福田和代のレビュー一覧

  • 梟の一族

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    単行本の時に見落としていた。私好みの伝奇小説。子供の頃に読んだ、半村良の産霊山秘録、平家伝説や恩田陸の常野物語が好きな人なら間違いなく楽しめると思う。
    これは、滋賀のとある山里の人々がキーとなる話だが、ちゃんと現代の話になっています。

    文庫の、解説はネタバレに近いあらすじが書かれているので注意して。この解説は、オビや裏表紙を見て買う人にはそもそも不要だと思うけど。

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    2022年10月09日
  • ディープフェイク

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    【感想】
    小説だと知らず人工知能の勉強にと思い開いたら小説だった。
    せっかくなので読んでみると、その面白さにみるみる引き込まれていった。
    読み進める中で、犯人に対する怒りが伝わってくるとともに、ネット情報のいい加減さやネット情報に影響を受けやすい人たちの攻撃力を改めて認識した。
    ネットの世界は付かず離れず程度の付き合い方がよい。

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    2022年02月13日
  • ディープフェイク

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    こんなことが現実で起こるのか…と、もし自分が主人公の立場だったらを考えると恐ろしい。
    SNSは嫌いで殆んどやらないが、より嫌いになった。(笑)

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    2022年01月19日
  • ディープフェイク

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    主人公は有名人で多くの協力者がいたから救われたが、普通の人がこんな方法で陥れられたら、ひとたまりもないだろう。

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    2021年12月10日
  • 迷 まよう

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    ネタバレ

    アンソロージーはいろいろな作家の方の作品が読めるので好きです。

    今回は近藤史恵さんの『非事故物件』が特に面白かったです。

    それぞれに個性が出ていて、面白かったですねぇ。

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    2021年12月05日
  • ディープフェイク

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    ディープフェイク(AIによる画像合成技術)で精巧につくられた動画がネット上で拡散され、見に覚えもない教師が追い詰められていく…

    そういうくだりから始まり、ネット上の中の自分が自分なのに自分でない…訳がわからないまま名声も仕事も家庭も失われて。

    追いつめられる恐怖感は半端なくこちらちも伝わってくる。
    読むスピードが止まらない。
    早く、早く解決してほしい一心で一気読み。

    しかし、なぜ人は理性的な情報には動かないのに怒りや悲しみや同情などの心を揺さぶる強い感情には動かされやすいのか。
    悪意に満ちた誹謗中傷を簡単にするのか。

    AI技術が発展しても道を間違えない良い方向へと進んでくれたらと願う。

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    2021年12月01日
  • 怪物

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    「あいたたた」と思いながら読みました。
    読みやすくて一気に読みました。

    登場人物の背景があまり描かれていないので背景が知りたい

    でも、主人公のおじさんの特殊能力は刑事という仕事にぴったりだなぁと思いました(作文かw)

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    2021年11月23日
  • 東京ホロウアウト

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    倉庫を持たずに物を流すことで消費を支える。それはある意味危うい世界だったと思い知る。時に食品であり薬品であり、日常生活に必要なもの。不要なもの、ゴミもその一つだったか。う~~む
    トラックドライバーが大活躍していたのがうれしかった。駅に張ってあったトラック協会の就職面接(?)のポスターが眩しかった。

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    2021年07月12日
  • S&S探偵事務所 最終兵器は女王様

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    あらすじから購入。関連はあるけど、1話ごと完結していたので読みやすかった。あとがきでスピンオフ作品であったことにようやく気がついたので、大本の「サイバー•コマンドー」も読んでみたい。登場人物の個性もおもしろくシリーズを追って行きたいと思った。主人公がバディを組むまでやデラさんの背景等気になることもあるので、今後の展開に期待。

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    2021年07月03日
  • 東京ホロウアウト

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    78時期に叶ったおはなし。実にありそうな小説でJOC その他の大人たちに読め!って言いたいですね。流通テロの話しは他にもあったけど、これは面白かった。欲を言えばちょっと登場人物の整理ができていなかったかも。

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    2021年06月16日
  • カッコウの微笑み

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    67良くできたストーリで、辛い物語をスカッとまとめてくれています。但し題名と内容がさほど合致しないと思うのは考えすぎかな♪

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    2021年05月25日
  • 因縁

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    事件が起きてからと事件に至るまでの出来事が先になり後になり語られる。背景が明らかになることで一つ一つの関わりが明らかになってくる。なるほど物事には因縁があるということですね。
    和之君の芯のところは良い人なのかな

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    2021年04月04日
  • アンソロジー 捨てる

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    中古で買ったら、なんと大好きな松村比呂美さんのどなたかに向けた
    直筆サインが入っておりました。ラッキー。
    「捨てる」をテーマにしたアンソロジーもの。
    テーマからいうと断捨離・清算などが思いつくけれど、
    それから展開される物語はどれも面白かった。
    特に好きなのは、「蜜腺」「ババ抜き」
    読み終わってしばらくたつ今でも、思い返すと背筋がぞくっとする。

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    2021年03月29日
  • 星星の火 : 2

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    中国残留孤児だった人が日本にやって来る。
    夢と希望を持って子や孫を連れて。
    自国以外のアジアの人を見下したり排斥する人が多い日本へ。閉ざされた中国人社会が出来上がるのに納得できてしまう。お互いに認め合えば良い関係が築けると信じたいのは甘いのだろうか

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    2021年02月12日
  • バベル

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    感染爆発が始まった原因不明の新型ウイルス「バベル」に、人間が立ち向かう術はあるのか?
    日本政府はある対策を講じる決断をするが…。

    近未来の日本を襲った緊迫のバイオクライシス・ノベル!

    これを2013年あたりに書いてたのか〜!すごいな!!
    面白かったし、今このコロナ禍に読めてよかった!!

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    2021年01月22日
  • バベル

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    感染症をモチーフにした小説で
    私がまず選んだのは
    これだったのですが…好みとして正解。

    なにより「言葉を失う」ことに
    焦点が当たってるところが
    言語フェチにはもうバッチリですわ。
    そして、山あり谷ありだけど
    最後は希望を感じさせて終わっている
    ハッピーエンド寄りなところ。

    それにしても作家の想像力というのは
    2012年当時の資料と情報だけで
    こんなに現実に肉薄するものが
    書けちゃうんだから、すごい。
    感染してるのに症状が出ないとか
    劇症化の度合いとか…。
    しかし、日本がパンデミック震源地で
    早めに鎖国状態にしたため
    日本以外の国には広まらなかった
    ってのがなんだか皮肉だったわ。

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    2020年12月31日
  • 迎撃せよ

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    もどかしい。なぜ迎撃できないの?なぜ攻撃できないの?
    トム・クランシーやマーク・グリーニーの小説を読んでいると、国に敵対する者は容赦なく排除するのに。自衛隊は何もできない。自衛隊が仕事をさせてもらえないのだ。本小説のように問題が出てきて初めて、国民が手足を縛っていて動けなくしているのだ。自衛隊に仕事をさせようよ。

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    2020年12月28日
  • S&S探偵事務所 いつか夜は明けても

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    ネタバレ

     緊急事態宣言で古巣の顧問契約もうやむやになっていた所へ、その古巣からの呼び出しがあり、現地に向かうしのぶとスモモ。
     今回のターゲットは東京に居ると解り…

     コロナの所為で只でさえ思うように動けないのに、しのぶの事務所へ転がり込んでくるデラさん親子、バイトの透。三密はどこへやらな感じでしたが、しのぶの元へ集まるのは仕方ないのかな。あれだけ頼りになる人なら。

     敵であるダーマに寝返ったスモモが心配でしたが、しのぶと敵対関係にならなくて良かったです。そして、ヤキモキしてたデラさんとの関係も前進してニンマリ。また次のシリーズへ続くのを期待してます。

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    2020年12月21日
  • 空に咲く恋

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    人の縁と花火の話かな。花火を見ることはあっても、作り方とかは知らなかったので興味深く読みました。
    一応ラブストーリーなんだけど、ヒロインのきっぷがよすぎて全然恋話の雰囲気になりませんね。

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    2020年11月03日
  • 薫風のカノン~航空自衛隊航空中央音楽隊ノート3~

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    一度単行本の方で読んだことがありました。再読になります。

    面白いですねぇ。毎年、年に1回くらいは、陸海空いずれかの自衛隊音楽隊の演奏会に行っているのですが、今年はそれもかなわず。この本で、自衛隊音楽隊の雰囲気を味わいました。まぁ、演奏とは異なり、日常の様子なのでだいぶ感じが異なりますが(笑)。

    このシリーズは、この作品で3部作終了だったんですね。残念。面白かったんですが。

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    2020年10月31日