この本を読んだ最初の感想は、「自由」と「寝かせる」が好きな舘野さんって「"リアルスナフキン"やん!」でした。
舘野泉さんは大河ドラマ「義経」で左手だけの演奏でオープニング曲を演奏された在フィンランドのピアニストさんです。
私は演奏から入って魅了された人間ですが、この自伝的作品を読んで、舘野さん
...続きを読むのことがより好きになりました。
・「新しいことは素敵!」と全てを受け入れられるポジティブさ
・大事なご縁は寝かせて待つ(=私は勝手に「春待ち」と呼んでます 笑)謙虚さ
・自分の「心」の声を信じる誠実さ
全部共感できるし、尊敬できるポイント。
そんな舘野さんの魅力をエッセイのような軽いタッチでまとめられた本でした。
その中でも印象的だったのが、
「嫌なことが近寄ってこないのは、いつも楽しいことばかり探しているから」
これは年を経るごとに意識しておきたいな、と思った言葉です。読む人一人一人に言葉のギフトが詰まっている本。