福田和代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネットの中で、自分ではない自分が生まれ、育っている。肌に粟が立つ感覚がした(p34)
ディープフェイク(AIによる画像合成技術)をテーマとした福田和代さんの最新小説。「鉄腕先生」と呼ばれ、テレビで活躍する教師・湯川が、女生徒とのホテル密会写真を週刊誌で報道され世間は大炎上、写真がディープフェイクだと分かった湯川は犯人を見つけるべく独自捜査するが、周辺でいろいろな事件が起きていく… 一人の有名人が1枚の偽造写真の拡散だけで社会的地位を失い、追い詰められていく姿がリアルに描かれる。完璧に法整備されていない現在のネット社会で誰でも起き得る話であり、最新のネット犯罪系に興味ある人にオススメの一冊。 -
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Posted by ブクログ
ディープフェイク(AIによる画像合成技術)で精巧につくられた動画がネット上で拡散され、見に覚えもない教師が追い詰められていく…
そういうくだりから始まり、ネット上の中の自分が自分なのに自分でない…訳がわからないまま名声も仕事も家庭も失われて。
追いつめられる恐怖感は半端なくこちらちも伝わってくる。
読むスピードが止まらない。
早く、早く解決してほしい一心で一気読み。
しかし、なぜ人は理性的な情報には動かないのに怒りや悲しみや同情などの心を揺さぶる強い感情には動かされやすいのか。
悪意に満ちた誹謗中傷を簡単にするのか。
AI技術が発展しても道を間違えない良い方向へと進んでくれたらと願う。 -
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Posted by ブクログ
感染症をモチーフにした小説で
私がまず選んだのは
これだったのですが…好みとして正解。
なにより「言葉を失う」ことに
焦点が当たってるところが
言語フェチにはもうバッチリですわ。
そして、山あり谷ありだけど
最後は希望を感じさせて終わっている
ハッピーエンド寄りなところ。
それにしても作家の想像力というのは
2012年当時の資料と情報だけで
こんなに現実に肉薄するものが
書けちゃうんだから、すごい。
感染してるのに症状が出ないとか
劇症化の度合いとか…。
しかし、日本がパンデミック震源地で
早めに鎖国状態にしたため
日本以外の国には広まらなかった
ってのがなんだか皮肉だったわ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ緊急事態宣言で古巣の顧問契約もうやむやになっていた所へ、その古巣からの呼び出しがあり、現地に向かうしのぶとスモモ。
今回のターゲットは東京に居ると解り…
コロナの所為で只でさえ思うように動けないのに、しのぶの事務所へ転がり込んでくるデラさん親子、バイトの透。三密はどこへやらな感じでしたが、しのぶの元へ集まるのは仕方ないのかな。あれだけ頼りになる人なら。
敵であるダーマに寝返ったスモモが心配でしたが、しのぶと敵対関係にならなくて良かったです。そして、ヤキモキしてたデラさんとの関係も前進してニンマリ。また次のシリーズへ続くのを期待してます。