅門での出家、晩年は念仏信仰という特異な一生を作品と時代考証とともに描く。当局からの弾圧、労働運動への懐疑、転向、禅修行、経典研究の足跡は興味深い。宮嶋資夫は、小説家、僧侶。初期プロレタリア文学としての大正労働文学の担い手であった。雑誌『近代思想』によって大杉栄を知り、アナキズム、サンジカリズム系の労働運動に近づいた。1916年(大正5)には大正期労働文学の先駆作品となった処女作『坑夫』を刊行、その後本格的文筆活動に入ったが、のちに思想的煩悶から仏門(京都・天龍寺)に入り、昭和26年京都にて没した。評論集『第四階級の文学』(1922)、自伝『遍歴』(1953)などのほか、仏教関係の著作も多い。文学と革命、絶望と仏教信仰などを核心に捉えつつ、戦争に向かうあの時代に仏教界がどんな対応をしたのかなどを明らかにしていく意欲作。
  • 坐らぬ禅
    -
    没後仕事場からみつかった「絶筆」作品。本書は「禅の世界へ案内するガイド・ブック(案内書)。禅の世界への案内書は、むしろ禅の世界の住人が書いたものより、わたしのような禅の素人が書いたもののほうが分かりやすく、役に立つと思います」といったスタンスで展開する。  高みから講釈する「禅の達人」ではない「禅の素人」の筆者が遺した「禅は、馬鹿になるな! 阿呆になれ! と教えています」というメッセージに学びたい。「第II部 禅僧列伝」における、語録・著作の真髄を噛み砕いての訳と解説は読みごたえあり、「ひろ流高僧伝」と言えよう。
  • 観音経 奇蹟の経典
    -
    1982年(昭和57年)に大蔵出版から刊行されたもの。復刊シリーズ「ひろさちや仏教名作選1~3」と並ぶ、これも名著復刊といっていい。『観音経』は、「諸経の王」と呼ばれる『法華経』の一部『妙法蓮華経』の第二十五品(第二十五章)、「観世音菩薩普門品」をとりだして独立させたもの。釈尊が、観音さまの名前のゆえんを説明し、観音さまがわれわれ衆生をそのさまざまな苦難から救ってくださり、また衆生救済の方便のために観音さまが三十三の変化身をとられることを解き明かしている経典。『般若心経』と並んで広く親しまれている『観音経』が、筆者の手にかかると見ごとに現代に生き返り、無類の面白さと深い真理の世界を見せる。新鮮な発想とやさしい文体で、『観音経』理解のための絶好の入門書とも言えましょう。
  • 「気づきの瞑想」で得た苦しまない生き方
    4.5
    タイの障害者が、テーラワーダ仏教に伝わる「気づきの瞑想」で得た「体に障害はあっても、心は障害者ではない」という境地と、それに至る修行の道程を紹介する。
  • 宗教に明日はあるか? 宗教間対話座談会
    -
    21世紀の今日でもなお、宗教や宗派の違いが対立や紛争の原因として語られる。それでも、違いを知ろうとし、違いを認めるところから宗教間の対話は可能となる。各宗教の研究者――安蘇谷正彦(神道)、坂本堯(キリスト教カトリック)、眞田芳憲(イスラーム)、竹村牧男(大乗仏教)、ホアン・マシア(キリスト教カトリック)、森章司(釈迦仏教=初期仏教)――による講義と討論を通して、相互理解をはかる試み。
  • 「風狂」という生き方
    -
    仏教のものの見方、考え方を解説しながら、従来の価値感にとらわれない「風狂」的思考を提案する。
  • ひろさちやの「日めくり説法」
    -
    まあるく生きたいあなたのために―。今日からできる! 仏教的生き方をめざす60のヒント。
  • 唱えるという生活 お題目が導いてくれるほんとうの幸せ
    3.0
    仏の教えを信じてお題目を唱え、苦しむ人々に手を差し伸べてきた日蓮宗の尼僧による随筆集。 自身の生涯、信徒との触れ合いを振り返り、仏の慈悲に気づいたさまざまなエピソードを紹介する。 お題目を唱え、心を整えることで「仏さまに守られ、生かされている」という安心感が生まれると述べ、「南無妙法蓮華経」のお題目に秘められたチカラについて体験的に、そして理論的に易しく説く。
  • 帯津三敬病院「がん治療」最前線 からだとこころに優しい治療のすべて
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    「からだ」「こころ」「いのち」を養うための最新の治療法とは──? がんと向き合い続けて58年。 人間まるごとをみていくホリスティック医学の第一人者が、 西洋医学に中国医学、代替療法を組み合わせたオーダーメイドのがん治療のすべてを伝える。 一人ひとりに寄り添う医療がここにある。
  • これでは、不幸まっしぐら 今すぐ変えたい30の思考・行動
    4.5
    不機嫌を撒き散らす、陰口・悪口を言う、悪習慣がやめられない――私たち人間は、幸せになりたいと願っていながらも、不幸への道をひたはしるような愚かな行動をしてしまいしがちです。物事が上手くいかなくなって初めて、思考や行動を反省してみても、簡単に変わることはできません。とはいえ、いつまでも自分を変えられなければ、〈不幸まっしぐら〉な道を転げ落ちてしまう。そんな、変わりたい、けど買われない弱い自分を見つめなおすヒントが仏教にはあります。 本書では、多くの人がやりがちな〈できない〉生き方をイラストを交えて30提示。〈不幸まっしぐら〉の原因と背景、行動の末路を紹介しながら、最後には仏教的な生き方への転換をはかる方法を、数多くの人生相談に応じ、仏教の教えを通じて解決の糸口を見出してきた著者が解説します。
  • 釈尊の人間教育学
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    仏教の碩学が釈尊とのダイアローグからひもとく、人間教育のエッセンス。仏教の原点ともいえるパーリ仏教から諸事例を引用しながら、釈尊の教化のあり方を具体的に説く。人を導き、育てるための人間教育学。
  • 少欲知足のすすめ 自分らしく生きるためのキーワード
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    モタ先生快辛の提言エッセイ。欲、欲、欲の世の中で、人さま同様、欲に流されちゃぁ~つまらない。そこでひと言。ヒト、モノ、カネとどうつき合うか―。
  • 信頼関係のすすめ あるがままの自分を生きる
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    ギスギスしたってつまらない。反発しても始まらない。嫉妬したって行きどまり。同僚も、上司も、お隣さんも、家族も、みんな一緒に生きている仲間。心と心がふれあう本当の信頼関係とは?
  • 豆腐の如く 融通無我のすすめ
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    人生、豆腐のように、じっくり、味わって生きてみようじゃないか。冷や奴、みそ汁、おでん、すき焼き、あんかけ―。実に融通がきき、自然にすべてに相和して主人公となる豆腐こそは、まさに“好く出来た漢(をとこ)”。俳人・萩原井泉水の名随筆「豆腐」をベースに、脂っこい世の中を楽しく幸せに生きるために今、モタさんが贈る共感を込めたエール。
  • 露の団姫の仏教いろは寄席
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    古典落語をひもとけば、ほとけの教えが見えてくる――時代を超えて受け継がれる上方噺の世界から、お釈迦さまの教えをやさしく読みとく一冊。プロの落語家+現役尼僧という経歴を持つ著者の、書き下ろし笑話集。落語と仏教はイコールだ! あなたも読んで笑って悟れる……かも。 プロの落語家+尼さんという露の団姫ならではの、面白くてためになる一冊。落語と仏教の共通点に思わず納得。仏教のエッセンスを知りたい方、上方落語を楽しみたい方に超オススメ!!
  • 新装改訂版 道はるかなりとも
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    『道はるかなりとも』(1998年)の新装改訂版。戦前の1938年(昭和13年)に5歳で仏門に入り、修行・修学を経たのち、愛知専門尼僧堂の指導者として多くの尼僧の指導・育成にあたってきた著者の自伝的エッセイ。宗教(者)のあり方が問い直される今、昭和・平成・令和を貫く「尼僧という生き方」の記録を通して、これからのあるべき仏教(者)の姿を浮き彫りにする。
  • まん中が中道か
    -
    さまざまな選択を迫られる時代を拓く人生のキーワード「中道」の思想。仏教の教えの基本で、バランスのとれた思考、生き方を示す「中道」の思想を探り、今、問われている“あいまいさ”から脱却し、自己を確立する道を示す。
  • 禅のおしえ12か月 つれづれ仏教歳時記
    -
    自然に四季があるように、人生にも様々な季節がある。再びめぐりくる季節は、決して同じ顔をしてはいない――。当代随一の尼僧が、季節の詠み込まれた和歌・漢詩を繙きながら、仏教に捧げた身を通り過ぎていった月日を見つめ、穏やかに内観する。
  • わたしの心を強くする「ひとり時間」のつくり方
    3.3
    長引くコロナ禍に加えて、想定外のことが次々と起きる時代です。これからどうなるのだろう、という不安が尽きることはありません。 そんななかで、自分と向き合い、わたしにとって何が大切なのか見極めるために必要なのは、「ひとり時間」。豊かな「ひとり時間」を過ごすことで、自分で自分を満たし、自己肯定感を高められます。家族がいてもいなくても、そんな力強く生きる術が、今、求められていると思います。 本書では、ひとりを愉しむ達人である著者が、コロナ禍を経てあらためて、「力強く、しなやかに生きるための方法」について伝えます。
  • ちょっと止まって、気づいて生きる ZEN問答でいこう
    -
    「ZEN問答」とは、禅宗の禅問答を日常化した問答マニュアル。よりゆたかな心に、ピンチを乗り越えるための自問自答のプログラムです。龍澤寺僧堂に入門してから日々作務と老師から与えられる禅問答(公案)に、戸惑いと不安がいりみだれる。一人前の僧侶となるには、こんなに気遣いが必要で体力が消耗してゆくのか…「犬に仏性があるのか」「雨の音を聞け」「蚊にさされない方法とは」などなど。老師からのユニークな問題に若き禅僧の脳みそは「?」だらけに。臨済宗独特の修行…公案の意味と実際を、ずっこけながらも奮闘した雲水時代に重ね、クイズもまじえユーモラスに描き出し、コロナ禍で疲れた心と身体を調節するための指南書をめざします。
  • わたしの中の阿修羅
    -
    かつて正義の神であった。あまりに純真に、あまりに無垢であるがゆえに、おのれの正義に挑み、破れ、魔神へと姿を変えた、その名は阿修羅。著者の出発点となった若き日の労作に、新たな心血を注ぎ結実した仏教をめぐる思索の旅。
  • 心眼 エサしか視えないカエル
    -
    人間の尊厳とは、機械を従えることではなく、機械やロボットにもわれわれにあるのとまったく同じ仏性を見出し、機械やロボットによって自己が修証された時に確立されるものである。人間と機械に主従の別はない。
  • 50代からの疲れをためない小さな習慣
    3.0
    女性にとって、50歳は大きな節目。 その前後は更年期とも重なり、心身の不調が増えると言われます。 「疲れやすい」「風邪を引いてばかり」「気持ちが落ち込む」──などなど変化を感じる方も多いかもしれません。 人生百年とも言われる人生の後半を、どうやって乗り切ればいいのでしょうか? 本書では、人気エッセイストの著者が自らの経験を通してつかんだ、50代を無理せず、ゆる~く生きるコツを具体的に伝えます。 小さな習慣で心と体の疲れをリセット! 楽しく年を重ねるヒントが満載です。
  • 会社でキレる前に読むブッダのことば
    -
    職場でのストレスから解放され、前向きに仕事に取り組むための「心のコツ」とは何か? ブッダの教えを多彩なエピソードとともにひもときながらアドバイスする、ハンディタイプの実践的仏教書。
  • 定年前に読むブッダのことば
    -
    サラリーマンなら誰もが迎える定年。肩書きのない第二の人生を、よりよく生きるための心得とは? ブッダの言葉をひもときながら考える、ハンディタイプの実践的仏教書。定年の不安と戸惑いが解消する一冊。
  • 見すごしの論理 人望を集めるリーダーの条件
    -
    見すごし 脱・先入観が、こんなに多くのビジネスアイディアを生んでくれる。人間の幅を広げ、人望を集める方法、ビジネスを成功に導く術の数々を、即、実践できるエピソードで紹介。
  • ブッダその人へ
    -
    現代の「遊行者」を志願した苦悩の青春時代から20余年。今、運命の時を与えられた作家がとらえたブッダの生と死への歩み。インドの地に立ち、その普遍的な生き方を説く。現代人への救いの道標となる書。
  • 構築された仏教思想 龍樹 あるように見えても「空」という
    -
    1~11巻1,540~1,870円 (税込)
    ゴータマ・ブッダが説いた「縁起」の思想を、「空」という概念でもって再定義した龍樹(ナーガールジュナ)。 本書では、その生涯や主要著作を紹介するとともに、龍樹がブッダの教えを正しく継承しながら、「菩薩」として衆生の救済のために独自の論理と法――「中道」と「空」を提唱したことを詳述する。 龍樹の思想的独創性が掴める一冊。
  • 本当のうつ病 頑張り方を変える処方箋
    5.0
    近年、三人に一人がうつの傾向にあるといわれています。うつによる自殺者も増え、社会が複雑化する中、職場や生活の場で人間関係はますます希薄になっています。うつにならない方が難しいと思えるような現代社会において、「うつは、“自分にとっての幸福”を捉え直す大事なチャンス」と精神科医である高橋和巳氏は語ります。職場への復帰を果たした34歳・女性の事例を通して、「うつ病」の心の構造を探り、医学的な理解を深めることができる一冊になっています。
  • 親鸞を生きる
    -
    浄土真宗の開祖、親鸞聖人(1173-1262年)の生涯と思想を紹介しながら、その生き方や考え方が現代に生きる私たちにどのような示唆を与えてくれるのかを解明する。「いかにして仏教を人生に活かすか」を探究してきた著者の研究・思索の集大成。
  • 森政弘の佛教入門
    -
    ロボット博士の手によるユニークな仏教入門書。「本能は善か悪か?」「<自分>とはどこからどこまでか?」など、ロボット製作の過程で生まれた疑問から人間を探求し、仏教真理を導き出す。ロングセラーの新装版。
  • 風さわぐ北のまちから 少女と家族の引き揚げ回想記
    -
    1945年8月、日本の敗戦により、それまで日本の植民地だった朝鮮に暮らす日本人は、突然「外地」に取り残された状態になりました。11歳のれい子と家族は、朝鮮半島を二分した〈三十八度線〉の北側の港町・鎮南浦で、厳しい冬を迎えます。 寒さと食料不足、ソ連兵による略奪、北朝鮮の建国の混乱の中、母と6人の子どもたちが生き抜き、日本へ帰り着くまでを描いた、奇跡の実話です。
  • 出社前に読むブッダのことば
    4.0
    今の自分を超えるためのヒントがここに…活き活きとした一日を送る全六章。ブッダが説いた「心の智慧」を、多彩なエピソードとともに分かりやすく紹介したハンディサイズの実践的人生書。日々の生活とビジネスシーンを、活き活きと心豊かに過ごすヒントが満載。慌しい朝のほんのひととき、ブッダの言葉に耳を傾けることで、いきいきとした一日を送ろう!
  • 寝る前に読むブッダのことば
    4.0
    仕事を終えたサラリーマンたちが、寝る前のほんのひとときブッダのことばに耳を傾けることで、自分を反省し、心を癒し和らげ、明日への希望を持つための実践的人生書。2002年2月刊「出社前に読むブッダのことば」姉妹編。
  • 別れの前に読むブッダのことば
    4.0
    両親と、伴侶、あるいは勤務先と…。避けることのできない様々な「別れ」。苦を乗り越える道を説くブッダの言葉に耳を傾ければ、別れを柔軟に受けとめる心が得られます。新しい人生を切り拓くための全6章。
  • コミュニケーション力がUPするブッダの言葉
    -
    ブッダは「話し上手」「聞き上手」だった! 会社や家族、町内、ボランティアなど、わたしたちの身の回りにあるさまざまなコミュニケーションの場を取り上げ、世俗の知恵である「格言やことわざ」と「ブッダの言葉」を紹介。
  • 心が動く一日一話 人生コラム
    -
    週に一度、百万部以上刷られるスーパーの新聞折込チラシに、仏教の精神を語り続けてきた著者。スーパーの特売情報だけでなく「幸せに気づくヒント」が手に入る――。主婦たちの間で評判となった禅僧である著者の名コラムをまとめた、人生の智慧満載の書。
  • あたらしいわたし 禅 100のメッセージ
    4.0
    女性に人気の作家、廣瀬裕子さんが、坐禅の師でもある曹洞宗の僧侶、藤田一照師との対話を通して「あたらしい生き方」を探ります。明日ではなく、きょう、いまから、しあわせになるヒントが必ず見つかります。
  • 「人がいい人」は「いい人」か ロボット博士の人間探求
    3.0
    「非まじめ」の提唱者が、新しい時代にフィットする“新しい発想法”の数々を披歴。あなたの固定観念を打破。今日を乗り切るために、心と頭のリフレッシュを…。ロボット博士がひもとく仏教の現代的応用の術。
  • 〈法華経〉の真実
    -
    本書は“二つの法華経”という枠組みに基づいて、12の視点から〈法華経〉(=大宇宙の真理)のメッセージを解き明かそうとするものです。その核心について著者は、〈法華経〉は分からないというところから〈法華経〉への信仰が始まるのであり、この信仰は私たちに人生をどう生きればよいかの示唆を与えてくれると言います。『〈法華経〉の世界』、『『法華経』日本語訳』に続く、著者による『法華経』三部作がここに完結します。
  • 『法華経』日本語訳
    -
    本書は鳩摩羅什訳『法華経』全28品を現代語訳したものです。多くの『法華経』翻訳本は日本語になっていないと語る著者は、「誰もが気軽に読めて、楽しめる日本語訳をつくりたい」と訳出に挑みました。そのために、(1)会話文の話者が誰なのかを明確にする、(2)散文(長行)の内容を繰り返している韻文(偈文)は訳さない、(3)教学的な解釈には踏み込まない、などに配慮するとともに、巻末に用語解説を付しました。小説を読むように読み進められる、斬新な翻訳『法華経』です。
  • 『無門関』全48則 〈あたりまえ〉に出会う禅問答
    -
    わたしたちの人生には様々な苦難が、あたかも二重三重の関所のように待ち構えている。にもかかわらず、「人生に関所はなく、道は縦横に通じている」と、中国宋代に編纂された公案(禅の問題)集『無門関』はいう。生後一歳で脊髄性小児麻痺を患った著者が、自らの禅道場(黄檗宗)での修行体験と徹底した思索に基づいて『無門関』全48則の公案を読み解く。
  • インド仏教思想史 上
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    本書は1987年に大法輪閣から出版されたものの復刊です。平易で易しい文体に定評がある仏教作家の著書のなかでは、硬質で堅い印象をもたれるかもしれません。上巻では仏教史を正確にとらえながら、かつ文献に当たりつつ根本仏教から大乗思想までをユニークな視点でえがいています。
  • 〈法華経〉の世界
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    本書は、伝統的な解釈や註釈書などに囚われず、鳩摩羅什訳の『妙法蓮華経』そのものと向き合って丁寧かつ自由に読み解いた、『法華経』の解説書です。 著者は、『法華経』を自由に読むことで、『法華経』が「あらゆる仏教は〈法華経〉(=大宇宙の真理)である」と謳っているということに気づけるといいます。 この『法華経』と〈法華経〉という「二つの法華経」は、それぞれ何を意味するのか。その解明を皮切りに、『法華経』全28品を綿密な考察と機知に富んだ筆致で説き尽くします。
  • 人生行路の護符「般若心経」 262文字にこめられた観音妙智力
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    262文字にこめられた観音さまの智慧が説かれた般若心経を、人生行路の御守りとして携えようという視点で読み解く。人知を超えた観自在の力をいただくために、どんな心がけで日々を過ごすか、その秘訣を語る。 「殺しといてくれたらよかったのに」 癇癪を起こす私に祖母は涙声を絞り出すようにいった。「親が我が子を殺せるかいな。無茶なこといわんといてあげてえな」 岡本かの子、西郷隆盛、良寛、夢窓、乃木希次、大石内蔵助など偉人の、せつなく優しい気持ちになれる感動秘話を多数織りまぜ、「父母の愛」「観音様の救い」「空の世界」を語る。自殺、ノイローゼ、殺人、少年犯罪など現代日本の大問題に「般若心経」はどう答えるのか。泣ける! 安らぐ! 希望あふれる一冊!
  • 道元の習慣術
    -
    1巻1,540円 (税込)
    曹洞宗の創始者・道元禅師の言葉には、揺るぎない信念と力強さがある。そんな数々の名言を、多彩なエピソードとともに読み解きながら、毎日の生活に活用できる“習慣術”として提案。心のスキルアップを応援する全10章。
  • 法華七喩おもしろ噺 「自分をつくる」七つのヒント
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    『法華経』を飾る七つの譬え話をユーモアたっぷり、豊富なエピソードで読み解いた本。禅僧である著者が、悟道に至るための法華経実践の知恵を、おもしろ噺にのせてやさしく伝授。『法華経』入門書としても好著。
  • のんびり、ゆったり、ほどほどに 「がんばらない菩薩」のすすめ
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    著者の40年にわたる仏教伝道・評論活動を「のんびり、ゆったり、ほどほどに」というメッセージに凝縮。家庭・職場・生老病死の問題を仏教的に捉え、人生を楽しんで生きるためのヒントを教えてくれる。読み切りエッセイ全75話。
  • 大阿闍梨 酒井雄哉の遺言 師弟珍問答
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    新宿歌舞伎町で拠点を構え、5万人以上の社会弱者を救済してきた「日本駆け込み寺」代表の玄秀盛氏が、千日回峰行を二度満行した大阿闍梨・酒井雄哉師(2013年9月23日に遷化)と交わした師弟問答を振り返る。師と交わした会話や問答について多くを語ってこなかった著者が、悩み苦しみ、自他の命を軽んじる事件の絶えない現代社会の実情を受け、「今こそ、オレに遺してくれた阿闍梨サンの言葉を伝えたい」と師匠との逸話を紹介する。
  • 苦しみとサヨナラする人生相談 仏教で悩みも迷いもスッキリ解決!
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    「誰もが自ら命を絶たずにすむ世の中になりますように」 「みんなが自分らしく生きられる世の中になりますように」 ──そんな願いから尼崎の町中に、心の駆け込み寺「道心寺」を開いた著者。 そのもとにはたくさんの悩みが寄せられます。 本書では、「恋愛・結婚」「夫婦」「子育て」「仕事・お金」「生と死」など さまざまな悩みを取り上げ、苦しみを手放すための方法を仏教のアプローチから伝えます。 ユーモアと愛にあふれた著者の回答を読むだけでも、心がほぐれて気持ちが前向きになれる一冊です。 仏教入門書としてもおすすめです。
  • 『法華経』のはなし 久遠の思想と菩薩への道
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    日蓮教学、法華経思想研究の泰斗が身近な言葉で解く『法華経』入門の最適書。多くの僧や歌人の詠んだ和歌の背後にある『法華経』信仰に縁を結んだ人生観などを味わいながら、各品の成り立ちや歴史、法華経文化について言及。
  • 仏教新論
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    東京工業大学で長く教鞭を執り、ロボットコンテストの創始者として知られる著者渾身の書き下ろし仏教書。長年の仏教研究の末に著者は、仏教思想はすべて「一つ」という哲理に貫かれているという視点に辿り着いた。この「一つ」が解れば仏教が解るが、「一つ」を理解するには理性を超えた「直観」が不可欠であるという。仏典や文学作品、コンピューター理論等を読み解きながら、読者を「直観」そして「一つ」へと導いていく。

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