福田和代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
眠らない一族、その一族の名は梟。
常人離れした身体能力、一族は歴史の影で大きな役割りを果たし、又、身を隠すように生きてきた。
一族の純血を守り、村を離れる者は二度と村の地を踏んでならず、その長の孫、史奈は長である祖母に育てられ梟として鍛えられていた。いつか、長を引き継ぐ為に。
そんな村の生活が一変してしまう夜が、村の勢三が射殺され村に火が放たれ村が焼かれた、隠れがに逃げるよう叔母に言われ、鍾乳洞に逃げ史奈は助かるが、叔母と村人が姿を消してしまった。
眠らない梟のDNAを巡り、あらぬ方向へと展開するストーリー。エンターテインメントと言う言葉がこの作品の感想だ。 -
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Posted by ブクログ
2024年、ドライバーの労働環境が変わる。
過酷な環境で日本の物流を支えてきたトラック輸送の現場こそ、日本の経済成長の証。
それがいま、新しい時代に入ろうとしている。
巨大企業のユニ〇〇の超有名な経営者が「働き方改革はナンセンス」と言う……。
現代においてなぜ「働き方改革」が必要になったのか、その背景を経営者は考えていない。
効率化の名の下で「カイゼン」を進めて、労働から人間性を排除していったのは、その世代の経営者達ではないのか。
依然として経営者を続けている自身こそ、最も恥じるべきであり、ましてや、今更「時間にとらわれないやりがいのある仕事」と美談化する権利はない。
物語は、コロナ禍に -
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Posted by ブクログ
ネタバレキッチンにまつわるアンソロジー。
お気に入りは福田さんの「対面式」、新津さん「わたしの家には包丁がない」。
「対面式」
建売住宅の対面式キッチンからは、向かいの家の対面式キッチンが丸見えだった。
そして、そのお向かいの玄関ポーチに何故か日替わりで陶器の人形が置かれていて…
ちょっとした好奇心から、陶器の人形の謎を解こうとする美晴。謎は案外あっさり解けたけれど、お向かいさんの旦那さんが実は…って言うのはどんでん返しでした。
「わたしの家には〜」
展子が何故包丁を持たないのか。亡くなった母親が父親の田舎へ帰省した時に女性ばかり動かされているのを目の当たりにして育った所為で、将来包丁を持たない -
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Posted by ブクログ
ネタバレ滋賀の山奥にひっそりと生きる、忍者の末裔の集落で起きた事件が発端となる物語です
(他の方のレビューにある、「もっとアクションが読みたかった」に関しては、文庫背表紙についているあらすじがアクションを予想させる煽り文であるのが悪いと思います。特に「襲撃者と戦い続ける」の一文ですね。これがミスマッチの要因かと)
個人的に、一族の者以外は何者も信用するなとの史奈(主人公)の祖母桐子の教えの故に、史奈自身にとっての敵・味方が目まぐるしいほどに入れ替わる(正確に言うならば、そのように見えてしまうという感じ。後から思えばそれぞれの登場人物は一貫した論理で動いています)のが臨場感があってとても楽しめました