濃い人々

濃い人々

小説・文芸
660円 (税込)

3pt

5.0

『ルーシー・ショー』のルーシーのドタバタぶりに目をみはり、『夫婦善哉(めおとぜんざい)』のダメ亭主に尽くす蝶子(ちょうこ)をみては、他人のお金をあてにする生活を夢見たことを自省。また、酔っぱらい作家・ブコウスキーの「くそったれ」人生には喝采をおくる。ほかに小津安二郎など、古今東西の達人たちが描いた作中人物を語る、群節(むれぶし)全開の痛快エッセイ! ズレてる? けど、おもしろい人たち満載!

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    たくさんの名著の中の作中人物と
    その著者に焦点を当てつつ書かれたエッセイ。

    活き活きとした生活と人の関係のあった時代の
    お手伝いさんたちが魅力的な、谷崎潤一郎「台所太平記」。

    酔っ払いだけれど、酒に負けず
    歳をとるほどパワーを熟成させていった
    老人力全開! ブコウスキー最晩年の日記
    「死をポケットに入れて」。

    新たに読みたい本への出会いを導いてもらいつつ、
    「怒ることなく生きたい」と願い、
    禅や聖書を読んでは「何だ、こりゃ」と突っ込み、
    菜食にすればいいと試みるが肉が食べたくなり、
    精進料理の本を見ただけで面倒で閉口し、
    座禅しようにも結跏趺坐ができず断念。

    次は正座で瞑想だ!と思うも、足がしびれまくって
    瞑想どころでなくなり…。
    それなら!と、おばあちゃん座りで瞑想をしたらうたたねし…。
    怒りをぐっと抑えようとして怒りが肥大した。

    群さんの雑念と煩悩が爽快で、
    結局どの著書よりもどの作中人物よりも
    郡さんが一番おもしろく"濃い人"だった快作。

    0
    2013年10月14日

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