福田和代のレビュー一覧

  • ディープフェイク

    Posted by ブクログ

    怖い世界だ。何がほんとで、嘘かわからない。
    この先生はとにかく、人柄のせいか、回りに理解者が直ぐに解決した。おそらくこんなもんじゃないだろう。小説だからか(笑)
    なんでもかんでもいいね!押しちゃいけないね
    ただひとつ。教頭を自殺させないストーリーはなかったのかな

    0
    2024年06月05日
  • ディープフェイク

    Posted by ブクログ

     AIの登場は悪意ある人にとっても生産性を大きく向上するツールになる。便利な仕組みは出来ることを変えるが、やって良い/悪いの判断には関与できないのがほとんどだ。
     いったん炎上した事案は覆えすには相応の証拠がないと厳しい。個人の恨みや妬みが発端になるとどこかでほころびが浮き彫りになる。
     悪意がある作用があると反作用が生じる。ハラスメントもDVも一度事案が発生すると、派生したり次世代に引き継がれたりして繰り返す。その手段として使われるエビデンスも高度な簡易ツールを使えるとなると悩ましい。

    0
    2024年06月05日
  • キッチンつれづれ

    Posted by ブクログ

    2024.05.25
    こういうアンソロジーは読む側には楽しいが書き手にとっては厳しい一面もある。
    やはり他の作家との比較をされてしまうから。
    この一冊では、売れているだけあり、福澤さんの作風に一票!

    0
    2024年05月26日
  • 迷 まよう

    Posted by ブクログ

    書き手の違いを存分に楽しめるアンソロジーは、読んでいて本当に楽しいです。

    「迷う」主人公達、それぞれのストーリーは読みやすいけど、短編の中で展開や語りがコロコロ変わるとついていくのが精一杯。そして戻ってまた読んだり、、「あぁ〜多分作者の意図にはまったな」と思って苦笑いしたり、その後の安否が気になったり納得したり首をひねったりだった。そして、最後に掲載されている編、さすがだなぁと。

    アンソロジーを読むと、自分の好みを確信させてくれますが新たな発見もあったりして、また次のアンソロジーを探してしまう、嬉しい連鎖になります。

    0
    2024年05月21日
  • 梟の好敵手

    Posted by ブクログ

    梟シリーズ3作目。
    ハイパーウラマの試合での息を呑む闘い。面白かった。運営側の妨害が明らかになるも、まだ影で糸を引く存在もほのめかされて今後の展開も楽しみです。実写でルナのメイクどんななのか見てみたい気がする…。

    0
    2024年05月18日
  • ゼロデイ 警視庁公安第五課

    Posted by ブクログ

    2015年作。なかなか描き切るのは難しいテーマなように思いつつ、複数のグループと経緯や伏線がそれぞれ絡み合いながら事件が進んでいくのを、視覚的にイメージしやすい文体で読むことができました。

    0
    2024年05月13日
  • ディープフェイク

    Posted by ブクログ

    ある日身に覚えのない画像や動画がネット上に拡散されたら。
    人気教師の評判は1日で地に落ち、
    強烈な誹謗中傷に晒される。
    正体の分からない犯人と世間一般の正義感に、
    押しつぶされそうになる描写がすごくリアルで、ぞっとしました。
    実際のSNSでもあるんだろうなぁと思わずにはいられず、
    SNSとの付き合い方を考えさせられました。

    途中、調査仲間のなかに真犯人がいて、
    裏切られるんだろうかとドキドキしていたので、
    犯人にはちょっと拍子抜け感が。

    ただ、最後の仕掛けと犯人の終わり方に納得感。

    先が気になって一気読みしちゃいました。

    0
    2024年04月23日
  • 梟の好敵手

    Posted by ブクログ

    梟と狗が遂にぶつかる。狗の思惑がまだ読めず、今後の展開が待ち遠しい。敵は狗だけではなさそうなのもまた興味をそそられる。

    0
    2024年04月07日
  • ディープフェイク

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    味方、敵、嘘、真実に振り回される時間でした。順風満帆に見えてもそうじゃなかったり、いい人に見えても人目につかない場所で何をしてるかはわからない。陥れる側の人間になるつもりはないけれど、感情はすごく大きな原動力にもなるから、自分の心が荒みすぎないようにしようと思った小説でした。

    0
    2024年03月28日
  • 梟の胎動

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    梟の一族の続編。
    特殊な能力を持つ「狗(いぬ)」の一族の存在が明らかになる。狼のようなんだけど、なんかいやらしい感じが強くて…。狼にはトワイライトのジェイコブとか、ゴールデンカムイのレタラとか、ツイステのジャックとかのかっこよくて守ってくれるいいイメージを持ってるのでちょっと…。まあそうでない人が今後出てきたらいいなと思う。続きが早く読みたいです。

    0
    2024年03月27日
  • ディープフェイク

    Posted by ブクログ

    ディープフェイクというよりは、週刊誌やネットの誹謗中傷とその闘いを描いた作品。ディープフェイクは中傷の1つの手段として登場します。
    序盤は読んでいて気持ちのいいお話ではありません。主人公が徐々に反撃に転じるころからは面白くなりますね。
    ディープフェイクはこれからますます増えていくと思う。こういったことがあるのだという啓蒙として、読まれてほしい作品ではありますね。

    0
    2024年03月26日
  • ディープフェイク

    Posted by ブクログ

    中学校の教師湯川は、「鉄腕先生」のあだ名でテレビにも出演している。あるとき、中学生とホテルに入るフェイク画像で週刊誌に糾弾される。身に覚えのないことで、SNSでもたたかれ、八方ふさがりとなる。
    はたして湯川の運命は?というお話。
    芸能人でなくても、SNSで偽情報を拡散されたら生活に支障が出る。明日は我が身のような内容だった。改めてネットの怖さや集団心理の怖さを思い知らされた。

    0
    2024年03月18日
  • 梟の胎動

    Posted by ブクログ

    第2弾

    眠ることを必要としない一族「梟」。
    里自体は、あの事件で、崩壊したけど、一族の結束は、まだまだ大丈夫。

    今回は、新たに「狗」という一族も!
    まぁ、よく考えたら、得意な能力ある一族がひとつでもあったら、他にもある可能性高いわな。
    昔は、お互い忍びなどの裏稼業で稼いでたようやけど、「狗」の方がヤバい仕事っぽい。

    ストーリー的には、この一族に加えて、ドーピングとか肉体改造したヤツらが、闘う競技みたいなのに参加して、優劣を争う感じに進みそう。
    個人的には、もっと裏で活躍する感じの方が好みやけどね。
    ハリーポッターでやってたボール使ったチーム戦を思い浮かべたけど、どうなんやろ?
    どうなるか

    0
    2024年03月16日
  • おいしい旅 想い出編

    Posted by ブクログ

    秋川さんや大崎さん、柴田さんというラインナップ!
    好きな作家さんの話は読みやすい。

    大﨑さんの横浜話はテッパンだな。
    小谷村のロッジの真相に、果たして彼は気づくのだろうか。

    0
    2024年03月13日
  • 梟の一族

    Posted by ブクログ

    酷くおどろおどろしい前時代的な描写から始まって、でもちゃんと現代の姿として納得できる流れ。
    手に取って、さらさらと一気に読みました。面白かった。ついこの間、親の世代(終戦前後世代)にとって、その親の生きた江戸はいまよりずっと身近だったのだと思うことがあったばかりで村のありかたもとてもありそうなことだと思った。

    0
    2024年03月10日
  • 梟の好敵手

    Posted by ブクログ

    前作より面白かった!
    ウラマという競技に嫌悪感を感じながらも、全体的に話がスピーディーで読みやすかった!

    0
    2024年03月06日
  • ここだけのお金の使いかた

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    旅のお供として。まず関係ないけどこの本の写真?何でこんなに暗いのよ。お金に関するアンソロジー。概ねみんな面白かったけど、松村比呂美『二千万円の差額』は泣いてしまった。大切な人の死を自分のせいと思って、不安障害になったりパニック障害になったりするのはわかる気がする。うちの親はどうなるかなー。大崎梢『12万円わんこ』と福田和代『わらしべ長者のつくりかた』はうまくいき過ぎと思えるくらいいい話だった。でもこういう明るい話はいいものだ。特にわんこの莉々子のように明るくすがすがしく生きていけたらいいよなー。

    0
    2024年03月04日
  • 群青のカノン~航空自衛隊航空中央音楽隊ノート2~

    Posted by ブクログ

    1日でサクッと読み終わりました。
    航空自衛隊音楽隊を舞台としていますが、毎回入ってくるミステリの部分も日常性のやや延長のようなトリックです。
    短編ごとに少しずつ時が経ち、登場人物の生活も少しずつ変化があるものの、それぞれの性格をメリハリつけて描き分けつつ、互いのかけあいが楽しいです。
    爽やかな文体も含めて、息抜き、気分転換にとてもよい本だと思います。

    0
    2024年02月21日
  • 東京ホロウアウト

    Posted by ブクログ

    物流トラックVSテロ犯罪

    内容ももちろんおもしろかったが
    日々私たちの生活のために生活物資を運んだり
    日々の生活から出るゴミを処分してくれている
    人たちに尊敬の念が深まりました

    自分が知らない職業を知れてとても勉強になったし
    もし物流が止まってしまったらどうなるのか
    怖い気持ちにもなった

    そんな日の目を見ない業種の人たちが団結してテロ犯罪と立ち向かうのもよかった

    0
    2024年02月13日
  • 梟の一族

    Posted by ブクログ

    読み始めたら止まらない!
    わずか7日間の物語
    サイエンス✖️忍者アクションエンターテイメント
    とある

    滋賀の山間に暮らす、ふくろう、と呼ばれる人々。
    忍者の末裔とされる村が、ある夜襲撃に遭い、1人残された16歳の高校生少女が、持てる力を全て使い戦う。彼等は眠らないのだ。

    解説によれば作者の福田和代さんは実に多くのジャンルを書く作家さんだとか。
    多くのジャンル小説の名手といえば宮部みゆきさん!
    福田和代さんを「現代のエンタテインメント小説界きっての剛腕の持ち主」と評している。

    はじめのシーンからワクワク、あっと言う間にその世界に入り込んでしまう。
    とにかく面白くてとまらない!

    0
    2024年02月12日