小説作品一覧
検索のヒント
検索のヒント
■キーワードの変更・再検索
記号を含むキーワードや略称は適切に検索できない場合があります。 略称は正式名称の一部など、異なるキーワードで再検索してみてください。
■ひらがな検索がおすすめ!
ひらがなで入力するとより検索結果に表示されやすくなります。
おすすめ例
まどうし
つまずきやすい例
魔導士
「魔導師」や「魔道士」など、異なる漢字で検索すると結果に表示されない場合があります。
■並び順の変更
人気順や新着順で並び替えると、お探しの作品がより前に表示される場合があります。
■絞り込み検索もおすすめ!
発売状況の「新刊(1ヶ月以内)」にチェックを入れて検索してみてください。
-
-
-
-
-
-伯爵夫人として平穏な生活を送ってきたヴァイオラ。夫に先立たれたあとも、不自由はないはずだった。ところが、夫の隠し子だと思われていた女性が実は前妻との嫡出子であり、夫とヴァイオラとは重婚であったことが判明する。彼女は地位も財産も失うことになった。まわりの厚意のおかげで暮らしているが、あることをきっかけに感情を爆発させ、たったひとりで家族のもとを飛びだす。そして貸し馬車の故障でしかたなく立ち寄った宿屋で、遠い昔に心惹かれながらも背を向けてしまったマーセルに偶然遭遇した。 侯爵のマーセルはヴァイオラとの別離後結婚したが、子どもがまだ幼いうちに妻を亡くした。悲しみに背を向けるかのように、彼は双子の世話を義姉夫妻に託して家を出て、女性との火遊びに興じてきたが……。
-
-ねこねこ幼稚園黒猫組を卒業して40年。 黒猫園長の教えを胸に、それぞれの道を歩んだ仲間たち。 彼らの現在の姿を、エッセイとして綴ってもらった卒業文集。
-
-私小説家・川崎長太郎の自叙伝を含む決定版。 独身のまま56歳になったわが身を憐れむ「女に関する断片」、自分が服装には無頓着であることを書いた「ぼろ談義」、絵のうまい甥を誇らしげに語る「日曜画家」など、身の回りの出来事を軽妙に綴った作品集「一夜の宿」に、「抹香町もの」「葛西善蔵訪問記」など文学に関する話題を中心にした作品集「木彫りの亀」を同梱。 さらに「文藝」に連載された「私小説家」――旧制中学への合格と退学、丁稚奉公、家業の手伝い、東京での同人誌時代、物置小屋暮らしなど、出生から“長太郎ブーム”までの半生の記録をあわせた決定版。
-
-自身を見つめ直すかのような自伝的作品集。 ──ぼくは見た。カニ屋だった。ゆでたばかりの、太長い爪のわりに、甲がやや小さなズワイガニが、無造作に山積みされていた。むらがった男女たちは、誰もがただ、押しだまって、カニを喰っていた。雪のふり込む野天で、息をころしてカニを喰うさまは、これまでどこでも見たことのない、異様な光景である。── ふと立ち寄った先で見かけた何気ない光景に心を動かされる「寺泊」、疎開してきた知人の妻がチフスを患い、終戦の日にリヤカーで遠路病院まで運ぶ「リヤカーを曳いて」など『寺泊』に収録された10篇に加え、新宿ムーランルージュに出ていた元妻の思い出を綴った「わが風車」など4篇を併録した私小説集。
-
-高校2年生の森沢和奏は、ある出来事のせいで人に自分の意見を伝える事に臆病になっていた。彼女には佐野翔梧という幼馴染がいて、思った事をすぐ口にする彼を和奏はいつからか避けるように。ある日の帰り道、2人が乗った電車が大きな音と共に傾き、顔を上げるとそこはいつもの教室で…。いきなり始まった同じ1日を繰り返す日々。リセットのたびに描いていた絵のキャンバスから色が消え、視界の色彩まで変化していることに気づいて――。この現象から抜け出す方法は……!? 過去の後悔と本当の自分に向き合う感涙必至の「青春リライト物語」!!
-
-古代ローマ文学の「黄金時代」前期を代表する詩人プブリウス・ウェルギリウス・マロー(前70-前19年)について、確かな真筆として伝わるのは『牧歌』全10歌、『農耕詩』全4歌、そして『アエネーイス』全12歌の三作品のみである。しかし、これらの作品より前に詩人が若い頃に書いた詩があったことには古代の証言がある。本書は、それらの作品の集成であり、古来Appendix Vergiliana(ウェルギリウス作品の補遺ないし拾遺、あるいは付録といった意味)として伝わるものの本邦初訳となる。 本書に収録された作品の中には、ウェルギリウスの真筆でないことが明らかなものも含まれている。末尾に位置する『有徳の士の教育について』、『「そうだ」と「否」について』、『生まれ出ずるバラ』は後4世紀の詩人アウソニウスの作であり、『マエケーナースに捧げるエレゲイア』もウェルギリウス真筆でないことは明白である。他の詩編についても、多かれ少なかれ真作かどうかについて疑問がもたれている。しかし、これらの作品には価値がないのかといえば、そうではない。 古代には、権威ある大家の名のもとに、あるいは、その名前に関係づけられて伝わる作品が多数存在しており、そこには作品の受容とテキストの伝承の様態が関わっている。大家としてある詩人の権威が確立すると、そこに群がるように、さまざまな形で別の無名の詩人による作品が生まれる。大家の作風や表現を模倣しながら別の詩形式や主題で詩作したもの、大家が描いた物語の続編、大家の作品のパロディーなどがそれである。そうした伝統は、古典文学の最初期から、すなわちホメーロスにおいてすでに認められるが、大家の作に帰せられた無名詩人の作品は、現代のわれわれが「偽作」や「贋作」といった言葉で考えるものとはおよそ異なっている。それらはむしろ核をなす傑出した詩作のまわりに文学伝統の山裾を広げる営みであり、実際、本集成についても、頂きが高ければ高いほど山裾が八方に大きく広がるように、内容面でも形式面でも実に多様な詩から成っていることが分かる。 つまり、本書は「ウェルギリウス」という偉大な名の求心力によって形成された古代文学の遺産であり、貴重な文学的財産にほかならない。文学とは、文化とは、こうした巨大な裾野をも含めた営みであることを、本邦初訳となる本書とともに体感していただくことができれば幸いである。 [本書の内容] 呪いの歌(/リューディア) ブヨの歌 アエトナ 女将 マエケーナースに捧げるエレゲイア キーリス プリアーポスの歌 カタレプトン モレートゥム 有徳の士の教育について 「そうだ」と「否」について 生まれ出ずるバラ 付録 訳者解説
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 37あるシェイクスピアの作品の中で悲劇の最高傑作4つが「四大悲劇」と呼ばれている。エリザベス朝時代の悲劇とは、高貴な人物がその立場から転落して死に至るというものであった。王を暗殺して王位を簒奪した「マクベス」は、彼により妻や子供達、一族郎党を皆殺しにされたマクダフの復讐の刃に倒れる。「リア王」は権力も財産も生前贈与するという愚かさと、最も可愛がっていた末娘が自分に対する愛情を言葉で表現しないからという愚かな理由で勘当しことや、牢獄で末娘が殺されたことで、自分の犯した罪の重さを知り死んでいく。「オセロ」将軍は、悪意をもった部下が作り出す妻の不貞のニセ情報に翻弄され、嫉妬心を掻き立てられて最愛の妻を殺してしまうが、それが作り話だと知り自害する。「ハムレッ」トは、当時のイングランドの常識では近親相姦に当たる亡き夫の弟と結婚した母親への不信感と、毒殺されたと語る父親の亡霊の出現により叔父へ復讐を誓うが、悪魔に唆されているのではと思い、役者に依頼して父親毒殺の場面を演じてもらい、叔父の反応を見て確信を得る。叔父は剣術の試合の機会を設け、その際に毒殺しようと計画したが、その毒によりハムレットも母親も自分も死んでしまう。4つの作品はどれも、天国に行けるはずだった人間が地獄へ転落する物語である。我々はこれらの悲劇から、人間の犯す愚かな過ちを学び、自分の人生の行く先を考えることができるだろう。
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『お気に召すまま』(1599)は、喜劇時代の系譜の中では後期に属すものである。シェイクスピアはこの作品を作るにあたり、田園礼賛のロマン溢れる牧歌劇をベースにしているが、森や田園の肯定的な面を踏襲しつつも、それまでには描かれなかった否定的な面をも新たなキャラクターを登場させて語らせている。現実世界では起こり得ないと思われる(変装によって)親子や恋人同士が認識できないことなど、おとぎの国の世界でしかあり得ないことが舞台上で繰り広げられるが、舞台そのものが虚構の世界なので、架空の世界が現れても納得できる。この喜劇は観客や読者がどの視点に立っても堪能できるように工夫されている。森はあたかも神様のように人の運命を左右する。「森の精」がフレデリックの汚れた心を清め、武器を捨て、世俗の地位を去る決意をさせるのである。さらに、婚姻の神が現れて、4組のカップルが誕生し、ハッピーエンドでこの劇は終わる。
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 シェイクスピアの作品には種本がある。『ロミウスとジュリエットの悲劇の物語』として1562年に詩の形式で英語に翻訳されていたもので、オリジナルはイタリアの作品である。シェイクスピアの偉大さは、その原作品をはるかに超えた不朽の名作に仕上げたことである。シェイクスピアの劇には「四大悲劇」と呼ばれる主要作品があるが、最も知名度が高く若者に絶大な人気を誇るのは『ロミオ&ジュリエット』である。主人公はイタリアのヴェローナの10代の男女である。ジュリエットはまだ14歳になっていない。彼女の家で開かれた仮面舞踏会に、宿敵の家のロミオがやって来て、お互いに「一目ぼれ」をして、その直後のバルコニーの場面で、庭に忍び込んだロミオとジュリエットは愛の誓いを交わし、翌日に二人だけで神父に結婚式を挙げてもらう。先導するのはジュリエットである。衝動的だし、衝撃的である。 この作品には、早々と死んでしまうマキューショというロミオの親友がいる。家同士の反目がそもそも悲劇の下地にあるのだが、このマキューショの死が発端となって、不幸な出来事が次々に起こり、死の連鎖が生じる。二人の「愛」の芽生えから「死」に至るプロセスがスピーディーで、その究極が、プロローグで予知されていた“star-crossed lovers” [幸な星の下に生まれた恋人達]の「運命」による行き違いが起こり、ロミオとジュリエットの死で悲劇が完結する。
-
-深い孤独を抱える高校二年生の白夜は、ある夜、不慮の事故でほとんどの視力を失った少女・瑠唯と出会う。彼女は白夜を初恋の相手『カゲヤマ』と勘違いし、その温もりを求めた。退屈な日々に光を見た白夜は、戸惑いながらも彼女の支えになろうと、嘘をついてカゲヤマを演じることに。瑠唯の無邪気な笑顔に触れ、白夜は失いかけていた感情を取り戻していく。しかし、「カゲヤマ」を演じるほど、瑠唯への想いは募り、嘘をつくことに深く苦悩する。そんな中、白夜は瑠唯が抱えるあまりにも残酷な秘密を知ってしまい―― 儚くも鮮烈な「一瞬」を刻む、涙なくしては読めない純愛ラブストーリー。
-
-ひとりでいたい、友達なんていらない。高校生の香澄は、とある出来事をきっかけに人を信じることをやめた。地元を出ることを願い、淡々と日々を過ごす。今日だっていつも通りの一日になるはずだった。変わり者の同級生・鷺山と『例大祭の日にどちらかが死ぬ未来』を見るまでは――。突然の未来予知に動揺する香澄に対し、鷺山は冷静に『香澄を生かすために自分が死ぬ』と宣言する。なぜなら、香澄が好きだからと。意味不明な理由に納得できない香澄は、『借りを作りたくない』と言って未来を変えるべく奔走する。一匹狼の私と、秘密を抱えた君。二人の想いが重なる時――過去と未来、すべてが繋がる、16日間の恋が始まる。
-
-月鈴国で巫女見習いとして過ごしていたが、次期豊穣の巫女を侮辱したという謂れのない罪で国を追放されてしまった凛月。皇太后の紹介で隣国・華霞国の宰相に出会い、彼に提案されて欣怡というお飾りの妃として後宮で巫女の力を発揮することに。また、普段は引きこもりの妃として姿を隠すことで、男装して子墨という少年宦官を装って自由を手に入れた。植物の知識を見込まれ、樹医・峰風の助手になった子墨だったが、峰風が第一皇子と親しいせいで皇帝の跡継ぎ争いに巻き込まれ――? 陰謀渦巻く後宮を一人二役で生き抜く少女の中華風後宮ファンタジー、ここに開幕!
-
-月刊「潮」2025年5月号 主な内容 【特別企画】 歴史の転換点に立つ人類 ウクライナ停戦までの難題と日本の選択肢。 東野篤子 ルワンダと東ティモールから学ぶ 平和を築く知恵と覚悟。 長谷川祐弘 “下からのナショナリズム”に翻弄されない生き方。 辻田真佐憲 【特集】 ニッポン再生への方途 日本経済復活のカギは“人への投資”にあり。 滝澤美帆 八潮道路陥没事故――日本の地下に潜む昭和の“ツケ”。 橋本淳司 「部下と一緒に育つ」上司の意識改革とテクニック。 古屋星斗 【特集】 政治家の責務とは何か ≪ヒューマンストーリー≫ 川村雄大 政界にメスを入れる外科医の使命。 公明党の子ども・若者政策が日本を元気で強くする。 末冨 芳 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 池田大作とその時代 「魂の独立宣言」篇 (9) 【特集】 新時代を開く希望の天地・石川県 能登半島復興のために私たちができること。 野口 健 人間性を磨けば甲子園が迎えにきてくれる。 山下智茂 きまっし、石川へ!わが故郷の魅力を語ります。 ダンディ坂野 【人間探訪】 麻木久仁子 学びは最高のアンチエイジングだと実感しました。 【アスリート列伝】 中谷潤人 誰が“モンスター”への挑戦権を手にするのか。 天野純希 【対談】 佐藤弘夫 VS 東 晋平 日本美術の巨匠たちに流れる法華経と日蓮思想。 【好評連載】 ニッポンの問題点 濱井正吾 VS 田原総一朗/高島礼子の歴史と美を訪ねて 伊多波 碧 VS 高島礼子/2030年への羅針盤――「若き日の日記」を読む 佐藤 優/老舗探訪 ―― 一〇〇年企業のここがスゴイ! 神田憲行/鎌田實の「ガラスの天井」を破る女性たち 鎌田實 / ゲスト・上野千鶴子/他 その他
-
-『宇宙戦争』(H.G.ウェルズ)を生んだ、元祖・架空戦記、待望の翻訳! 1870年代、急速に勢力を拡大するプロイセンに危機感を抱いた英国軍人ジョージ・チェスニーは、国家改革の必要性を訴え『ドーキングの戦い』を発表。架空のシナリオで戦争のリアリズムを描き、政府の無策と防衛体制不備を鋭く告発した本作は、当時の英国社会に大きな衝撃を与えた。さらに、この作品は後のスパイ小説やH.G.ウェルズ『宇宙戦争』などのSF小説に影響を与え、「架空戦記」や「侵攻小説」の先駆けとなった。文学史上の重要な作品として、またミリタリーファンからライトノベル読者まで広く楽しめる、必読の一冊! 【ストーリー】 「あの悲劇は容易に避けられたはずだった。 ああ、すべてが遅すぎたのだ!」 ヨーロッパで勢力を拡大する隣国の大軍が、ついに英国本土へ侵攻。 英国軍は兵士をかき集め決死の抵抗を試みるも、敵軍の猛攻に崩壊していく。 静かな田園地帯ドーキングは、祖国の命運を賭けた決戦の地と化した—— 50年後、生き残った兵士が孫たちに語る、祖国崩壊の回想録。 未来を託す者たちに伝えたい「敗戦の真実」とは?
-
-残された膨大な日記と手紙、インタビューから 謎のベールに包まれたサスペンスの巨匠の全貌に迫る 生まれながらに背徳と残虐、愛への渇望に苦しむ。「愛される」よりも「愛する」を選んだ孤独の女性作家。生誕100年を迎え、いま明らかにされる苦悩と野心、ゆがんだ愛。母親への愛憎のすべては小説作品の中に埋め込まれた――。 ハイスミスが保管していた資料、友人、敵、仲間の思い出、そして強迫観念的な人生の貴重な記録。(Financial Times紙) 力強く、時に美しい伝記であり、1ページたりとも無駄がない。細部の積み重ねにより、20世紀の偉大な作家の忘れがたい肖像を生み出している。 ーーNew Statesman紙 ハイスミスは、彼女のいたずら好きなヒーローと同じように、逸脱した風変わりな人だった。 ーーJ. G. Ballard, Daily Telegraph Summer Reads トルーマン・カポーティが絶賛した才能 20世紀を代表する作家 パトリシア・ハイスミス 代表作 『キャロル』自らの体験を基に男性作家名で発表したレズビアン小説 『見知らぬ乗客』ヒッチコックによって映画化された長編デビュー作 『太陽がいっぱい』アラン・ドロン主演で知られる名作映画の原作 【目次】 プロローグ 第1章 彷徨い続ける者 1921以前 第2章 暗い星のもとに 1921 ‐ 1927 第3章 ばらばらな家族 1927 ‐ 1933 第4章 抑圧 1933 ‐ 1938 第5章 自由の味 1938 ‐ 1940 第6章 愛の遍歴 1940 ‐ 1942 第7章 自分という牢獄 1942 ‐ 1943 第8章 念入りに培われたボヘミアン 1943 ‐ 1945 第9章 未知のかすかな恐怖 1945 ‐ 1948 第10章 愛しのヴァージニアたち 1945 ‐ 1948 第11章 ヤドー、シャドー、シャドー、ヤドー! 1948 第12章 わたしはひと目で恋に落ちた 1948 ‐ 1949 第13章 どの街にもキャロルはいる 1949 ‐ 1951 第14章 ふたつのアイデンティティ 犠牲者にして殺人者 1951 ‐ 1953 第15章 パット・H 別名リプリー 1953 ‐ 1955 第16章 内なる妖怪の支配 1955 ‐ 1958 第17章 愛しすぎた男 1958 ‐1959 第18章 法を破る人々へのひそやかなる好意 1959 ‐ 1960 第19章 究極の神経症 1960 ‐ 1962 第20章 しがらみからの自由 1962 ‐ 1964 第21章 愛は外へと出ていくもの 1964 ‐ 1967 第22章 きらめく虚空 1967 ‐ 1968 第23章 嘘・偽物・贋作 1968 ‐ 1969 他 【著者】 アンドリュー・ウィルソン イギリスのジャーナリスト、小説家、伝記作家。「オブザーバー」、「デイリー・テレグラフ」、「ザ・ガーディアン」といった一流紙で活躍後、ハイスミスの伝記で伝記作家としてデビュー。ハイスミス以外にもハロルド・ロビンズ、シルヴィア・プラス、アレキサンダー・マックイーンなどの伝記を手掛ける。本書『パトリシア・ハイスミスの華麗なる人生』は2004年度エドガー・アラン・ポー賞を受賞している。 柿沼瑛子 英米文学翻訳家。主訳書『妄想の世界史 10の奇想天外な話』(ビクトリア・シェパード)、『誰?』(アルジス・バドリス)、『Gストリング殺人事件』(ジプシー・ローズ・リー)、『魔術師の帝国』(C・A・スミス、共訳)、『わが愛しのホームズ』(ローズ・ピアシー)、『キャロル』(パトリシア・ハイスミス)、『ヴァンパイア・クロニクルズ』シリーズ/『眠り姫』シリーズ(アン・ライス)など訳書多数。
-
-こんな未来なんて想像もできなかった。そもそも未来なんて思い描けなかった━━。 トランス女性の作者による声や経験が主体性を持って読者に届けられる。 ストーンウォール図書賞受賞はじめ大きな支持を集めたトランスガールの青春小説。川野芽生さん推薦! むしろ、ごくありふれた、青春の物語。それが、彼女には、彼女たちには、なかった。これまでは。 ━━━━川野芽生 「本書の、最もすばらしい部分は(略)トランスジェンダーの若者が、自分を尊重できるようになっていく物語、となるだろう」(訳者あとがきより) 【あらすじ】 アマンダ・ハーディは、ある出来事から高校最後の年を新しい街で過ごすことになる。彼女にはある目的があった━━できるだけ目立たず、人との関わりを避け、ただ日々をやり過ごす。卒業したら自分を知る者のいない場所に消える。すべては自分の人生を生きられる未来のため。ここは通過点にすぎない。それでも転校先での数々の出会いは、彼女の心の氷を溶かしてゆく。その先に見出したものとは━━? 【目次】 理想の彼女だったなら 作者からの覚え書き 謝辞 訳者あとがき 【著者】 メレディス・ルッソ テネシー州チャタヌーガ出身。『理想の彼女だったなら』はストーンウォール図書賞ヤングアダルト部門を受賞したほか、ラムダ文学賞とウォルター・ディーン・マイヤーズ賞でファイナリストに選出されるなど大きな評価を得ている。長篇第二作目Birthday(2019)のほか短篇“The Coronation”(2020)や、エッセイ“The Most Important Act of Resistance” (2017)なども発表。彼女の作品はこれまで11言語に翻訳されている。 佐々木楓 クィアな文学や映画を研究。フェミニスト。トラウマやPTSD、発達障害の問題に関心がある。共著に『現代アメリカ文学ポップコーン大盛』(書肆侃侃房、2020)。
-
-人生の台本を書き換えられるとしたら、誰の人生を“サンプル”にしますか? 台北・西門町にある浮木(フームー)という居酒屋には、闇の組織「ワラビ」のメンバーが潜伏している。屋根裏の小部屋「ワラビの部屋」に「新しい人生の台本」を抱えて入れば、人生を変えることができる。ただし、それには条件があった……。 台湾発のSFファンタジー <あらすじ> 恋人と母を自動車事故で失った何景城(ホージンチョン)は、物語のなかで彼女たちを生かしたいと、二人が登場する小説をインターネットで発表していた。ある日、謎の組織「ワラビ」から声がかかり、人生の台本を書く「脚本家」として組織に加わることになる。 病気のため車椅子になった林雨琦は、順風満帆な羅夫人の人生をサンプルとし新しい人生を生きようとするが、彼女が亡くなったと聞き……「トラックを駆ける女」。事故死した恋人の劇団仲間、劉筱漁が事故のあと劇団を去り、借金のためナイトクラブで働いていると知った何景城は「ワラビの部屋」の話を持ち掛けるのだが……「マクベス夫人」など。 手に入れた人生は正しかったのか。恋人の死は偶然ではなかったのか。ワラビの部屋とは……。依頼者たちの人生が交錯していくミステリー仕立てのファンタジー小説。 【目次】 第1章 トラックを駆ける女 第2章 暗闇に覆われた英語教師 第3章 マクベス夫人 エピローグ 番外編 巨人の悩み 訳者あとがき 【著者】 林庭毅 1986年、台中生まれ。作家。主な著作に長編小説『災難預言事務所』(台北・奇幻基地出版、2023年)、『冤伸倶楽部』(台北・奇幻基地出版、2022年)、短編小説集『夜夜夜談 BBS marvel板詭異誌』(台北・城邦原創出版、2013年)など。 明田川聡士 1981年、千葉県生まれ。獨協大学国際教養学部准教授。早稲田大学第一文学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門分野は華語文学・華語映画。近年の主な著書に『戦後台湾の文学と歴史・社会』(単著、関西学院大学出版会、2022年)、『中国語現代文学案内』(共著、ひつじ書房、2024年)、『越境する中国文学』(共著、東方書店、2018年)など。近年の主な翻訳に劉梓潔『愛しいあなた』(書肆侃侃房、2022年)、黄崇凱『冥王星より遠いところ』(書肆侃侃房、2021年)など。
-
-ローカル線で起きた4つの不可解な殺人事件! 「仕事がほしい。危ないことでも引き受ける」 掲示板を通じて仕事を得た前科二犯の荒木圭介は、200万円の報酬欲しさに、指定された盛岡発の「快速リアス」に乗った。目的地の宮古駅に到着するという頃に、死んでいるのが発見されて……表題作をはじめ、北から南まで、十津川警部が真実を求めて奔走する、 極上のローカルミステリー全四編! 日本最南端の西大山駅のホームで警視庁捜査一課のベテラン刑事が射殺された。彼はなぜそこへ行ったのか。娘の証言から彼がある大きな仕事に関わっていることが分かり……(「小さな駅の大きな事件」) 元警視庁の刑事が、函館本線・渡島大野駅付近の線路際で死んでいたのを発見された。そのポケットにはなぜか上りの特急「おおとり」の切符が入っていて……(「殺意の『函館本線』」) 通勤のために箱根登山鉄道を利用している29歳のホテルマン。ある日、車内で声をかけられた男から相談を持ち掛けられるが、それは「姿を消した妹を探してほしい」というものだった……(「殺意を運ぶあじさい電車」)
-
-映画『山田くんとLv999の恋をする』の脚本完全収録! 【収録内容】 ●映画との違いが楽しめる! シナリオ全文 ●ここでしか読めない撮影秘話! ・監督 安川有果スペシャルインタビュー ・原作 ましろスペシャルコメント ・脚本 川原杏奈スペシャルインタビュー 映画『山田くんとLv999の恋をする』 2025年3月28日全国ロードショー! ・CAST 作間龍斗 山下美月 NOA 月島琉衣 鈴木もぐら(空気階段) 甲田まひる 茅島みずき 前田旺志郎 ・映画『山田くんとLv999の恋をする』公式X @yamada999_movie
-
-
-
-バラバラだった家族が、久しぶりに集まったら——? ラジオドラマとして話題を呼んだ本作の脚本が、ついに電子書籍化! 【あらすじ】 東京のイベント会社で働く春山笑麻。 母・聖子と祖母・みやは大阪、父・凛太郎は名古屋で起業、弟・春彦は福岡の大学へ。 春山家の家族は、いまや全国に散らばり、それぞれの人生を歩んでいる。 そんなある日、恋人・光一の"理想的な家族"に触れた笑麻は、 自分の家族とのギャップにに胸が締めつけられる。 「なんとかせなあかん。せめて、普通の家族にはなりたい。光一の家族に見せても、恥ずかしくないような。」 そう思った彼女は、家族全員を集めた旅行——名付けて"春山家サミット"を企画するのだが… 『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』の岸田奈美が贈る、令和のホームコメディ。
-
-この世界は、不思議に満ち溢れている 神秘的な御社の主の声、亡くなった犬たちとの会話、憑依した死者からの訴え――。 目に見えない超自然現象や人ならざるものとの交流を描いた五つの短編小説集。 内と外が繋がる「ゾーン」に入ると、時間の感覚が消え、不思議なことがよく起こる。 ある日、愛犬を亡くした女性のために犬の肖像を描いていた時、何かが「ボク」に語りかけてきて……。――『不思議と出逢うところ ―ゾーン―』 薄暗く、鬱蒼と生い茂る木々の中にたたずむ、伊豆の御社。 荘厳な境内に一歩足を踏み入れた瞬間、霊的エネルギーを非現実的と考えていた「ボク」の世界は一変した。――『伊豆の御社』 『不思議と出逢うところ ―ゾーン―』『伊豆の御社』他、三作品を収録。
-
-
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 美しく豊かな自然が育む、動物たちの〈いのち〉の輝き 鳥獣虫魚を詠んだ名句・秀句を一日一句一年間、写真とともにガイドした決定版俳句入門! 巻末には植物学者・稲垣栄洋さんのエッセイも収録しています。 「俳句には、さまざまな季節の動植物が詠み込まれる。私はファーブル昆虫記を愛読するような子どもだったから、教科書で「やれ打つな蠅が手をすり足をする」という小林一茶の句を見たときには感動した。蝿の姿が活き活きと表現されているし、命乞いをしているというたとえもユニークだ。 小林一茶は江戸時代の俳人だ。ということは、私は一茶の句を通して、数百年もの時を超えて、江戸時代の蝿の姿を見ていることになる。モデルとなった蝿は、まさか自分の所作が後世に伝えられるなど、思ってもみなかったことだろう」(稲垣栄洋「俳句のある風景」より)
-
-その外科医は正義か、悪か―― 肝移植手術の“やりたがり屋” “現代の切り裂きジャック”と非難された孤高の外科医・鬼塚鋭示。 彼の目的は、名誉やエゴだったのか? 人間の尊厳を見つめる本格医療小説! 潮メディカルセンターに、肝臓・胆道・膵臓のエキスパート鬼塚鋭示医師が招聘された。これにより全国有数の脳死肝移植施設に認可された同院だったが、院内は真意の読めぬ鬼塚を巡ってぎくしゃくしていた。 そんな折、同院初の脳死肝移植が行われることに。鬼塚は直前に六十代患者への移植を中止させ、中学生に移植した。 成功を賞賛される一方、鬼塚にはある疑惑が――。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-『悪友』で熱烈な支持を集める著者の、無二の進化を遂げた渾身の第二歌集。 第1回定家賞次席! 眼の奥に錆びた秤が一つあり泣けばわずかに揺れる音する 【栞文より】 「救われたくない。ゆるされたくない。そう何度も叫んでいる。(中略)できれば全て脱ぎ捨てたいのだ。そうすればふたたび穢れず生きていける」(江戸雪) 「榊原の美意識は現代短歌において実に独自性が高い。そしてその根底には、神秘への思慕がある」(黒瀬珂瀾) 「この作家の器の大きさに感嘆した。自在な言葉が相応な重さを持って宇宙の謎に拮抗している。人間が人間である悲苦から逃げることなく、現代人の知性によって真っ向から対峙している。(中略)怖るべし・怖るべし・怖るべし」(水原紫苑) 【収録歌より】 銀漢に表裏があれば手触りは違うのだろう 指輪を外す 百合のように俯き帽子脱ぐときに胸に迫りぬ破約の歴史 額縁を焼(く)べてきたかのような貌ゆっくり上げてただいまと言う ボトルシップの底に小さな海がある 語彙がないから恋になるだけ ヘアバームのくらいにおいだ泣くのなら最初の一粒から見ていたい 【目次】 夢寐奇譚8 I TAKEOUT ONLY かつて栄えていた都市 敗者復活戦 天窓 水際 果報は奪う Le paradis 目の敵 II Geschichte 大逆転 余沢の先 ハーケン 対価 白と黒 あるト書き 花束 王 低温注意報 囮 木偶も麒麟も 雪原を征く 不凍港 III 絶縁 グッド・モーニング 死ぬまでのすべての春 悪い影響 みずうみ FLOW 謀反 アンバー Classic あとがき 【著者】 榊原紘 1992年愛知県(三河)生まれ、奈良県在住。第2回笹井宏之賞大賞受賞、第31回歌壇賞次席。2020年、第一歌集『悪友』刊行。短詩集団「砕氷船」の一員。
-
-第一歌集『サイレンと犀』につづく5年ぶりの第二歌集 カバーイラスト:安福 望 自分が見落としていた記憶を 連れて来てくれる とてもやさしく 体験を(こんなに簡単に) 捏造してくれる とてもあたたかく 大嗣くん あの時間を 丸ごと カプセルに閉じ込めたような言葉達は それぞれの経験が誰のものにもなり得る そんな可能性(未来)を 示唆しているかも知れないよ 国府達矢(ミュージシャン) 21世紀前半のなにげない日常に潜む、 こわれやすい奇跡を、琥珀の中に永遠に 閉じ込めてしまうような作品の数々。 ポップスのように、映画のように。 短歌って今もこんなに アクチュアルなものだったのか。 七尾旅人(シンガーソングライター) 【著者選】 写メでしか見てないけれどきみの犬はきみを残して死なないでほしい 返信はしなくていいからアメリカっぽいドーナツでも食べて元気だして もう一軒寄りたい本屋さんがあってちょっと歩くんやけどいいかな ゆぶね、って名前の柴を飼っていたお風呂屋さんとゆぶねさよなら 二回目で気づく仕草のある映画みたいに一回目を生きたいよ 【目次】 文書1 側溝に積もる桜をAmazonが緩衝材にする世界線 いつもは乗らない 大きな過去が左へ進む 海岸線のギターフレット ゆぶねさよなら わたしだけのうるう The Future is Mine Silent Sigh (reprise) 公共へはもう何度も行きましたね わたしの愛 さまざまな音 みえる、みだれる 【著者】 岡野大嗣 1980年、大阪府生まれ。歌人。2014年に第一歌集『サイレンと犀』(書肆侃侃房)。2017年、木下龍也との共著歌集『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』(ナナロク社)。反転フラップ式案内表示機と航空障害灯をこよなく愛する。 Twitter:@kanatsumu
-
-大正期を代表するユーモア&「中間読物」作家が、絶頂期に発表した貴重なユーモア作品28編を収録。 明治末から東京朝日新聞などの記者として活躍し、大正期には「ユーモア作家」として多数の記事を書いた、いわゆる「中間読物」作家の代表格。昭和になって『中央公論』から発表の場を奪われたが、「雑文」作家として活躍しながら社会批判を続けた。生方のまとまった評伝はなく、戦前に諷刺家として社会に警笛を鳴らしてきたが、今も読める著作はほとんどなく、埋もれた作家でもある。 今回、表題作「東京上り」をはじめ、第一部小説から、第二部対話、第三部警句、第四部随筆までバラエティー豊かな全28編を収録。中でも、「下女の時代」は、架空の大正20年代を舞台にした未来小説という形で当時の女性問題を諷刺する。生方は女性問題にも積極的な発言をし、日本の社会をよくするためには女性の力が必要だと考えていた。「子供と女性諸君とにうつたへて将来の時代を造るより他はないのです」と述べる。 さらに、「誰にも分りよきやうに面白くユーモラスに書いてはありますが、諸君はただ笑って読みすごすばかりでなく、この笑いの中に潜んでいる著者の赤誠と著者の社会改造の意図とをくみ出して、世に宣伝し世を改造するやうに努力あられんことを希望するものであります」と説明する。生方の諷刺ユーモアの意図は、ここにある。 発刊当時の旧字体総ルビに加えて、より読みやすくした新字体バージョンも新たに追加収録している。解説文は日本のユーモア文学研究の第一人者・浦 和男。付録には、当時の月報ほか、貴重な資料を収録する。 (電子版 2025年3月28日配信開始) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-マーサズ・ヴィンヤード島に暮らす14歳のメアリーは,ボストンの屋敷に囚われたろうの少女を助け,手話を教えてほしいと,依頼を受ける.希望を胸に旅立ったメアリーだが,屋敷は大いなる秘密を抱えていた.少女は誰なのか,救いだすことはできるのか.ろうの作家による話題の歴史フィクション『目で見ることばで話をさせて』続編.
-
-
-
-彼が死ななければ、この恋は始まらなかった。 見知らぬ男子高校生の葬式に呼ばれた悠里。 その直後から、なぜか身の回りで奇妙なことが起こりはじめ……。 冒頭からラスト、180度違う展開に、きっと涙する。 高校三年生の悠里はある日の放課後、見知らぬ男子高校生に呼び止められる。 悠里のことを好きだったという友人、天也の葬式に来てほしいというのだ。 会ったこともない、話したこともない男子の一方的な想いを告げられ、気味悪さを感じた悠里だったが、 その日から身の回りで奇妙なことが起こりはじめて……。 孤独感を抱える悠里が出会った、ひと夏の奇跡――感涙必至の名作を大幅改稿で復刊。
-
-東京大空襲裁判の原告である5名の戦争孤児たちのリアルな証言をもとに書かれた詩集『独りぽっちの人生(せいかつ)』。長らく絶版になっていた幻の詩集を英語対訳を付し、世界に向けて復刊! 東京大空襲訴訟は、平成十九年三月九日に東京地裁に提訴され、第二次訴訟は平成二十年三月十日に原告二十名で提訴した。(略)求める内容は国が救済しなかったことの慰謝料請求と空襲被害の調査・謝罪、そして国立追悼施設の建立である。/原告団は、空襲当時十歳前後で父母を失った疎開児童などが多数を占める。/日本の司法史上初めて孤児らは証言台に立ち、東京大空襲がもたらした自身の人生被害をわずか三十分ほどに凝縮して明らかにした。(略)/米軍による東京への空襲は昭和二十年三月十日をはじめに、四月五月と大規模に三回くり返され、死者は推定十万五千人以上にのぼった。東京市街地の六割が焦土と化した。(略)/浅見洋子が向き合った最初の原告は石川智恵子さんであった。自宅を打合せの場にした夫原田敬三の聞き取りで智恵子さんの物語に立ち会ったのが、原告らの人生に踏み込むきっかけとなり、この詩集が誕生した。/非戦闘員であり、戦争責任から最も遠いはずの子どもらは、ある日突然両親の死と直面した。「空襲でおまえの両親は死んだ」と疎開先で告げられた者。(略)/読者には、理解するよりも、共感することを願う。(弁護士・原田敬三 跋文より) 【目次】 第一章 独りぽっちの人生 ―六歳の智恵子 夕日/子守/差別/結婚/祈り 第二章 こわれた心 ―一歳の幸一 別れ/子犬のシロ/こわれた心/幸一の戦後 第三章 うばわれた魂 ―三歳の由美子 叔母の背/伯母の家で/恐怖/声/二行の命 第四章 三ノ輪の町で ―八歳のマサヒロ 空襲/母ちゃんと/三ノ輪の町ヒロポン/アルコール依存症/家庭内暴力/別れに/マサヒロの心は 第五章 沈黙をすて ―一二歳の紘子 炎のしたで/夜叉/父の実印/涼子ちゃん!ごめんね/ありがとう /沈黙をすて 第六章 六六年目の おびえ ―九歳の和子 六六年目の おびえ/戦争孤児の思い/小さなお母さん/震災によせ/戦争孤児茉莉/復興と平和を 跋文 弁護士 原田 敬三 あとがき 日英詩集に寄せるご挨拶 【著者】 浅見洋子 1949年生まれ。詩集『歩道橋』『交差点』『隅田川の堤』『マサヒロ兄さん』『もぎ取られた青春』『水俣のこころ』『独りぽっちの人生』。詩画集『母さんの海』。全国空襲被害者連絡協議会の運動に携わる。 岡和田晃 1981年生まれ。ゲームデザイナー、翻訳家、文芸評論家、SF評論家、編集者、詩人。詩集『掠れた曙光』、小説集『再着装(リスリーヴ)の記憶』(編著)、評論集『反ヘイト・反新自由主義の批評精神』、日本ペンクラブ所属。
-
-政治と絵画、支配と被支配に翻弄されない《美》の真実を希求する芸術家の姿を描いた画期的《美術小説》 日本に輸入された西洋画を極めようとした藤島武二教授。東京藝大に台湾から留学してきた画学生・陳澄波。絵画とアイデンティティーの相克に悩む日本と台湾の画家が、ともに乗り越えようとした《轍》とは? 政治と絵画、支配と被支配に翻弄されない《美》の真実を希求する芸術家の姿を描いた画期的《美術小説》! 【目次】 1 嘉義(ジャーイー)の街 2 陳澄波(チェンチェンポー) 3 真精神(エスプリ) 4 入選祝賀会 5 同化政策 6 日台友好の礎(いしずえ)? 7 共同体の個性 8 ひとり一人の個性 9 それぞれの道 10 地方色(ローカルカラー) 11 エルテルのナナ子 12 移植は創造ならず! 13 既視感のない風景 註 釈 年 譜 【著者】 長者町岬 1950年、東京に生まれる。東京芸術大学で美術史を学び、展覧会企画および芸術研究の道に進む。「アジアの潜在力」、「ブラジル先住民の椅子」「アジアのイメージ」などの展覧会を開催、94年に「素材の領分」展で倫雅美術奨励賞を受賞する。美術研究家としての著書に『明治の輸出工芸図案』、『工芸の領分』、『近代日本デザイン史』、『楽浪漆器』『工芸のコンポジション』などがあるが、2024年、初の小説『アフリカの女』を上梓。本書は2作目の小説作品となる。
-
-◆ふらんす堂友の会会員様にお送りしている冊子「ふらんす堂通信」の一年分が一冊の電子書籍に! 四冊分の内容が詰まったお得な一書です。 ●受賞特集 福井隆子句集『雛箪笥』 ――第7回千葉県俳句大賞受賞 津川絵理子句集『夜の水平線』 ――第61回俳人協会賞受賞 相子智恵句集『呼応』 ――第13回田中裕明賞受賞 ●特集 ……小島明句集『天使』を読む 出会うということ――高橋睦郎 ……上田睦子『時がうねる』評 現象学の向こう側 ――四ッ谷 龍 人は千年ひるがへる 母のこと――アンドロ上田眞木子 ……山口波津女論 一の鉾――加田由美 ……森雄治『蒼い陰画』・『花束』を読む 日常の向こう側を眺めやる詩想――阿部日奈子 微笑するひと│ 弟の思い出に――森 信夫 ●書き下ろし書評 『森田峠全句集』を読む―― 西村麒麟 金子敦句集『シーグラス』――堀田季何 酒井弘司句集『地気』――八木幹夫 秦夕美句集『金の輪』――外山一機 『大牧広全句集』を読む――中西亮太 増成栗人句集『草蜉蝣』――坂口昌弘 ●連載 三者競詠――池田澄子・大木あまり・小澤實 私のプルースト1~3――高遠弘美 虚子研究レポート 34~37 ――岸本尚毅 毎日精進12~15 ――小野あらた ●付録 各号/編集後記・コラム・voix et bois 声の森
-
-『クレヨンしんちゃん』の大人気学習参考書シリーズ「なんでも百科」のロングベストセラー『クレヨンしんちゃんのまんがお仕事おもしろ百科』改訂新版。子どもに人気の仕事から身近な仕事まで約100種の仕事について、仕事の内容、やりがいや苦労、仕事に就くための方法や資格などを、楽しいまんがとわかりやすい文章で紹介。今回の新版では、「ユーチューバー」「eスポーツ選手」「ブレイキン・ダンサー」「AIエンジニア」「幼稚園の先生」などの新たな項目も追加。この本を読めば、将来なりたい職業がきっと見つかるぞ! ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
-
-
-
-〈特捜部Q〉シリーズ完結目前の9作目、遂に文庫化! 22年前から二年ごとに起こる不審死の共通点に気づいた特捜部Q。一方、カールが過去の未解決事件の重要参考人になっており……
-
-栄雲学園に君臨する才色兼備の生徒会長・鈴峰彩花。 ルックスも知性も完璧である彼女を男子たちは「女神」と呼び、崇拝していた。 そんな彼女の学園に転校生がやってくる――。 転校生の名は神沼月子。 彼女が転校してきたことにより、鈴峰彩花の日常は一変してしまう。 突然、男性器が彩花に出現し、それを月子が弄び始める。 「さあ……射精しちゃいましょお♪」 生徒会室で、図書館で、保健室で、彩花と月子の妖しく甘美な時間が花開いていく……。 クリムゾンが贈る新感覚ふたなりショートストーリー。 ※この作品はオーディオブック『転校生に弄ばれる女生徒会長 ―鈴峰彩花―』のために書き下ろされた脚本を電子書籍化したものです。
-
-小説、脚本、マンガ、演技、二次創作、TRPG…… すべての創作者必携の大ヒット類語辞典 第8弾 キャラクターを窮地に追い込み、その感情を揺さぶれば、必ず読者は共感する── 創作者のバイブル『感情類語辞典[増補改訂版]』と併用してさらに感情の表現を豊かにできる、頼もしい副読本が登場! 心を揺さぶる物語を紡ぎたいあなたへ── 「強い感情」を伴う言動をどのように描くか悩んだとき、 本書が編集者のようにアイデアを生む手助けをしてくれるでしょう。 ──林士平(マンガ編集者/『SPY×FAMILY』『ダンダダン』担当編集) あらゆるストーリーテリングにおいて、感情は重要な要素のひとつです。しかし、現実味のあるキャラクターを描こうとすればするほど、その表現は難しくなるもの。なぜなら彼らは生身の人間と同じように、しばしば本当の感情を押し殺し、めったに自分をさらけ出そうとはしないからです。かたくななキャラクターを前に、感情の描写に行き詰まり、ストーリーの展開の次の一手に困ったとき、役に立つのが本書『感情増幅類語辞典』です。 本書では、キャラクターの感情そのものではなく、感情を大きく《増幅》させるシチュエーションに注目。つまり、キャラクターがなんらかの窮地に立たされ、それまで抑圧していた感情を大爆発させるきっかけとなるような、具体的な状況や条件を紹介しています。そのような感情増幅器=〈感情ブースター〉を投入すれば、キャラクターは自ずと心のバランスを崩し、物語を大きく前進させてくれるでしょう。普段は理性的なキャラクターが突然わっと泣き出してしまうようなとき、読者は感情移入し、共感してくれるはず。本書があれば、ギャップを抱えたリアルなキャラクターを生み出し、説得力あるストーリーを作ることができます。 しかし、キャラクターの感情が増幅するシチュエーションと言っても様々。「空腹」「寒さ」「二日酔い」など内的な感覚もあれば、「洗脳」「拘束」「催眠状態」といった日常生活では体験できない(できればしたくない)外的な要因による状況、あるいは「認知の衰え」「パニック発作」「感覚過負荷」など、特定の精神的・身体的なコンディションから生まれる状態などが、心のバランスを崩壊させる最後のブロックとなり得ます。 本書では多種多様な52の〈感情ブースター〉を収録し、それが生み出す「外的なシグナル」や「内的な感覚」、その影響を隠すための「努力」、「引き起こされるネガティブな状況」、「対立・葛藤や緊張を高めるシナリオ」まで、細かく具体的に解説しています。 また、各見出し語では「このブースターにより生まれる感情」として、『感情類語辞典[増補改訂版]』に掲載されている感情をリストアップ。2冊をあわせて使えば、描きたい感情に対してどのブースターが一番効果的かを知り、キャラクターの心の揺れ動きをリアルに表現することができるでしょう。 さらに、シリーズを通して好評の前半パートでは、〈感情ブースター〉がいかにキャラクターを自らの内面と向き合わせ成長を促すのか、ストーリーの構造の中でどのような効果を発揮するのか、ブースターを用いる適切なタイミングや、むしろ避けたほうがよいタイミング、心身の健康状態を描くときの留意点などを解説。感情を増幅させるブースターを多用するのではなく、ここぞという効果的なタイミングで使うための助けとなります。 『感情類語辞典』の読者から寄せられた、より具体的に感情(を引き出す状況や条件)を描きたい!という要望に応える形で書かれた本書。まさにクリエイターの声から生まれた、クリエイターのための辞典! ぜひシリーズと合わせて、創作にお役立てください。 【『類語辞典』シリーズについて】 フィルムアート社の『類語辞典』シリーズはSNSを中心に爆発的に広まり、これまでの累計刷部数は35万部(紙+電子)を超える大ヒットを記録しています。人間の喜怒哀楽を項目化し、それぞれの感情に由来する行動や反応を集めた『感情類語辞典[増補改訂版]』。あらゆるキャラクターの明るい面、暗い面から人物描写を深めたい方におすすめの『性格類語辞典 ポジティブ編』 『性格類語辞典 ネガティブ編』。255もの「場面」を通して物語の舞台・世界観をつくりあげるための『場面設定類語辞典』。読者の共感を呼ぶ多面性のある豊かなキャラクターや、リアリティのある状況設定を描くための『トラウマ類語辞典』。キャラクターの人生にとって欠かせない要素=職業を適切に設定するための『職業設定類語辞典』。ストーリー全体を通して緊張感が高まっていくような対立や葛藤を適切に組み込むための『対立・葛藤類語辞典 上巻/同下巻』。 そしてこれらの中に収録されている、創作に役立つ様々なツールをダウンロードできる特設サイトも併せてご活用ください。
-
-
-
-この世界には魔法使いが存在し、何人もの魔法使いが惨殺される事件が起こっていた。 日比野ヒカルは、母に捨てられ、アル中の父親と暮らす高校生だった。 ある日、ヒカルは父親に置き去りにされ、借金のカタとして、無邪気で残酷な魔法使いヤクザ・更夜さんの元で働くことになる。 女装をするヤンキーや編み物好きな寡黙な巨人、 更夜に異常に執着する警察キャリアや関西弁を喋る使い魔など、破天荒で厄介な人たちに振り回されつつも、ヒカルはヤクザの雑用係として働いていく。 だが、更に魔法使い連続殺人事件にも巻き込まれていき―― ※BLではありませんが、ブロマンス要素(男性→男性への激重感情)があります。
-
-発売前コミカライズ決定! 「お前を愛するために、俺は千年生きてきた」 虐げられた陰陽師の娘×想いを隠す鬼の皇子 出会いが絶望の運命を変える 隠れ溺愛系和風ファンタジー ☆☆☆ 陰陽師一族の花柳院家で、彼方は存在しなくていい少女だった。 次期当主の忌み双子として、人生を諦めていた彼女は鬼の第六皇子・黒楼と出会う。 尊大だが優しい彼に憧れ、彼方は男装して彼が総長を務める百鬼夜廻組へ入隊する。 「お前に愛されたくて、俺は千年生きてきた」 伝えられない想いを抱える黒楼と、 一癖も二癖もある隊士たちと日々を送る、隠れ溺愛系和風ファンタジー!
-
-Mission Gold Mining わたしのミッションは人類史を正しい位置に押し戻す事です。 人類最古の記録はシュメールの粘土板に記録されていました。当時の人間が知り得ない太陽系と外縁天体が記録された図.2次元方程式、DNA。 最初に地球に来訪したのはアラル王。ペルシャ湾に着水しました。彼が地球で過ごした最初の一週間が、そのまま、旧約聖書、聖書の「神が世界を創造した一週間」になりました。 自分たちが住む惑星が恒星の放つ赤外線で地磁気が失われ、絶望の淵に立たされていました。それを食い止める唯一の方法が金の粉末を大量に探し帰還すること。 ペルシャ湾で海水から金を採掘。しかし、品質が悪く、アフリカの深き鉱床アブズにアヌンナキ部隊を派遣し採掘させます。 彼らは鉱山労働の苦しさから反乱を起こしそうになります。 アラルの後任者エンキが地球に派遣されます。彼はアブズから100キロ離れたところでホモ・エレクトスを発見。命令を理解出来る知能を授けるため、アヌンナキのDNAとエレクトスの遺伝子をかけ合わせホモ・サピエンスを誕生させます。それが人類の始祖Adamでした。 鷲のヘルメットを被ってペルシャ湾に降り立ったアラル王は果たして実在したのか? すべての証明はその存在証明にかかっていました。 苦難の果てに発見した鷲のヘルメットを被ったアヌンナキのレリーフ。それは何と南米にあったのです。全編ドキュメンタリー。 このストーリーは、「ピラミッド5000年の謎遂に解明」へと続くエピソードです。
-
-ノーベル文学賞受賞作家、ヘルタ・ミュラーの世界に踏み入るための入口 生の経験と虚構作品の「あいだ」にある、架橋しがたい関係の機微と知と情から練り上げられた魅力を垣間みる珠玉のエッセイ集 本書に所収されたエッセイは、ヘルタ・ミュラーの父母、祖父母から、詩人オスカー・パスティオールを経て、作家ユルゲン・フックス、詩人テオドール・クラーマー、歌手マリア・タナセにいたるまで、いずれも一つもしくは二つの全体主義の刻印を受けた人びとの生を描いたテクストということができるだろう。[……] ヘルタ・ミュラーの長編小説を読み解くためのサブ・テクストとして、また、彼女ならではの創作論、読書論、歌唱論として読んでいただければ幸いである。ヘルタ・ミュラーのドイツ語は、手でつかめそうなほどに具象的でありながら、個別の事例を越えて普遍へいたるような高度な抽象性を備えている。短く簡潔でありながら、背後に深い経験、広い世界を感じさせる。[……]〈もの〉そのものにひとつひとつの生の経験、さらには歴史経験を語らせるような、凝縮度の高いドイツ語原文での語りを実現すべく、翻訳に際しては意味のみならず、言葉の響きに配慮することを心がけた。ヘルタ・ミュラーはことあるごとに「わたしは言葉を信じていない」と記す、きわめて注意深い書き手である。しかしながら、そう書いている彼女の文章は、読み手のうちに疑いなく言葉への信頼をもたらしてくれる。 (「訳者あとがき」より)
-
-長崎を舞台に地を這うように生きる人を描く。 「おれにまで長崎のことをかくそうとする。おれたちが浦上を歩いた時、お前はなんというた。ここも火、あそこも火じゃった。ここはもうのっぺらぼうで、足にまきついた電線をとったら髪の毛のようにふわっとしとった。あん時いうたことは、みんな嘘だったとか……」 戦時中に長崎の炭鉱で働いていた朝鮮人女性、原爆被害者たちが人たちが集まる海塔新田、原爆症をおそれる人、被差別部落出身者――。さまざまな立場の人間が、それぞれのエゴをむき出しにしつつ、地を這うように生きる人たちを描く表題作「地の群れ」を中心に、戦争に赴く若者が「ガダルカナル戦詩集」を輪読する同名の短篇、身を寄せ合うように生きる隠れキリシタンの集落に、原爆症の魔の手が忍び寄る「手の家」など、いずれもずしりと読み応えのある4篇を収録。
-
-自分の身の上と文学仲間の動静を綴る傑作。 ――庄太の一枚看板みたいな私小説は、いまだに彼の頭へこびりついており、忘れた時分に作品も発表している。今後共、世間にもて囃されるようなものは覚束ないにしろ、片隅でコツコツ書いて行きたい、あぶれ者の自慰行為に似た執念は、相当のようであった。―― プロレタリア文学が一世を風靡し、短い文芸復興期を挟んで、戦争文学が主流になっていく戦前・戦中期。どの波にも乗れず、講演の抄録や短い文芸批評、地方紙の埋め草原稿などで糊口をしのいでいる小川庄太は、東京でやっていけなくなると故郷の小田原に戻り、実家が持つ物置小屋で寝起きしていた。やがて、他人のものに手を出すまでに困窮し、軍隊に入るか、牢に入るか、というところまで追いつめられて……。 自分と家族の身の上を縦軸に、文学仲間の動静を横軸にして淡々と綴る見本のような私小説。宇野浩二、中山義秀、田畑修一郎、火野葦平らが変名で登場し、文壇の裏事情が垣間見える傑作。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-南国沖縄でアヴァンチュール 深みに嵌まった7人の女 抜き差しならない夜もある 沖縄に移り住んだ官能作家の「私」が、十年の間に深い関係を結んだ七人の女との性愛の日々を綴る。十八歳年下の奔放な愛人ユキノとのめくるめく火遊び、今はなき花街真栄原新町の娼婦ハルカとの限りなく危険な逃避行、歓楽街松山の秘密クラブで出会った淑女レイコとの行きずりSMプレイ……南国の島の熱い夜を舞台にした名手による読み切り連作官能ロマン。私小説的情炎小説集。 目次 第一話 雨のリゾート──ユキノ・二十二歳 第二話 病める薔薇──ハルカ・二十四歳 第三話 目隠しの夜──レイコ・三十四歳 第四話 夜の海に溶ける──マリコ・三十二歳 第五話 声の限りに──カンナ・二十八歳 第六話 第六話 ロリ顔──ミオ・三十歳 第七話 第七話 無人島へ行こう──トモミ・二十三歳
-
-水上バスから花嫁が消えた!? 浅見光彦、母と一緒に吾妻橋へ! 白金台の八芳園で行なわれた池沢英二と 津田隆子の結婚式の披露宴に、 池沢と絵画教室の仲間の浅見雪江も招待された。 ところが当日、新婦が現われず新郎だけの 奇妙なパーティーとなってしまった。 帰宅した雪江から、 失踪した花嫁の話を聞いた息子の光彦は たちまち興味を覚え、真相究明にのりだした。 その日隆子たち一行八名は、 浅草から水上バスを利用したという。 なぜ電車か車でこなかったのか。 光彦は雪江と水上バスに乗り、 浅草の隆子の家を訪ねた。数日後、 TVニュースは築地の堀割で 女性の死体が発見されたと伝えたが……。
-
-この学園は呪われている!? 白雪にまみれ赤いロープで手首を結び合った三生徒の死体、男子の制服で死んでいた女子生徒……良家の子女が集う京都の名門高校で、またまた相次ぐ怪事件に、名探偵まりあの血が再び騒ぐ。神舞まりあは、自分以外の部員一人だけという零細古生物部を率いる化石オタクのお嬢様。そして、誰にも認めてもらえない女子高生探偵だ。これまた誰にも見向きもされない古生物部に、なぜか加入してきた怪しい一年生。むりやりお嬢様のワトソン役にされ続けてきた男子部員が抱え込んだ黒い秘密。その上、新たな生徒探偵まで登場。いかがわしさ倍増の果てに、絶対予測不能の結末が!ミステリ通をのけぞらせた、これが危なすぎる学園ミステリだ!
-
-老舗呉服商斬殺事件、大奥内の権力争い、江戸城御金蔵の破壊。銀次郎周辺で起こる怪事件が一本の線に! 剣戟文学の地平を疾駆する「門田泰明時代劇場」大人気大河シリーズ、第3弾! 大坂に新幕府創設!? 密かに話し合われ、準備されているという情報を得た銀次郎は、そのための莫大な資金の出所に疑問を抱いた。しかも、その会合の場所が、仇敵・床滑七四郎の屋敷であったことから、巨大な陰謀のなかに身をおいたことを知る…。老舗呉服商・京野屋の前主人の斬殺事件に端を発し、大奥内の権力争い、江戸城御金蔵の破壊等々、銀次郎の周辺で起きる謎の怪事件が一本の線に繋がったとき…。ベストセラーシリーズ、待望の第3弾!
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。