福田和代のレビュー一覧

  • バベル

    Posted by ブクログ

    新ウイルス系は致死率の高いパニックものは多いけど、後遺症をメインにしたパンデミックは珍しい。面白かった。これは映像化必至。ハリウッド映画になってもおかしくない。

    0
    2019年06月03日
  • オーディンの鴉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これは面白かった!!
    いや〜、コワコワです!

    湯浅も頑張った!
    でも、ハジメがいてくれて、ホントによかった!!

    個人情報さらされるとか……知らない人に、そーゆーの知られてたらとか……考えたくも無い〜〜!!!

    0
    2018年12月26日
  • 堕天使たちの夜会

    Posted by ブクログ

    【第一章】迷い鳥のガヴォット【第二章】毒蜘のチャールダッシュ、それぞれ別の話かなと思ったエピローグでつながって、でもラストで本当に犯人が裁かれるかわからずもやっと。正義感が強すぎてみちをふみはずしてしまわないか心配だったポーンが捜査一課に戻っての話がつながって欲しいもの。

    0
    2018年11月09日
  • サイバー・コマンドー 

    Posted by ブクログ

    防衛省サイバー防衛隊に所属する凄腕のハッカー、明神海斗の戦い。
    専門用語がふんだんに出てくる本書ですが、そのリアリティは、ノンフィクションと思うばかり。

    「簡体字ね。」
    この言葉が、著者の豊富な知識の表れと言えますし、解説でも福森様が、言及されておりました。

    決して絵空事では無い、リアルなストーリーに、ハラハラドキドキの場面が続きます。
    ぜひ、続編を。

    0
    2017年06月16日
  • ZONE 豊洲署生活安全課 岩倉梓

    Posted by ブクログ

    各作品には、発表時期または設定時期が明記されていて、作中の物語は2010年から2011年の出来事である…

    岩倉梓が取り組む事件は…児童ネグレクト、貧しい老人の孤独死、幼稚園での騒動、ストーカー騒動、震災に絡んだ詐欺と様々だ…何れも…或いは「最近の社会の縮図」のようでリアルだ…そういう事態に、主人公が一つずつ真摯に向き合う。或いは、警察で“本流”のようになっている「凶悪重大事件を扱う」ということも大切だが、岩倉刑事が向き合うような、様々な事案の方が世の中には圧倒的に多い筈である。故に、岩倉刑事達の動きや関係者の様子が、読む側に「迫る」感じがする…

    本の題名に在る“ゾーン”という表現…これは「

    0
    2017年04月08日
  • 潜航せよ

    Posted by ブクログ

    SLBMを搭載し、何やら不審な状況な中国の潜水艦…そして、何がどうなったのか、本人を知る人が話すと「本人ではない?!」と判る別人に入れ替わってしまっていた安濃…事態はどういうように進展するのか?かなり夢中になってしまった…

    0
    2017年03月19日
  • バー・スクウェアの矜持

    Posted by ブクログ

    大阪が舞台の物語で、主要視点人物は、府警で薬物対策を担当している三田刑事である。
    三田が<スクウェア>で出逢った人達との物語と、三田が所属する捜査班が追う事件の顛末とが、少しずつ交差しながら進む本編はなかなかに愉しい。少し夢中になってしまった。
    ゛下巻”に相当する本作では、三田が感じていた「何か」が明らかになって行く…
    ところで…本作を読んでいると、三田が毎度のように「俺の酒」と呼びながら呑んでいる<タラモア・デュー>というアイリッシュウィスキーが少々気になる…

    0
    2017年03月16日
  • バー・スクウェアの邂逅

    Posted by ブクログ

    本作は、雑誌連載を“底”としながら単行本化、更に文庫化という経過を辿っている。或いはそういう“履歴”の作品には、こうした「短篇の連作」というような体裁がフィットするのかもしれない。
    全編を通じた主な視点人物は刑事である三田という男だが、他の作中人物達を主要視点人物に据えた、少し笑える挿話も挟まっている。全編を通じて、少し大きな事件が動くというような感じになっている。
    三田が<スクウェア>で出逢った人達との物語と、三田が所属する捜査班が追う事件の顛末とが、少しずつ交差しながら進む本編はなかなかに愉しい。少し夢中になってしまった。

    0
    2017年03月16日
  • 標的

    Posted by ブクログ

    「元プロボクサーの男が、要人警護を請負う会社に拾われ…」というように紹介されていた作品だが…物語は「非常にリアルな近未来アクション」で、事案の中で謎解きのような要素や策謀の要素も在る「ミステリー」という感じだ。

    訳アリな過去から逃避しようとして逃避し切れない感だった主人公の最上が、新たな仕事や仲間と出逢って、過去を清算しながら前進するような要素も感じられる物語だ。

    なかなかに愉しい作品である!!

    0
    2017年02月27日
  • リブート!

    Posted by ブクログ

    “リブート”…「再起動」という程の意味であろう。実際に作中で不具合を来したプログラムを再起動するような感じにもなるのだが、或いは横田や、カウンターパートの東京の人達、横田のチームに居る人達が、自身の仕事や私生活を“再起動”というような側面も視られる。寧ろ、少しほのぼのとした読後感に包まれる小説だった。

    0
    2017年02月22日
  • 東京ダンジョン

    Posted by ブクログ

    “ダンジョン”という言葉自体には色々な意味が在るようだが、ここではよく在るロールプレイングゲームで、プレーヤーのキャラクターが探検する“地下迷宮”のイメージで用いられている…表紙イラストに在るように、東京の地下鉄網のイメージだ…
    意表を突くような型で、大混乱が生じるという物語だが、そう仕向けた人達の「やり切れないモノ」というのが、何となく「迫る」感じだ…
    単純に、不思議な事態、大混乱の収束を図ろうとする物語としての面白さが在る他方、「余りにも多くの問題が山積している昨今」というようなモノにも想いが廻る物語だ…

    0
    2017年02月13日
  • 怪物

    Posted by ブクログ

    うわ~・・・ヤバいの引いちゃいましたっ!!って感じw
    いやー、面白かったなぁ~!
    え?そっち?そっち行く?いや、行かないでしょ。え?行っちゃうの?ええっ!そっちって、そっちじゃなくてそっち!?え?え?ええええ~~っ!?!?!?・・・みたいな?ww

    え?私?行かないっすよ、そっちには・・・さすがに。
    うん、・・・たぶん、ね?ww

    0
    2016年05月07日
  • ZONE 豊洲署生活安全課 岩倉梓

    Posted by ブクログ

    警察小説では珍しい、生活安全課で勤務する女性警察官の話。世間を賑わすような事件でなくても、身近にある個々の問題に真摯に向き合う主人公の姿勢に、考えさせられるものがある。やれることに限界がある中で、自分の無力さを感じながらもあきらめずに前に進もうとする主人公はまさに「名もなき人」である。

    0
    2015年12月15日
  • 迎撃せよ

    Posted by ブクログ

    偶々なのだが、実は7月に自衛隊の“ペトリオット”を見学する機会が在った…本作でも登場するのだが…こうした装備が何故在るのか、これらを使って何が出来るのか、何が出来ないのか、というような問題が読み易い型でシミュレーションされているような感の作品だ…また、各々の背景や思いで、非常事態、或いは非常な事件の渦中で蠢く作中人物達の群像劇として、なかなかに興味深い…

    0
    2014年10月01日
  • 警官の貌

    Posted by ブクログ

    常習犯 今野敏 三十九番 誉田哲也
    シザーズ 福田和代
    見ざる、書かざる、言わざる 貫井徳郎

    0
    2014年09月22日
  • 怪物

    Posted by ブクログ

    後輩にも慕われる定年間近の刑事。
    時効になった幼女誘拐殺人事件の容疑者だった男が衆院選に立候補する事を知る。
    同じ頃、夫の失踪届を出しに警察を訪れた母娘に声をかけたことから、その失踪にも関わる事になる。
    失踪した男が最後に訪れた場所は、最先端のゴミ処理場だった。

    単なる刑事ものではない。
    その刑事の心の動きが物語を深くしていると思う。

    携帯に掛って来た旧知のライターからの連絡。それが彼を狂気に向かわせるのは、動機が浅いのではないか。
    他にもある選択肢の中で、迷いながら終章を迎えるという終わり方もあったのではないか。
    丁寧に書かれた物語の中で、終わりを急いだ感は否めない。残念。

    0
    2014年04月21日
  • 警官の貌

    Posted by ブクログ

    異色の警察小説集。今野敏、誉田哲也、福田和代、貫井徳郎の四人の警察小説を四編収録。いずれも唸らされる出来映えの作品ばかり。

    今野敏の『常習犯』は、人情刑事物なのだが、真犯人を推理するという警察ミステリーの面白さも兼ね備えている。解説によると本作の萩尾と秋穂の二人の刑事は『確証』でも活躍しているらしい。

    誉田哲也の『三十九番』は、異色の警察小説。主人公の小西逸男は浅草署の留置係員の巡査部長。前半は、ちょっと変わった設定の警察小説だなと思うのだが…後半には驚いた。以前から誉田哲也の作品はまるで二重人格のように陰と陽がはっきりしていると思っていたが、この作品は…

    福田和代の『シザーズ』は、正調

    0
    2014年03月28日
  • 怪物

    Posted by ブクログ

    日常に潜む、あり得そうに思える話し。
    次々と連鎖していく人間関係がおもしろく、追い詰められた主人公の転落ぶりが、ここまでやるか!的な内容だった。
    読み進めやすく、印象に残る内容だった。

    0
    2013年12月09日
  • 怪物

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    読み進めている間、
    怪物は誰なのか、
    実はこの人が…みたいな結末なのかとか、
    まだ半分くらいのあたりで、どうまとめていくのか見えず、
    話の展開とともに私の想像も二転三転していた。
    このまま静かにしていればいいじゃないかと香西びいきになって、明らかに破滅へ進んでいくのが嫌で読むのをしばし休んだりもした。
    読み終わって、ああそうなっちゃったのかと諦めのようなホッとした感が残った。

    この著者の本は初めてだが、他のも読んでみたい。

    0
    2014年01月31日
  • TOKYO BLACKOUT

    Posted by ブクログ

    話のテンポがいい感じでグイグイ読んでしまうのが良かった
    中盤でまさかこのままで終わりって思う展開で終わってしまって少し物足りない感じがしてしまう そして安西の目的の犯罪が少し雑じゃないかと思える。

    0
    2013年05月23日