福田和代のレビュー一覧

  • 東京ダンジョン

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    “ダンジョン”という言葉自体には色々な意味が在るようだが、ここではよく在るロールプレイングゲームで、プレーヤーのキャラクターが探検する“地下迷宮”のイメージで用いられている…表紙イラストに在るように、東京の地下鉄網のイメージだ…
    意表を突くような型で、大混乱が生じるという物語だが、そう仕向けた人達の「やり切れないモノ」というのが、何となく「迫る」感じだ…
    単純に、不思議な事態、大混乱の収束を図ろうとする物語としての面白さが在る他方、「余りにも多くの問題が山積している昨今」というようなモノにも想いが廻る物語だ…

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    2017年02月13日
  • 怪物

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    うわ~・・・ヤバいの引いちゃいましたっ!!って感じw
    いやー、面白かったなぁ~!
    え?そっち?そっち行く?いや、行かないでしょ。え?行っちゃうの?ええっ!そっちって、そっちじゃなくてそっち!?え?え?ええええ~~っ!?!?!?・・・みたいな?ww

    え?私?行かないっすよ、そっちには・・・さすがに。
    うん、・・・たぶん、ね?ww

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    2016年05月07日
  • ZONE 豊洲署生活安全課 岩倉梓

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    警察小説では珍しい、生活安全課で勤務する女性警察官の話。世間を賑わすような事件でなくても、身近にある個々の問題に真摯に向き合う主人公の姿勢に、考えさせられるものがある。やれることに限界がある中で、自分の無力さを感じながらもあきらめずに前に進もうとする主人公はまさに「名もなき人」である。

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    2015年12月15日
  • 迎撃せよ

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    偶々なのだが、実は7月に自衛隊の“ペトリオット”を見学する機会が在った…本作でも登場するのだが…こうした装備が何故在るのか、これらを使って何が出来るのか、何が出来ないのか、というような問題が読み易い型でシミュレーションされているような感の作品だ…また、各々の背景や思いで、非常事態、或いは非常な事件の渦中で蠢く作中人物達の群像劇として、なかなかに興味深い…

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    2014年10月01日
  • 警官の貌

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    常習犯 今野敏 三十九番 誉田哲也
    シザーズ 福田和代
    見ざる、書かざる、言わざる 貫井徳郎

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    2014年09月22日
  • 怪物

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    後輩にも慕われる定年間近の刑事。
    時効になった幼女誘拐殺人事件の容疑者だった男が衆院選に立候補する事を知る。
    同じ頃、夫の失踪届を出しに警察を訪れた母娘に声をかけたことから、その失踪にも関わる事になる。
    失踪した男が最後に訪れた場所は、最先端のゴミ処理場だった。

    単なる刑事ものではない。
    その刑事の心の動きが物語を深くしていると思う。

    携帯に掛って来た旧知のライターからの連絡。それが彼を狂気に向かわせるのは、動機が浅いのではないか。
    他にもある選択肢の中で、迷いながら終章を迎えるという終わり方もあったのではないか。
    丁寧に書かれた物語の中で、終わりを急いだ感は否めない。残念。

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    2014年04月21日
  • 警官の貌

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    異色の警察小説集。今野敏、誉田哲也、福田和代、貫井徳郎の四人の警察小説を四編収録。いずれも唸らされる出来映えの作品ばかり。

    今野敏の『常習犯』は、人情刑事物なのだが、真犯人を推理するという警察ミステリーの面白さも兼ね備えている。解説によると本作の萩尾と秋穂の二人の刑事は『確証』でも活躍しているらしい。

    誉田哲也の『三十九番』は、異色の警察小説。主人公の小西逸男は浅草署の留置係員の巡査部長。前半は、ちょっと変わった設定の警察小説だなと思うのだが…後半には驚いた。以前から誉田哲也の作品はまるで二重人格のように陰と陽がはっきりしていると思っていたが、この作品は…

    福田和代の『シザーズ』は、正調

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    2014年03月28日
  • 怪物

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    日常に潜む、あり得そうに思える話し。
    次々と連鎖していく人間関係がおもしろく、追い詰められた主人公の転落ぶりが、ここまでやるか!的な内容だった。
    読み進めやすく、印象に残る内容だった。

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    2013年12月09日
  • 怪物

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    面白かった。
    読み進めている間、
    怪物は誰なのか、
    実はこの人が…みたいな結末なのかとか、
    まだ半分くらいのあたりで、どうまとめていくのか見えず、
    話の展開とともに私の想像も二転三転していた。
    このまま静かにしていればいいじゃないかと香西びいきになって、明らかに破滅へ進んでいくのが嫌で読むのをしばし休んだりもした。
    読み終わって、ああそうなっちゃったのかと諦めのようなホッとした感が残った。

    この著者の本は初めてだが、他のも読んでみたい。

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    2014年01月31日
  • TOKYO BLACKOUT

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    話のテンポがいい感じでグイグイ読んでしまうのが良かった
    中盤でまさかこのままで終わりって思う展開で終わってしまって少し物足りない感じがしてしまう そして安西の目的の犯罪が少し雑じゃないかと思える。

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    2013年05月23日
  • タワーリング

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    「TOKYO BLACKOUT」を読んで、この本があることを知り、東京に行ったら読もうと出張に持参したのはいいけど、小松空港までのバスと待ち時間と飛行機内で一気読みで、東京に着いたら読み終えていた(^^;

    六本木ヒルズを思わせる超高層ビル「ウインドシア六本木」がビルジャックされる。地上50階、地下5階、ビルと言うより一つの街のような巨大ビルをどのようにジャックするのか?こうした本の興味は、犯人たちの意図はどのにあるのか、どうやって逃げるのか、そこに集中しますが、なかなか予想外に展開で面白かったです。逃げ道の伏線はあったけど、そんな命がけの方法とは思っていなかったです。一方の犯人たちの意図はう

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    2011年11月16日
  • TOKYO BLACKOUT

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    ネタバレ

    個人的には、初・福田和代。
    ミステリに分類したけど、ミステリじゃないです。多分。

    いやー面白かった。上にいろいろ考えてしまった。
    2008年に書かれたんだけど、要は、発電所テロ。とは言わないのか? 日本の電気系統を狙ったテロ。
    今年の3月から夏まで散々、「電気とは」という情報を読んだので、書かれている内容がすんなり頭に入りましたが、そうじゃなければ理解できたか私?

    そういう意味では、震災以前に発電所を狙った話を書こうと思った作者さんはすごい!

    この話、私はグエンを中心に読んだので、とても悲しかったです。
    彼は別に悪意を抱いて日本に来たわけじゃないのに、故郷に帰れず、異国の地で果ててしまう

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    2011年10月13日
  • TOKYO BLACKOUT

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    発売されたときから気になっていて買って読もうかなと思っていたけど、当時はハードカバーだったし文庫本になるのを待っていました。東京を襲う未曽有の大停電!発売された時にはその設定に興味がありましたが、3.11を経て読んでみると驚くほどの話でさすがに取材力が素晴らしいというところだろうか。
    東北地方を襲った地震の影響で東北からの電力補充ができないところに、送電線のある鉄塔を爆破するテロで東京の電力はひっ迫した状態になってしまいます。輪番停電(震災後本当にあったのですから小説の話と笑っていられない)で対応しようとしたけど、その対応システムに問題があり、東京全体(東京電力管轄の関東一円)が停電に陥るとい

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    2011年09月21日
  • アンソロジー 初恋

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    ネタバレ

    「迷子」がトップで好きかな。
    「再燃」と「触らないで」、「最初で最後の初恋」もよかった。
    「再会」もよかったけど、嫁が無理で辛かった。ラストは好き。なんだか「再燃」とちょっと似た雰囲気のような。
    「レモネード」と「黄昏飛行 涙の理由」は何だか不快。具体的に何か、と言われると主人公がどっちも受け入れられなかった。なんだろうな、人として受け入れられない感じだった。特に「黄昏飛行 涙の理由」のほう。※個人の意見です
    「カンジさん」は結局何だったの?って感じで不完全燃焼…。

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    2026年06月29日
  • 迷 まよう

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    ネタバレ

    「惑」より好きな話が多かったかなぁ。
    松村比呂美、篠田真由美、新津きよみ、柴田よしき、大沢在昌どれもよかった。
    「人間標本」を読みかけてるので、特に柴田よしきさんの話が好きだったかな。ちょっと怖いけど。笑
    大沢在昌さんの話は、うまく言葉に出来ないけどじんわり温かくなる気持ち。
    前半3人のお話も面白かったけど、なんかもうちょいほしい感じ。
    近藤史恵さんは、旅のお話の印象強くてなんか余計にうーん?って思っちゃったかも。あと単純に身近にあったら怖すぎて震えちゃったのかも。

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    2026年06月17日
  • 警官の貌

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    4人の作家さんの警察官アンソロジー!
    今野敏、誉田哲也、福田和代、貫井徳郎のビッグフォーが揃った読み応えのある作品ばかり。
    福田和代さんは初読の作家さんですが仲なかの内容で別作品も読んでみたい作家さんです。
    今野敏「常習犯」は刑事と窃盗犯とのこだわりが事件解決に導く。
    誉田哲也「三十九番」は刑務官の歪な性癖のストーリー。
    福田和代「シザーズ」は刑事と通訳捜査官の人間み溢れるストーリー、中国人犯罪者が増えてる現状を反映している内容。
    貫井徳郎「見ざる、書かざる、言わざる、ハーシュソサエティ」は死刑制度に一石を投じる内容。酷い傷害罪でそこまでやるか〜という犯罪物語。
    実におもしろかった。

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    2026年06月17日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    そうそうたる面々が
    世界の名探偵(007はちと違うが)の登場する
    短編を書いているのだけでも面白いが、
    合間合間の杉江氏のガイドが面白かった。
    中学生くらいで出会っていたら
    もっと古典をたくさん読んだのに…
    ただ、漫画は全部つまらなくて不要だった。
    昔、子供向けにリライトされた
    ミステリを片っ端から読んでたこと思い出した。
    たまには古いのも読みたいな。

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    2026年06月12日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    テーマに沿った書下ろしのアンソロジーを刊行する女性作家の集まり『アミの会(仮)』
    今回のテーマは「ラスト・メッセージ」

    一冊で多様な作風を楽しめるのがアンソロジーの楽しみ。同じテーマなのに、驚くほどテイストは違う。

    「もうひとつある 鷹宮家四訓」 大崎梢
     地元の大企業を経営する旧家『鷹宮家』に伝わる四つの 家訓。後から加えられた五つ目の存在を調べる先輩を連れ、末端の分家の娘『絵茉』は本家を訪れる。
     謙虚・礼儀・努力・和、しごく基本的でまっとうな家訓に加えられた意外なものとは、「女・子どもにはあとを継がせるべからず」という差別的(現代ではアウトか)なもので、絵茉も憤るのだが…。実は妹を好

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    2026年06月13日
  • 梟の一族

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    個人的に忍者ものはワクワクしてしまうのですが、しっかりワクワクさせてくれました。
    襲われた集落の生き残りの少女が、同胞の生存を信じて戦う話です。
    スピーディーな展開と、読みやすい文章で、一気に読み切りました。
    続編も出ているので、早く続きが読みたいです。

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    2026年06月08日
  • S&S探偵事務所 いつか夜は明けても

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    新型ウィルスとハッキングが入り混じって物語は進んで行く。
    人類絶滅の危機。
    けど、最後は恋物語で終わるんですね

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    2026年05月28日