福田和代のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
アミの会(仮)のアンソロジー。書き下ろしが毎度のことながら嬉しい。
11人の11の話。きっとお好みがあるはず。
私のおすすめは、「猫への遺言」「十年日記」「青い封筒」。
「猫への遺言」は、亡くなった夫からの手紙。
知りたくなかった秘密が明かされて、胸が痛む。
それは妻の側からの痛みだが、一方で夫の心も少しわかる気がする。
夫の方の胸の痛みは、甘やかな痛みと、突き刺さるような痛みの2種類。
生きていれば、そういうこともあろうか、と思ってしまう。
最後に伝えられる愛の言葉は、明かされた秘密への悲しみを癒してくれるだろうか。
それとも、それはそれ、なのだろうか。
わたしは、それも含めて、やっぱり夫 -
購入済み
色々な話が
お金に纏わる、色々な作家の色々な話。えっ?と思うもの有ったけれど、大体、面白く読めた。最近、ちょっと、ハズレの作品に当たって、腐っていたので、こんな、パッチワークみたいな短編集も、良いと思った。
-
Posted by ブクログ
1結城さん
『真相をお話しします』と言う本を購入
こちらの本と同じ内容でした。
小説はとても面白いですが、別の小説かと期待した。
2東川さん
個人の感想です。
内容が細かく、その細かい内容は必要なのか?
っと、退屈になる。
3伊吹さん
個人の感想です。
時代モノなので面白いかとおもったが、
私には合わない
4福田さん
初めて読む作家さんでした。
とても面白い。次が気になりました。
別の本も読んでみたいです。
5中島さん
初めて読む作家さんでした。
とても面白い。次が気になりました。
別の本も読んでみたいです。
6くしきさん
初めて読む作家さんでした。
とても面白い。次が気になりまし -
Posted by ブクログ
ネタバレお金にまつわる短篇アンソロジー。
7名の人気作家たちのお話だけあって、それぞれ楽しめる。
○百万円分の無駄〜新津きよみ
もし、自分が宝くじで当てたら誰かに言うだろうか?使い道は?と考えてしまった。
元同級生のお店には行かないだろうな。
○一生遊んで暮らせる方法〜原田ひ香
こんな相手との生活は耐えられないだろうな…と
価値観の違い⁇
投資人生って自分の中で全く想像つかない。
○12万円わんこ〜大崎梢
ペットモデルの実情が少しだけわかった気がした。
それを取材して得られたものは、覚悟や勇気や度胸で自分のスキルを磨こうと思えたことはよかったなと。
○廃課金兵は買い物依存症の夢を -
Posted by ブクログ
超人的な身体能力と眠らない特技を持つという梟の一族。
彼らの集落が何者かに襲われ、住民も消えてしまう。風穴に逃れ、一人残された高校生史奈。
彼女の前に現れる人物の、誰が敵で誰が味方かわからないまま、己の身を守る戦いを続ける。
忍者の末裔ともいわれる一族の秘密を暴こうとする謎の研究所の存在が立ちはだかる。
さらにどんでん返しの展開が待っていて、着地点はどこなのか、興味は尽きない。
梟の一族の歴史は、この国の影の歴史そのものであり、使える主君を次々と変えたあの藤堂高虎も梟の一族だとも記される。
宮部みゆき氏が、著者を「現代エンターテイメント小説界きっての豪腕の持ち主」と評した通りの、骨太な忍者×サ -
Posted by ブクログ
ネタバレアミの会、お金にまつわるアンソロジー。
どれもおもしろくついつい一気読み、週末で良かった…
百万円分の無駄…新津きよみ
一生遊んで暮らせる方法…原田ひ香
12万円わんこ…大崎 梢
廃課金兵は買い物依存症の夢を見るか?…永嶋恵美
わらしべ長者のつくりかた…福田和代
塾に行かない子どものための五つのクリンプス…図子 慧
二千万円の差額…松村比呂美
テーマがお金だからか現実的な話が多かったけれど、わらしべ〜は、ほんわか。
図子 慧さんは初読みの作家さんでしたが、子供を育てる環境のあるあるとかすごくうまく描写されてて展開にドキドキしました。
二千万円の差額は悲しい話でしたが前向きなラストが良かった -
Posted by ブクログ
コロナ禍が収束し、次第に制限が解除された今だからこそ、エンターテイメント作品として楽しむことができますし、あらためて「物流」に携わる方々への敬意の念を抱かされる作品でした。
コロナと東京オリンピックによって過剰なストレスにさらされていた大都市・東京を狙ったテロ行為が起こります。
攻撃そのものは人死にが出るようなものではありませんが、SNSで拡散する情報や交通インフラの遮断により人心はパニックを起こして買い占めが横行、「食べるものが店になく、物流破綻で届きもしない」という状況になります。
主人公たちトラック運転手の生き様の美しさ/カッコよさには憧れますし、車の運転が好きな身としては、トラック