福田和代のレビュー一覧
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忍者の末裔<梟の一族>が細々と暮らす山里。ここが突如何者かの襲撃で壊滅させられます。
一人難を逃れた高校生の史奈。そして<梟>の特殊能力が「眠らない」ことと「超人的な運動能力」なのでした。この着想が凄く面白そうで、期待して手にしました。
前半の展開は興味深く、ハラハラドキドキもありましたが、史奈が<梟>の異能を発揮し、孤独な闘いを展開‥などと予想した私が悪いのでしょうか? 読み進めるほどに、期待の度合いがトーンダウンしていきました。ごめんなさい。
個人的に残念に思ったのは、人物造形が浅いのではないかと。テンポのよさはいいのですがね‥。史奈は主人公なのに、予想に反して躍動場面(狩猟ナ -
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旅にまつわる短編集。
そしてそこに「たべもの」の記憶が加わる。
『あの日の味は』柴田よしき
京都で大学時代を過ごした女子友3人の
ひさしぶりの会合。
『幸福のレシピ』福田和代
ふるさとの神戸に戻ってきた老齢の女性と
青年のふしぎな思い出歩き。
『下戸の町・赤羽』矢崎存美
恋と仕事を失って東京から帰ってきた主人公。
友達とふたり、はしごカフェ。
『旅のはじまりの天ぷらそば』光原百合
ラジオ局で職員同士がおしゃべり。
話題はサービスエリアのお蕎麦のこと。
『ゲストハウス』新津きよみ
離婚して生き別れの娘に会うため
ゲストハウスに泊まる男性。
『からくり時計のある町で』秋川滝美
ドイツで -
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「梟の一族」「梟の胎動」に続く3冊目。
前作に登場した新競技「ハイパー・ウラマ」の試合が始まり、ドーピングなしで競技に挑むアテナ陸上部(史奈と長栖兄妹)に、それを潰そうとする運営側の工作が絡んで進むお話。
「ハイパー・ウラマ」の何でもありのルールと試合展開はスポーツの描写としての感興を呼ばず、ちょっと期待外れ。そもそも競技自体が陰謀の道具にしか見えないところも興を削ぐ。
前作の感想に『引っ掛かることがテンコ盛り』と書いたが、井戸が枯れても無問題、古文書はいつの間にやら読み解けて、光学迷彩服はあそこで出てくるってか。
トーナメントの結果も物語の顛末もそれぞれあっけなく、いいふうにまとめられては -
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先日読んだ「梟の一族」の続編。
あれから4年、史奈は東京で暮らす大学2年生。
何者かからの尾行、怪しげな依頼、遺伝子ドーピングの噂、〈狗〉の一族の出現、ドーピング検査なしという新競技「ハイパー・ウラマ」の発表、諒一の参戦表明と、色々な話が付かず離れずで展開する。
スピード感もあって、まずまず面白く読めたが、これからというところで終わる話は次巻への予告編といった感じも。
「ハイパー・ウラマ」への参戦の行方に加えて、前作ラストの古文書の読み解きや本作プロローグの光学迷彩服の使い時、同じくラストの井戸水の真相など引っ掛かることがテンコ盛り。続きが気になる。 -
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旅と想い出と美味しいものが詰まったアンソロジー
大切にしたい思い出、苦い思い出、温かな思い出、閉じ込めていた思い出、思い出にも色々あるけれど、それが自分を型どっていることは間違いない
最近の情勢(コロナ、マスク、ソーシャルディスタンス、黙食、夜間営業)が見え隠れしているが、そんな事があった時代に出された本なんだよといつか言いたい
福田和代「幸福のレシピ」
神戸へのひとり旅で亡くなった旦那さんとの大切な想い出がいくつも蘇る、温かな気持ちになれる
矢崎存美「下戸の街・赤羽」
リサーチとして友だちとのスイーツ爆買い食いステイ、朝から晩までスイーツだらけでも満足にあるあるとうなずきながら読める
新津 -