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短歌・長歌を主体とした歌集、ならびに禅僧中川正壽の仏道に関する随想録。
著者十代半ば過ぎからの、六十年を越える思念と文筆作品、とりわけ短歌・長歌を主体とした歌集、ならびに禅僧中川正壽の仏道に関する随想録。海外における仏教実践者としての現代日本仏教に対する鋭い視線を真摯に語る「人間だから坐禅する」の教えは、現代の悩める日本人の導きになるだろう。また時に赤裸々な恋の思いの表出が、著者のまっすぐな生き方と人生論を力強く語っている。短歌・長歌と仏道への不断の精進を柱とする、稀有なる一冊!
【目次】
第一部 禅すれすれ(中川正壽随想録)
第二部 相聞の章(思い人との交換メールと短歌・長歌)
第三部 さすたけの(門あまねの短歌・長歌)
第四部 ドイツ普門寺だより
【著者】
中川正壽
1947年 12月京都生れ
慶應義塾大学哲学科卒業。
駒澤大学大学院仏教学専攻修士修了。1979年に渡独、以後独力で禅の普及に努める。短歌作品を日本語と独訳で併載した詩集『心の象(独題;SPUREN)』など著作多数。
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