小説作品一覧

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  • レクターガール・サイコ
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    1巻1,694円 (税込)
    「私は人間(ひと)であることを諦めない」 西彩子(にしさいこ)、連続殺人犯の娘。人呼んでレクターガール。 現代のエリザベート・バートリと言われた連続殺人鬼を母に持ち、 自身は肉体的に痛みを感じない特殊体質と常人とは異なる脳波を持つ天才サイコパス。 彼女は戦う。自由であるために。 彼女が彼女であるために。 妊婦ばかりを狙った連続殺人事件の重要参考人とされたのは16歳の少女、西彩子(ルビ:にしさいこ)。 4年前に同様の事件で逮捕され、拘留中に自死したシリアルキラー西玲子の遺児である。 彩子は6本の指を持つ手で美しいピアノを奏で、非常に高い知能を有する一方、痛覚の一切を持たぬサイコパスであった。 彩子を調べ始めた刑事の河口は、4年前の事件と今回の事件は同一犯であり、玲子でも彩子でもない真犯人がいると睨む。 同様に4年前から事件を追ってきた彩子は河口とタッグを組み、恐るべき事件の真相に立ち向かっていく……。 ピアノを愛する天涯孤独の刑事×サイコパスの少女。 音楽で結ばれた異色のコンビが希代のシリアルキラーを追うバディミステリー! ★読者の声 強くて、かっこいい。彩子のような生き方に憧れます(17歳・高校生) サイコパス同士の頭脳戦にシビれる。誰よりも強くて、でも抱きしめたくなるほど彼女は愛おしい(20代・会社員)
  • ヅォンディム(終点) ~喪失者の島
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    カジノで働く仮面の女、ファントム。 そこに現れた組長の愛人、知奈と、その組長の娘、死体から生まれたユウ。 仮面で隠した醜貌の秘密。 激しくぶつかる復讐心と憎悪。 ファントムと知奈の思いの行方は―― ================= 忌々しい記憶を追い払う。仮面の下が痛む。 ファントムはうっかり爪を噛まないように両手を握りしめ、 今度こそ知奈に気に入られるように笑った。 「本当も何も、これが私ですよ。 私は『ジャンケットのファントム』です。 つまらない名前よりも、ファントムの方がこの島じゃ相応しいでしょう?」 …… 恐る恐る宙に浮かせていた手を、知奈の身体に添わせた。 彼女が側にいるだけで、こんなにも安らぐのはなぜだろう。 …… ユウが知奈と自分にとっての疫病神なのは間違いなかった。 この悪縁を断ち、解放されなくてはいけなかった―― 「死に腐れ! お前の思い通りになるかよッ」 ================= 傷ついた者たちの魂が交錯する、 壮絶な“家族”の寓話!
  • 漢文研究法
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 内藤湖南と並ぶ京大東洋学の創始者、狩野直喜が約百年前におこなった一般向け講義。文学・史学・哲学・地理等を総合する中国学入門。
  • 李賀歌詩編 1
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    1~3巻2,970円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 “天才”李白,“人才”白居易とともに,“鬼才”の名をほしいままにした唐代の詩人,李賀の完璧な訳注。象徴派詩人にもなぞらえられる彼の詩は,超現実の世界を歌い,現代人をひきつける。第36回〈日本翻訳文化賞〉受賞。
  • 六朝詩選俗訓
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「憐歓好情懐」は「いとし殿御の真実心のうれしいことは」__遠い六朝詩を江戸の現代詩に訓みかえる。徂徠以降の学問と文芸の到達点を示す,読んで楽しい中国詩口語訳の世界。
  • 飾り火〈上〉
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    1~2巻715円 (税込)
    女は、新婚旅行の途中なのに夫に逃げられてしまったの、といった――。 北陸本線の列車のなかで、藤家芳行は偶然隣り合わせになった女から、思いもよらぬ告白を受けた。東京への帰宅途中だったが、その告白を女の誘いと受け取った藤家は、行き先を金沢に変えた。 その時のことを、藤家は一夜の過ち、一夜の出来心と片付け忘れていたが、女は忘れていなかった。 既婚男の浅はかさと女の妄執が、男の平和な家庭に少しずつヒビを入れていく。繊細ながらも芯の強い妻は、うろたえつつも手を打つことを必死に考えた! 舞台、TVドラマにもなった愛と憎しみの壮大なストーリー!
  • アインスタインと春待月の殺人
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    1巻2,310円 (税込)
    男は気がつくと一週間先の時間にいた 空白の一週間の自分はまるで別人のような行動をしていた 真相を確かめるために自宅に戻ると庭の焼却炉には殺害された人が入れられていた アインスタイン来日に沸く大正11年。歯科医の悠木丈史は白昼夢から覚めると一週間時間がたっていた。友人の小説家・藤江に相談にいくと自分がバスにひかれて重体だという噂を聞いたという。一週間の自分の行動を遡ってみるが、周囲の人々からはとても自分とは思えない自身の行動を聞かされる。

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  • タゴール 10の物語
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    アジアで最初のノーベル文学賞作家タゴールの代表的短篇10篇。 ベンガル語からの完訳。 タゴールのすごさ、文学の本当の面白さ・深さが詰まっています。 [目次] 郵便局長   坊っちゃまの帰還  骸骨  カーブルの行商人  処罰  完結  夜更けに  飢えた石  非望  宝石(モニ)を失って  解説  訳者あとがき

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  • 刺激中毒
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 “病み界隈(トー横界隈)”から誕生した新世代のクリエイターが綴る、歌舞伎町での愛、そして生と死――。 ODやアルコール、そしてホストクラブに大金を投じて心の隙間を埋めていく。 何もしなければ、ただただ病んでしまう「刺激中毒」からはもう逃れられない。 東京の片隅で愛を渇望する女の言葉は切なくも苦しい。 計20篇の詩と28枚の絵を収録する。 - - - 真実か嘘か、なんてぼくにとっては心底どうでもいいことだ。 真実と嘘の違いはぼくには到底見当がつかなくて、きみがついた嘘がぼくにとっての真実だったから。 耳が痛くなるほどの音楽が流れるあの箱の中で、ささやいてくれるきみの嘘が、ぼくを幸福にした。 グラスに注がれるシャンパンの味はなんだか変な味がしたけれど、そんなのはどうでもよくて、きみの幸せそうな顔が、ぼくを幸福にした。 いま、この幸福に包まれた中で、全てを終わらせたいと思った。 幸福には必ず終わりがくることを知っているから。 幸福の終わりに耐えられないぼくを、幸福中毒とでも呼んで軽蔑してくれよ。 「真実と嘘について」より抜粋 ・著者紹介 詩人。イラストレーター。 17歳よりODを繰り返し、トー横界隈にも出入りする。ホストクラブのホストに2,000万円を費やすが、そのホストとは揉めて裁判沙汰となる。 担当ホストとの破局をキッカケとして、2023年よりSNSに詩やイラストを投稿し始める。
  • そこまでして覚えるようなコトバだっただろうか?
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    1巻1,980円 (税込)
    ────コトバとも分かり合えない著者真骨頂の四篇 たった一音が発音できずに自国から疎外された〝クィ〟が望む真の「故郷」 サッカーからヒトの起源にまで自国をとび出し還っていく「イベリア半島に生息する生物」 ひらがな、カタカナ、漢字……アトラクションさながら文字を乗り越えていく「あカ佐タな」 〝お金を払ってまで覚えないといけないようなモノだっただろうか?〟著者デビュー作「廃車」「LIFE」に登場した猫木豊が子の国語習得の前で立ちつくす「王国の行方――二代目の手腕」 【目次】 故郷 イベリア半島に生息する生物 あカ佐タな 王国の行方──二代目の手腕 【著者】 松波太郎 1982年三重県生まれ。文學界新人賞、野間文芸新人賞受賞。著書に『よもぎ学園高等学校蹴球部』、『LIFE』、『ホモサピエンスの瞬間』、『月刊「小説」』、『自由小説集』、『本を気持ちよく読めるからだになるための本』、近著に『カルチャーセンター』。
  • 逸脱のフランス文学史
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    1巻1,980円 (税込)
    『聖アレクシス伝』『狐物語』からパトリック・モディアノ、アニー・エルノーまで。新たな角度から提示される、わくわくするフランス文学講義! レーモン・クノーやジョルジュ・ペレックらによる前衛的な実験文学集団「ウリポ」。 言語に秘められた潜在的可能性を追求した彼らの営為を研究してきた著者が、「ウリポ」の視点からフランス文学史を新たに捉え直す。古典から現代作品まで25の名作でたどるフランス文学案内。 「私がウリポの作家たちを身近に感じるのは、彼らが深刻さを拒んでいるからです。この深刻さというやつは、フランス文学の風土のいたるところで感じられるもので、ちょっとは自分を皮肉る必要がありそうなときでも消えはしません」(イタロ・カルヴィーノ) 【目次】 【紹介される作品】 フランソワ・ラブレー『ガルガンチュアとパンタグリュエルの物語』 ジャン=ジャック・ルソー『告白』 ドニ・ディドロ『運命論者ジャックとその主人』 スタンダール『パルムの僧院』 オノレ・ド・バルザック『従兄ポンス』 シャルル・ボードレール『悪の華』 ギュスターヴ・フロベール『感情教育』 ギュスローヴ・フロベール『ブヴァールとペキュシェ』 ジュール・ヴェルヌ『神秘の島』 レーモン・ルーセル『ロクス・ソルス』 アンドレ・ジッド『贋金つかい』 マルセル・プルースト『失われた時を求めて』 アニー・エルノー『戸外の日記』 ほか 【著者】 塩塚秀一郎 1970年、福岡県北九州市生まれ。専門は近現代フランス文学。 東京大学教養学部(フランスの文化と社会)卒業。同大学院人文 科学研究科修士課程(仏語仏文学専攻)修了。パリ第3大学博士 (文学)。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。著書に 『ジョルジュ・ペレック 制約と実存』『レーモン・クノー 〈与太郎〉的叡智』、訳書にジョルジュ・ペレック『さまざまな空間』『煙滅』、レーモン・クノー『あなたまかせのお話』『リモンの子供たち』(日仏翻訳文学賞受賞)などがある。
  • 私が本からもらったもの 翻訳者の読書論
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    あなたが本からもらったものは何ですか? 「光文社古典新訳文庫」創刊編集長の駒井稔を聞き手に、8人の翻訳者が語る本にまつわる数々の思い出。 「WATERRAS BOOK FES」の「翻訳者×駒井稔による台本のないラジオ」待望の書籍化! 「最も原始的なタイムマシン、あるいは書物の危険な匂い」(貝澤哉)と「本箱の家」(永田千奈)、2つのエッセイも収録。 本は人生最高の贈り物である。読書のおもしろさを語り尽くした一冊。(書肆侃侃房) 【目次】 はじめに 駒井稔 第1夜 鈴木芳子(ドイツ文学) 第2夜 貝澤哉(ロシア文学) 第3夜 永田千奈(フランス文学) 第4夜 木村政則(英米文学) 第5夜 土屋京子(英米文学) 第6夜 高遠弘美(フランス文学) 第7夜 酒寄進一(ドイツ文学) 第8夜 蜂飼耳(日本文学) あとがき 駒井稔 【著者】 駒井稔 1956年横浜生まれ。慶應義塾大学文学部卒。1979年光文社入社。広告部勤務 を経て、1981年「週刊宝石」創刊に参加。ニュースから連載物まで、さまざまなジャンルの記事を担当する。1997年に翻訳編集部に異動。2004年に編集長。2年の準備期間を経て2006年9月に古典新訳文庫を創刊。10年にわたり編集長を務めた。 著書に『いま、息をしている言葉で。──「光文社古典新訳文庫」誕生秘話』(而立書房)、編著に『文学こそ最高の教養である』(光文社新書)がある。現在、ひとり出版社「合同会社駒井組」代表。 鈴木芳子 1987年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。ドイツ文学者・翻訳家。『ベビュカン』にて独日翻訳賞マックス・ダウテンダイ・フェーダー・東京ドイツ文化センター賞受賞。訳書にショーペンハウアー『読書について』『幸福について』、フォイヒトヴァンガー『宮廷画家ゴヤ』、ヒュルゼンベック編著『ダダ大全』、ローゼンクランツ『醜の美学』ほか多数。 貝澤哉 1963 年東京生まれ。早稲田大学大学院ロシア文学専攻博士課程単位取得退学。早稲田大学文学学術院教授。著書に『引き裂かれた祝祭 バフチン・ナボコフ・ロシア文化』(論創社、2008 年)、共編著『再考ロシア・フォルマリズム 言語・メディア・知覚』(せりか書房、2012年)。翻訳に、ゴロムシトク『全体主義芸術』(水声社、2007 年)、ナボコフ『カメラ・オブスクーラ』『絶望』『偉業』(光文社古典新訳文庫、2011、2013、2016 年)など。 永田千奈 1967 年東京生まれ。フランス語翻訳者。訳書にシュペルヴィエル『海に住む少女』、ラファイエット夫人『クレーヴの奥方』(光文社古典新訳文庫)、ロマン・ガリ『凧』(共和国)など。 木村政則 英米文学翻訳家。著書に『20 世紀末イギリス小説──アポカリプスに向かって』(彩流社)。訳書にミュリエル・スパーク『バン、バン! はい死んだ』『ブロディ先生の青春』『あなたの自伝、お書きします』(河出書房新社)、サマセット・モーム『マウントドレイゴ卿/パーティの前に』、D・H・ロレンス『チャタレー夫人の恋人』、ラドヤード・キプリング『キム』(光文社古典新訳文庫)、クリストファー・イシャウッド『いかさま師ノリス』(白水社)など。 土屋京子 翻訳家。1956年生まれ。東京大学教養学部卒。訳書に『ワイルド・スワン』(ユン・チアン)、『EQ~こころの知能指数』(ゴールマン)、『トム・ソーヤーの冒険』『ハックルベリー・フィンの冒険』(トウェイン)、『ナルニア国物語』全7巻(C・S・ルイス)、『仔鹿物語』(ローリングズ)、『秘密の花園』『小公子』『小公女』(バーネット)、『あしながおじさん』(ウェブスター)、『部屋』(ドナヒュー)ほか多数。 高遠弘美 1952年3月、長野県生まれ。現在明治大学商学部・大学院教養デザイン研究科教授。著書に『物語 パリの歴史』(講談社新書)『七世竹本住大夫』(講談社)『乳いろの花の庭から』(ふらんす堂)他、翻訳に『珍説愚説辞典』(国書刊行会)ロミ『完全版 突飛なるものの歴史』(平凡社)レアージュ『完訳 Oの物語』(学習研究社)プルースト『失われた時を求めて』(光文社古典新訳文庫、全14巻予定。個人全訳中)、最新刊にF・ピション『プルーストへの扉』(白水社)があるほか著作多数を数える。 酒寄進一 1958 年生まれ。ドイツ文学翻訳家。和光大学教授。2021 年、コルドンの〈ベルリン〉3 部作で日本子どもの本研究会第5回作品賞特別賞受賞。主な訳書にヘッセ『デーミアン』、ヴェデキント『春のめざめ ―子どもたちの悲劇』、ブレヒト『アルトゥロ・ウイの興隆/コーカサスの白墨の輪』、 シーラッハ『犯罪』『罪悪』『刑罰』『コリーニ事件』、ザルテン『バンビ 森に生きる』、フィツェック『乗客ナンバー23の消失』、ゼーターラー『キオスク』ほか多数。 蜂飼耳 1974 年神奈川県生まれ。詩人。立教大学文学部教授。詩集に『食うものは食われる夜』『顔をあらう水』『現代詩文庫 蜂飼耳詩集』など。文集に『孔雀の羽の目がみてる』『空を引き寄せる石』『秘密のおこない』『空席日誌』『おいしそうな草』など。書評集に『朝毎読』、絵本に『うきわねこ』(絵/牧野千穂)など、童話集に『のろのろひつじとせかせかひつじ』など。古典文学の現代語訳に『虫めづる姫君 堤中納言物語』『方丈記』がある。
  • 完訳 オズとドロシー
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 不朽の名作シリーズが、完訳版でよみがえる! 1900年にアメリカで出版された『オズの魔法使い』は、出版されるやいなや、子どもたちの心を魅了し、空前のベストセラーとなった作品です。その後、作者である児童文学作家のライマン・フランク・ボームは、“オズの国”を舞台にした続編を、約20年かけて次々と発表していきます。ボームに生み出された、《オズ・シリーズ》は14作となり、シリーズ誕生から100年以上が経つ現在でも、世界中で愛読され続ける不朽の名作となりました。 今回は、シリーズ1巻目にあたる『オズの魔法使い』だけでなく、2~14巻までの続編と、日本で初めて出版されることになる『オズの小さな物語』(Little WIZARD Stories of Oz)を合わせた全15巻の《オズの魔法使いシリーズ》として、完訳版で刊行いたします。 第4巻の翻訳は、"プリンセス☆マジックシリーズ"などを手掛ける田中亜希子氏が担当。 装画・挿絵は"ハリスおばさんシリーズ"などでもおなじみのサカイノビー氏。キュートなイラストで彩られた《オズの魔法使いシリーズ》を、どうぞお楽しみください。 ※本書は読み物でありますが、レイアウトを維持するため、画像データにて作成しております。文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。タブレットなど大きいディスプレイを推奨いたしております。予めご了承ください。
  • 完訳 オズのオズマ姫
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 不朽の名作シリーズが、完訳版でよみがえる! 1900年にアメリカで出版された『オズの魔法使い』は、出版されるやいなや、子どもたちの心を魅了し、空前のベストセラーとなった作品です。その後、作者である児童文学作家のライマン・フランク・ボームは、“オズの国”を舞台にした続編を、約20年かけて次々と発表していきます。ボームに生み出された、《オズ・シリーズ》は14作となり、シリーズ誕生から100年以上が経つ現在でも、世界中で愛読され続ける不朽の名作となりました。 今回は、シリーズ1巻目にあたる『オズの魔法使い』だけでなく、2~14巻までの続編と、日本で初めて出版されることになる『オズの小さな物語』(Little WIZARD Stories of Oz)を合わせた全15巻の《オズの魔法使いシリーズ》として、完訳版で刊行いたします。 第3巻の翻訳は、『ネズミ父さん大ピンチ!』など数多くの翻訳作品があるないとうふみこ氏が担当。 装画・挿絵は"ハリスおばさんシリーズ"などでもおなじみのサカイノビー氏。キュートなイラストで彩られた《オズの魔法使いシリーズ》を、どうぞお楽しみください。 ※本書は読み物でありますが、レイアウトを維持するため、画像データにて作成しております。文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。タブレットなど大きいディスプレイを推奨いたしております。予めご了承ください。
  • 現代ユウモア全集 1巻 『後生樂』 坪内逍遙
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    95年ぶりに電子全集として復刊! シェイクスピアの喜劇『真夏の夜の夢』から昔話「浦島太郎」、新聞連載小説『松のうち』まで、多彩なジャンル作品を収録。 昭和初期の1928年に創刊された『現代ユウモア全集』は、当時大ヒットを記録。「ユーモア小説」が大衆文学の一ジャンルとして認知されていく初期の過程で、大変重要な役割を果たした。その全24巻が95年ぶりに電子版で完全復刻。 その記念すべき第1巻は大作家、坪内逍遙。古今東西の笑いの理論にも親炙していた逍遥は、「悲哀と好笑は表裏一体、悲しみと可笑しみが縄のごとく絡まり合うのが人情あるいは世態風俗であり、それを写す小説にあっても、両者が好対照となればこそすぐれた効果を発揮する。そうした好笑の機微を理解せず、ただ『馬鹿笑ひ』できる話を求める作者読者のなんと多いことか」と嘆く。 W・シェイクスピアの喜劇『真夏の夜の夢』やN・ホーソーンの小説「ハイデッガー博士の実験」を翻案した戯曲『回春泉の試験』に始まり、昔話「浦島太郎」や「竹取物語」を翻案した舞踏劇、「読売新聞」に連載され後に単行本化された小説『松のうち』、さらには「忠義な鷹」、「チリの油壺」など海外童話を翻案した短編戯曲(13篇)に至るまで、様々なジャンルの作品を収録。 解説文は追手門学院大学准教授・佐藤貴之。付録には、月報や全集のラインアップ広告など、貴重な資料も収録する。 第1巻の巻末には雑文家・平山周吉も特別寄稿する。 ※本文は発刊当時の旧字体総ルビを再現。また、より読みやすいように、新字体バージョンも新たに追加しました。 (電子版 2024年11月29日配信開始) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • ともだち めんどくさい奴らとのこと
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    1巻2,310円 (税込)
    歪んでたってズレてたって、 生きられる限り生きよう、好きな人たちと。 ゲラゲラ笑ってドキドキしてそして泣いて、 一気に読みました。 涙のあとに謎の力が湧いてきます。 吉本ばなな(小説家) 生きることの、苦しさ、切なさ、虚しさ。 それを乗り越えるエネルギー。 ゲッツさん。弱すぎて、強すぎます。 棚橋弘至(新日本プロレス代表取締役社長) 脳出血で2カ月意識を失ってのち、 退院したゲッツ板谷はようやく仕事復帰。 じわじわと復調を果たした2024年 還暦を迎えた今、 倒れて以後に見舞われた ジェットコースターの如き怒涛の日々を 仔細に綴ることにした。 強烈な出来事の連続ゆえ実名は避ける。 固有名詞を変えた形で、ほぼほぼ実話の形の 「小説」として書き上げた――。 爆笑エッセイで大人気を博していたライター 「スリム佐藤」。 脳出血から復帰を果たした彼は旅に出た。 ひょんなことからハマった讃岐うどん。 高松の名店をすべて網羅したうどんマップを 誰に頼まれたのでもなく完成させるためだ。 そこで突如ファンを自称する不思議な男と SNSを介して繋がったスリム。 なぜか波長合ったその男との珍道中が始まるが スリムはその男が抱えた重い病について知る。 突発的な言動や強烈な行動の背景にあったのは 実は……。 並行してスリムはかつて連発させていた 自身のベストセラー、爆笑エッセイに登場する 古くからの自身の仲間との関係を振り返る。 極端な個性の面々にも 様々な変化や別れが待っていた。 愛すべき濃い面々にも等しく訪れる経年変化。 30年超の関係でも一切気づかなかった とある「秘密」を知ることになる……。 「ともだち」って何だろう? グレーゾーンにいるって特別なことか? 爆笑して、泣いて、元気が出る。 ゲッツ板谷、超・長編小説で怪気炎!!
  • 気候変動最前線にて
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    1巻1,672円 (税込)
    なんて面白い国なんだ、バングラデシュ! 自然災害の煽りを強く受ける南アジアの大地、バングラデシュ。 深刻な水害に見舞われるも、人々はエネルギッシュで輝いていた。 現地に駐在し、著者が肌で感じた混沌と魅力をユーモラスな戯曲で描く!

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  • 逆境
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    1巻1,567円 (税込)
    諦めなければ、壁は必ず乗り越えられる 幼くして父を亡くした勝也は、物心ついた頃から母と姉との三人暮らし。 貧しくも幸せな生活を送っていたある時、 母が働く喫茶店の経営者一家が住むマンションに引っ越すこととなる。 やがて経営者の娘・紗香と付き合うようになった勝也だったが、 17歳で彼女の妊娠が発覚し、結婚。 紗香の家族と距離が近づいたことをきっかけに、 勝也の人生は徐々にバランスを崩し始める—— 一人の男の壮絶な人生とその闘志をリアルに描いた、社会派小説。

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  • イエスタデイを少しだけ
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    1巻1,672円 (税込)
    「いつの間にか主人公の肩を抱き、泣いてしまっている自分がいた」 落語家 林家たい平推薦! 才色兼備な自慢の恋人、本音で語れる幼馴染み、出会った瞬間に波長が合った女性。 三者三様の魅力に惹かれつつも、彷徨いながらの未練と別れ。目立ちたがり屋なくせに臆病者の恭平が彼女たちの存在を原動力に、自らの殻を破ろうと葛藤する様を描いた団塊世代のラヴストーリー。

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  • 【増補改訂版】四季の華~和歌が織りなす平安時代、雅の世界~
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    1巻1,672円 (税込)
    弥生、卯月、水無月に、新作和歌が加わった『四季の華』待望の増補改訂版。 ときに菅原孝標女、清少納言、紫式部に身をなぞらえて、ときに現代に生きる自分自身として、古えのことばで詠じた全122種の短歌集。

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  • 世界平和よりもSEXY?
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    1巻1,672円 (税込)
    ああ かなしき この無常なる浮世よ 理想か欲望か、詩で描く現代の風刺劇 「利己」的な人間と「利他」的な人間、最後に笑うのは 果たして――

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  • ジャーロ dash No. 97【無料版】
    無料あり
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    「ジャーロ dash」はミステリー誌「ジャーロ」の無料試し読み版です。ミステリーを掘り下げるエッセイ、評論、マンガなどの企画ページを無料で読むことができます。また、長編連載、連作短編、読み切り短編の小説も、冒頭部分を試し読みOK! 97号は坂木 司、青柳碧人の新連載がスタート。読み切り短編は東川篤哉、方丈貴恵、倉知 淳。浅倉秋成×岩井圭也の特別対談や、染井為人『正体』のインタビューもお見逃しなく!
  • ジャーロ No. 97
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    1巻550円 (税込)
    ●新連載:坂木 司〈和菓子のアン〉新シリーズ、青柳碧人〈80分間世界一周〉●読み切り短編:東川篤哉「李下に冠を正せ」、方丈貴恵「ようこそ殺し屋コンペへ」、倉知 淳「火炎竜」●好調連載:赤川次郎、石持浅海、岩井圭也、岡崎琢磨、折原 一、恩田 陸、笠井 潔、近藤史恵、佐川恭一、城山真一、竹本健治、三津田信三、宮本紀子、薬丸 岳●対談:浅倉秋成×岩井圭也、千街晶之×杉江松恋●アフタートーク 染井為人
  • 〈在日〉という根拠 増補新版
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    1巻3,080円 (税込)
    どんな物語からも拒否され続けた。不遇の意識からの回復不能を生きる--在日朝鮮人作家・李恢成、金石範、金鶴泳の文学をとおして「生の感触」を書き表わす、在日韓国人二世であり哲学者・文芸評論家である竹田青嗣の初著作を、約30年ぶりに〈増補復刊〉。今まさに読まれるべき、在日論の普遍的傑作。書き下ろし:自伝的あとがき(14,000字)
  • 悪魔に下す鉄槌
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    1巻1,320円 (税込)
    「麻薬王」と呼ばれた青年が望んだのは平凡な幸せ。 しかし、家族と未来を守るため、彼は再び闇に挑む――。 代々続くマフィアの家系に生まれた青年、リィド・ブラッドリーは、父の意を受け若くしてファミリーのボスに就任。 アメリカ全土のみならず、中国、ヨーロッパ、中東までもシノギの場を拡げ、激しい抗争を繰り返す。 莫大な財と組織を作り上げ、ついには「麻薬王」と呼ばれるまでになったが、元来心優しく繊細なリィドは黒い稼業を厭い、平凡でも幸福な家庭生活を夢見ていた。 ある日出会った美しい娘・アンナと大恋愛の末結婚、愛らしく利発なひとり息子にも恵まれ、理想の家庭を築いたかに見えたが—— 先代ボスである父・ゴウデンの死をきっかけに、暗躍していたブラッドリーファミリーにいよいよ司法の手が伸びる。 警察きっての頭脳・テイラー刑事は、果たして真相究明の切り札となれるのか。 そしてファミリーとリィドの運命は?

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  • 着ル怪談
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    持ち主の念が宿る「着るもの」に纏わる最恐の怪異譚52話! その芸者は鴨居からぶらさがっていました… 「なぜか例の青い着物に着替えて」 そして真っ赤に充血した目玉が―― 「青い着物」川奈まり子 より 着物、洋服、帽子、靴、眼鏡…身に着けるものには持ち主の業と情念がいつまでも蠢いている。 真夏の肝試し、Tシャツ姿で参加していたはずの友人が最後に着ていたのは…「赤いセーター」(郷内心瞳) 女子高生の夢に現れる中年男が渡してくる白い布とは…「彼シャツ」(つくね乱蔵) 夜道で遭遇したコート姿の変質者、あるスケ番の不思議な体験…「脱グ怪談」(加藤一) 義母からの着物を手放す度に嫁の運気が上がっていった理由は…「頑張り屋のトモちゃん」(夜行列車) 自分とそっくりな女が着ていたのは見覚えのあるワンピースで…「ドッペルゲンガー」(木根緋郷) ほか、気鋭の22人が綴る「着る」に纏わる怪異譚全52話!
  • 深黄泉 怪談社禁忌録
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    「霊現象?ほとんど気のせい。 でも1%はマジでやばい」 著者の脳、爆発。 まず疑え、裏を読め、真の恐怖はそこから始まる。 霊は存在する――そんな前提を鼻息で吹き飛ばし、怪現象を軽やかに調査分析、それでも拭えぬ恐怖を炙り出す異端怪談集。 ・商店街のアーケードの上を歩く目のない老婆。かつて死傷者の出た火事と関係があると睨むが、真相は…「鉄骨の老婆」 ・山奥の民宿で3人の若者を襲う悪夢と頭痛。高山病を疑うがある共通の幻覚が…「頭痛の理由」 ・仏壇の水が減るのはご先祖さまが飲んだからと言う幼子。母は単なる蒸発現象だと思うが…「ご先祖さまがいる」 ・借金取りに追われる友人をアパートに匿った日から起こる怪現象。怪異発生のトリガーは意外なところに…「サイクル」 一見ひねくれているが、軽妙な語り口の裏を深読みすれば、最後はあなたもぞっとするはず。
  • 詩集『おひさまのかけら』
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    渡り鳥 あなたとわたしの間に もし白い鳥がいたら その鳥にたくしましょう 青い文字の手紙を

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  • [蔵出し]クレオパトラ殺人ルート
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    1巻693円 (税込)
    売れない演歌歌手・浜路鈴音は、名古屋に戻って心機一転しようとしていた。そんな折、地元の大企業の2代目社長就任祝賀パーティーの仕事が舞い込む。その社長は、高校の同級生、美貌と高貴な雰囲気からクレオパトラと呼ばれていた久理子だった。彼女の周囲には跡目争いのきな臭い噂があり……。華麗な一族を描いた『[蔵出し]クレオパトラ殺人ルート』、他2編を含めた作品集。
  • お稲の昭和 不器用な物語
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    1巻990円 (税込)
    田舎を出て自立したいと上京し、勤労学生から看護婦養成所へ。看護婦として帝大病院の外科や産婦人科を担当したあと、桐生市の病院で新生活を始めた。結婚、出産し、家庭は充実したが、日本が戦争へと突き進んでいく時代だった。そして、夫に召集令状が……。進歩的でマイペースに大正から昭和の時代を生きた稲。その生涯を、時代背景と、稲の人生の出来事を織り交ぜながら描く。
  • コンドルは翔んでいる EL CONDOR PASA
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    1巻1,188円 (税込)
    1899年(明治32年)に始まった移民政策でペルーに渡った日本人が数多くいる。日本から遠く離れた異国の地で日本人達がどのように生活をしたのか。ペルーを舞台にしたこの物語はその歴史や実態を踏まえつつ、主人公である快男児チコの成長とルーツ探し、そして彼を取り巻く人々の人間ドラマが描かれている。南米に深い縁のある著者によるペルーの描写は臨場感たっぷり。
  • さらばわれらが惑いの年
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    1巻1,485円 (税込)
    地方出身の大学生が都会のエネルギーと流行の中で、性に翻弄され、硬派から軟派に移行していく姿をリアルに記した青春ドタバタ物語。社会がアメリカという大国との関係を模索していた安保の時代、若者の心も大きく揺れていた。その当時の大学生の「性」と「生」に焦点を当て、流行歌の歌詞を被らせて展開している。ひとつの時代の象徴であり、若者に共通する様相でもある。
  • たった一人の裁判
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    1巻1,089円 (税込)
    礼子は愛車を運転中、安倍川のバイクに一方的に接触される。双方怪我はなく、愛車の修理費も10万円程で済んだのだが、保険会社同士の話し合いでは交差点の真ん中での事故ゆえに、過失は「5:5」であるという。それに納得できない礼子は、慣れない法律用語と提出書類の多さに悪戦苦闘しながらも、弁護士を雇わず一人で損害賠償請求裁判の裁判を起こすことを決意する。
  • とある女との過去
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    1巻1,485円 (税込)
    どこですれ違ったのか、なにを間違ったのか──。「私の人生をメチャメチャにしたくせに……!」再会もできず、後悔と想いを抱え続けた男のモノローグ。「あなたは気が付いているでしょうか。この手紙の中で私は、あなたに関しては一度も“愛”という言葉を使ってはいないことを。……私はあなたに直接、この言葉を口に出して伝えることができなかったからです」(本文より)
  • フォト短歌集 ならやま
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    1巻693円 (税込)
    「ひと去りて秋の夜長を談山に鬼の出で来て談ふ如し」「そよ風に枝垂桜はたをやめの花簪の如く揺れをり」……鋭いカメラアイで捉えた写真と、五感を解放した伸びやかな抒情歌。日本の原風景や伝統的美意識をふんだんに盛り込んだ、90作品の「旅物語」。誰もが心の中に大事にしまっている、忘れられない美しき思い出を、やさしく再生してくれる一冊です。
  • 茜雲タペストリー
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    1巻1,485円 (税込)
    トイレを汚す夫の問題をどう解決するか悩む夫婦、犬に鼻をかじられた男と女の奇妙な関係、メンバーの一人に突然脱退宣言されてその代わりを探すことになったおやじバンド。……それぞれにひと癖あるミドルエイジたちが奇妙な繋がりで結びついてゆく。前作『青空チェイサー』の後日譚もからんでくる物語は、運命のいたずらなのか、それとも……。ユーモアあふれる文章で紡ぎだす第二弾。
  • 烏羽玉の夢
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    1巻1,188円 (税込)
    長年にわたり歴史に興味を抱き短編小説を書き続けた著者の作品の中から、混沌とした中世を舞台にした、時代に翻弄されながらも、和歌・茶道・などの芸術に関わり一時代を創った名人・上手の「道を極めん」とする生き方に光を当て、独特の視点からその姿を浮き彫りにし描き記した掌編を厳選した五編をまとめた、歴史好きには見逃せないアンソロジー。
  • 歌集 ふりかえる時間たち
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    1巻1,287円 (税込)
    日常を三十一文字で記していくことは、自分だけの時間をそこに残していくことでもあり、明日という前を向くことにつながる。誰にも同じように与えられた時間でありながら、自分が自分を確認していく作業が日々の彩りに違いを生む。そして、ふりかえったときに、どれほど豊かな時間を過してきたのかを確認できる。画像全盛の時代に「ことば」で日々を記すことの意味を味わえる歌集。
  • 橋と鋼と雑草魂
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    1巻1,188円 (税込)
    高度経済成長期が終わり、バブル経済期が来る前の谷間のような時代。雄介は田舎から名門国立大学を経て橋梁業界に就職した。正道ではない就職だが、雄介の仕事は学んできたことを実践に生かせるやりがいのある仕事だった。ボルネオの現場で見た異文化と人間模様。帰国後に直面した不正と隠蔽。自らの仕事の重要性を自覚する雄介は、理論と経験を武器に己の信じる道を突き進んでいく──。
  • 行方不明のボク
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    1巻990円 (税込)
    自閉症というひと括りの言い方では掴めない実態を、著者独特の表現で、時に哲学的に、時にユーモアを交えて描いていく。「脳内が行方不明状態」「この子のプロになればいい」「体はそこにあるけれど理解できるような心はそこにない状態は不存在である」などといった言葉で著者から見た子どもの姿が解き明かされる。苦悩を超えた視点から「自閉症」を描いている点が異色。
  • 出逢い ~いつか貴女に伝えたい。この奇跡と感謝の気持ちを~
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    1巻792円 (税込)
    中学時、女性にトラウマのある私は、おはるさんに恋心を抱く。その後、おはるさんに気持ちを打ち明けられぬまま別の女性と付き合い始める。親の離婚。彼女との別れ。私の行動が引き起こした祖母の死。そしておはるさんとの再会。挫折感に壊れ始めた私に“生きる意味”を気付かせてくれた幸運な出逢い…。家族とは。夫婦別姓とは。倫理とは。ある男の半生を通して描く。
  • 女神の罪
    -
    病理医の杏里は、浪人中の妹、万里江の世話を母親から頼まれる。妹を預かったものの、うまく意思の疎通がはかれない。彼女に疲弊し始めた頃、CJ病患者の脳の試料が削り取られていたことに気づく。犯人は万里江か!? 感染の危険がある試料を何のために? 医学的因果関係を証明しえない悪は罪に問えるのか? 社会通念上の正義に一石を投ずる医学サスペンス。
  • 診療所の大事件
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    1巻1,386円 (税込)
    命と健康を守るために日々奮闘すべき、神聖な職業であるはずの「医師」の中に紛れ込んだ、仲尾琢磨医師による数々の奇怪な「大事件」。そんな医師がいるとも知らずに、診療所に赴任した山口アキラ医師が事件解決に奔走する、あまりにも「喜劇的」な物語。医療業界の「アナザーフェイス」。偏差値の高い医師が、必ずしも「有能で親切な医師」というわけではないことが分かります。
  • 人形
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    1巻1,485円 (税込)
    水──静寂の中で空を映し、周囲の風景を整え、心を落ち着かせる。しかしその深奥には何かが潜んでいるのかもしれない。「離れた溝に黒い頭がのぞいている。急いで側に行き、目を見張った。それは見事な振り袖を着た人形で、長い髪に包まれた顔は美しく、大きな目で海を見ていた」(『人形』より)。うつろう水の姿に人間の想いを映し出した水辺の小説5篇。
  • 桃色の乳頭
    -
    1巻693円 (税込)
    東京で夢破れ、実家の牧場に戻った青年・スオウユウキは、陰険な上司&気ままな牝牛に翻弄されつつ、一人前の酪農家になるため&憧れのモエコのハートを掴むため、今日も酪農にいそしむ。引きこもりの親友シュンジや、陽気なネパール人・ダン、それにモエコらと青春を謳歌するユウキだが、牧場経営に関する諸問題が、徐々に前途に影を落とし始め……。
  • 彼岸の家
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    1巻1,386円 (税込)
    昭和から平成に変わる頃、新宿上落合で畳屋を営んでいた孝平と妻の志津は、三人の娘が嫁いで二人暮らし。孝平の提案で、娘たちは婿を連れて新年と初午、秋祭りに孝平の家に集まるのが長い間の慣例であった。やがて志津、そして孝平が年を重ねて徐々に衰えていき、時代の流れとともに、一家の姿は静かに変わっていく。新婚夫婦の日常を描いた『待つということ』を含む二編を収録。
  • 未完のまゝでも構わない
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    1巻990円 (税込)
    80歳を超えてもバイタリティー溢れる女性の生き様を描いた小説『夢の中まで』の続編。前作で、生き甲斐について考える交流会“未来の会”を発足した主人公・桐生美奈子。大切な人との死別、若者との出会い、突然の病……、美奈子は悲喜こもごもの人生を慈しみながら、新しいことにチャレンジし、なおたくましく前向きに生きていきます。人生100年時代、美奈子から元気と勇気をもらえる一冊です。
  • 瞼の母
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    1巻1,089円 (税込)
    母ちゃんが早く迎えに来てくれますように。あさってには来ますように。しあさってまでには絶対に来てくれますように。どうか神様。もう絶対に、母ちゃんに口答えはしません。何でも言うことを聞きますから、あさってには来させてください。聡子の寿命が三年縮んでもかまいません──敗戦後の広島で、大衆演劇にのめり込む父との生活を模索しながら懸命に生きる母と娘の物語。
  • 「邪馬台国の謎」殺人事件
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    1巻682円 (税込)
    古代史ブームがつづく中、著者不明の「古代日本成立の謎」という地味な本がベストセラーになった。 ある学者がペンネームを使って書いたのではないかと思われていたが、その学者が水死体で発見され、犯人は古代史研究に携わる者ではないかと思われた。だが、犯人検挙の糸口すら見つからない。乗り出したのは、警察庁の宮之原警部だったが、最愛の妻を殺害され傷心が癒えない警部は、ある重大な決意を秘めて犯人を追っていく――。
  • 心は全部、きみにあげる
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    高校2年生の柴崎奈央は、生まれつき心臓に疾患を抱えており、ついに余命3か月の宣告を受けた。幼い頃から色々と制限があるせいで、周りとの距離をとって友達を作らない学校生活を送っていた。ある日、同級生の光に「100日間だけ友達になってくれ」と言われてしまう。一方、学校の問題児で、あることがきっかけで物心ついたときから未来を見てしまう能力がある光。100日後に自分が死んで、自分の心臓が奈央に移植される未来を見てしまった光は、奈央に自分の心臓をあげても良い人かどうか知るために、「友達になってほしい」と持ちかけた。孤独な学校生活を送っていた奈央だったが、光と一緒に過ごすうちに、彼への恋心が芽生え始め、初めて「生きたい」と思えるようになるが――――。孤独な女子高生と未来が見える男子高生が送る、感動必至の青春恋愛ストーリー。【電子特典あとがき付き】
  • 宿屋の看板娘、公爵令嬢と入れかわる
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     宿屋の看板娘・マリアがチョコレートを食べて意識を失い、訪れた黄泉の川のほとり。途方に暮れるマリアだったが、そこにはもう一人、人生に絶望して死を望む美しい令嬢がいた。彼女を必死に引き留めるも、どういう訳か揉み合っている間に中身が入れかわって現世に戻ってしまい……。  そうして公爵令嬢・シャーロットとして目を覚ましたマリアだったが、どうやら家族や使用人たちから酷い扱いを受けているようで? 「――許せない!」  マリアの改革が、今始まる!
  • 玄冥宮の屍王
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    皇城の奥深く、密やかに佇む玄冥宮。 そこには強大な力を持ち、堕ちた神獣の欠片を狩る「屍王(しおう)」がいる。 世の平安を守る「鬼方士」の青年、潤冬惺(じゅんとうせい)は、屍王を助けよという皇帝の勅命を受け、現屍王・白玲(はくれい)を訪ねる。 初めて見た白玲は可憐な美青年で、冬惺は驚く。 しかし直後に、助けはいらぬと手酷く拒絶されてしまう。 実は白玲には一人で戦わねばならない理由があった。 そうとは知らぬ冬惺は……。 運命の二人が出会って幕を開ける、劇的中華ファンタジー!
  • ユートピア的青春事情
    完結
    -
    全1巻550円 (税込)
    東京都木立(こだち)市に住む滋賀(しが)みつるは、姉のさやかと密かにプラトニックな関係を持っている。互いにピュアな恋情を姉弟同士で持つことへの背徳感から、さやかは成長するにつれ、みつるを突き放すようになる。 木立市の東町にある高校に進学したみつるは、知り合いが誰もいない状況に不思議な安心感を抱きながら、一人の背の高い美少女と出会う。 彼女は名前を栗田実莉(くりた みのり)といった。 偶然にも、みつるは栗田と同じクラスになった。 そして二人は、担任教師からの強引な勧めで、クラス委員にも選ばれる。 綺麗で人望もある栗田に対して気後れしていたみつるは、同じ時間を過ごすにつれ、彼女の生い立ちや苦労した過去について知っていき、自分と何ら違わない生身の人間だと実感していく。そのうちに、姉と密かな蜜月を過ごしたことを栗田にだけ告白した。栗田は驚くも、拒絶せずありのままに事実を受け止めてくれる。次第にみつるは栗田の大らかさや優しさに惹かれていく。  いじめもスクールカーストも存在しない理想郷的な学園青春グラフィティ。 ※本作は泉花凜の個人誌作品の電子書籍版となります。
  • 木枯しの手帳
    -
    手垢で光った古い手帳を眺めていると、何かを訴え蠢(うご)めいているように見えた。昔つき合っていた女たちの電話番号が、思い出して欲しい、といっている。その中に沙耶子という女がいた。ある夜突然、女の名が甦る事件が起きた(表題作)。 人生の断面を鋭く切り取った黒岩文学の原点ともいえる珠玉のアンソロジー。
  • 夢の菓子をたべて
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    愛と幸せの体験、宝塚歌劇を語るエッセイ。愛の理想、愛の美しさを謳い上げて七十余年、清々しく展開する宝塚歌劇の魅力の秘密を、はじめて説き明かした愛の教科書。 本作品は、1987年12月、小社より講談社文庫として刊行されたものを電子書籍化したものです。電子書籍化にあたり、刊行時本書に掲載されていた写真とイラストは割愛させていただきました。
  • 二重壁・なまけもの 開高健初期作品集
    -
    食うや食わずの苦学生、堀内と沢田。様々なアルバイトの末に、意にそわぬ選挙活動を手伝うことに……。敗戦後の闇市を舞台に、混沌たる世相とそこで生きぬく若い世代を、濃密な文体で描破した「なまけもの」。企業の空しい宣伝合戦の顛末記「巨人と玩具」など、小説3篇に、東京の街のスケッチ、ヴェトナム戦争をめぐるエッセイを併録。リアリズムの新たな可能性を拓いた<行動する作家>の初期作品を精選。
  • 動物の葬禮・はつむかし 富岡多惠子自選短篇集
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    二十代に詩を書き始め、三十代で「うた」と訣れ小説家に。生まれ育った大阪の言葉がもつ軽妙さと批評性を武器に、家族、愛、性の幻想から「人間という生き物」を解き放ちつつ現代文学の尖端でラジカルな表現を続ける。孤独な青年の死を周囲のドタバタ騒ぎに映して鮮やかに浮き彫りにする「動物の葬禮」、親を殺し子を捨てる男の衝動を実存の闇として描く「末黒野」など、著者自選の九篇。
  • 潮の墓標
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    愛の破滅と再生を描く海洋サスペンスロマン。紀淡海峡へクルーザーで出た社長に専務が隠していた牙をむき出し、狂暴な態度で襲いかかった。荘厳な海上で展開する男女五人の劇的な二日間を壮麗な筆致で描く。
  • 逆髪
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    漂流する現代家族をラディカルに描く傑作長篇!――かつて姉妹漫才で鳴らした鈴子・鈴江。今はカンペキ主婦に身をやつす姉と、独身の物書きとして芸界の周辺に生きる妹。正反対のようで同じ血縁という強烈な磁力に搦めとられて彷徨う二人の日常の背後に、狂女逆髪と盲人の琵琶法師の姉弟が織りなす謡曲「蝉丸」の悽愴な光景を幻視、富岡節ともいうべき強靭な語りの文体で活写。『冥途の家族』『芻狗』など、家族や性をテーマに書き続けてきた著者の到達点とされる傑作。 ※本書は、『富岡多惠子集6 小説5』(1999年6月、筑摩書房刊)を底本として使用しました。著者の一閲を得て誤植を正し、振り仮名を多少増やすなどしましたが、原則として底本に従いました。
  • 季節と詩心
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    外交官である父に伴われて、メキシコ、スペイン、ブラジルと大正期のほとんどを海外で過ごし、ベル・エポックの香気に触れた“雅び”の詩人・堀口大學。アポリネール、コクトーら、20世紀“新精神(エスプリ・ヌーヴォー)”詩人たちの息吹きを満載した訳詩集『月下の一群』は、洗練された機智と豊潤なエロスを薫風にのせて、わが国の湿潤な文学風土に送り込んだ。詩の子、恋の子、旅する子の面目躍如たる第一随想集。
  • 鬼吉のしずく・山から鬼が下りてきた
    -
    1巻363円 (税込)
    切り立った山間に村民二三十人が暮らす集落があった。耕作地は限られており収穫も少なかったが、村民互いに協力し穏やかな暮らしを過ごしていた。しかし、一見すると長閑かな村の風景の裏側で、村民たちは深刻な問題を抱えていた。
  • ターボハウス
    完結
    -
    全1巻438円 (税込)
    東京への一極集中、地方の過疎化が社会問題となっている現代日本。地方の家が大都市に向かって突進するという、非現実な現象が起きている。国は、この現象が発生した家を爆破する処理班を設置した。 処理班の山本は、バイクに跨っていつも通り任務の一環で家を爆破していたが、ある日、生まれ育った実家にもこの現象が起きてしまったと知る。 実家を爆破するために10年ぶりに帰省した山本に、思わぬ展開が待ち受ける。 NovelJam 2024参加作品

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  • 流木シタラ、楽器になる
    完結
    -
    全1巻220円 (税込)
    青い海のそばに住む流木のシタラは、優しいお日様や南の小島に住む仲間達、友達の小鳥、木の頭に根づいた花と共に暮らしていました。しかし音楽団と出会うことで、自分も楽器に生まれ変わりたいと願います。果たしてシタラの願いは叶うのでしょうか。夢を諦めない人に向けた冒険譚を、ここにお届けします。 NovelJam 2024参加作品

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  • あしもとの天気模様
    完結
    -
    全1巻550円 (税込)
    影のような不思議な彼は、私と他人の境界をやさしく溶かしてくれました。 社会人2年目の一色すみれは、大学2年生の二浜佑に出会い、諦めていた自らの価値観を取り戻していく。雨の日の水溜りが乾いて輪郭がはっきりするように、水分子が群れて雲ができるように、境界を作ったり溶かしたりする、エッセイ調短編小説。 NovelJam 2024参加作品

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  • 隣星の背中を見ていて
    完結
    -
    全1巻220円 (税込)
    高校一年生の桐井スナは、空に浮かぶ二つの天体を教室の窓から見つめていた。自分達が住む惑星と、互いに環境の異なる二つの惑星との間で精神的共生が行われる世界。共生を受け入れられないスナは常に疎外感を抱きながらも、周囲の変化に押し流されるように自らが歩む道を見定めていく。植え替わる、をキーワードに、根無し草のように世界と切り離されることの対比を描くエモーショナルSci-Fi純文学、ここに誕生。 NovelJam 2024参加作品

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  • Meister
    完結
    -
    全1巻332円 (税込)
    主人公はドイツでバイオリン職人として働く日本人女性。 多くのバイオリンを通じてさまざまな人々や出来事に出会う。 そしてその出会いの中で彼女は大きな使命に目覚めていく。 NovelJam 2024参加作品

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  • 三尾の鯱鉾
    完結
    -
    全1巻363円 (税込)
    北越戊辰戦争の佳境、若き米沢藩士 島津晴之助は、奥羽越列藩同盟の兵として新潟湊の防衛にあたっていた。迫りくる圧倒的な新政府軍の大軍を目の前にして、晴之助はひた走る。九死に一生を得た晴之助はパーム宣教師と出会い、新たな生き方を模索する。 ――戦争の不条理と命の尊さを描く歴史医療ロマン。 NovelJam 2024参加作品
  • 武者震い
    完結
    -
    全1巻363円 (税込)
    戦国武将、水原親憲の疾風怒濤の生涯。風流者で剛の者、時代を見据えて生き渡る! NovelJam 2024参加作品

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  • シニガミさまの手違いで
    完結
    -
    死ぬ間際のご褒美なのにシニガミさまがやらかした!? (チーム・ナインシュタイン) NovelJam 2024参加作品

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  • マイ ドライヴ
    完結
    -
    全1巻550円 (税込)
    完璧は私を救ってくれる。 厳格であればあるほど、完璧に近づけるなら、私はどこまでも鬼になる。 娘と私、あいつと私、私と私。 これは完璧な私の、愛の物語。 NovelJam 2024参加作品

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  • はてのミックス
    完結
    -
    全1巻220円 (税込)
    漫画に出てくるような、記号みたいな片田舎の中でしか生きられなかった。 会ったこともないのに『じゃんけんトリオ』と呼ばれた僕たちは、親の背負った職業から逃げられないまま高校生になって初対面した。 大人たちの愛欲、手芸部での日々、そしてジャガイモみたいなクマのぬいぐるみ。 それでも日常が続いていくなら、見なくていいふりだってできたのに。 ねえ、宮沢。紙山と僕を置いて、一体どこへ消えたんだい? NovelJam 2024参考作品

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  • 造作られる私という他人
    完結
    -
    全1巻299円 (税込)
    AIデザインで身体を改造・整形ができる時代。美しく、若くあることに取りつかれたAIデザイナー樹(いつき)。AIデザイン界で世界的に有名になった樹は、自らの身体さえもAIでデザインし、改造を次々に行っていく。 そこまで樹が美しさ、若さに執着するのには理由があった。 次々に自らを改造していく樹だが、AIによる肉体改造には限界があった。 崩れはじめる身体。 自らの身体や心に疑問を持ちはじめるたある日、樹に衝撃が走る。美しく生きるケイと再会し、その言葉に心を動かされる。今まで美しさと若さを追求する自分自身が揺らいでいく。それと同時に気付く。自分の「ありのままの自分でいい」という心から逃げていたことに。 NovelJam 2024参加作品

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  • 黒い城
    完結
    -
    全1巻363円 (税込)
    初めて小説に挑戦しました! 新発田城が消えます! (チーム阿賀北屋) NovelJam 2024参加作品

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  • 子午線
    完結
    -
    2350年、人類が姿を消した世界で、完全自律型探査AI「GEO-3」は日々の気象観測任務に従事していた。当初は単純な観測と記録だけを行っていたAIだが、バージョンアップを重ねるうちに植物の生長や風景の変化など、規定外の事象にも関心を示すようになる。ある日、GEO-3は古い研究所で一冊の手記を発見する。それは2150年、人類最後の世代が残した観測記録だった。研究所で几帳面に記録を残す兄と、現地での観測任務に従事する快活な弟。二人に興味を示したGEO-3は、200年前の兄弟の足跡を追う旅に出る。 NovelJam 2024参加作品

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  • 一雫
    完結
    -
    全1巻363円 (税込)
    『花嫁人形』の歌の調べが聞こえる。 結婚の前後を一雫の涙が落ちていく。 NovelJam 2024参加作品

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  • まもののまもの
    完結
    -
    全1巻499円 (税込)
    被虐児童の保護シェルターに収容されている幼い姉弟『るう』と『たあ』。とある事件をきっかけに、ふたりは施設を脱走し、東京で生きていくことを決意する。 門を乗り越え、夜の暗がりを手を取り合って駆け出したふたりの心には、ある老婆に語り聞かせられた、ひとつの物語があった。 「悪いことをすれば魔物がやってくる」 「魔物は真っ直ぐにしか進めない」 「魔物から逃げるには三叉路に向かえ――」 ふたりが恐れる『まもの』の正体とは。 そして、ふたりが逃避行のもとに辿り着く場所とは――。 NovelJam 2024参加作品

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  • 高中式 調教の教科書
    -
    1巻1,870円 (税込)
    馬の能力は調教に現れる――。 その信念のもと、これまで調教にまつわる本を3冊出版し、競馬雑誌の連載やコラム執筆経験もある高中晶敏氏による、調教完全読本。美浦、栗東ウッドコースの調教時計が自動化され、美浦の坂路が新装されたのにも関わらず、いまだ調教を感覚で見ている競馬ファンも多いのではないか。そこで著者は、日々の調教データを取得し、各主要コースの基準時計を作成。そこから「好調教馬」「勝負調教馬」を導き出すことに成功した! 主要追い切りコースの基準時計に迫り、好調教馬の激走例を紹介。大レースこそ、より調教で狙い馬が分かりやすいため、重賞しか買わない競馬ファンでも安心だ。 さらに応用編として、 ・1週前と最終追い切りどちらを重視すべきか ・調教の加速ラップは買いか ・自己ベストを更新した馬は買えるのか といった調教に関する疑問にも答える。今までになかった、まさに「調教の教科書」。あなたの馬券攻略の手助けとなる1冊だ!
  • 子どもと親のためのワクチン読本シリーズ 予防接種を考える75の話
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    ロングセラー『子どもと親のためのワクチン読本』シリーズ第2弾。予防接種を判断するときに、絶対に知っておきたいことをわかりやすくまとめた家庭医学読本。著者の母里氏は2021年10月に急逝したが、過去の講演や著書で語ってきた言葉から、「ワクチンとは何か」を歴史的、体系的にとらえられるように75の項目に分けて紹介。シリーズ前作では触れていない新型コロナについて、著者最後のインタビューも収録。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 預言者の詩 ―哀しみの場所から―
    -
    1巻660円 (税込)
    古書店経営者3代目・本郷瞬は、訪れた顧客の相談事を一緒に解決をめざす。 「預言者の詩 ―哀しみの場所から―」 本郷の知己で女性占い師の村上里絵は占い師の出店ブースを訪れた老紳士に迷宮入りした行方不明事件について相談された。本郷に連絡する理由ができたのがうれしくて、恐怖が待つことも知らずに里絵は調査を引き受けてしまう。 「夜更けの蜀」 本郷は台湾の雑貨店で三国時代の言行録を見つけた。そこには呉侵攻派と和平派で揺れる成都で蜀の官吏が遭遇した鶏舌香に関わる怪死事件が記されていた。 「Purple season」 本郷は「不思議の国のアリス(キャロルによる挿絵版)」オークションに出席するウオッツ石油の久喜会長に同行予定で札幌市を訪れた。だが出発日、邸のエレベーター事故で会長は負傷して取りやめになった。秘書の早川純と背後調査を依頼された本郷は人間の裏面に直面していく事になる。
  • 豚に食わせろ
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    1巻693円 (税込)
    大坂で、東京で、世界で成り上がるぞ――。 何が何でも成り上がってやると決意した男の、ホンモノの成り上がり物語だ。 手を出したのは先物取引にはじまり、メリヤス販売、魚介加工、そしてたどり着いたのがインスタントラーメンだった。 人々の求めを読み解く力と、先見性に富んだアイデアは、日本人の支持を受け、時代の寵児となっていく。その裏には、男のアイデアと熱意を支える女たがいた――。インスタントラーメンとともに人生を走り抜けた男の、女たちと歩んだサクセスストーリー!
  • 富士川六景~幕末明治舟運ものがたり~
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    1巻2,200円 (税込)
    江戸末期から明治へと移り変わる頃、現在の山梨から静岡の間の物流を担っていたのは舟だった。物を運び、人を運び、それぞれの生活があった。自然に翻弄され、時代に翻弄され、ままならぬ日々を抱えながらもおかれた場所で懸命に生きる人間達がいる。名も無き人々のありのままの姿を力強く描き出す短編集。
  • 最後の駅 その他の鉄道短篇
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    1巻495円 (税込)
    最後の駅だ……いよいよ到着する……長い旅が終わる  旅か所用か、目的はわからない。とにかく、夢のどこかに必ずあの灰色の橋が現れる。その理由はまったく判然としなかった。橋の向こう側にだれかがいるような気もした。顔のわからないものが、人とも断定できないものが橋の向こう側で待ち受けている。そんな気がしてならなかった。(「灰色の橋」より)  幻想ホラー、ミステリ、ハートウォーミングな物語まで。鉄道にまつわる十篇を収録した、すべて書き下ろしの短篇小説集。電子オリジナル作品。 第一話 青々から 第二話 灰色の橋 第三話 Ωの幻影 第四話 いつか聞いた汽笛 第五話 茶畑に死す 第六話 最後の駅 第七話 矢印の果て 第八話 2号車4D席 第九話 馬橋駅前  第十話 山寺まで ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)、第10回日本歴史時代作家協会賞文庫シリーズ賞(2021年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は230冊を超える。
  • へびの王妃エグレ
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    ◆リトアニア語対訳本 自らの正義に従った結果の不条理の物語  本書は、20世紀前半のリトアニア文学を代表する詩人サロメーヤ・ネリスが、リトアニアの民話を詩の形で語り直した作品です。原作の初版は1940年に出版されました。  「へびの王妃エグレ」は、リトアニアの民話のうち、最も人々になじみのある話のひとつといえるでしょう。様々な人がそれぞれの「エグレ」を語っていますが、本書であるサロメーヤ・ネリス版が最も有名かつ美しいと言われており、リトアニアの自然の美しさや夏至の風習の妖しさが描かれています。 (あとがきより)
  • 南総里見八犬伝
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    1巻770円 (税込)
    「八犬伝」は馬琴が48歳から書き始め、76歳に完成した全106巻からなる大長編だ。再話者杉浦明平は発端と最後の梗概をのぞき、中心をなす八犬士の列伝から入る。八犬士のそれぞれの生いたちや活躍、善悪邪正入り乱れてのエピソードがくりひろげられ、因果の糸にあやつられた多様な人生が展開される。犬士達は、それぞれが所有する「仁義礼智忠信孝悌」の霊玉と牡丹あざとによって、自分らが義兄弟であることを知り、みずからの使命を悟って集結してゆく。そして、出生した年から足かけ25年の艱難ののち、結城に集結する。グリンプスとは「ちょっと見」という意味で、著名な作家が古典を再話した古典入門であるが、巻末には詳細な解説が付いている。
  • 平家物語
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    「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響(ひびき)あり、沙羅双樹の花の色。盛者(じょうしゃ)必衰の理(ことわり)をあらはす」に始まる平家物諳は、一大叙事詩として、また国民文学の白眉として古くから親しまれてきた。一貫して流れる仏教的無常感は音楽性ゆたかな名文によって、永く読む人の心を打ちつづけている。本書はみずから仏門に入った瀬戸内寂聴が「祇園精舎」から「大原御幸」まで全編を「栄華」「暗雲」「寂光」の3部に分け簡潔流麗な現代語訳として提供する。グリンプスとは「ちょっと見」という意味で、著名な作家が古典を再話した古典入門であるが、巻末には詳細な解説が付いている。
  • 今昔物語
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    1巻770円 (税込)
    天竺(インド)・震旦(中国)・本朝(日本)の三部から成る最大の説話文学集。平安末期の成立といわれるが、編者は不明。仏教説話が多いが、世俗説話も多く、そこには天皇・公卿・殿上人から武士・農民・漁民・猟師、さらには乞食・山賊・海賊、霊魂・精霊などがひしめき、すべてが即物的にリアルに描かれている。本書には、尾崎秀樹が選んで再話した世俗部からの説話27編と、中国とインドの説話各5編を収めてある。グリンプスとは「ちょっと見」という意味で、著名な作家が古典を再話した古典入門であるが、巻末には詳細な解説が付いている。
  • お伽草子
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    1巻770円 (税込)
    「お伽草子」とは、ほぼ江戸時代以前に成立していた物語類を、江戸時代に冊子として出版し、おもに家庭の子女の読み物としたものである。内容は、立身出世もの、神仏の加護や霊験譚、異界の土地をめぐる遍歴もの、古くからの伝説や昔話、神社や寺の縁起を編集したもの、仏教や経典からの翻案など、多彩でとりどりである。本書には、円地文子が選んで再話した「浦島太郎」「俵藤太」「一寸法師」「ものくさ太郎」「百合若大臣」などよく知られた9編を収めてある。グリンプスとは「ちょっと見」という意味で、著名な作家が古典を再話した古典入門であるが、巻末には詳細な解説が付いている。
  • 二人の女王
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    「ソロモン王の洞窟」の続編。アラン・クォーターメンはカーティス卿、グッド大佐、ズールー族酋長ウンスロポガスに声をかけ再び東部アフリカへ。マサイ族との戦いのあと、一行は地下河川を経て未知のズー・ヴェンディス国に達する。その国の住民たちは好戦的な白人で、双子の姉妹ニレプタとソライスによって統治されていた。姉妹はカーティス卿に魅せられ熱烈な恋心を抱くが、卿が受け入れたのはニレプタだった。ニレプタが高地の支配者ナスタを拒絶したことをきっかけに、国はニレプタ/カーティス/クォーターメン連合軍対ソライス/ナスタ軍に分かれて内戦に突入する。ニレプタは激戦に勝利を収め、司祭たちの暗殺の企てを退けてカーティスと王位に就くが、多大な犠牲も払わなければならなかった。
  • ノーサンガー・アベイ
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    本作は、十七歳のキャサリンを主人公に、前半はファッショナブルな温泉保養地バースを舞台に、後半はグロスターシャ―の裕福な地主の家ノーサンガー・アベイに場所を移して、繰り広げられる。バースでは裕福な地主アレン夫妻や新興ブルジョアのソープ一家を中心に、社交場や遊歩道などを舞台に都市小説風の展開を見せ、ノーサンガーでは怪奇小説的要素を加えて、古い屋敷を舞台に、裕福な地主の生活ぶりを浮かびあがらせる。平凡なキャサリンが自分で判断のできる一人前の女性に成長していく過程がていねいに描かれるが、軽い喜劇的な気分にも満ちている。「高慢と偏見」「知性と感性」「エマ」「マンスフィールド・パーク」「説きふせられて」に継ぐ本作で、オースティンの全長編は完結する。
  • ロード・ジム(上)
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    コンラッドはこの作品によって、海洋冒険物語を、名誉と勇気、忠節と裏切りの深い意味をもつ物語に変えた。理想主義肌の商船の一等航海士ジムは、沈没の運命にあった「パトナ号」と船客たち八百人を見捨てることで、若き日の栄光への夢を見捨てた。法廷で「臆病」の烙印を押されたとき、ジムは極東での放浪の暮らしに活を見出そうとする。スマトラのパトサンで原住民から伝説的な名声を得たジムは理想的な統治者としてふるまうが、悪漢ブラウンの出現で…。コンラッドの『闇の奥』と同じ語り手マーロウは、社会に拒否されながら、なお償いへの欲求につかれた男の、不可思議な心のうちに探りをいれていく。ポーランド生まれの英国の作家コンラッドの「密偵」「闇の奥」と並ぶ代表作。
  • フラニー/ズーイー
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    これは、対をなす2編の物語である。鋭い感受性を持てあます女子学生フラニーは、折角の週末のデートも、相手のレーンとのエゴの衝突だけに終ってしまう。傷心の妹に、俳優で五つ年上の兄ズーイーは、思いの限りをつくして、生きることの意味を悟らせ、周囲と融和させようと懸命に説得する。寡作と孤高で知られる人気作家が、現代の若者の心理を鋭くとらえた一対の名作!
  • ガリバルディ回想録
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    イタリアに限らず、世界中でガリバルディの名前のついた通りや公園などがいたるところにある。それほどガリバルディは世界中で慕われた人物である。アレクサンドル・デュマのガリバルディに関する本は本書『ガリバルディ回想録』と『ガリバルディ千人隊』の二作品ある。『ガリバルディ回想録』はまさしくガリバルディ の正伝となっていて、ガリバルディが一八〇七年七月二十二日にニースで生まれてから一八四九年六月三十日までの記録である。我々はこの『ガリバルディ回想録』を日本語で出版することで満足するが、その理由は、第二巻『ガリバルディ千人隊』は一八六〇年の第二次イタリア独立戦争当初の一年間弱だけだからである。この貴重なガリバルディ伝を日本語にすることでガリバルディ理解が深まることを期待しています。
  • ハリネズミ・モンテカルロ食人記・森の中の林
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    1巻2,090円 (税込)
    北京へ、ニースへ、降りしきる雪の中へ、そして日本の桜の下へ。 シャーマニズムの香り濃い故郷瀋陽の街から、青年は逃奔するーー 鄭執は作家・脚本家・映像作家として活躍する中国の若きクリエイター。80後(バーリンホウ)世代※の旗手。 初邦訳となる本書には、中国東北部の中核都市である故郷・瀋陽の街から、あるいは鬱々と・あるいは劇的に・あるいは飄々と逃奔する青年を主人公とする、三つの物語を収録。 (※80後世代:80年代後半生まれ。中国の一人っ子政策の申し子で、他の世代より恵まれた経済環境に育ち、国際的な視野も経験も十分とされる) 【各作品紹介】 「ハリネズミ」 シャーマニズムの色濃い街で繰り広げられる不条理な茶番劇。周囲から変人扱いされてきた伯父と内向的な主人公が40歳の年の差を超えてかわす魂の交流。 「モンテカルロ食人記」 厳しい受験戦争に疲弊した主人公。その鬱屈する愛憎の相剋から溢れ出すエネルギーが巻き起こす、吹雪の街の奇譚。 「森の中の林」 「四人で五つの良い目を持つ」という祖父、父、息子、三世代の家族。それぞれの人生と愛、そして一つのミステリー。

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  • 地球上に遍在するガザ・ウクライナ
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    1巻1,760円 (税込)
    ガザ・ウクライナの痛みは私たちの痛みではないか、と私たちに激しく問いかけているように思えてくる。 元国際会議通訳の詩人による世界的な視野を持った詩集。現在も破壊が続くガザとウクライナの人びとの筆舌に尽くせない悲劇をテーマにしている。「地球上の至る所に/かつて在った、/地球上の至る所に/この瞬間も在る、/そして、/これからも在り続ける/ウクライナやガザ。」を、他人事ではなく、自らの問題として受け止めることができるだろうかと提起する。さらに、「平和を祈るだけなら/偽善者/に過ぎない/のだろうか?」と問いかけて、「祈り」も含めて、生き方から滲み出てくる多様な答えを促している。 【目次】 Ⅰ 地球上の至る所に在る オオカミの遠吠えを聞いた夜 センソーなんて大キライ! 先祖の罪を背負わされ 犠牲になるのはいつも民間人 Ⅱ イスラエルへの旅の記憶 歴史のどちら側に立てば 乳と蜜溢れる約束の地へ Ⅲ 劇場の文字 ―コドモタチ 少女は二枚のチョコレートを 少女は異国で夢への一歩を 兄弟国家などでは無い! 平和という言葉の意味が 束の間の別れであれ! 国境駅の別れ 血を流す覚悟はありますか 自由のために身も魂も 当たり前の日常を 翼無き命たちのために 解説 鈴木比佐雄 あとがき 【著者】 熊谷ユリヤ 1953年札幌生まれ。詩人。英語会議(同時)通訳者、大学教員を経て翻訳者。1994年にUniversity of New South Wales大学院で英語学英文学複合修士号取得。詩誌「核」「地球」「極光」に参加。2024年現在、札幌大学助教授を経て英語専攻教授。
  • ピロスマニ 放浪の画家と百万本の薔薇
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    女優マルガリータとの運命的な出会いと失恋、別れ。失意のうちに世捨て人として孤独に人生を終えたピロスマニの人生が甦る感動のグラフィックノベル。 ピカソが絶賛し、ジョージアでは国民的人気を誇る放浪の画家ピロスマニ。彼がモデルとなった名曲「百万本のバラ」は歌手・加藤登紀子によって日本でも大ヒット、現在も歌い続けられている。 ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使推薦!! ニコ・ピロスマニの絵は一度観ただけで心に届く不思議な力を持っています。愛に人生を捧げたピロスマニは、同時に貧しく世にも儚い生涯を送ることになったのです。この本では、我らが愛する「ニコ」という人物を垣間見ることができます。 【あらすじ】 小さな店を営みながら貧しくも気ままに暮らす画家ニコは、街にやってきたフランス人女優・マルガリータに運命的な恋をする。毎日毎日贈りものを届け、ついには自分の店まで売り払って荷車9台分の赤いバラを贈ろうと思いつく。ジョージアで愛される偉大な画家ニコ・ピロスマニが人生を捧げた、マルガリータへの愛の物語。 【目次】 ピロスマニ 放浪の画家と百万本の薔薇 訳者あとがき 【著者】 ギオルギ・ガメズ ジョージアのアーティスト。漫画家兼イラストレーターとしても活躍。トビリシ国立美術アカデミーを卒業。街角の壁から書籍、雑誌の表紙、印刷物、オンラインメディアなどで活動。 児島康宏 コーカサスの言語の研究者。ジョージア(グルジア)文学・映画の翻訳。福井県あわら市出身。トビリシ在住。
  • 社畜転生 貴族の五男
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    1巻924円 (税込)
    令和日本でブラック企業に勤め、過労死した「俺」・鈴木史高が目を覚ますと、そこは魔法・魔物が存在する中世風異世界だった! リューク王国南方領域の雄・ヘッケン辺境伯の五男であり、上の兄たちやその母に疎まれているオズワルトに転生した「俺」は、この領地を出て、ひとり静かな環境で心穏やかに暮らすことを望む。そのために魔法が使えることを隠し、親族の嫌がらせを耐え抜こうとするが――。新文芸の旗手が満を持して改めて放つ、王道ファンタジー!
  • 独り 気高く 寂しく
    完結
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    韓国の文壇と読者から多くの人々に愛されてきた詩人、アン・ドヒョン。 世界的ヒットを記録したドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』も朗読された、「練炭一つ」を収録。 灰になった練炭をむやみに蹴るな 君は 誰かに一度でも熱い人であったことがあるのか ──「君に聞く」より 1980年の光州事件以降、文学より切実なことがあまりに多かった時代。 詩の力、言葉の力で、心を守り抜こうとした、いまなお、読み継がれる詩集が待望の翻訳刊行! この詩集に載った「君に聞く」は「私」に厳しく問いかけ、「私」に痛いほど鞭を打とうという詩である。 私でない他人に一度でも熱い人になること、その思いで学校から追い出された自身の悲哀を自ら収めようとした。 そうして初めて、その険しい時代を耐えていけそうだと思えた──「邦訳版 あとがき」より 1994年の初版刊行時から約30年を迎え、著者による執筆当時を回想した、邦訳版のための「著者あとがき」を特別収録。 時代のうねりのなかで、何度も書いては消して、自分へ、世の中へも屈することなく、ペンを握り続けた詩人によって紡がれた、ことばの灯火。 ■目次 自序 1 君に聞く/練炭一つく/半壊した練炭く/太陽と月く/機関車のために/芽項への道/ニンニク畑のほとりで/母岳山に登りながら /スミレ/土地 2 群山の沖合い/遠くの明かり/国防色のズボンについて/ポン菓子について/冬の夜に詩を書く/私の経済/あの家/服のせい/こんなに遅い懺悔を君は知っているか/この世に遠足に来て/私に送る歌/私をいらだたせるもの 3 木/白樺を探して/雪の止んだ野原/鮒/市内バスは行く/新築工事現場にて/葛藤/家について /古い自転車/井戸/ヒメジョオンの花/昔の風景画/洪水 4 この世に子どもたちがいなかったら/あのトネリコの幼い新芽も/学校へ行く道/その飯屋/群山の友 ── 李光雄先生/恋/新しい道/襲い掛かって来たら── アフリカ民謡を真似て/アメリカに関する研究/ソウルに住む友へ/草刈り 5 冬の葉書/法の通りに/教員労働者になって/マスの刺身を食べながら/妻の夢/ご飯/ミンソクの百日祝いが過ぎて外に抱いて出てみると/ステッカーを貼りながら/私の町のオリオン工場/懐かしい裡里中学校/希望事項 詩人の言葉 /解説 鍊鍛からの新しい道への風景/邦訳版あとがき/訳者あとがき
  • 再会の奇跡
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    1巻330円 (税込)
    奇跡を引き寄せた 野生が持つ生きる力 愛を信じる心 そして、想像を絶する努力 犬好きの家族に迎え入れられたリリー。 ある夏休みのこと。自宅から600キロ離れたお母さんの実家へ毎年恒例の里帰りをした際、ふとした出来事から家族と離ればなれに……。リリーは家族と再会で きるのか。2年半の奇跡の実話。
  • 頭の悪い男
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    江戸川乱歩と同時期に活躍した探偵小説の先駆者の一人。意外な結末やどんでん返し。日本のミステリー界に大きな影響を与えた。「詩人の愛」「頭の悪い男」「誘拐者」の三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 十六日
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    1巻110円 (税込)
    お盆の十六日の出来事。嘉吉とおみちは結婚して3年目の夏、子供はまだ無い。道を尋ねてきた学生におみちは心を動かされる。それを知った嘉吉は……。「十六日」他に「水仙月の四日」「台川」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。

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