福田和代のレビュー一覧

  • おいしい旅 しあわせ編
    どのお話もほっとする内容で心が温まった。特に好きだったのは三上延さんの「美味しいということは」。
    卓郎とお祖母様の絶妙な距離感、2人の会話が素敵。読んだ後、おばあちゃんに会いに行こう、そして今年こそは念願のお花見を一緒にしようと思った。
  • 梟の一族
    滋賀の山奥にひっそりと生きる、忍者の末裔の集落で起きた事件が発端となる物語です

    (他の方のレビューにある、「もっとアクションが読みたかった」に関しては、文庫背表紙についているあらすじがアクションを予想させる煽り文であるのが悪いと思います。特に「襲撃者と戦い続ける」の一文ですね。これがミスマッチの要...続きを読む
  • おいしい旅 しあわせ編
    旅の醍醐味は、おいしい食べ物だと改めて思わせてくれるようないいお話ばかりでした。
    一番食べてみたいと思ったのは、「もしも神様に会えたなら」の“伊勢うどん”。関西住みだけど、食べたことなかった。主人公の少年2人が“優しい気配り”で表現した味を食べてみたいと思いました。
    話が好きだったのは、「旅の理由」...続きを読む
  • ここだけのお金の使いかた
    特に心に残ったのは、大崎梢さんの『12万円ワンコ』 長嶋恵美さんの『廃課金兵は買い物依存症の夢を見るか?』 福田和代さんの『わらしべ長者のつくりかた』松村比呂美さんの『二千万円の差額』。
    タレント犬の実態や、推し活、買い物依存、には驚くばかり。わらしべ長者の話は、爺さんの説得力が絶妙で、展開にも笑っ...続きを読む
  • 梟の一族
    23/12/13〜12/20

    梟の力を個性として認めてほしい
    特別視しないでほしいと願う史奈

    成長、アクション、サイエンス、忍者、いろいろな要素がバランスよくあって楽しめた

    続きももちろん読む
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ
    人気作家によるメッセージを主軸とした11つのショートストーリー集!
    あたたかいお話しもあれば少しゾッとするようなお話しもあり、一つ一つが長すぎず短すぎず読みやすい長さでした。
    私のお気に入りの作品は
    ☆孤独の谷
    ☆そのハッカーの名は
    ☆青い封筒
  • 梟の一族
    非常に面白かったです。

    梟の一族の里をなにものかに突如襲撃され、家々は焼かれ里の人たちは行方不明に。
    祖母の言い付けで身をひそめ、ただ1人難を逃れた榊史奈が消えた里の人たちを探しにゆく。

    ストーリーのテンポの良さと、視点の切り替わりでわかる事実と新たな疑惑に、読む手を止められず一気読みしました。...続きを読む
  • おいしい旅 しあわせ編
    おいしいもの食べるってしあわせな気持ちになる。
    このアンソロジーでも、色んな事情で旅をする人が、おいしいものと出会っている。
    1作目の大崎梢さん。小学生の男の子の1人旅という冒険が素敵。2人は、その後もいい関係を築いていけるね。
    時空を超えていく篠田真由美さんの旅も素晴らしかった。
    柴田よしきさん、...続きを読む
  • おいしい旅 しあわせ編
    どの旅もおいしそうで、たのしそう。

    でも最期のアイスランドの旅は自分の介護の経験も重なって少しつらかったかなぁ。

    介護をしていない人間は口だけは出すものですからねぇ。

    いろいろ思うことありの最後の一遍でした。
  • ここだけのお金の使いかた
    『百万円分の無駄』 新津きよみ
    『一生遊んで暮らせる方法』 原田ひ香
    『12万円わんこ』 大崎 梢
    『廃課金兵は買い物依存症の夢を見るか?』 永嶋恵美
    『わらしべ長者のつくりかた』 福田和代
    『塾に行かない子どものための五つのクリンプス』 図子 慧
    『二千万円の差額』 松村比呂美

    「アミの会」のア...続きを読む
  • おいしい旅 しあわせ編
    旅先で美味しい体験を一緒に味わっている感覚が楽しい。人との出会いが大切だと解る本。いつの日か、同じような旅に出たい。
  • おいしい旅 しあわせ編
    間違いなくしあわせなお話だよね。

    友達を得たり、実は想い人はもうすぐそばにいたり
    離婚危機の夫婦の糸をつないだり…

    切ないお話としては切れない運命に
    翻弄された女性たちが出てくる
    『夢よりも甘く』かな。
    結構不幸が続くんだけれども
    それはあることのせいで…

    これは私も受けている宿命だから
    痛い...続きを読む
  • 梟の一族
    忍者と睡眠。どちらも非常に興味深いテーマだ。
    生涯眠らなかった男や、起きている状態こそが異常。といった言葉たちを想起した。物語もスピーディ且つスリリング。そして感動もある。実に楽しめた。
  • 本格王2022
    2023.06.30
    こういう読み比べはとても楽しいです。
    やはり、1番は道尾秀介。次は大山誠一郎。3番手に浅倉秋成を推す。
    私は特殊設定ものが苦手ということもわかったのも収穫。
  • 本格王2021
    方丈さんが好きで方丈さん目当てで買った。
    アミュレットホテル、とても楽しく読めて好き。

    他にも初読みの作家さんが多く、楽しく読め気になる作家さんが増えた。
  • おいしい旅 想い出編
    前作ほどではありませんがこれも最後まで読むことができました。最後の話とミュンヘンの空港から街歩きまでの部分が特に良かったです。
  • TOKYO BLACKOUT
    パニックアクション映画を観ているような感覚になりました。
    何者かの手により首都圏が停電になる。
    当たり前のように使えた電気が使えない。
    人々はどのような行動をし、どのような心理状態になるのか。
    様々な人達の思いが交差し最後を迎えます。
    私は感動しました。
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ
    贅沢なミステリー集でした。
    おどろおどろしいものではなく、茶目っ気がやリアリティーがあって1つひとつにはっとしたり、クスッとしたり、温かくなったり。
  • 警官の貌
    福田和代さんだけ知らなかったが、好きな小説家が並んでいるので購入。
    短編集だがどれも読み応えがあってよかった。
    最後の貫井さんの見ざる、書かざる、言わざるが衝撃的だった。あっという間に読んでしまった。
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ
    このご時世のお話が合って切なくなりましたね。
    途中の文章に暗雲が立ち込めてきますが
    最後に残った言葉に温まるものがあるのです。
    でも、やっぱりこのご時世のあれは憎いよ。

    それとある落とし物を拾った人の日記のお話も
    心の温まるものでした。
    秘密部分は文章通りに解釈しないこと。
    (文章上はそうは絶対に...続きを読む