すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
宙わたる教室、藍を継ぐ海の直木賞作家の作品。
最初は小説家と思っていたが、
猿橋勝子さん、
実在の人物、地球科学者。
1920-2007
杉並の馬橋で研究をし、
ビキニ環礁、福竜丸の放射性物質を分析し、
平塚頼てうの推薦で世界会議で講演し、
物質の危険性、水爆実験の愚かさを訴え、
ついにはアメリカに水爆実験中止を決断させる。
何事も正攻法でこだわる一女性の勝利だ。
そういう女性科学者がいたことを知らなかった。
活躍する女性科学者に猿橋賞が贈られているという。
先駆け。
それをわかりやすく丁寧に描いている小説。
私事だが
研究所が杉並区の馬橋きょうだいのお名前が勝子と英一
なんか親近感がわく -
Posted by ブクログ
家にあったのでちょっと読んでみたら、身につまされる話ばかりだった。
巻末に筆者と林真理子さんの対談が載っていたが、「石蕗南地区の放火」の主人公の女を「なんかいやぁな感じがする女性」と言っていたのが違和感だった。最後の展開も、あそこまで男が距離感無しで近づいてきていた事実があれば、そう考えてしまってもおかしくないかも。それより、どうしてこんな男しか寄ってこないのだろうという切実な悲しみに共感した。嫌な女ではなく、一歩踏み出せなかった為にいろいろと悪循環に陥る、人生を振り返った時、どこで間違えたかと考える誰にでも形を変えてあることのように思えた。
あと「君本家の誘拐」は、主人公の女が、周りに配 -
Posted by ブクログ
三年前の事故で婚約者を亡くし、自身も右眼を失明した女性刑事・尾崎冴子。
しかし事故現場を訪れた日から、失明したはずの右眼に“三年前の光景”が映るようになる。
その能力を手がかりに、未解決の一家四人殺害事件の再捜査が始まる。
めちゃくちゃ面白かった。最初にあらすじを読んだ時は「犯行現場が見えるなら全部解決では?」と思ったが、それは大きな間違いだった。能力には様々な制約があり、当然ながら事件は一筋縄ではいかない。その制約があることで、特殊設定でありながら逆にリアルさを感じる。
この物語の面白さは、犯人を探すことよりも「分かっている犯人をどう追い詰めるか」という点にある。まさにタイトル通り、キツ -
Posted by ブクログ
くどうれいんさんを初めて読みました。柔らかい文章、にこにこしたくなる心理描写、美味しそうなごはんの数々と目に浮かぶ湯気たち。今回は気分で食がテーマのジャンルをまとめて手に取っているのだけど、くどうれいんさん。とってもファンになりました。
なんだかどうしようもない日のごはんも、気合いの入った色鮮やかなごはんも、全部自分を鼓舞するための血肉になる食事。大事にしたい。
食べ物の作品を読んでいると、わたしはやっぱり野菜が好きだなぁと感じる。自炊は心の調律。なんで素敵な価値観なんだろう。もっとカラフルで自分をご機嫌にできるようなお料理に挑戦していこう。 -
Posted by ブクログ
タイトル通り仕事を進めるうえでのコツが書かれている。
コンサルらしく非常に整理された内容で図などを多用し説明している。
ただ、既知の内容やよく言われていることも3割くらいあった。また、ところどころ精神論が見え隠れする感じもした。(P77「とにかく何とかする」等)
ただ、基本的な心構えを整理するという意味では有用な本。
特に第1章の「知的生産の「戦略」」の章は自分はあまり意識していなかったので非常に勉強になった。仕事に対して、一生懸命全力投球していれば報われると考えていた自分にとっては相手の期待値をコントロールするなどは新鮮だった。
また、第5章の「知的ストックを厚くする」のイケスの概念な -
Posted by ブクログ
ネタバレ1930年代の中国を舞台にした、女流探偵ハードボイルド。中華ナンチャラってバカにするなかれ、ここまでしっかりしたスタンダードなハードボイルドは、日本だけでなく世界中観てもそう多くはないはず。
話の筋は探偵もの定番の出生の秘密探しで、喫煙飲酒運転格闘友情と、ハードボイルドメニューを完全に(しかも相当高いレベルで)提供して、あっと驚く急展開のラストまで持っていく凄さ。しかも、活躍する女性登場人物たちのカッコ良さったらもう。
こんな作家がこんな小説を書く人もいる中国という国家の底知れなさ、政治と経済面だけ見ていると社会主義的面白みのない冷たい怖い国だと思うし、その一面も決して間違いではないはずな
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