福田和代のレビュー一覧

  • 堕天使たちの夜会

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    犯罪被害者遺族の復習を専門に請負うグルーブが主人公。設定もなかなか良くてストーリー進行もいい。
    お手軽に読めるのがいい。

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    2018年07月17日
  • タワーリング

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    六本木の超高層ビルジャックの話だ。セキュリティなどが高度に設計されたインテリジェントビルなので、通常はありえないと思うが、それでは面白くない。やはりフィクションなので、ありえない事が起きるのが、面白い。しかも福田氏の作品は毎回、よく考えられている。面白い。そして最後は、いつもの大ドンデン返しだ。

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    2018年07月01日
  • 東京ダンジョン

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    地下鉄構内でこんな怪しげな行動をする人間を見かけたら平常心ではいられない。しかも、ネットでも話題になってきたらますます怪しい。
    訴えかけたいことがあるというのはわかるけど、その手段がね〜。かなり注目されないと気がすまないということなんだろうか。「見てみてあたしのこと〜」って人、確かに多いもんね。アピールがすごい人に限って小者だと思うのはあたしだけ?

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    2018年06月20日
  • 怪物

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    ネタバレ

    繰り広げられる物語に引き込まれて、一気に読み進めました。後半からセリフと心情描写が中心で、情景描写が少ない印象で少し物足りなく感じましたが、正義感ゆえに翻弄され無惨に心を引き裂かれていく主人公、香坂が最後に見つける居場所が、予想もしなかったものあり、ミステリーとして秀逸な作品と思いました。

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    2018年05月18日
  • 天空の救命室 航空自衛隊航空機動衛生隊

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    主任務が患者の搬送なので、基本的には大きなお話にならない。人間関係や患者の事情なのでストーリーを組み立てていますが、もう少し空自機動衛生隊ならではの展開が欲しかったかな。

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    2018年05月06日
  • 迎撃せよ

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    亡国のイージス系のお話。女性パイロットの仇討ちはリアリティが無いかな。テロリストグループの日本人があっけなく捕まってしまうのも腑に落ちない。それでも、次の展開を期待してページを読み進めさせるだけの上手さがある

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    2018年04月18日
  • 群青のカノン~航空自衛隊航空中央音楽隊ノート2~

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    ミステリーとしての謎はそう大がかりなものではないですが、このシリーズはキャラがいいですね。なんかこう渡会三曹がかわいそうになってきました。

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    2018年01月19日
  • タワーリング

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    まもなくオリンピックが開催される昭和39年、東京。
    三人の少年が、小高い丘の上から東京の夕陽を眺め、
    夢を語る場面から物語は始まる。

    そして現在、最先端の設備を誇る六本木のタワービルが乗っ取られた。
    人質は最上階に住む社長───。

    面白かったです。
    犯人の動機には少し「ん?」となりましたが…。
    最後のどんでん返しのような真相、全く想像しませんでした。

    成功者と呼ばれる人が、何かを成し遂げるために、やむを得ず犠牲にしてきたもの。
    欲しいものは、何もかも手に入れているかのように見えても、
    一番欲しかったものは手に入らなかった。
    その孤独がせつない。
    「象のお話」と冒頭の東京の夕陽が深く印象に

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    2017年10月21日
  • バー・スクウェアの邂逅

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    街は大阪。

    デッドエンドストリートにそのバーはあった。

    大阪府警薬物対策課の刑事、三田はひょんなことからそのバーを訪れ、バーの雰囲気、そして謎めいたバーテンダー、リュウや常連の元ボクサー、宇田島の持つ魅力にひかれはじめる。

    しかし、薬物がらみの事件に二人の影が見え隠れして…。

    6つの短編からなる連作モノ。

    三田、リュウ、宇田島、三人の男の間に漂う友情っぽい感情。

    さらに、薬物対策課の刑事たちも、なかなかに魅力的で、クセになりそうな物語である。

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    2017年10月18日
  • ZONE 豊洲署生活安全課 岩倉梓

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    まだ街として完成していない、地域<ゾーン>である豊洲。
    そこを舞台に生安の女性刑事、岩倉梓が活躍する。

    独居老人の孤独死、幼稚園に届いた脅迫状など、
    殺人やテロといった派手な事件では決してないが、
    地道にコツコツと、被害者やその周辺に向き合う姿が描かれる。

    「生安は殺人事件を扱わない。殺人は発生した時点で
    すべての関係者が負けている。
    それに比べ、生安は生きている人間を扱う。事件を未然に防ぐために、
    存在しているのだ」

    そう述べる梓に、誉田哲也さんが描く女性刑事、
    『ドルチェ』シリーズの魚住久江の姿が重なった。

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    2017年09月03日
  • 標的

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    ネタバレ

    息をもつかせぬ緊迫感溢れる戦闘描写が格好良し。

    舞台が近未来の東京だったということには一瞬面食らった(あらすじ文には一切触れられていなかった)が、連作中編で順を追って背景設定を開示してくれたおかげで違和感少なく読み進められた。人間と見間違うレベルのロボットって・・・「鉄腕アトムの世界かい?」と鼻白むことにならずに済んだのも、そのおかげだろうな。

    宿敵への主人公の“想い”にBL臭が漂ってきた点を除き、かなり夢中になって読まされた。

    続編有り率100%と思わせられるラスト、、、、当然、続編にも期待。


    ★4つ、8ポイント。
    2017.08.22.古。

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    2017年08月24日
  • 迎撃せよ

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    ノンストップ・ミリタリー小説。時系列で、なおかつ○二○○(マルフタマルマル)なんて書き方が良い感じだ。テロリストと自衛隊のミサイル防衛システムに関わる自衛官との闘い。特に女性自衛官・真樹が本作品の重要な役を担っている。あとがきを読むと、どこか有川浩を思わせるような書きぶりで、本作品も空幕広報室のお世話になったらしい。続編の『潜航せよ』も読んでみよう。

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    2017年08月16日
  • ZONE 豊洲署生活安全課 岩倉梓

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    ネタバレ

    生活安全課が舞台の刑事もの、というのはちょっと切り口が変わっていて新鮮だし、女性警察官を主人公に据えていいるのもいい効果になっていると思います。短編連作ですが、豊洲という街が街になっていく姿をその主人公の目を通しながら、さまざまな事件とともに描いています。警察小説を期待するとちょっと変化球だけれど、女性警察官の成長物語として楽しめます

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    2017年08月16日
  • プロメテウス・トラップ

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    テロを防ぐため、過去にアメリカでの逮捕歴のあるハッカーである能條ことプロメテはMITで一緒だったパンドラと共に捜査するが、常に先を越されてしまう。
    意外性はないので先の展開は読み易い。ただテンポが良いので飽きさせない。ハッキングのウンチクなどはあまり書いてないので物足りない感じはあるが軽く読める。

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    2017年07月05日
  • 警官の貌

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    『常習犯』今野敏ーこんな世の中だといいのに、と願ってしまう敏ちゃん節。
    『三十九番』誉田哲也ーうぁー、あるのかもー。抑圧ってこうはじけるのか。
    『シザーズ』福田和代ー長編向き?城氏の家庭の事情がそうとう邪魔な気が。
    『見ざる、書かざる、言わざる~ハーシュソサエティ』貫井徳郎ーふむ。設定がこうだとしたら、こう進むかもな。でも海外に弱いから、日本人。

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    2017年06月13日
  • 碧空のカノン~航空自衛隊航空中央音楽隊ノート~

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    航空中央音楽隊といえば外囿さん(ユーフォニアム奏者・現在は退団)だろと思う低音系吹奏楽経験者の私です。
    自衛隊の音楽隊ということで、ミステリではありますが一種のお仕事小説としても面白いです。
    ミステリといっても、謎を突き詰めていくというより日常系。がっつり謎解きを楽しみたい人には少し物足りないかもしれません。
    吹奏楽経験者もそうでない人も、ぜひ記載されている曲を聴きながら読んでいただけると雰囲気が出るかなあと。
    自衛隊祭り行きたいなあ…

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    2017年05月14日
  • プロメテウス・トラップ

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    それほどハッキングの技術的な面は書いてないんだけど、要するに攻めるも守るも発想、ヒラメキが大事って感じで面白かった。
    展開も早くて文章のテンポもいい。さくっと読める。オチというか、黒幕はまぁ想像できる。登場人物も多くないので、あの人しかいないよね。

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    2017年04月08日
  • プロメテウス・トラップ

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    あとがきより→「米国への留学時代、天才ハッカーと周囲におだてられ、FBIのシステムに侵入して逮捕された「プロメテ」こと能條良明は、刑務所に三年間収監されたのち日本に戻り、そこそこ優秀な「お助けプログラマ」としてさえない生活を送る日々。ある日、謎の男から怪しい依頼を受けーー」
    最初の話でグッと掴まれました。痛快でするっと読めるテンポの良さ。ハッカーやクラッキングとかの詳しい知識とか無くても楽しめました。
    個性的なキャラクタたちもそれぞれが好きですね。彼らひとりひとりの話も読んでみたいという作品でした。

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    2021年12月18日
  • 東京ダンジョン

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    正直に言えば少々物足りない、というか肩すかしをくらった感じはある。地下鉄、そしてその保線員にスポットを当てることで、東京の地下に広がる地下世界に目を向けることには成功している。ですが、最終的に引き起こされる事件は、地下鉄がターゲットじゃなくとも成り立つものだったし、描かれるテーマも地下鉄ではなくとも成り立つ。より現実路線をとったんだとは思うけど、事件の規模も物足りない。
    もっと地下世界にせまってほしかった。

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    2017年01月12日
  • バー・スクウェアの矜持

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    この作品の主人公は無骨な刑事なので、探偵小説のように一足飛びに行かず、一つ一つ事実を積み上げていくところが面白かったです。
    Barでゆったりとお酒を楽しむシーンはあまり描かれないので、この本でBarに行きたくなるかは微妙かも。

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    2016年04月29日