福田和代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
4編の短篇による、警察小説のアンソロジーです。
まぁ、短篇故に、
人物や動機の深掘り、トリック等は控えめですが、
短ぃ尺に、お話がうまく落とし込まれていました。
1点、特出するならば、
警視庁捜査第三課(盗犯担当)や所轄署の留置係、
警視庁通訳センター・通訳捜査官、などといった、
あまり馴染みのなぃ部署が、舞台となっている点。
ハードボイルドから人情モノまで、
警察小説と言えば、捜査1課(殺人担当)ですが、
人情モノの新機軸となり得る題材だと感じました。
長篇作品で、ガッツリ読んでみたぃな~なんて…。
また、最後の1編は、
死刑制度がより厳罰化された近未来を舞台とした、
異色作ではあり -
Posted by ブクログ
ネット社会、情報社会の怖さを余すところなく描いた作品だった。
主人公は東京地検特捜部の湯浅。閣僚間近の国会議員・矢島が謎の自殺を遂げた事件を調べているうちに、インターネットに次々と矢島の個人情報が流れていることに気がついた。
自宅の住所や電話番号をはじめ、過去の学歴や日常生活のテリトリーに至るまで詳細にカキコミサイトや個人ブログにアップされている。隠し撮りされたと思われる写真も掲載され、それについてのネットユーザーからのコメントもものすごい数になっていた。
ほとんどが悪意のあるコメントで、読んでいる湯浅も気持ちが悪くなるほどだった。これだけの個人情報を掴むにはとてつもない大きな組織とネットに -
Posted by 読むコレ
このところの作品が安定した面白さながらも、個人的には
実は贅沢にも何か、物足りなさを感じていた福田作品ですが
今作はその物足りなさを満たしてくれる作品でした。
ボリュームもスピード感も作品の内容も全てがバランスが良くて
読み始めたら止まらない一気読みな高層ビルジャック・サスペンス。
高層50階の複合ビルが丸々乗っ取りされるというサスペンス
なのですが、その動機や余りにも痛快で大胆な犯人達の手口は
痛快さを感じてしまい、ドキドキするというよりは、ワクワク
して犯人達側に自分も立って読んでしまいます。今までの福田作品
には見られなかったのは、思わず笑みが溢れてしまうような
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Posted by ブクログ
2008年の上梓作品にも関わらず、震災後である今読むとこの内容が非常にリアルで、しかも事細かに描かれているコトが分かる!
…「輪番停電」が元々考えられていた手法ってコトも初めて知ったしで。。。
その意味でも、東京で停電が起きた場合を想定して書かれた本書は、その際に生ずる生活への支障、そしてその対応に追われる職員の苦労などが実際の裏付けに基づいた丁寧なクライムノベルとして仕上がっている。
丁寧さの部分で言えば、停電等に関する事象のみならず、登場人物たちについても1人1人がしっかりと描かれている。
テロを犯す側、それを阻止する側の背景は当然として、本筋とは関係なく巻き込まれる群衆たちにもちゃん