福田和代のレビュー一覧

  • これが最後のおたよりです

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    タイトル通りラストレターというか、最後のメッセージをテーマとした短編集。個人的には「猫への遺言」がよかったなぁ。これまでは猫を見送ることばかりだったので、猫に言葉を残すという発想がなかった。人間いつ死ぬかわからないしね。

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    2025年07月10日
  • ヴァンパイア・シュテン

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    さ~て、今回の福田和代は…

    行人です、冒頭13ページ目で、私の大事な○○が攫われてしまいました。
    いくら「拉致の女王」でも、こんな扱い酷すぎるじゃないですか…

    次作もまた読んでくださいね~
    ンガトット

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    2025年06月25日
  • 梟の咆哮

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    あの『梟』が帰ってきた!!
    と懐かしさを感じる四作目でした。

    眠らない一族『梟』の長を務める史奈は、『狗』に囚われた仲間の救出を試みるが、京都の街で想定外の人物と事件に出会ってしまう。まるで始めから仕組まれていたかのように、事態は急展開を迎えるのだが…。

    感想です。
    二作目、三作目はエンタメとアクションが強めであった本シリーズですが、四作目は一作目に感じた梟たちが活躍するサスペンスものの仕上がりに安心しました。ただ「想定外の人物」の登場で史奈たちの世界に奥行きができ、まだまだ作品は続きそうですね。

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    2025年06月14日
  • おいしい旅 想い出編

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    美味しいものは心に残る

    サクッと読める短編集
    作者が違う分、「味」も違う

    仕事を始めてから読むペースが遅くなったけど
    これは読み切って正解。
    コロナ禍以降の話なので親近感もありますよ!

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    2025年06月13日
  • ディープフェイク

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    突然、身に覚えのない事実についてネットで大炎上。
    こんなことが自分の身に降りかかったらどうなるだろうと恐怖を感じた。
    主人公は苦しみながらも、いつも教師であり、もっと感情をむき出しにしたくてもグッと我慢し、生徒のことを慮る。
    犯人は誰なのか?
    敵意むき出しの人物もいれば、親切にしてくれる人も怪しい。
    犯人に迫る部分まで読み進むと、あとは一気読みでした。

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    2025年06月07日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    海外ミステリの有名な名探偵たちを取り上げたパスティーシュ作品のアンソロジー&ブックガイド。子供向けのように思えますが、大人も充分に楽しめます。初心者向けのようでもあるけれど、ミステリファンにとっても読みごたえは充分にあります。読み終えたらさらにミステリを読み漁りたくなります。国内ミステリ版も出していただけませんでしょうか。
    お気に入りは水生大海「一つの石で二羽の鳥を殺す」。他の作品は面白かったけれど、だいたい真相がわかったのですが。これだけぜんっぜん解けませんでした。ミス・マープルの脱線したかのような話がきちんと関わってくるところも見事だし。
    ブックガイドも古典的な定番を押さえているように見え

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    2025年06月06日
  • 暗号通貨クライシス―BUG 広域警察極秘捜査班―(新潮文庫nex)

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    前作同様ぐちゃぐちゃになりましたね。今回は身近に大きな裏切りは無く、すんなり終わりました。只所詮未来の話で現実味に欠ける感じで段々興味が薄れた感じです。もし次作も有るなら読んでみたいですが、一作目程楽しく読めるか疑問です。

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    2025年06月04日
  • ディープフェイク

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    読者も探偵気分で楽しめる構成

    ネット炎上や冤罪事件を扱った作品は他にもありますが、本作のユニークな点は、読者がまるで探偵のように真実を追いかけていける構成にあります。

    「なぜこんなことが起こったのか?」「誰が仕掛けたのか?」
    ストーリーが進むにつれ、断片的に明かされていく情報がつながり、真相に迫っていく感覚はスリリングそのもの。
    終盤の展開には驚かされると同時に、いろいろな“伏線”の存在に気づき、もう一度最初から読み返したくなります。


    信頼とは、何でできているのか?

    単なる冤罪ミステリーでは終わらず、「信頼」という人間関係の根幹を問う深いテーマにも切り込んでいる点も、本作の魅力。

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    2025年05月24日
  • 梟の一族

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    超人的な身体能力と眠らない体質を持ち合わせる〈梟〉の一族の末裔の少女と、その体質の謎を巡るサイエンス。
    展開が早くて面白かったが、どうせなら忍者要素をもっと生かしたアクションを見せてほしかった。

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    2025年05月23日
  • 梟の一族

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    “忍者の末裔”と女子高校生、読む前からもう冒険小説の王道一本。

    特殊な体質を持つ“梟”たちの里は、物語では滋賀県の霊仙山の近くとされている。
    霊仙山は鈴鹿山脈の北端に実在する標高1084mの石灰岩質の山で、その登山道中には実際に「廃村」がある。
    もちろん物語は架空だろうが、石灰岩が鍾乳洞を形成することといい、北の伊吹山とともに関ヶ原から琵琶湖へ抜ける要所であることなど、物語の雰囲気が満載。

    設定といいスピード感溢れる描写といい、映像化向きでハラハラドキドキの冒険小説でした。

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    2025年05月16日
  • 梟の咆哮

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    ネタバレ

    梟の一族と狗の一族が協力体制になる展開。森山疾風のキャラが好きなので嬉しく思う。容子との関係が上手くいく感じでニヤニヤしてしまう。史奈の方は篠田さんに何が起きているのかさっぱり分からなくて心配。死んでたと聞かされていた祖父の存在もあり、今後どう展開していくのか…。

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    2025年05月11日
  • ヴァンパイア・シュテン

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    ネタバレ

    面白かった。頁が進むほどに三つ巴の思惑と策略が絡まっていき、終焉に向けて夜空からはミサイルが煌めく妖怪大戦争(笑)の予想外の展開で一気に読んでしまった。
    己の信念を貫く豪快な酒呑童子、人に紛れて生きる穏やかな茨木童子、渡辺綱との関係も今後気になるところ。
    人間と吸血鬼との共存は可能なのか?

    いや、1人2人ならまだしも何十人と斬れるものなの業物って??父さん、血肉を斬った刃をそのまま収めた??と素人は考えている。

    太古の神といえば「竜の柩」を思い出してまた読みたくなった。

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    2025年05月11日
  • 梟の咆哮

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    敵対するグループでも協力することは出来るのか
    共通する別の敵が現れれば可能になる?

    そして「祖父」?少し怪しくて怖いことを考えていそうな人物との展開が楽しみな気もする

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    2025年05月01日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    豪華で楽しいミステリ入門。
    古典メインの海外ミステリ作品の紹介、名探偵パスティーシュ、豆知識など、楽しみ方満載。既にミステリに慣れ親しんでいる身にも、改めてまとめられたものを読むことで再発見があります。

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    2025年04月17日
  • ディープフェイク

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    ネタバレ

    最近読んだ本はモヤっとする結末が多かったので久しぶりにスッキリした。(中身は重めだし人も亡くなるからこの表現は合ってないのかもしれないけど…。)主人公が葛藤しつつも最後まで教育者としてあるべき姿を通したのが良かった。
    最初は守谷ちゃんと辻山がホテルで密会してそれを隠すために主人公を利用したのかな?と思ったけど真逆だった。
    生徒を性的な目で見るなんて小説だけの話だと思いけど、たまにニュースになるからこわい。だけどそのニュースだってどこまでが嘘でどこまでが本当なのかよく分からなくなってくる。
    SNSが普及して簡単に企業や個人を社会的に殺すことがでしる恐ろしさを改めて考えさせられた。

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    2025年04月10日
  • キッチンつれづれ

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    世界はキッチンで回っている! 

    大崎梢、近藤史恵、永嶋恵美、新津きよみ、福田和代、松村比呂美、矢崎存美、福澤徹三。短編の名手8人が「台所」をテーマに競演。「ここだけのお金の使いかた」「おいしい旅」シリーズなど、続々重版中の人気ユニットによる全編書下ろし短篇集。

    『引っ越しはどこか人生の棚卸しに似ている。必要のないものを手放し、本当に必要なものを手に入れる。』

    【個人的な感想】
    キッチンの数だけの人生がある。
    私は「姉のジャム」がグッときた。

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    2025年04月07日
  • ディープフェイク

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    教師である湯川はコメンテーターとしてテレビにも出演しているので、多くの人が彼の顔を知っている。
    ある日週刊誌に、彼が女生徒とホテルで密会したという記事が掲載される。
    更に生徒に暴力をふるう動画も拡散される。
    どちらも自分に覚えはない。
    妻子は家を出ていき、顔を知られているだけにコンビニすら行けない。
    彼が失ったものは多い。

    彼を陥れたのは誰か。
    自分はそれほど憎まれているのか。

    ネット社会の怖さを思い知らされる。

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    2025年04月03日
  • ここだけのお金の使いかた

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    お金にまつわるあれこれを綴ったアンソロジー。
    やはり身近な問題なので、どの話もそれぞれに面白かった。

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    2025年03月26日
  • 梟の咆哮

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    世界観は好き。狗とか梟とか闇とか忍びとか超人間的なのは楽しい。文章が上手いとはいいがたい点で☆-1
    読み物としては楽しかった。

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    2025年03月25日
  • ここだけのお金の使いかた

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    ネタバレ

    好きだった短編ランキング
    ❶わらしべ長者のつくり方
    ・「会社を利用しな」
    ・「数年のうちに見極めるんだ」
    ・一日、一日をきちんと生きていく。仕事を楽しむ。楽しめる仕事を探してみる。
    ❷二千万円の差額
    ❸12万円わんこ
    覚悟も勇気も度胸も、自分の中にきっとあるはずだ。

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    2025年03月24日