福田和代のレビュー一覧
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「TOKYO BLACKOUT」を読んで、この本があることを知り、東京に行ったら読もうと出張に持参したのはいいけど、小松空港までのバスと待ち時間と飛行機内で一気読みで、東京に着いたら読み終えていた(^^;
六本木ヒルズを思わせる超高層ビル「ウインドシア六本木」がビルジャックされる。地上50階、地下5階、ビルと言うより一つの街のような巨大ビルをどのようにジャックするのか?こうした本の興味は、犯人たちの意図はどのにあるのか、どうやって逃げるのか、そこに集中しますが、なかなか予想外に展開で面白かったです。逃げ道の伏線はあったけど、そんな命がけの方法とは思っていなかったです。一方の犯人たちの意図はう -
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ネタバレ個人的には、初・福田和代。
ミステリに分類したけど、ミステリじゃないです。多分。
いやー面白かった。上にいろいろ考えてしまった。
2008年に書かれたんだけど、要は、発電所テロ。とは言わないのか? 日本の電気系統を狙ったテロ。
今年の3月から夏まで散々、「電気とは」という情報を読んだので、書かれている内容がすんなり頭に入りましたが、そうじゃなければ理解できたか私?
そういう意味では、震災以前に発電所を狙った話を書こうと思った作者さんはすごい!
この話、私はグエンを中心に読んだので、とても悲しかったです。
彼は別に悪意を抱いて日本に来たわけじゃないのに、故郷に帰れず、異国の地で果ててしまう -
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発売されたときから気になっていて買って読もうかなと思っていたけど、当時はハードカバーだったし文庫本になるのを待っていました。東京を襲う未曽有の大停電!発売された時にはその設定に興味がありましたが、3.11を経て読んでみると驚くほどの話でさすがに取材力が素晴らしいというところだろうか。
東北地方を襲った地震の影響で東北からの電力補充ができないところに、送電線のある鉄塔を爆破するテロで東京の電力はひっ迫した状態になってしまいます。輪番停電(震災後本当にあったのですから小説の話と笑っていられない)で対応しようとしたけど、その対応システムに問題があり、東京全体(東京電力管轄の関東一円)が停電に陥るとい -
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アミの会によるアンソロジーを読むのは4冊目ですが、これもどれもじんわり涙するお話が多かったです。特に「猫への遺言」柴田よしき著が良かったです。定年退職した老夫婦の夫がコロナに感染し、急逝してしまう。
その後、妻がみつけた3通の遺言書。妻への遺言書は、読まれるはずのないものだったのに急逝だったために読めてしまう。知らなかった夫の本心。最後に猫への遺言書で、また涙でした。
自分と重ねて何とも言えない気持ちになりました。
「青い封筒」松村比呂美著も良かったです。
あんなお手紙もらってみたい。親子、夫婦もこんなふうに、積み重ねていくものだよなと思いました。
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かつて封じられた酒呑童子が現代に甦った。尋常でない力を持ち、血を吸った人間を鬼にしてしまう恐るべき鬼に対するは、陰陽師の末裔が率いる警視庁特別調査課。鬼と人間の凄惨な闘いが繰り広げられるものの、実は人類の敵は酒呑童子ではなかった。ハイテンションでぐいぐい読まされるアクションエンターテインメント小説です。
アクション満載、サスペンスも満載、斬新でとにかく楽しい展開です。酒呑童子や茨木童子を始めとした鬼たちのキャラクターも魅力的で、親しみが湧きました。あくまでも人間世界に溶け込み平和に生きようとする鬼たちの姿は、人間よりも人間らしく思えるかもしれません。そして鬼だというだけで討伐しなければならない -
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感想
狗の土地の件は落着だが、水と篠田の謎失踪の件は解決してないのでまだまだ続きそう。
あらすじ
史奈は、狗の十條彰を助けるべく狗の里に侵入する。十條は長の息子だった。帰ってくれと言われて引き下がる。
史奈は、梟のルーツを探るために丹後に来ていた。神社を巡っている時に自分の祖父を名乗る人物と会う。その後、狗の森山と会い、狗の里にリゾート開発が迫っており、それについて一緒に調べることにする。
リゾートの裏には史奈の祖父を名乗った男、ハイパーウラマの主催者だった奥殿、さらにIU教団という宗教が絡んでいることが分かった。
史奈と容子はこのことを森山に知らせようと、狗の里に向かう。里では十條 -
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感想
意外とSF要素も入っていて楽しく読めました。
小さな里の話は結局、外を巻き込むも里の者同士の争いとありそうな話?梟の一族の高い身体能力の部分はもう少し見たかった。
あらすじ
榊史奈は高校生で滋賀県の梟と言われる集落に暮らしていた。ある夜、何者かが集落を襲い、避難した史奈は生き延びるが、1人死亡でその他12人は行方不明となる。
梟は甲賀の末裔であり、不眠で他の者に比べて身体能力が高いという特徴があった。史奈は集落を出た長栖兄弟に連れられて東京に向かうが、兄弟が偽物と分かり逃げ出す。
その後、梟の逃げ場所である多賀神社に逃げ込み、本当の長栖兄弟と出会う。兄弟は史奈の生き別れていた父 -
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新旧含め話題のミステリ作家が定番の名探偵を使って短編を書き、杉江松恋がミステリ論を展開する入門書。最近のミステリのみを読んでいる大人にも超おすすめの一冊です。なんとなくスルーしている昔の定番名作も紹介されていて、読みたい本が増える危険な一冊でもあります。ルビあり、229ページ。中学年ぐらいから大丈夫ですが、多くの子が読めるようになるのは高学年くらいからかなぁ。各中表紙に探偵挿絵あるのと、ミステリ論ごとに四コマまんがあり、手に取りやすくなっています。紹介される小説は完全に大人向け。
「パブリック・スクールの怪事件」 楠谷佑
ホームズとワトソンが男子寮で起こった事件を解決します。
「アルセーヌ・ル -
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シリーズ中1番好きな内容だったかも!
今までは人気キャラである狗のチャラ男が全然好みじゃなくて出てくる度にイライラしてたけど、本作でやっと彼の魅力が私にもわかりました笑
ちゃんと一途にひたむきに生きてくれれば良いんですよ...
主人公は相変わらず融通の効かない不器用な少女のままですが、少しずつ成長も感じられて良かったです。
前作までのスポーツを題材とした内容は正直いまいちハマれなかったけど、本作の土地を巡る陰謀は結構楽しく読めました。
わりと気に入ってるシリーズなので今後も追いかけます!
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若き忍者の末裔たちよ。
吼えろ、駆けろ、未来のた