横山貞子の作品一覧

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ユーザーレビュー

  • 冬の物語
    「冬の物語」というタイトルがぴったりな11の物語の短編集。装丁も綺麗。
    「バベットの晩餐会」繋がりで購入。
    気に入った作家さんは一通りの作品を読むスタイル。

    デンマークの景色を想像しながら読んだ。
    出てくる固有名詞も異国情緒を誘う。

    すんなり読めなかった短編もあったので、またしばらくしたら再読し...続きを読む
  • 冬の物語
    「冬の物語」(イサク・ディネセン : 横山貞子 訳)を読んだ。
    しみじみと味わい深い短編集です。
    物語の揺らぎに身を委ね、ゆっくりと深く深く言葉の大海に沈んでいく快感に身悶える。
    北欧のひんやりと透き通った空気の匂いが漂ってくるのは翻訳の横山貞子さんの技に依るのでしょうか。
  • 冬の物語
    11話からなる短編集。

    どの話も印象深くて好み。「少年水夫の話」がすごく良かった。
    危険を顧みずハヤブサを助けた少年は数年後、はずみから殺人を犯してしまう。小さな恋に満足し、このまま死んでもいいとさえ思った少年の元に、いつかのハヤブサが恩を返しにやってきた。
  • 冬の物語
    静けさの中にゾクリとした破片が散りばめられていて、うっかり通り過ぎ、引き返して確かめる(二度読み)。それは雪に埋もれた何かの死体のようであり、触れた瞬間に毒素と臭気に取り囲まれ、既に以前の自分ではなくなっている。あら、別に恐ろしい話ばかりでないわよ。おとぎ話のように普通に奇跡が起こって、なにくわぬ顔...続きを読む
  • 冬の物語
    大人が味わうおとぎ話のような印象をもちました。北欧の冬はきっと厳しいのでしょう。「ペーターとローサ」の結末はおそらくそうなるだろうなと想いながら読んでいたのですが、本当にそのとおりになったので、驚いてしまいました。悲しい結末です。

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