長崎夏海の作品一覧
「長崎夏海」の「蒼とイルカと彫刻家」「あらしのよるのばんごはん」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
『クリオネのしっぽ』の続き。前の話では大人しくて芯が強いという印象だった唯の視点で語られる。母子家庭で家事をこなし、弟の面倒も見なくてはならない、いわゆるヤングケアラーとしての問題を抱えている。(そういえば前作での美羽も、精神的な母親の心配をするという意味でヤングケアラーだった。)それでも良い姉でいることで安定を得ていたが、サッチによって変化を迫られる。サッチというキャラクターは危ういけど、つくづく面白い。大雑把なところと細かいところがないまぜになっている。本作が遺作ということで、彼女たちの今後について語られることがないのは、ちょっと残念だけど、『クリオネのしっぽ』で、なんとなく放り出されてい
Posted by ブクログ
唯と自分の頭の中の声が同じで、自分のための物語かと錯覚した。
好きなこと、やりたいことが見つかって、純粋にやりたいって気持ちと同時にやりたいことが見つかったことに安堵するのも、考えたくないこと、中途半端にしてることをキャビネットにしまい込んで時々思い出してしまうのも、本当に共感した。
自分が高校生の時のことを少し思い出したよ。
自分の生きる目的を他人に委ねず、軸をもつというのは難しいことだと思う。
唯は特に軸を他人に合わせていたし、誰かと一緒じゃないと何も楽しむことができないという描写もあった。
最後のイルカの話はその時と対照的で、誰かと一緒にいることよりも、自分の好きなことをして、そこ