福田和代のレビュー一覧

  • 警官の貌

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    異色の警察小説集。今野敏、誉田哲也、福田和代、貫井徳郎の四人の警察小説を四編収録。いずれも唸らされる出来映えの作品ばかり。

    今野敏の『常習犯』は、人情刑事物なのだが、真犯人を推理するという警察ミステリーの面白さも兼ね備えている。解説によると本作の萩尾と秋穂の二人の刑事は『確証』でも活躍しているらしい。

    誉田哲也の『三十九番』は、異色の警察小説。主人公の小西逸男は浅草署の留置係員の巡査部長。前半は、ちょっと変わった設定の警察小説だなと思うのだが…後半には驚いた。以前から誉田哲也の作品はまるで二重人格のように陰と陽がはっきりしていると思っていたが、この作品は…

    福田和代の『シザーズ』は、正調

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    2014年03月28日
  • 怪物

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    日常に潜む、あり得そうに思える話し。
    次々と連鎖していく人間関係がおもしろく、追い詰められた主人公の転落ぶりが、ここまでやるか!的な内容だった。
    読み進めやすく、印象に残る内容だった。

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    2013年12月09日
  • 怪物

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    面白かった。
    読み進めている間、
    怪物は誰なのか、
    実はこの人が…みたいな結末なのかとか、
    まだ半分くらいのあたりで、どうまとめていくのか見えず、
    話の展開とともに私の想像も二転三転していた。
    このまま静かにしていればいいじゃないかと香西びいきになって、明らかに破滅へ進んでいくのが嫌で読むのをしばし休んだりもした。
    読み終わって、ああそうなっちゃったのかと諦めのようなホッとした感が残った。

    この著者の本は初めてだが、他のも読んでみたい。

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    2014年01月31日
  • TOKYO BLACKOUT

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    話のテンポがいい感じでグイグイ読んでしまうのが良かった
    中盤でまさかこのままで終わりって思う展開で終わってしまって少し物足りない感じがしてしまう そして安西の目的の犯罪が少し雑じゃないかと思える。

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    2013年05月23日
  • タワーリング

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    「TOKYO BLACKOUT」を読んで、この本があることを知り、東京に行ったら読もうと出張に持参したのはいいけど、小松空港までのバスと待ち時間と飛行機内で一気読みで、東京に着いたら読み終えていた(^^;

    六本木ヒルズを思わせる超高層ビル「ウインドシア六本木」がビルジャックされる。地上50階、地下5階、ビルと言うより一つの街のような巨大ビルをどのようにジャックするのか?こうした本の興味は、犯人たちの意図はどのにあるのか、どうやって逃げるのか、そこに集中しますが、なかなか予想外に展開で面白かったです。逃げ道の伏線はあったけど、そんな命がけの方法とは思っていなかったです。一方の犯人たちの意図はう

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    2011年11月16日
  • TOKYO BLACKOUT

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    ネタバレ

    個人的には、初・福田和代。
    ミステリに分類したけど、ミステリじゃないです。多分。

    いやー面白かった。上にいろいろ考えてしまった。
    2008年に書かれたんだけど、要は、発電所テロ。とは言わないのか? 日本の電気系統を狙ったテロ。
    今年の3月から夏まで散々、「電気とは」という情報を読んだので、書かれている内容がすんなり頭に入りましたが、そうじゃなければ理解できたか私?

    そういう意味では、震災以前に発電所を狙った話を書こうと思った作者さんはすごい!

    この話、私はグエンを中心に読んだので、とても悲しかったです。
    彼は別に悪意を抱いて日本に来たわけじゃないのに、故郷に帰れず、異国の地で果ててしまう

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    2011年10月13日
  • TOKYO BLACKOUT

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    発売されたときから気になっていて買って読もうかなと思っていたけど、当時はハードカバーだったし文庫本になるのを待っていました。東京を襲う未曽有の大停電!発売された時にはその設定に興味がありましたが、3.11を経て読んでみると驚くほどの話でさすがに取材力が素晴らしいというところだろうか。
    東北地方を襲った地震の影響で東北からの電力補充ができないところに、送電線のある鉄塔を爆破するテロで東京の電力はひっ迫した状態になってしまいます。輪番停電(震災後本当にあったのですから小説の話と笑っていられない)で対応しようとしたけど、その対応システムに問題があり、東京全体(東京電力管轄の関東一円)が停電に陥るとい

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    2011年09月21日
  • ここだけのお金の使いかた

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    老若男女のお金にまつわるアンソロジー
    コロナ禍を反映しているものも多く、感情移入しやすかった
    個人的には永嶋恵美さんの「廃課金兵は買い物依存症の夢を見るか?」がぞくぞくしておもしろく好みだった

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    2026年01月10日
  • 梟の一族

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    ネタバレ

    良い。
    映画、ドラマ化して欲しい。
    主人公が魅力的。応援したくなる。
    忍者は、サスケの時代から滅びゆくのが運命。そこがドラマチック。

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    2025年12月20日
  • ディープフェイク

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    今の時代に自分にも起こるかもしれない内容でとても面白かった。主人公側というより、受け止める側として慎重にならないと。と感じさせられた。

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    2025年12月19日
  • これが最後のおたよりです

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    アミの会によるアンソロジーを読むのは4冊目ですが、これもどれもじんわり涙するお話が多かったです。特に「猫への遺言」柴田よしき著が良かったです。定年退職した老夫婦の夫がコロナに感染し、急逝してしまう。
    その後、妻がみつけた3通の遺言書。妻への遺言書は、読まれるはずのないものだったのに急逝だったために読めてしまう。知らなかった夫の本心。最後に猫への遺言書で、また涙でした。
    自分と重ねて何とも言えない気持ちになりました。
    「青い封筒」松村比呂美著も良かったです。
    あんなお手紙もらってみたい。親子、夫婦もこんなふうに、積み重ねていくものだよなと思いました。

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    2025年11月17日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    杉江松恋さんから、たくさんのミステリを教わっています。本書でも「ガイド」と銘打ったコラムで、またまたいろいろ教わり、時間が足りない…とうれしい涙目になっています。

    「ガイド」は、4回目までミステリマガジンに連載され、5.6回目は書き下ろし。ミステリについて教わるのも、何歳になっても楽しい。

    オマージュの短編も粒揃い。
    個人的にはネロ・ウルフものが一番好みでした。
    本家を読んでないので、来年(笑)の課題図書にしようと思ったところ。
    扉絵は、エラリイが特に雰囲気良し。
    007も、まあパンチとお色気は控えめだけど、かなり良い線に感じました。

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    2025年11月17日
  • 梟の一族

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    忍者の末裔とも言われるある一族の物語。その一族が住む里が何者かに襲撃されるところこら始まるこの話は、予想外な展開に発展していって面白かった。
    複数の視点から語られているけれど、時間軸や誰目線なのかがハッキリと明記されているので読みやすかったです。続編もあるようなので今度読みたいと思います。

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    2025年10月16日
  • 梟の一族

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    論争が尽きない睡眠にフォーカスを当てつつ、フィクションを交えてミステリーにしてる良作。
    おもしろかった。

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    2025年10月11日
  • S&S探偵事務所 最終兵器は女王様

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    しのぶとスモモの凄腕ハッカーがIT探偵として活躍する物語!テンポの良い展開で楽しく読めました!シリーズ続編も読みたくなりました!

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    2025年10月11日
  • ディープフェイク

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    SNSでデマや虚偽の情報が広がっていく流れや、それに引っ張られるように追い込められていくストーリー。
    ディープフェイクで作られたものを、自分だったらどうやって虚偽だと証明できるだろうかと考えましたが、非常に難しいなと思いました。

    SNSによる炎上やデマをテーマにした作品は過去にあったと思うが、その対象が教師だったり、ディープフェイクという最近の技術が入っていたりするところが新しいのかもしれない。

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    2025年10月11日
  • ヴァンパイア・シュテン

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    かつて封じられた酒呑童子が現代に甦った。尋常でない力を持ち、血を吸った人間を鬼にしてしまう恐るべき鬼に対するは、陰陽師の末裔が率いる警視庁特別調査課。鬼と人間の凄惨な闘いが繰り広げられるものの、実は人類の敵は酒呑童子ではなかった。ハイテンションでぐいぐい読まされるアクションエンターテインメント小説です。
    アクション満載、サスペンスも満載、斬新でとにかく楽しい展開です。酒呑童子や茨木童子を始めとした鬼たちのキャラクターも魅力的で、親しみが湧きました。あくまでも人間世界に溶け込み平和に生きようとする鬼たちの姿は、人間よりも人間らしく思えるかもしれません。そして鬼だというだけで討伐しなければならない

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    2025年09月23日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    ネタバレ

    楠谷佑「パブリック・スクールの怪事件」
    辻真先「アルセーヌ・ルパンのお引っ越し」
    斜線堂有紀「キャロル・ハートネル大いに憤慨す」
    水生大海「一つの石で二羽の鳥を殺す」
    青崎有吾「シチリアオレンジジュースの謎」
    阿津川辰海「オムレツは知っていた」
    福田和代「南洋のアナスタシア」

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    2025年09月14日
  • ヴァンパイア・シュテン

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    奇想天外!
    徐福が宇宙人でヒトラーも仲間の一人であったとは!
    鬼と人は共生出来るのか?
    酒呑童子が好きになった!
    能登の酒「大江山」を飲もうっと!

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    2025年09月03日
  • 梟の咆哮

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    感想
    狗の土地の件は落着だが、水と篠田の謎失踪の件は解決してないのでまだまだ続きそう。


    あらすじ
    史奈は、狗の十條彰を助けるべく狗の里に侵入する。十條は長の息子だった。帰ってくれと言われて引き下がる。

    史奈は、梟のルーツを探るために丹後に来ていた。神社を巡っている時に自分の祖父を名乗る人物と会う。その後、狗の森山と会い、狗の里にリゾート開発が迫っており、それについて一緒に調べることにする。

    リゾートの裏には史奈の祖父を名乗った男、ハイパーウラマの主催者だった奥殿、さらにIU教団という宗教が絡んでいることが分かった。

    史奈と容子はこのことを森山に知らせようと、狗の里に向かう。里では十條

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    2025年09月02日