エッセイ - 講談社 - 講談社文庫作品一覧

  • 好奇心紀行
    3.0
    〈知の旅〉〈足の旅〉名手が綴る59篇。書物、映画、酒、アジア…「人生」と「旅」をキイワードに古今東西に思いを馳せる。心のおもむくままの旅――いつでも、どこでも、旅は始まる。日々の暮らしの中にも、心を澄ませばすぐ「旅」が見えてくる。本、音、食、酒への「知の旅」、アジア、アフリカ、ヨーロッパへの「足の旅」。「好奇心」をキーワードに、古今東西の異郷を探究してめぐり歩く、珠玉のエッセイ集。心ゆたかな名手がつづる。「旅」は今日も続く。
  • 寄り道ビアホール
    3.8
    元気と勇気がわきでる新・社会派エッセイ。日々の生活で出逢ったチョットいい人、いい話から旅の極意まで――お腹が出て、頭も薄くなりかけた猥談(わいだん)オヤジにホレてしまった理由とは? 新人のころ、自分の著書を売るためにとった書店での奇想天外な作戦とは? 日々の生活のなかで出会ったチョットいい人、いい話がいっぱいの、新・社会派エッセイ。ジョッキ片手に、リラックスしてどうぞ!
  • ミステリー主義
    4.0
    謎とジョークは人生のスパイス! 生き方のヒント満載! ――短編小説の名手は、生き方の達人でもあった。デビュー当時の思い出や創作の裏話、名作の評論などを集めた第1部「小説家の頭」。旅先での体験、ユーモアを鍛える実践ジョーク作法、新解釈のことわざ考現学などを収めた第2部「気ままノート」。人生を実り豊かに生きるためのヒントを満載した珠玉エッセイ集!
  • 愛さずにはいられない ~ミーハーとしての私~
    4.0
    ミーハーって最高! もうヤメられないっ! 愛は最強! ――私のミーハーは、一生、治らない。ミーハー心こそ、すべての創作の源! エステでオイルマッサージ、デパートで思いっきりお買い物、たっぷり昼寝を楽しんで、地方都市までスピッツを追いかける。ワイドショーの女王と呼ばれ、魔性のミーハーを自認する人気漫画家が、追っかけ人生を振り返る、ユーモアエッセイ集。
  • 愛犬リッキーと親バカな飼主の物語
    3.5
    なぜこんなに可愛いの! 恥も外聞もうち捨てた、汗と涙の仔育て記。生後2ヵ月の仔犬との出会い、そしてなりふりかまわぬ溺愛の日々――生後2ヵ月の小型犬を衝動買いし、仔育てに臨んだ作家は、たちまちノイローゼに陥った。仔犬の食の細さに心を痛め、少し変わった鳴き方をしたといっては、動物病院に通いつめる日々。だが、何物にも代えがたい幸せが、たしかにそこにある。全編にあふれる無上の愛が、読む者の胸を熱くする、汗と涙の愛犬エッセイ。
  • 絶望からの出発 私の実感的教育論
    -
    母親の立場から、豊かな人間を育てるための家庭教育のあり方を説く。すべての親・教師必読の書――子供が親を殴り蹴る地獄図はなぜ起こるか。進学偏重の時代に、真に豊かな人間を育てることは可能か。本書にはその答がある。具体的な事例にそって、母親の立場から家庭教育を述べる著者は、人間理解の深さと一貫した主張で、教育の本質をつき、その実践の方法を示唆する。すべての親・教師必読の書である。
  • いのち発見
    -
    法話、人生相談、短編小説……寂聴が贈る心のお寺――生きることが、人間も動物も植物も、困難になってきた。このような世紀末に、瀬戸内寂聴が、「あなたの心のお寺になりますように」と、今をせいいっぱい生きるための知恵を語り、はげます本。法話、写経、人生相談から、震災後の神戸を舞台にした短編小説「鱗」まで。寂聴とともに生きる人々の、必携の1冊。
  • 私を変えた聖書の言葉
    -
    聖書の一言一句を、体験をふまえて解き明かし、人間的魅力にあふれた聖書の意味を語る――人が〈どんな人間であったらよいか〉と自問するとき、聖書の一言一句はみごとな輝きを放つ。人間の心の弱さ醜さを見据えた上で、人の採るべき道を教え示してくれる。日々の生活の中で当面する愛や幸福を、あるいは信仰や平和を、聖書はどう語っているだろうか。クリスチャンである著者が人生の指針として、その魅力を解き明かした長篇エッセイ。
  • 壁に耳あり
    -
    黙っていたんじゃわからない! 庶民だからこそ言える舌鋒(ぜつぽう)鋭い本音のつぶやき。世の中を一刀両断。庶民が放つ無敵名語録! ――永六輔氏が、日本全国津々浦々で耳にした佳言、諫言(かんげん)、金言、贅言(ぜいげん)、放言。名も無き大衆の、歯に衣着(きぬき)せぬ本音のつぶやきが、時には鋭く、時には優しく、胸に迫ります。人生を、社会を見つめ直すのに、長ったらしい理屈は必要ありません。さりげない言葉の数々に、貴方はいくつ共感しますか?<『沈黙は金曜日』改題作品>
  • 至福の境地
    4.0
    生活し、読書してこそ、意味のある人生になる。心の豊かさのために――生活と読書、そのどちらも、私にとっては、なくてはならない快楽である。直接体験したことに、書物から光を当てたとき、人生は、より多角的で、陰影の深いものになるだろう……。心の豊かさを求め、自分が自分という人間の主人公でありたいと、願ってやまない人たちに贈る、「自分の顔、相手の顔」シリーズ第4弾。
  • 元気がでるふだんのごはん
    5.0
    ひとりのときも。誰かといても。フジモトマサルのイラスト満載。ごはんからはじまる、少していねいな生活――毎日のごはん、おいしく食べていますか? 疲れたときも、落ち込んだときも、ひとりのときも、大事な誰かといるときも、ごはんは元気の素。心のこもった、でも手抜きOKのレシピをフジモトマサルのイラストをまじえ紹介。ていねいな気持ちのいい暮らしを綴るエッセイ。<『元気がでる美味しいごはん』改題作品> ◎本書が紹介するかんたんレシピ――卯の花炒り/かつお節スープ/豆のスープ/ぎせい豆腐/大人ののり巻き/かくれ海苔弁/母の茶わん蒸し/タイ風さつま揚げ/焼き魚のタレ/タイ風カレー/いろいろ冷奴/厚揚げホイコーロー/鶏の香味煮/ヨーロッパ田舎風/カレーうどん/さっぱり炒飯/十色サラダ/シンプルキムチ鍋/かんたんパエリア
  • 安逸と危険の魅力
    3.0
    それぞれの人生 違うからおもしろい! ――私たちは、人と違うことを、恐れてはならない。それぞれの好みと価値観の違いこそが、人生のおもしろさを生み、ドラマや詩を生ぜしめ、ひいては社会の安全を保つのだ……。自分の生き方を再確認し、存在の根幹を問う大好評のシリーズ「自分の顔、相手の顔」第3弾。これぞ曽野流「フィロソフィア」の実践なり。
  • 愛する能力
    3.0
    愛されている時、人は能力以上の才能を発揮する。好運は陽気が大好きだ――人を愛し、自然を愛し、自分を信じ自分を愛すること。自分を取り巻く環境が、いかに苛酷になろうと、生きることの意味と希望を見つけることが、困難であればあるほど、生活の中に、ほんの少しでも明るさを見出し、愉快に生きる力を発見することが、大事になる。理不尽な世の中を生き抜く力が漲(みなぎ)ってくるエッセイ集。
  • それぞれの山頂物語 今こそ主体性のある生き方をしたい
    -
    『自分の顔、相手の顔』好評第2弾! みな真摯に生きるべく――今の日本社会は、その人なりによくやったという褒め方はせず、立場や境遇とは無関係の実績だけが問題にされる。3メートルしか歩けなかった人が、100メートル歩いたら、それはエベレストに登ったことと同じかもしれないのに……。人生に対する畏敬といとしさに満ちた、エッセイ「自分の顔、相手の顔」第2弾。
  • 素晴らしき、この人生
    3.8
    人気NO.1ニューハーフ・タレント、はるな愛の衝撃の自伝――はるな愛の波乱万丈に満ちた半生は、これまでも笑いと涙と共にお茶の間に紹介されてきた。しかし、彼女の人生の凄絶さは、とてもテレビで伝えきれるものではない。この本で初めて語られる、父親の借金と暴力、自殺まで考えたいじめ地獄、性の目覚め、14歳で始めたホステス、決死の性転換手術、感動の初体験、涙の婚約破棄、自暴自棄の乱れた生活、サラ金通いの下積み時代……。あらゆる苦難を乗り越え、夢を叶えた彼女の生き様は、人生の尊さを改めて教えてくれる。
  • はみ出し銀行マンの資産倍増論
    -
    「亀よりウサギ」が投資の掟……倒産寸前銀行の識別法から、金融商品の利用術まで、絶対得する爆笑エッセイ! ――「株のチャンスは人生でたった3回」「「亀よりもウサギが勝つ」が投資の鉄則」……倒産寸前銀行の見分け方から、商品ファンドの利用法、銀行員の呆れた行状に、ネット長者のからくりまで、新聞・テレビが報じない、爆笑激憤の裏情報、失敗しない資産運用の秘訣を大公開。絶対得する痛快エッセイ!
  • はみ出し銀行マンの金融裏事情
    -
    言えない、聞けない、ホントの話がいっぱい! バカな行内規則に、セコイ金集め、左遷にイジメ、銀行のウラ、教えます――公的資金で、給料もボーナスも大丈夫! 外資なんかへっちゃらさ! 世間の風当たりが厳しい間だけ、ガマンガマン。日本の銀行マンは、ホントにどーしようもないぜ。あんたたちみんなが、銀行を疑うんだ!! ご存じ「はみ出し銀行マン」が教える、カンタン資産運用から預金防衛策、銀行の裏事情まで。痛快エッセイ登場。
  • 哲学者かく笑えり
    4.0
    ※哲学書ではありません。お笑い書です。中毒性がありますので「笑い」に弱い方は、服用にご注意ください! ――ホモルーデンスとして生まれた諸君。笑うべし、遊ぶべし。楽しみの先に疑問があり、それが思索へとつながり、哲学へ至る(かもしれない)。へ理屈は楽しい。詭弁は愉快だ! 「笑う哲学者」土屋賢二のエッセンスがつまったエッセイに、英国留学時にやりとりされた絶品「滞英往復書簡録」が収録された、生活がうるおう1冊。
  • 愛すること 愛されること
    -
    求める、与える、闘う愛……あなたはどれだけ人を愛せる? 未婚の母のもとに生まれ、瀕死の事故、結納直前の海外逃避、売れない俳優との出会い、高齢出産、貧乏、夫の浮気……さまざまな体験を通して知った愛の力、自分を変えた愛の数数を綴った感動エッセイ。愛する人が増えるほど、あなたの「愛の袋」が増えます!
  • 浮世道場
    -
    人生の知恵は、古典に学べ! 脱・煩悩の処方箋。浮世の悩みは尽きぬもの、だからこの世は面白い! ーー古典なんて退屈? 難しい? 答えはNO! あの「蜻蛉(かげろう)日記」も「風姿花伝」も、目からウロコの面白さ。さらに、家事・マナー大全の「女重宝記」、大江戸ナンパタウンガイドの「紫の一本(ひともと)」、坊さんマニュアルの「典座(てんぞ)教訓」などを著者が楽しく語る名エッセイ。浮世のお悩み、この1冊がすべて引き受けます!
  • 濃い人々
    5.0
    『ルーシー・ショー』のルーシーのドタバタぶりに目をみはり、『夫婦善哉(めおとぜんざい)』のダメ亭主に尽くす蝶子(ちょうこ)をみては、他人のお金をあてにする生活を夢見たことを自省。また、酔っぱらい作家・ブコウスキーの「くそったれ」人生には喝采をおくる。ほかに小津安二郎など、古今東西の達人たちが描いた作中人物を語る、群節(むれぶし)全開の痛快エッセイ! ズレてる? けど、おもしろい人たち満載!
  • さらに・大人問題
    3.8
    大人たちよ、ちょっとおかしくないか!? ――学校、家庭、結婚、老人……とにかく問題が山積みのニッポン。絵本作家の著者は思った。「大人たちよ、どこか、おかしくはないか!?」……そして、子どもにとって大人は「有罪」であるという結論に! 「困ったことがあったら、いつでも言いなさい」なんて言われても困るよ! などなど、あくまで明るくモノ申します!
  • ON AIR 女子アナ 恋モード、仕事モード
    -
    思わずビックリ。これが女子アナのホンネです――恋愛、仕事、ひとり暮らし。女の悩みは、あれこれ揺れる。これってふつうでしょ!? ああ、でも私は「女子アナ」、世間のイメージにもいろいろあって……。うーん、やっぱりこの際、思うこと全部書いちゃいます。ラジオでおなじみ、ミズタニが本音で綴る、読み始めてニヤリ、読み終わってドキリの軽妙エッセイ。
  • 雪の進軍
    -
    意見・感想・評論・ぼやき。名手の軽妙な語り口による、滋味あふれる名随筆集――躁状態のマンボウ先生、泰然自若の奥本ファーブルとの座談会のおかしな顛末を記した表題エッセイのほか、戦争や政治への意見感想・辛口批判、国内外への旅や旨いものの話を交え、ユーモアたっぷりに綴る名随筆集。
  • 親しき仲にも冷却あり
    4.0
    「プリーズ」と「サンキュー」と「エクスキューズ・ミー」は、英会話の最初にマスターすべき3点セット。この3語だけでも上手に使えたら、これだけで旅が何倍も楽しく明るくなってくる。都会に生きる大人の恋愛を描いて私たちを魅了した大輪の花の森瑤子さん流、素敵な英会話のワンポイント・アドバイス。
  • プチ美人の悲劇
    4.0
    それでも私たちは生きている! 女はみんなプチ美人! ――あたしはちょっといけてると信じ、過去の栄光を100倍に膨らませて生きる、「プチ美人」代表の2人が、赤裸々に語る恋愛・セックス・友情・結婚。遠い昔の思い出だけで、あたしたちは生きている! モテたい男も必読の抱腹絶倒トークエッセイ。プチ美な2人が、好き勝手かつ親身になって答える、人生相談も収録。
  • 僕の昭和歌謡曲史
    3.0
    忘れられないあの名曲、懐かしの胸キュン青春記! ――坂本九、舟木一夫、弘田三枝子、ザ・ピーナッツ、三田明、加山雄三、オックス、ピンキーとキラーズ、吉田拓郎、南沙織、平山三紀、郷ひろみ、太田裕美、山口百恵、キャンディーズ、田原俊彦、中森明菜、そして美空ひばり……名曲、ヒット曲でつづる、想い出の胸キュン・エッセイ。
  • 地下鉄100コラム
    -
    常識として知っておきたい、通勤電車内のニホン語! 「合ラン」「御主人様」「フラットスリー」から「嗤(わら)う」「雲隠れ」「電波の届かない場所」まで。新語、古語、合成語……街で見つけた笑える言葉、不思議な表現、怖い日本語、絶滅寸前種までを採集した蘊蓄(うんちく)満載の100本コラム。
  • 青二才の頃 回想の’70年代
    3.0
    懐かしくて恥ずかしい! でもナウだった70年代。世相×自伝エッセイ――大阪万博で大行列し、よど号ハイジャックに腰を抜かし、浅間山荘事件に釘付けになってしまった、1970年代。ホットパンツ、ジーンズ、スプーン曲げ、長嶋茂雄引退、ピンク・レディー……。どこか浮いていて、でもエネルギッシュ&サイケだった時代を、著者自身の青春とクロスオーバーさせて回想する面白エッセイ。
  • 出発点
    -
    父の実存主義と母の死、再婚、セミ・リタイア……巨泉流生き方の出発点! ――「自分の後半生は自分で演出したい」と、56歳、順風満帆の中でセミ・リタイア。健康第一で、妻とともに冬はオセアニア、夏はカナダで趣味を謳歌……。巨泉流生き方に最も影響を与えた実存主義者の父・武治、弱者の論理を諭した作家・山口瞳など、『巨泉 人生の選択』の出発点がここにある。<『愚直』『こんな民主主義いらない』を再編>
  • デンデン むしむし 晴れ女
    -
    誰にも見せたことがなかった私の「秘密」。世界を旅してきた行動派女優が飾ることなく普段着の生活を綴った! ――仕事のこと、私自身のこと、ふりむきたくなったのは、私がそんな年齢になったからかもしれない。はたして本物のかたつむりは、クルリとふり返ったりするのだろうか――。異国でのハッとした出来事、普段着の暮らし、そしてテレビ業界の内側を、女優・星野知子がストレートな目線で書き綴る、魅惑のエッセイ。
  • 邪馬台国を見つけよう
    4.0
    邪馬台国はどこにあったのか? これは史学界、考古学界、そしてアカデミズムの世界から在野に到るまで、諸説紛紛、まさに論者の数だけ意見も錯綜するといわれる謎中の謎である。本書は、この難問に、SF界の奇才が長年の構想と収集資料をもとに、すべての「邪馬台国」に独自の実地踏査を試みて成った、ユニークな邪馬台国紀行・入門書である。ロマンと知的冒険心を湧きたたせるトラベル・エッセイ。卑弥呼の国を旅しよう!
  • 偽作家のリアル・ライフ
    -
    注目される作家の20代の頃の第一エッセイ集――1961年生まれの著者のデビュー作「優しいサヨクのための嬉遊曲」創造の秘密。1961年生まれの著者の衝撃的なデビュー作品『優しいサヨクのための嬉遊曲』の創造の秘密。青くささを唯一の拠り所にする「怖るべき子供」島田雅彦の、きらめく才気をあますところなく伝える第一エッセイ集。「日本のおじさんやおばさんは醜い! 勝手に遊ぶ少年少女は美しい! 世界は美しい者たちのためにある」
  • 忘年会全記録
    -
    由緒正しい忘年会とは、そもそも室町時代に誕生。クリスマスイブと重なって、年末・日本は大さわぎ。でも、豪勢にお金をかければいいってもんじゃない。そう、人手とアイデアなの、かんじんなのは。過去数年間の体験を赤裸々に紹介しつつ贈る、高橋章子流チープシックな忘年会のマニュアル。実録・怒濤の超ビンボー車座大宴会! 人脈とアイデアを駆使した、忘年会全記録。
  • 地図から旅へ
    -
    地図と旅とは切っても切れない関係にあり、地図を想うことは同時に旅を想うことでもある。地図についていろいろと論じているうちに、旅心はますますかきたてられ、それに伴って旅についての思索がいっそう触発される。そんな構図から生まれた、地図と旅のエッセイ集。さあ、地図を持って放浪の旅に出よう。
  • 清水義範ができるまで
    3.7
    超個性派作家が語る自らの過去から現在。驚きの発想がここに! ――斬新な発想を駆使し、ユーモア、SF、歴史ものなど、数多くのジャンルの小説を執筆し続ける著者の素顔とは? 幼少期の読書体験から、作家を目指した経緯、そして小説の創作法まで、すべてを明かす。唯一無二のマルチ作家による、自伝的エッセイ集。創作落語「お天気屋」、小説「添乗さん」も収録。
  • 功、大好き 俳優木村功の愛と死と
    -
    16歳での出逢い、戦争を狭んでの困難な愛を貫いて、結婚。舞台に映画に、戦後を代表する名優として活躍してきた夫・木村功が、不治の病に冒されていることを医師に告げられたとき、妻と子どもたちは、どのようにそれを受けとめ、立ち向かっていったのか……。夫婦の比類なき愛と俳優の純粋な魂とが交錯して織りなす、愛と死の名作。めぐり逢いから死による別れまで、愛し合うことの美しさを教える感動の物語。
  • 公園通りの猫たち
    -
    眠ることのない街、東京・渋谷の通称・公園通り――。日が落ちるころ、猫たちが目をさまして、この坂道の街に姿を見せはじめる。ケンカの滅法強いボスの太郎、恍惚の女帝・アマテラス、スペイン坂のカルメン、心やさしい巡査、新ボスの虎丸に、旅の途中のジャイアント・タビ……。苛酷な環境を生き抜く「自由猫」たちも、この街の住民なのだ。自由な猫と人との交流記! 第6回講談社エッセイ賞受賞作品。
  • 看護婦泣き笑いの話
    3.0
    看護婦のイメージというと、白衣の天使、奉仕、献身、下の世話などと、一種特別なものと思われがち。でも、白衣を脱げば、みんな普通の女性、いいえ、白衣を着ているときでも、普通の女性なのです。それが証拠に、ドジもふめば、グチも言う……。百聞は一見にしかず、現役看護婦が描く、麗しき(?)看護婦生活の実態!
  • もぐらの言葉
    -
    その柔軟な感性と、したたかな批評眼で、文壇随一の文明批評家と定評ある著者が、身をひそめて人の世の動向を鋭敏に察知する「もぐら」的人間への、憧憬と共感をこめて贈る、軽妙洒脱な随想集――《私の鑑賞席》《わがまち東京》ほか、ルポルタージュ・文学論・人生断想など、多彩でユニークなエッセイ、45編を収録。
  • 「修身」のすすめ
    -
    成熟病の危機から日本を救う唯一の処方箋! 初心者がまず実行すべき徳目は、勤倹、正直、感謝、次に貯蓄、報恩、中庸……。――「初心者用の修身は勤勉、正直、感謝で、親や教師や上級者用の修身は外柔・内剛である。修身を実行した個人や国などは栄え、実行しなかったものは衰えている。その因果のほどは自然科学における因果律さながらである」――地球物理学の最高権威が、科学の目で、日本を成熟病の危機から救うために、修身の実行とその結果を説いて執筆した、憂国の書。
  • 食いものの恨み
    3.0
    脳天を貫く美味! 胃袋を甘やかせ! ――内臓もあますところなく使い切ってアンコウのドブ汁をこしらえ、書庫を沖縄の墓室に見立てて泡盛を育て、最高級奈良漬を食べ終えた床でパパイヤを漬ける……。名古屋の味噌蔵から韓国、インド、屋久島、厳寒の東北まで足を運び、中国のエピキュリアンのように、あらゆる食を味わい尽くす。痛快グルマン・エッセイ!
  • 世界を翔ぶ
    -
    報道の現場に復帰した磯村尚徳は、水を得た魚のように再び世界を翔けめぐる。キッシンジャー、ジスカール=デスタンなど各国要人との会見、戦争の傷痕癒えぬサイゴン、思い出の地パリ……。著者は、激動の時代に生きる人々への共感や進むべき道への模索を、大上段にふりかぶらず、日常生活のレベルで語る。NHK人気ニュース番組「ニュースセンター9」の元キャスターのエッセイ。
  • ちょっとキザですが
    -
    世界中を飛びまわり、各国首脳との単独インタビューから、庶民生活までつぶさに見てきた、元NHKの人気ニュース・キャスターで、国際的ジャーナリストのエッセイ集。多年の海外生活とインターナショナルな視点から、欧米との比較において、日本と日本人を考える。平易な語り口と豊富な実例が、国際感覚の乏しい日本人に示唆するものは、限りなく多い。ミスターNHKの軽快エッセイ!
  • 旅するこころ
    -
    いい旅をするための知識と心がまえを説く本。旅ブームの今日だが、軽薄な旅が多すぎる。旅の専門家である著者が、旅の思想、歴史、問題点などを豊富な事例で語り、次の旅への効用を大にしてくれる。――旅する人間の精神風土は、年々荒廃してきていないだろうか。例えば、自然に対する我々の感応の貧しさ。自然は旅における環境であり、旅先自体でもあるのだから、今こそ自然と人間のかかわりを見つめ直す好機である――との視点から、旅のさまざまな面を論じる「いい旅の仕方、考え方」。
  • 月の塵
    5.0
    父・露伴が重態の床で教えてくれたのは、「母の座」というもの。家事雑用、浮世談義、自然への手引きに、一生残るような教えをしてくれた父。胸にまいた古い種が発芽し、奔走した塔の再建、木や荒涼とした崩れへの思い入れなど、晩年の心境を、研ぎ澄した五感が映す、心にしみる58篇。幸田文の息吹きを伝える随筆集。
  • 帰らぬ日遠い昔
    4.0
    東京オリンピックの年に、旧府立四中=名門戸山高校に入学したリンボウ少年は!? ――東京オリンピックの年、都立戸山高校の1年生となった私は、緊張しながら入学式に座っていた。そこは不思議なところで、毎日が楽しくもあり、苦しくもあり、哀しくもあり、腹立たしくもあった。「愉快」という感情に満たされて始まった高校生活3年間を、自筆のイラストと闊達な文章で語る青春の自伝。
  • 日本全国旨い地酒を求めて 釣竿片手に
    -
    釣竿片手に知られざる銘酒を訪ねて、日本全国ひとり旅。ヤマメやイワナを育む日本の渓流は、やがて芳醇な地酒となって、我々の喉を潤す。ただひたすらに旨い地酒を求め、各地の酒蔵に足を運ぶ。静かに語る杜氏の秘伝に耳を傾け、渓流魚への想いを胸に、酒を酌む。釣りを愛し地酒に魅了された著者のエッセイ。
  • 読書の時間
    3.0
    大好きな本ばかり選んで紹介するエッセイ集。あの本は最高だった! 心をふるわせてくれる素敵な本との出会い、ペ-ジを繰る楽しみこそ人生の至福の時。読書の快楽を心ゆくまで満喫できるブックレビュー集。 ――心の琴線に触れる本、いつまでも記憶の宝箱に残しておきたい本……。そんな本といつも出会いたい、時を過ごしたいと願うあなたに、そっと囁きかける作家の真心こもった読書エッセイ。純文学からミステリー、ドキュメント、絵本、画集、実用書まで幅広いジャンルから、選びぬかれた70冊余の魅惑の本が登場します。
  • 消えた鉄道を歩く 廃線跡の楽しみ
    -
    ゆっくりと廃線跡に残された景観を味わう醍醐味。赤字路線切り捨て策で、国鉄・私鉄を問わず、全国でどんどん廃線が進められている。だが、そうした廃線跡に足を運んでみれば、そこには静かなすばらしい自然があふれており、それをたっぷりと味わって歩く愉悦に浸ることができる。これぞ雅趣極まる旅の発見。
  • 出産は忘れたころにやって来る
    -
    痛快、爆笑、切実な実体験エッセイ!! 人気イラストレーターがマンガ付で描く、出産&子育ては、オイシ過ぎる!? ――お気楽結婚生活も2年をすぎて、汗と涙の懐妊作戦に出てみたが、結果は……。それなら気分を変えて、仕事一筋に打ちこめば、3年後、なんとわが子はやってきた! 子作り、出産、子育てをめぐる大騒動を経験した怪人・モモタが、まじめに描くコミック・エッセイ。結論はやっぱり、出産もオイシ過ぎる!?
  • 出ようかニッポン、女31歳 アメリカ・中国をゆく
    5.0
    転機を迎えた女性が、自分さがしの旅に出た! 結婚して良妻賢母になるか、キャリアウーマンとして仕事をとるか、31歳、女の迷い時。女がひとりで生きるには、なぜか息苦しいニッポン。何かができるはず、何かが自分を待っているはず。思いきってアメリカへ、そして中国へ。異文化の中でせいいっぱいに生きた感動の記録。
  • 妻はオイシ過ぎる
    -
    結婚の楽園に住む女の、爆笑実態報告。まず、妻は闘わねばならない。姑と、肥満と、不妊、その他と。妻は獲得せねばならない。持ち家を、愛児の有名校入学を、ロマンス、その他を。元気はつらつ、楽天的で行こう! 山藤章二似顔絵塾グランプリ受賞で躍り出た、辛口華麗なイラストレーターの、痛快マンガ入りエッセイ集。妻の暮らしのいいとこ取り!
  • 元気がでる恋愛論 誰かがあなたを愛してる
    -
    思い切ったアプローチが大切! 一輪の花でも、一枚のハガキでも、「恋の素」を大胆に撒いてみよう。自分の気持ちを相手に伝えなければ、恋の発展はない。身がまえず、素直に自分を出して、相手を受け入れる気持ちを大切に……。さまざまな恋のエピソードを語りつつ、恋を望む人々に贈る、恋愛論、生き方論の決定的名著。二人の仲を発展させ恋を実らせる秘訣を教える、熱い心の恋愛指南エッセイ集。
  • 一筆啓上 旅の空
    -
    ヨーロッパにスケッチに出かけ、中国で三国志の時代に思いを馳せる。インドネシアの熱、韓国の冷気、そして日本の忘れがたい町々……。土地の飯を喰らい酒を飲めば、酔うほどに旅は自分の生活になる。名優・中尾彬が、自然体でのんびりと旅先を楽しんだ、地球サイズの旅行指南書。読むと旅に出たくなる!
  • ルイ・ヴィトン大学桜通り
    -
    「あたし、ケイオー」「あたし、ジョーチ」――親も子も、ブランド大学をめざす。ルイ・ヴィトン大学を出れば、桜通りのような明るい人生が約束されているのだろうか? 自らの学歴戦争をふまえ、ブランド大学出身の20代女性の「いま」を追い、学歴偏重社会が見失ったものを検証する。今こそ学歴の意味を問い直す!!
  • どっかおかしい
    -
    超高感度情報人間の先駆タカハシのもとには、世間のあらゆる情報が飛びこんでくる。カタッパシから消化吸収されて渋谷公園通りの頂きで誕生したのが、この元気いっぱいの若者論。かって若者文化を一歩も二歩もリードした「ビックリハウス」元編集長が、怒り、笑い、泣いた100カット。抱腹絶倒の逸品!
  • さよなら恐竜男たち 女と男の新・共生論
    -
    こんな男は捨てたい! 今のままで大丈夫だと思っている「恐竜男たち」は、すでに女性たちから見放されている――男ならば思わずドキッとしてしまう、女性ならではの斬新で鋭い指摘がいっぱい。テーマは、新しい愛の形から民法改正問題、自然との共生、会社人間の行く末……など。女も男も生き方を考え直す、女の本音による痛快エッセイ。
  • 釣りキチ三平中国を行く
    -
    人気まんが家がチャレンジする幻の巨大魚! ――中国6千年の、悠久の歴史の流れの中に潜む奇魚怪魚を求めて、われらの釣りキチ・矢口高雄名人が釣り歩き。最先端の日本製ハイテク・フィッシングに、本場の太公望も「食いますか」などとそばに寄ってきたりして――。江南の桂魚、海南島の大物、そして東北のパイクとイトウなど、思わず興奮の釣り日誌。開高健氏の『オーパ!』を十分に意識しつつ、『釣りキチ三平』の著者が描く、冒険おもしろ大釣魚行!
  • 自己発見
    -
    現代の碩学が自由に綴る含蓄深いエッセイ集。偉大な学者であり、芸術にも造詣深い著者が、古典について、自分自身の意識の生いたちについて、現代社会の状況について、思うままに語り提言する。――〈人間が忙しく走りまわる文明を、高度の文明だとは思いません〉〈対立するということではなくて、相待つということを、もういっぺん考えなければならぬ〉……人類と社会への熱っぽい提言、また古典への深い思い、生き甲斐論、創造的生き方のすすめ、など、現代を代表する知性による、現代人必読の、含蓄深いエッセイ集。
  • マリア・カラス・コンクール スカラ座への道
    3.5
    歌うためにのみ生きたコンクール優勝までの日々……。ディーバ誕生に乾杯!! ――オペラを歌いたい。いつかスカラ座で……。1枚のレコードからオペラに目覚めた高校生が、やがてイタリアへ。ラストチャンスをかけ「マリア・カラス・コンクール」に優勝するまでの、レッスンの日々、不安と孤独と、しかし歌と生きる充実した日々をつづる。夢に向って世界にはばたいた、巨匠(マエストロ)総登場、女ひとり痛快オペラ修行記・奮闘記。
  • ナースコール
    4.0
    だからナースはやめられない! 内科病棟から、精神科へ異動。戸惑いながら、それでも変わらぬ、看護師という仕事の本質と魅力を描いたエッセイ集――看護師の仕事は魅力的!? 「○○さん、頑張ってね」と患者さんを励ますうちに、不思議なことに自分までが元気になってくる。ときに、やりきれなさや限界を感じつつも、「“辞めたい辞めたい”も“仕事が好き”のうち」と続けてこられた理由を、病院内の人間ドラマや身近な出来事でつづった、看護師の本音エッセイ。 ●明るく「うんこ」と言えるたくましさ ●優しさにも限界があるのです ●雑談も芸のうち ●励ますうちに自分も元気に ●患者さんは看護師の“師匠” ●内科から神経科(精神科)への勤務交代 ●慣れることのない“死” ●意識の明確なうちに最期の言葉を ●看護師は病院辞めても看護師だ! ほか
  • 歩みのあと
    -
    誰が選んでくれたのでもない。自分で選んで歩き出した道ですもの――と「女の一生」布引けいのせりふそのままに歩く、女優の道。多くの人との心深い出会い、そして別離。幕の閉じる間もない人生の坂道で、いつも無言の微笑をくれた人形たち。信念に満ちた一人の女優の、烈しさの奥にゆらめく情感にふれる半生記。
  • 棋士・その世界
    -
    将棋指しが棋士と呼び名が変わっても、勝負に賭ける内実は変らない。想像を絶する驚くべき才能が、激突する。きびしい勝負の末の喜び、悲哀、孤独。一途で誇り高く、しかも心やさしい男の世界。今まで誰も書き得なかったその世界と人間像を、生き生きと、鋭く、暖かく、爽やかに活写した快著。巻末に将棋百科を付す。
  • 風貌
    -
    顔には歴史がある。喜怒哀楽にまみれて自らの道をひた走る、この映像の主役たちの一瞬の表情。「玄関払いを喰わせるような手強い相手ほど却っていい写真が撮れる」と語る、写真界の巨匠。――これは、決定的瞬間に人生を賭けた鬼才の、遮二無ともいえる魂と、魅力溢れる主役たちの魂とが奏する絶唱を聴く、古典的名著。
  • 複眼思考のすすめ 非合理が文化を作る
    -
    素晴らしきほも・ルーデンス! 逆転発想ややぶにらみ思考が拓く、驚異の世界――あえて非合理をえらぼう。人間の行う、一見ばかばかしい、くだらない、不合理な発想こそ、新しい文化を創る。いつも正面切るのではなく、たまには斜に構えて、人間を見よう。なにげなくしている食事、会話、あそび、愛などに、〈もう一つの視点〉を注いだらどうなるか。常識破りの複眼でみた、ユニークな世界に踏みこもう。「あそび」の効用を説く、ユニークな人間文化論!
  • 独創技術の発想法
    -
    「世界のニシザワ」が自らの体験から説く、独創・日本に脱皮するための発想の真髄! ――モノマネ・ニッポンから独創・日本に、脱皮するための処方箋。日本には、なぜ独創の芽が育ちにくいのか。光ファイバーなど、光通信をめぐる三大基本発明をはじめとして、数多くの独創的発明や研究で知られる「世界のニシザワ」が、自らの体験を踏まえつつ、いかにしたら独創技術を発想できるかを語り説く。
  • 青春を生きる
    -
    いま基本にかえって青春の生き方を考える。軽薄な現代だからこそ、心に原点の欲しい人、ひとりではさびしく不安な人に、力いっぱいに生きることの素晴らしさを教える! ――友だちの前では陽気でも、ひとりになると、さびしく不安になることはないだろうか。力いっぱい生きることの素晴しさを、あなたは、ほんとに知っているだろうか? 若い日々を、傷つき、悩み、けんめいに生きた映画監督が、勇気とはげましを求めるひとに、自分の体験を通して語る、心やさしい青春の生き方の書。
  • こんな親が問題児をつくる 一万人の非行相談から
    3.0
    非行少年1万人あまりと、苦楽をともにしてきて得た結論は、非行の火種は、幼児期に消さなければならない、ということだ。生まれたとき、無地であった子供に色をつけるのは、周囲の大人たちである。それは、最も身近な親であり、教師である場合もある。不良少年は、一人もいない、みんな不幸少年だ。非行を防ぎ、非行から立ち直らせるための処方箋。
  • 新型田舎生活者の発想
    -
    「田舎はこんなにオモシロイ」――軽井沢の雑木林の中に、いっぷう変わった形をした家が、1軒。東京生まれ&東京育ちのもの書きが、突然、東京のマンションを引き払って、棲みついた。いつ逃げ出すか、と思いきや……。エレクトロニクスを駆使し、田舎と都会、仕事と遊びを融合させた、優雅な日々。玉村豊男のユニークなカントリーライフ報告書。
  • 女検事ほど面白い仕事はない
    3.0
    どうして、女だてらに検事なんかになったのか? 検事になる女って、やっぱり変わり者? そんな差別的な視線をものともせず、事件に敢然と立ち向かう。だって正義を貫くのに男も女も関係ないから! 捜査も面白いし、毎日が楽しくて仕方がない。検事歴13年の女性検事の仕事から、司法の仕組みが見えてくる。女性検事も男性検事も、仕事の相手は犯罪者。その仕事の裏側を覗く!
  • いま、米について。
    -
    焦点のコメ問題は、この本ですべてがわかる! 輸入自由化を迫るアメリカのウソ、都会のサラリーマンの農業に対するカンチガイを事実で暴き、たしなめる。安いコメを輸入してなにが悪いと思っているあなたのための、目からウロコが落ちるおもしろレポート。安全な食べ物と環境保護の立場から、ニッポンの農業を論じた、土地と暮らしてきた農民作家の説得力あふれる書。井上ひさし氏が強力推薦した農業論――「この本は名著である」。コメ問題に現場から怒る!
  • 女王陛下のロンドン
    3.5
    希望と不安を胸に秘め、単身ロンドンに渡った青年は、夢を諦めず、写真家となった。山崎まさよし、福山雅治、ゆず、birdから、尾崎豊、寺山修司……。日頃見られぬ素顔と彼らとの出合いを、貴重なポートレイトとエッセイで綴ったセルフ・コラボレイション。青春の原動力。読むだけで、希望が沸いてきます。この本は、きっと貴方の宝物になる!
  • 幻世
    3.0
    現代の諸相の奥に潜む真実を抉るエッセイ集――さまざまなメディアに取り巻かれ、その情報によって客体化された世界に生きる、われわれ。メディア時代の大衆は、実物よりメディアにより複製化された虚像の方に事実を感ずる感受性を持つ。『東京漂流』で大きな反響を呼んだ著者が、内視鏡を巧みに操るように、現代の諸相の内奥に潜む「真実」を、鋭い感性で抉る。
  • 「人間の時代」への眼差し
    -
    21世紀は、「人間の時代」である。科学技術の発展は、人間に大きな福利をもたらす一方で、個人や社会に損害を与えるマイナス面がある。マイナス面をかかえたまま肥大化した科学技術の現況を見つめ直し、「人間にとって科学技術はどうあらねばならないか」を原点に返って考える1冊。「見えるものを見る眼」を養う!
  • フィナーレの発想 わがライフワーク論
    -
    序曲が、たとえどれほど素晴らしくても、円熟しない人生は失敗である。人生がマラソンなら、ゴールをめざし完走する人生のフィナーレの花を、いかに咲かすか――充実した無為、道草のすすめ、クーリング・ダウンのこつ、読書術などなど……「自分自身のライフワーク」を切望する人々に、「生き方」への示唆にあふれた〈人生読本〉。
  • 東京居酒屋探訪
    3.5
    美酒に酔い、つれづれなるままに書く、心地よい居場所を探す旅――王子の大衆酒場から銀座のそば屋、横浜・狸小路の豚珍味店、白金のビストロまで、楽しい語らいと和・洋・中の美味を肴に、心地よく一献傾けることができるお店こそ、まさに居酒屋。一皿一皿真心込めた料理へのまなざしと、その先に浮かび上がる自らの来し方に、小説家の凛としたたたずまいが伝わる、美味エッセイ。著者自筆挿絵入り!
  • 親不孝のすすめ 青春の独立宣言
    -
    教育について、語らぬ者はない。誰れでも容易に手軽に、全員参加で首をつっ込めるのが、教育論議である。論じるのは自由だが、影響力があるから、始末に困る。加害者に罪の意識がないから、悪質だ。被害者の身にもなってくれ、と悲鳴をあげる高校生諸君に、一片の惻隠の情を寄せながら、切実な問題にパラドックスの真理でもって答える「親不孝のすすめ」をおくる。
  • 乱世を斬る 歴史エッセイ
    -
    自尊心と商才が命取りとなったり、人望ゆえに英雄になったり……。乱世に輝く男たちの、運不運を超えた波乱万丈の人生。おのれの天命を知ることで、歴史に名を残した猛者どもを、歴史小説の第一人者で吉川英治文学賞に輝いた筆者が描く、歴史エッセイ。歴史紀行2編も収録。<『天命を知る』改題作品>
  • 戦国武将の宣伝術 隠された名将のコミュニケーション戦略
    3.7
    イベント好きの信長、千成瓢箪の秀吉、家臣を大事にする家康……。戦国武将たちはそれぞれに、イメージ戦略に心を砕いた。一人でもすぐれた家臣をスカウトし、領民の信頼を獲得しなくては、下剋上の世を生き抜くことはできない。乱世にその名を刻んだ22人の知恵を汲み取った、現代人のための自己PRの極意! 下剋上の世を生きた22人のプレゼンの極意。
  • 織田信長の人間学
    -
    織田信長――決断力・実行力に富み、能力主義者だった信長はまた、ロマンチストであり、自由人でもあった。戦国民衆の期待した政治家として、信長は彼らの切実な願望にどう答えたか……。組織管理・人の管理など、人間味溢れる諸行動を通して、信長の魅力を現代の視点から解明する「童門流」人間学。現代の視点から天才的革命児・信長を解明!
  • はじまりの記憶
    4.0
    心の原風景を探す旅。それは単なる回顧ではない。明日をより良く生きるための、不可欠の作業なのだ。仰ぎ見る空、ぽっかりとあいた心に吸いこまれていく音……。当代随一のノンフィクション作家と画家が、それぞれの記憶の深層を掘り起こし、「私という現象」の核心、自己形成の決定的な瞬間に迫る。刺戟的で稀有なコラボレーション。人はみな持っている、「失われた風景」を――。
  • 春の散歩
    3.0
    女は仕事がすべてではない。きょう一日を生きた、という手応えを、愛においても、仕事においても、生活においても欲しいのである――。心に残る人と旅の思い出、美とのふれ合い、趣味の楽しみ。著者が生れ育った下町の暮しと、移りゆく世相への哀惜をこめて綴る63編。芝木文学の素顔を伝える名随筆集。
  • 男子禁制OL物語 丸ごと本音激白集
    3.0
    私憤、公憤、大興奮。オ・ン・ナの本音、言いたい放題。口は禍いのもとと腹にしまった、オフィスの不満。冷や汗タラーリの、ドジの告白。絶対許せない、ダメ男カタログ。あこがれの結婚式、甘い新婚生活──と思いきや、これが現実。人生悲喜劇、女の強さと怖さがいっぱい。『with』イエローページの傑作選。
  • 人生のうた
    -
    「海に出て木枯帰るところなし――山口誓子のこの句にぶつかったとき、私は落雷に打たれたように、自らの身と重なって衝撃を受けた」……男たちよ、苦しいときこそ詩心(うたごころ)を忘れるな! 著者が長年親しんできた歌や詩や小説に託して、逆境を克服した男たちの等身大の姿を明かし、生きる勇気を与えるエッセイ。
  • 四十になるって、どんなこと?
    4.0
    女を捨てたわけじゃない。結婚の可能性も、放棄してはいない――。基本は、ひとりで、楽しく生きることなのです。シングルライフを続ける女性が、40歳を目前にして、新たなチャレンジを始めた。エアロビ、ヨガに、スキンケア。何気ない日常も、ポジティブ・シンキングの著者がみれば、こんなにドラマチックになる。女に大切なものって? 女を捨てない、チャレンジングな生活!
  • 三十過ぎたら楽しくなった!
    4.0
    20代の頃、人生いかに生きるべきかと、悶々としていた。他人(ひと)と違う自分でありたかった。そして30代、肩の力がすっと抜けて、世の中の流行事(はやりごと)にムクムク好奇心がわいてきて。とにかく、結婚以外なんでもやりました。占い、エステ、料理教室にスポーツクラブ、マンション購入……。葉子さん、怒濤の30代メモリー。これが私の歩いた30代だっ! 女30代、花ざかり、てんやわんやの日々!
  • 街角の煙草屋までの旅
    -
    「家から一歩外に出れば旅だ」と考えるヘンリー・ミラーに共感し、自分の住む都会を歩きまわる中で、すばらしい旅や風景を発見する、と語る著者の姿勢には、作家らしい感受性と想像力の重視がうかがえる。そのほか、幼少時の思い出、交遊、文章観、身辺雑記などを綴り、吉行文学の基盤をあきらかにした、卓抜エッセイ集。街角の煙草屋まで行くのも旅。角度を変えて見えてくる風景。独特の人生感覚あふれた文章!
  • ボーイフレンド物語
    -
    七分の慕情に、三分のエロス――若い男に想いをよせた年上の「女心」の闇へ、醒めた眼は、鋭い省察の光をあてる。したたかに生きる女の日々の生活から、青年のフィーリングをつかみとり、女の嗅覚で、その実像と虚像を選び分ける。歌や旅に走る生活と趣味の論理にも、深く透徹した眼をとどかせる、異色のエッセイ。優しい女心の軌跡をさぐる。青年に思いをよせたとき、ドラマは始まる。それだけで胸はときめく!
  • 本がなくても生きてはいける
    3.0
    家でほっとするひとりの時間は、漬物を漬けたり、ウォーキングマシーンで汗を流したり。でもやはり本はいいなあ。本の中で歩くアジアの路地裏。出会う男たち。同年代の女性たちに「好きなこと」を続ける秘訣を教わり、藤沢周平の時代小説に涙する。そんな愉しみを綴るエッセイ。女、40、ますます本がおもしろい!<『恋もいいけど本も好き』改題作品>
  • 触れもせで 向田邦子との二十年
    4.5
    遅刻魔――あんなに約束の時間にいい加減な人も珍しかった。嘘つき――大きな嘘も上手だったが、とりあえずの小細工もうまかった。泥棒――どこを探してもあの人からもらったものなど出てきはしない。奪られてばかりいた。20年のパートナーなればこその知られざる「向田邦子の素顔」をはじめて明かす。
  • 気まぐれ列車の時刻表
    -
    レイルウェイ・ライターの第一人者が放つ、鉄道大好き人間のユーモア汽車旅エッセイ。日本の鉄道全線を完乗した後、鉄道への愛着はますます募り、すべての鉄道にもう1回ずつ乗り、ひとつでも多くの駅に降りたい、駅の周辺を歩きたいとの衝動に駆られた。好きなように乗ったり降りたりの、気まぐれ列車の楽しみがいっぱい。新しい汽車旅の楽しみ方を見つける!
  • ニホンゴ キトク
    3.0
    言葉は、味も匂いもある生きもの。病気もするし、薬石効なく死にもする。「辛抱」「気持ち」「じれったい」「きまりが悪い」「時分どき」「うすなさけ」……。色気があり、柔らかで耳障りのいい日本語が、死にかけている! ウナ電を打たねば、「ニホンゴ キトク スグ カエレ」。愛したい、消えゆく日本語への思い溢れるエッセイ集。もっと大切にしたい、愛したい、日本語。
  • なめこインサマー
    3.8
    幻の子育て日記を含むイラストエッセイ集。 今日のおやつはなめこにしよう、と冗談で言うと、娘・2歳はニッコリうなずいた。本当かよと思いつつ、めんつゆであえる。喜んで食べましたね、娘は。――ちょっと恥ずかしい幻の子育てエッセイ「珍ごはん」や、同窓会誌に寄稿した高校生活告白文などを発掘収録。虚実が高速で交錯する、戦車エッセイ!
  • 50歳からが面白い
    -
    自分のための「愉しい人生」。惑っていては実現しない!  5年ごとに新しい夢を描いてみよう。そうすれば、全てが違って見えてくる。55歳から剣道を始め、65歳にして英会話に挑み、留学する小説家の八方やぶれにして好奇心満点の、元気が出ること受けあいのエッセイ。人生、惑っているほどヒマじゃない!<『不惑 人生の元気力』改題作品>
  • 恋愛空間
    3.5
    不倫でなく、「ふたごころ」。老いを意識しはじめた男女に宿るエロスは熱く繊細で、だから極限をきわめることもある。性愛文学の名手が、『失楽園』「恋におちて」などの小説・映画にも触れ、「第二次恋愛期」の性愛を繊細につづる、心と肉体に響くエッセイ集。うそをつけないのが性、エロスは人生を映しとる!
  • 旅はお肌の曲がり角
    3.0
    今夜の宿は? 夕飯は? 洗濯は? えーっと、お土産はどうしよう……。女の独り旅って、トイレからお風呂まで、もうなにかと大変! 世界を駆けめぐる葉子さんが、旅の先々で遭遇した弱った・困ったの数々。過ぎてみれば、そんなつらい思い出が、いちばん心に残っていたりする。食う、寝る――そう、旅も生活なんだな……。旅先で遭遇した困った人、弱った出来事。それでも私は旅に出る!?
  • 石膏色と赤
    -
    坂の向うの空で沈みかけていた、大きな夕日。また、鈍い白い光が漂うその下にあった、夕暮の野原。幼年期に見た、この赤と白のふたつの夕暮とは、何だったのだろう? 幼年期から成年期にかけて想起された心象風景や体験、あるいは人々の印象などを、独得の感性と語り口で構成した、余韻ゆたかな好エッセイ集。
  • 女の底力、捨てたもんじゃない
    -
    流行に左右されない、服さがし。ひとりの外食。こだわりの店との付き合いかた。収納の飽くなき工夫。「お取り寄せ」いろいろ。通販に頼る理由……。歳を重ねて目につきだしたあれこれを、勇気を出して怒ってみたら、毎日なんだか楽しくなった。「ふつう」と「まじめ」を大事にする人へ。元気が出る応援エッセイ! 口うるさくてもいいじゃない。元気になる爽やかエッセイ。
  • 新装版 諸君! この人生、大変なんだ
    4.7
    私たちは、生きているあいだは、みな「人生仮免許」なのだ。いつでも試されているのだ。しかし、若い人たちには、豊饒(ほうじょう)な歳月がまっている。なんとリッチなことか。時間があれば、やり遂げられないことは、何ひとつない。自信をもって、進みたまえ。たくさんのアンコールの声に応えて、素晴らしい人生訓が、装いもあらたに登場! 辛口、だけど、あたたかい、珠玉の名言集がよみがえる!

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