ブックライブの書店員おすすめレビュー

すべて のおすすめレビュー

  • ブックライブ書店員

    ジャズ、バンカラ、学ラン、佐世保弁、そばかす。この中でひとつでも気になるワードがあった人には絶対オススメ!個人的には全てのワードがどツボです!!
    舞台は1960年代の長崎。東京から引っ越してきたちょっぴり神経質な主人公・薫が、豪快なバンカラ青年・千太郎と出会い、二人はジャズを通して心を通わせます。
    私のお気に入りはなんといっても、千太郎の幼馴染でそばかす委員長の律子!律子の佐世保弁と慎ましい乙女っぷりがなんとも可愛い!!私も「また喧嘩したっちゃろ?」って言われたい!そばかすってチャーミング!!!恋を知り、愛に泣き、そして大人の女性になっていく律ちゃんから目がはなせません。
    もちろん「友情」も大事なテーマで、線の細いメガネ男子と、悪そうに見えて実は家族想いなバンカラ男子の爽やかなやりとりもたっぷり楽しめます。2012年に放送されたアニメも素晴らしいので、そちらもぜひ!躍動感溢れるジャズのセッションシーンは必見です★(書店員・なめはし)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    10代の少年少女たちの内面をこれでもかというほどエグく表し、ネットで話題騒然となったオムニバスマンガ、通称「空灰」。善意でやったことが裏目に出たり、本音と違う言葉をかけて誤解されたりと、色んなことが「うまくいかない」人たちの不器用さが描かれている。
    おすすめは2巻の「こんなにたくさんの話したいことがある」。クラスで口下手の不破さんが、人の話を聞くのが上手い城田さんに「もっと不破さんの話が聞きたい」と言われて、口を開くシーンだ。「白い絵の具が足りなくても海に沈む夜空にもたれてるひびわれた茶色のお月様を笑うように星めらは…」と不破さんは意味も文脈もなく喋りまくる。一見異常なシーンなのだが、「せーので見上げた夜空には星なんてひとつもなくて」と言って、彼女が喋るのをやめると、二人の頭上ではお月様が輝いており、少女たちは清々しい笑顔を見せるのだ。
    最後を読むまでハッピーエンドになるとも、バッドエンドになるとも予測がつかない「空灰」。良い意味での傷痕を、あなたの心に残してくれるはず。(書店員・らむ)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    良作のバイクマンガが出た。であれば書評を書かずにおれようか。なぜならこの身は、バイク乗り(ライダー)であるが故……。
    という訳で面白バイクマンガのご紹介!某軽音部よろしく、女子高生がバイク部でワイワイする話です。我ながらザックリとし過ぎな気もする紹介ですが、しかし侮るなかれ!バイク好きなら思わずニヤリとくるバイクネタが盛り沢山で想像以上に楽しめます!自分の場合、最初の3ページで初めて買ったヤマハのバイク、セロー225Wが出た瞬間にテンション爆超でした(笑)。カラーリングは違いましたがまさかの年式まで同型!バイク描写もしっかりされていてバイクネタが来るたびに「あるある!」などと頷いておりました。もちろんバイク知識ゼロでも十分以上に楽しめますのでご安心を!むしろ新しい発見がある分、より面白いかも?
    少々際どいネタもありますが、それも含めて楽しい作品です。ちなみに今の自分はホンダ乗りですがスズキとドゥカティも大好きです。ハヤブサで北海道走りたい……。
    2016年・春のアニメ化でも話題です。(書店員・らいだー)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    試合に出ること。
    それを当たり前のことのように描いているスポーツマンガは、やはりフィクションだと感じてしまう。
    『ダイヤのA』は野球エリートを集めた強豪校を舞台にした高校野球マンガである。甲子園に出ることはとても難しいことだが、甲子園を目指すチームで試合に出ることは、同じくらいに難しいことだ。甲子園のアルプススタンドで声を張る3年生が美しいのは、彼らの中にはチームの誰よりも練習をして、それでもベンチの18人に入れなかった男がいるからである。
    試合に出られない悔しさが高校球児を大人にするし、レギュラーを奪うための努力が青年を男にする。そんなことを、このマンガは教えてくれる。そして「そこ」を描くことが、プロ野球ではなく高校野球を描く意味なのだと、私は思う。(書店員・アンコウ)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「おれにトス、持って来い!!!」「とべ ボールは俺が持って行く!」
    主人公のウイングスパイカー・日向と、かつて敵だったセッター・影山がチームメイトになり、古豪が再び飛翔する!
    前作『詭弁学派、四ツ谷先輩の怪談。』の時はどちらかというと「邪道」な作風でしたが、今回はジャンプならではの、仲間と切磋琢磨していく「王道」スポ根です。その王道の潔さと躍動感のある絵がハマって、読んでいて超気持ちいい!日向と一緒に跳んだ気分になれる、最高点のアングルからの「頂の景色」は、一見の価値アリです。
    また、チームメイトのドラマも熱く、一度挫折したウイングスパイカー・東峰と、リベロ・西谷の試合シーン(3巻)は思わず震えました。トスを上げ、スパイクを打つ刹那のモノローグも、古舘先生独特の言い回しにゾクッとさせられます。
    ボールが火の玉になるとか、殺人スパイクで相手選手をコートの外に跳ね飛ばすとか、そういうトンデモ超人技は一切無し。その代わり、心が火の玉みたいに熱くなる、久々に「キた」と感じたスポーツマンガです。
    アニメ化をはじめ、舞台やゲームなど、今後も幅広い展開が期待できそう。(書店員・鮭)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    関ヶ原の戦の最中、突如として異世界へと送り込まれた島津豊久。エルフやドラゴンなどもいるファンタジックな異世界に、豊久だけでなく「ドリフターズ(漂流者)」と呼ばれる歴史上の偉人たちが集う。そして始まる異世界での国奪り。
    途方に暮れたくなるほど荒唐無稽な設定に「ぬおっ」と思いながら、戦闘描写の迫力やテンポの良い展開にグイグイ引き込まれる。そしてなんと言っても、ベタ塗りを活かした画風がスタイリッシュで堪らない。
    登場人物たちは各国の偉人なだけあって、キャラ立ち具合もハンパない。私のイチオシは早々に登場する織田信長from本能寺。頭のキレが鋭く、残酷で、そしてお茶目で割と世話好き?なキャラクターが、いい親父すぎる!
    テンコ盛りで、スタイリッシュで、とにかくマンガ性ビンビンの作品です。
    2016年には、アニメ化も決定。ますます熱い展開が期待されそう。(書店員・牛肉)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    生田斗真さん主演の映画も話題となった本作。
    身勝手な企業や個人に対し、動画サイトで「制裁」を予告しては実行する“シンブンシ”。実際にあった炎上事件をモデルにしているだけに、虚実の境がぼやける錯覚に陥ります。
    第1話冒頭で違法ダウンロード&共有ソフト使用を摘発されても開き直る若者の姿は非常にリアル。ネット上の誹謗中傷や炎上合戦から、事件現場でもすぐに写メりTweetし、あたかもゲームのように面白がる人々まで、作者は現代のネット社会の暗部をよく分かっていて、個人の無関心さや煽動される集団心理を巧みに描いています。“シンブンシ”のやっていることは明らかに犯罪ですが、彼らが標的にする相手の悪事や、テロに至った動機を知ると、つい彼らを応援したくなってしまう…これがこの作品の最大の魅力です!警視庁サイバー犯罪対策課もあの手この手で犯人像に迫ります。ラストに“シンブンシ”はどうなるのか、それによって世間はどう変わるのか。最後まで目が離せない作品です。(書店員・鮭)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    綾瀬はるかさんと福士蒼汰さん主演のドラマでも話題になった本作は、とにかく花笑さんが可愛く、愛おしくなるんです!大学生時代に唯一のチャンスを逃したっていうのも、その後ロマンスがないまま三十路に入ったっていうのも、33歳のせっかくの誕生日なのに会社の飲み会に参加して、なぜかアルバイトの大学生と2軒目に流れて行き、酔った勢い!でもなく、気づいたら一緒に朝を迎えていたっていうのも…。
    一回りも下の彼との関係に戸惑いながらも、乙女のような恋に心を熱くする花笑さんの表情、しぐさ、そして「もしかして、しあわせかも」というセリフに男の私でもキュンキュンしてしまうのです。
    しかし、モテキというものは恐ろしいもの。同じビルで働く若きイケメン社長からアプローチされて、困り方もわからない花笑さん。この恋の行方も気になるところです。(書店員・乙女心を持つオヤジ)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    初っ端から銃やロケットランチャーで武装した現代海賊に拉致されるサラリーマン岡島緑郎。日常的に銃弾が飛び交うという、物騒にも程がある街で、岡島もまた海賊の一員として生きていく事になる数奇な物語です。
    映画のようなセリフ回しで悪徳に満ちたキャラクター達が活躍するハードボイルド・ガンアクションでありながら、主人公が普通の会社員というのも見所です。平穏な世界で生きてきた主人公が情け容赦ない世界でどう変わっていくのか?話が進めば進む程、先が気になってしまう事請け合いです。
    ノベライズではオリジナルのストーリーが描かれ、こちらも大変素晴らしい作品となっています。未読の方は、ぜひぜひご一読を!(書店員・らいだー)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「どうせ働くならよく分かんねぇ一人の社長(やつ)のために働くより 国(1億人)のために働くほうが面白そうじゃねーか!」
    そんな一言を軸に、一人前の自衛官を目指す「自衛隊マンガ」です!無鉄砲で熱く、感情のまま行動する主人公は、レスキューマンガなんかでは王道といえば王道ですが、『ライジングサン』は自衛官の細かいディテールにも凝っているので既読感はありません。
    キーホルダーやアクセサリーとして一般化してる「ドッグタグ」の用途や、自衛官のズボンのボタンの硬さ、宿舎でのシーツの敷き方など、描写が細かくて感心!!
    そして何より、今この時代に「人命救助」や「災害現場」を描くことには、他のテーマのマンガを描くのとは異なった使命感があったことと思います。「災害現場」を描くことへの作者の気遣いや苦悩も、作中から感じ取って貰えれば嬉しいです。(書店員・アンコウ)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「このマンガがすごい!2013」オンナ編1位の話題作!
    『俺物語!!』という押しの強いタイトルですが、主人公の剛田猛男(表紙の眉毛も体格もゴツい彼)は、「俺様」どころか驚くほど謙虚で照れ屋。だけど、川で溺れている子供がいれば躊躇なく飛び込み、友達がつらい時には黙って隣に座っている…本当に大切なことはごまかさずに、友達にも彼女にも素直に気持ちを伝えられる、素敵な男子なのです。好きな子はいるけど、彼の行動は「モテたい」という動機ありきではない。だからこそ純粋でまっすぐな猛男の言動に、読んでいてホロッとさせられることもしばしば。
    少女マンガでよくある「お互い好きなのに、言葉が足りないがためにすれ違う」的なモヤモヤは少なく、そういう意味で読んでいてイライラしません。男性や、少女マンガがちょっと苦手な人にも自信を持って薦めたい一作。「イケメン」の定義がガラッと変わりますよ。(書店員・鮭)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    女子1000人:男子5人という、一見ハーレムな高校には驚愕の事実が…!
    少し「ペル○ナ3」の主人公に似ている1巻の表紙にそそられ、タイトルからシリアスな展開を想像し、読んでみたら見事に裏切られました。考えてみたら『アゴなしゲンとオレ物語』の平本先生ですものね!
    あわよくば女子と仲良くしたい男子の甘酸っぱい願望を、極限まで突き詰めてマンガに昇華させた感じ。究極のアホエロ一点突破だけれど、ストーリーとアングルが巧みで毎回飽きません。男子たちの妙な結束の固さにも共感!目の前に山があったら登るように、目の前に女湯があれば覗かずにはいられない、それが男…。
    イチオシはいちいちエロい、メガネ×ドSの副会長。明らかに見せてるでしょ?という短さのスカートと、明らかに見せてるよね?というはだけた胸元。第2巻の「下から覗く」スクワットシーンの衝撃はもう…その目で確かめて!(書店員・鮭)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    四月は君の嘘。
    タイトルから既に詩的。既にドラマティック!そしてその期待を裏切らない作品です。
    自分のピアノの音が聞こえなくなってしまった元天才ピアニスト・公生が、奔放に音楽を愛するヴァイオリニスト・かをりに出会い、それまでモノクロに見えていた世界がカラフルに色づいていきます。
    数ある音楽マンガの見どころは、作者が恐らく一番入魂する「演奏シーン」だと思いますが、本作はコマ割りが巧みでダイナミック!コンクールの静まり返ったホールに響く一音目、その瞬間の緊張感が心地よいです。ヴァイオリンとピアノの協奏曲なのに、作中で「殴り合い」と表現されている2人の演奏シーンは、荒々しいのに純粋で、読んでいてゾクゾクします。
    2014年のアニメ化に続き、2016年には広瀬すずさんと山崎賢人さん主演で実写映画化も。『のだめカンタービレ』や『ピアノの森』に続き、クラシックを題材とした音楽マンガの新しいヒット作となった『四月は君の嘘』。お読みの際はぜひ、ハンカチのご用意を。(書店員・鮭)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    甘いけど、ほろ苦い。まさにチョコレートのような恋愛模様を堪能できる作品です。
    オンナの可愛さの裏にあるしたたかさ。それが分かっていても落とされるオトコの性。水城せとな先生は、ヒリヒリするような恋愛を描くのが本当に上手い!
    人妻になったサエコを諦めきれずに、押したり引いたりして彼女の気を惹こうとする主人公・爽太に呆れることがありつつも、常識や理屈ではどうしようもないのが恋愛か…としみじみ(´-`) 一見幸せそうなサエコの満ち足りなさや、陰ながら爽太を想う薫子の踏み出せない気持ち、セレブ王子なオリヴィエでさえままならない恋…。その人が幸せか不幸かなんて、他人からは本当のところは分からないものですね。
    片想いだらけのこのお話も、巻を追うごとにそれぞれの心境に変化が。最終巻まで一気読み間違いなしです。(書店員・鮭)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    『To LOVEる』よりも触手まみれ!なのにエロくない!
    『魔人探偵脳噛ネウロ』の松井優征最新作は、地球を滅ぼすと宣言したタコ型生物「殺せんせー」と、彼の暗殺を国から依頼された中学生たちの物語。
    設定もキャラも不謹慎で非常識だけど、殺せんせーは落ちこぼれのE組の生徒たちに対して、暗殺の未熟さをからかうことはあっても、人間性を否定したり見捨てたりすることは絶対にありません。E組を蔑視する他の生徒や教師に対して「教育的指導」を施す殺せんせー。にゅるにゅるしてるし人類の敵なのに、いつの間にか生徒に慕われているという、複雑で不思議な魅力のある先生です。
    実写映画化やアニメ化をはじめ、各種漫画賞にノミネートされまくりなのも頷ける怪作。松井先生だから、今後も一筋縄ではいかない触手のように絡み合った展開を見せてくれるはず!(書店員・鮭)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    クラスの人気者・夕暮くんと、地味だけど優しい凛咲。接点なんてないはずの2人がひょんなことで恋に落ちて……という王道少女漫画的ストーリー。だけど、これが実にかわいい! 恋をしたら相手のことがキラキラして見える、というところからのタイトル名なんですが、初々しい2人の様子に、なんとも言えない甘酸っぱい気持ちになります。ちょっと不良っぽい夕暮くんはもちろん、彼を取り巻くメンズたちもみんなとっても魅力的!ヒロイン・凛咲も素直な性格でとても可愛いので、2人の恋を思わず応援したくなります!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    10日で5割の超高利貸し闇金融『カウカウファイナンス』の社長・丑嶋を主人公に、債務者(奴隷くん)と彼らにまつわる様々な人間模様を描いた作品。闇金をテーマにしていることからもわかるように、読んでいると心がざわざわするエピソードがたくさん。辛いのに目が離せない!ページを繰る指が止まらない!という恐ろしい漫画です。この漫画の恐いところは、自分がいつ漫画内の登場人物と同じ目に遭うかわからないところ。借金なんかないし、ましてや闇金なんて~と思いつつも、もしかしたら……という気持ちにさせられてしまう。身近でリアルな恐怖を感じられる漫画なのです。
    丑嶋社長はいかつい大男ですが、うさぎを大切に飼っているという、ちょっと可愛いところも。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    これぞ王道少女漫画!勉強もスポーツも万能の『完璧王子』な東雲万里に憧れるヒロイン・心愛。なんの取り柄もない自分が彼に近づくなんて無理無理!と思っていた矢先、帰りの電車で隣に座った万里にもたれかかって寝てしまい……というところからストーリーが始まります。
    人嫌いの万里が心愛に心を開いて行く様子は、まるで誰にもなつかないクールなにゃんこを手なづけているかのようで、キュンとしてしまいます。最初は(仮)の恋人同士だった2人ですが、次第にかけがえのない存在へと変化していきます。
    タイトルのとおり、ヴァニラのように甘くスイートな作品です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    ベスト・オブ・オトコがハマる少女マンガ!!
    競技かるたというマイナーな題材を扱った漫画ですが、これが非常に面白い! 主人公・千早(ちはや)の、かるたに賭ける情熱とひたむきさに、読んでいるこちらの胸まで熱くなります。
    「かるたなんてただの遊びでしょ。やってどーすんの」というクラスメイトに「やらない理由なんかどーでもいい」と反論し、無理矢理かるたの世界に引きずり込む、千早のパワーと『かるたバカ』っぷりに思わず笑ってしまうことも。
    また、千早に思いを寄せる太一、千早にかるたを始めるきっかけを作った新(あらた)との三角関係と、千早が高校時代に創部したかるた部の、個性あふれる仲間たちや強豪校のライバルたちのそれぞれのストーリーも魅力的。肉まんくん、机くん、ドSの須藤さん、ひょろくん、クイーンの詩暢(しのぶ)ちゃんなど、それぞれの立場で成長する姿から目が離せませんっ!!(書店員:水玉)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    舞台は中国・春秋戦国時代。戦乱の世を終わらせ、中国を統一するという目的を掲げる政(後の始皇帝)と、低い身分でありながらも、大将軍になるという野望を胸に邁進する信の物語。
    主人公が己の才覚のみを駆使し、底辺からのし上がっていくという、成長ドラマ的な面白さはもちろん、本作の一番の魅力は、個性的すぎる登場人物にあります。まず、どの人物もみんな「濃い」! 勧善懲悪などありえない戦乱の世だからこそ、誰もが己の信じる道を目指そうとします。熱い魂を秘めているという意味では、敵も味方もみな同じ。徹底して「人間」を描いているからこそ、彼らの生や死がリアルな実感を伴って胸に迫ります。
    また、迫力ある戦闘シーンや、ピンチからの逆転劇など、単純にわくわくするシーンも盛りだくさん。テレビ番組「アメトーーク!」の「キングダム芸人」でも取り上げられ、ますます熱い盛り上がりを見せる。

    2022年07月20日