福田和代のレビュー一覧

  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    優しい作品が多くてほっとする。
    近藤史恵さんの「孤独の谷」は、この中ではぞくっとするというか、切ないお話。
    「扉を開けて」の不思議な雰囲気も、篠田真由美さんだーっとなって嬉しくなる。母娘のあまりに親密な関係が呼んだ「何か」。
    永嶋恵美さんのあれにはしてやられた。うまいなぁ。ああいうのは大好物。
    「青い封筒」も素敵。もうっ。どうなるかと思ったらあんな素敵な。
    アミの会(仮)のかっこの謎はいつ明らかになるのかなー。ともあれ、このアンソロジーはずっと続けてほしい。

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    2021年12月16日
  • 警官の貌

    ネタバレ 購入済み

    GOOD👍

    もともとは、今野敏さんの「常習犯」が読みたくて購入したのですが、他まったくタイプの違う3作品も一度に読めて、すごく得した気分です。

    1作目:今野敏氏の萩尾警部補作品、人情話です
    2作目:誉田哲也氏作品、私的にイヤミスです
    3作目:福田和代氏作品、最近の世相を反映した話で外国人犯罪を取り上げています
    4作目:貫井徳郎氏作品、裁判員制度について考えさせられる話です

    短篇とは言え力作揃いでおススメの一冊です。

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    2021年09月25日
  • タワーリング

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    『ちょっと控えめなビルジャック知能犯の脱出劇』

    最新鋭のビルが何者かに占拠された。ビルの最新機能を逆手にとり、目的を達成し、逃げ切れるのか?派手なアクションの裏に隠された人間関係や動機が、伏線を回収しつつ明らかになっていく!

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    2021年08月12日
  • バベル

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    「バベル」 福田和代著
    1.感染症フィクション
    日本で未知の感染症が発見されました。
    通称「バベル」。

    高熱、嘔吐そして後遺症。
    後遺症では言語障害が起きます。バベルの塔にちなんで「バベル」と呼称されます。

    政府は、感染初期は入院、隔離政策をとります。
    感染拡大とともに、病床は逼迫したため、症状が緩和されたら退院措置を取る施策に変更されます。

    国民の14%が感染へ、、、。
    国民と政府が下した決断とは?

    2.執筆 2012年。
    マスクをする。
    接触を減らす。
    飛沫感染を防止する。

    いま、世界が直面している風景が、この小説「バベル」では描写されています。

    巻末には、感染症、脳、そして言

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    2021年06月20日
  • アンソロジー 捨てる

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    全て描き下ろし作品と言う点も嬉しいですが、普段から読んでいる新津さん、松村さん、柴田さん、近藤さん以外の初読みの作家さんもいて新鮮でした。

    負けた人が秘密をバラして行く永嶋恵美さんの「ババ抜き」 終始ゾワゾワする松村比呂美さんの「蜜腺」 女の本音が描かれた近藤史恵さんの「幸せのお手本」など どの短編も切れ味が良く、印象に残りました。

    表紙の花と物語がリンクしていたり、フォントも少し大き目で読みやすかったです。

    新しいメンバーも加入されて今後も出版予定との事ですので楽しみが増えました。

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    2021年02月27日
  • S&S探偵事務所 いつか夜は明けても

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    点が甘いのは、同志筏の活躍に免じて、ということで。

    このシリーズは三部作完結にはして欲しくないね。
    その意味では、3作目が文庫書き下ろしになったのが残念かな。

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    2020年11月13日
  • 碧空のカノン~航空自衛隊航空中央音楽隊ノート~

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    私は、まだ9歳なのですが、図書室にあった本を取ってみました。それは、私の好きな「音楽」の本。音楽自衛隊だとはその時気付きませんでしたが、後で自衛隊の本だと気付きました。そこで、将来、自分は音楽自衛隊にもなってみたいなと思いました。私が特に面白かったのは、「ある愛のうた」の事件です。あれは木内の告白だったのかよく分かりませんね。また、全章少し不思議なことが起こるので面白いです

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    2020年10月27日
  • カッコウの微笑み

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    ネタバレ

    評価は5.

    内容(BOOKデーターベース)
    ハッカーとして“裏”の仕事を手掛ける太一は、依頼を受け、製薬会社に侵入してデータを盗む。依頼主である待野は、太一のような人間を束ねる組織を率いていたが、データを渡したあと、不審な死を遂げる。真相を探る太一に忍び寄る影。太一はその影と闘いながら、“もうひとつの影”と闘っていた―。

    薬害を絡めたミステリー。ミステリー以前に、お金で薬の承認優遇はダメだろう~。今は無い(と信じるが)昔はあったんだろうなぁ~国民の命よりお金が大事って。

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    2020年09月04日
  • 天空の救命室 航空自衛隊航空機動衛生隊

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    最初のページを開いてから、それこそあっという間に読み切ってしまいました。この作品は、実に僕の好みにぴったりで、読み切ってしまうのがもったいないくらい…多分もう一度読み返しても、思い切りワクワクしながら読む事ができるでしょう。

    筋立てには触れませんが、こういう物語、好きなんだよなーって、改めて認識しました。

    福田和代さん、初めて読みました。めちゃめちゃ気になる物書きさんです。

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    2020年07月07日
  • バベル

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    新ウイルス系は致死率の高いパニックものは多いけど、後遺症をメインにしたパンデミックは珍しい。面白かった。これは映像化必至。ハリウッド映画になってもおかしくない。

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    2019年06月03日
  • オーディンの鴉

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    ネタバレ

    これは面白かった!!
    いや〜、コワコワです!

    湯浅も頑張った!
    でも、ハジメがいてくれて、ホントによかった!!

    個人情報さらされるとか……知らない人に、そーゆーの知られてたらとか……考えたくも無い〜〜!!!

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    2018年12月26日
  • 堕天使たちの夜会

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    【第一章】迷い鳥のガヴォット【第二章】毒蜘のチャールダッシュ、それぞれ別の話かなと思ったエピローグでつながって、でもラストで本当に犯人が裁かれるかわからずもやっと。正義感が強すぎてみちをふみはずしてしまわないか心配だったポーンが捜査一課に戻っての話がつながって欲しいもの。

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    2018年11月09日
  • サイバー・コマンドー 

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    防衛省サイバー防衛隊に所属する凄腕のハッカー、明神海斗の戦い。
    専門用語がふんだんに出てくる本書ですが、そのリアリティは、ノンフィクションと思うばかり。

    「簡体字ね。」
    この言葉が、著者の豊富な知識の表れと言えますし、解説でも福森様が、言及されておりました。

    決して絵空事では無い、リアルなストーリーに、ハラハラドキドキの場面が続きます。
    ぜひ、続編を。

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    2017年06月16日
  • ZONE 豊洲署生活安全課 岩倉梓

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    各作品には、発表時期または設定時期が明記されていて、作中の物語は2010年から2011年の出来事である…

    岩倉梓が取り組む事件は…児童ネグレクト、貧しい老人の孤独死、幼稚園での騒動、ストーカー騒動、震災に絡んだ詐欺と様々だ…何れも…或いは「最近の社会の縮図」のようでリアルだ…そういう事態に、主人公が一つずつ真摯に向き合う。或いは、警察で“本流”のようになっている「凶悪重大事件を扱う」ということも大切だが、岩倉刑事が向き合うような、様々な事案の方が世の中には圧倒的に多い筈である。故に、岩倉刑事達の動きや関係者の様子が、読む側に「迫る」感じがする…

    本の題名に在る“ゾーン”という表現…これは「

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    2017年04月08日
  • 潜航せよ

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    SLBMを搭載し、何やら不審な状況な中国の潜水艦…そして、何がどうなったのか、本人を知る人が話すと「本人ではない?!」と判る別人に入れ替わってしまっていた安濃…事態はどういうように進展するのか?かなり夢中になってしまった…

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    2017年03月19日
  • バー・スクウェアの矜持

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    大阪が舞台の物語で、主要視点人物は、府警で薬物対策を担当している三田刑事である。
    三田が<スクウェア>で出逢った人達との物語と、三田が所属する捜査班が追う事件の顛末とが、少しずつ交差しながら進む本編はなかなかに愉しい。少し夢中になってしまった。
    ゛下巻”に相当する本作では、三田が感じていた「何か」が明らかになって行く…
    ところで…本作を読んでいると、三田が毎度のように「俺の酒」と呼びながら呑んでいる<タラモア・デュー>というアイリッシュウィスキーが少々気になる…

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    2017年03月16日
  • バー・スクウェアの邂逅

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    本作は、雑誌連載を“底”としながら単行本化、更に文庫化という経過を辿っている。或いはそういう“履歴”の作品には、こうした「短篇の連作」というような体裁がフィットするのかもしれない。
    全編を通じた主な視点人物は刑事である三田という男だが、他の作中人物達を主要視点人物に据えた、少し笑える挿話も挟まっている。全編を通じて、少し大きな事件が動くというような感じになっている。
    三田が<スクウェア>で出逢った人達との物語と、三田が所属する捜査班が追う事件の顛末とが、少しずつ交差しながら進む本編はなかなかに愉しい。少し夢中になってしまった。

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    2017年03月16日
  • 標的

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    「元プロボクサーの男が、要人警護を請負う会社に拾われ…」というように紹介されていた作品だが…物語は「非常にリアルな近未来アクション」で、事案の中で謎解きのような要素や策謀の要素も在る「ミステリー」という感じだ。

    訳アリな過去から逃避しようとして逃避し切れない感だった主人公の最上が、新たな仕事や仲間と出逢って、過去を清算しながら前進するような要素も感じられる物語だ。

    なかなかに愉しい作品である!!

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    2017年02月27日
  • リブート!

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    “リブート”…「再起動」という程の意味であろう。実際に作中で不具合を来したプログラムを再起動するような感じにもなるのだが、或いは横田や、カウンターパートの東京の人達、横田のチームに居る人達が、自身の仕事や私生活を“再起動”というような側面も視られる。寧ろ、少しほのぼのとした読後感に包まれる小説だった。

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    2017年02月22日
  • 東京ダンジョン

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    “ダンジョン”という言葉自体には色々な意味が在るようだが、ここではよく在るロールプレイングゲームで、プレーヤーのキャラクターが探検する“地下迷宮”のイメージで用いられている…表紙イラストに在るように、東京の地下鉄網のイメージだ…
    意表を突くような型で、大混乱が生じるという物語だが、そう仕向けた人達の「やり切れないモノ」というのが、何となく「迫る」感じだ…
    単純に、不思議な事態、大混乱の収束を図ろうとする物語としての面白さが在る他方、「余りにも多くの問題が山積している昨今」というようなモノにも想いが廻る物語だ…

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    2017年02月13日