【感想・ネタバレ】バー・スクウェアの矜持のレビュー

あらすじ

梅田お初天神通りにある、ショットバー『スクウェア』。そこに通う大阪府警薬物対策課の刑事・三田は、今まで追ってきた数々の薬物絡みの事件の陰に、謎めいたバーテンダー「名無しのリュウ」と、常連である元ボクサーの実業家・宇多島の策謀があることを知り、葛藤を抱いていた。彼らは敵か味方か。やがて明かされるリュウの過去と真意。男たちが描くシナリオはどんな結末に向かうのか。そして武闘派暴力団が絡む、薬物事件の捜査の行方は? 『スクウェア』を舞台に、傷と影を抱える男たちの友情と駆け引きを鮮やかに描く、連作ミステリ第2弾。

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Posted by ブクログ

大阪が舞台の物語で、主要視点人物は、府警で薬物対策を担当している三田刑事である。
三田が<スクウェア>で出逢った人達との物語と、三田が所属する捜査班が追う事件の顛末とが、少しずつ交差しながら進む本編はなかなかに愉しい。少し夢中になってしまった。
゛下巻”に相当する本作では、三田が感じていた「何か」が明らかになって行く…
ところで…本作を読んでいると、三田が毎度のように「俺の酒」と呼びながら呑んでいる<タラモア・デュー>というアイリッシュウィスキーが少々気になる…

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2017年03月16日

Posted by ブクログ

この作品の主人公は無骨な刑事なので、探偵小説のように一足飛びに行かず、一つ一つ事実を積み上げていくところが面白かったです。
Barでゆったりとお酒を楽しむシーンはあまり描かれないので、この本でBarに行きたくなるかは微妙かも。

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2016年04月29日

Posted by ブクログ

二ヶ月連続で刊行となった、青年二人と中年刑事によるハードボイルド。
長編としての転結を書いた分、前作に比べミステリのキレはやや鈍い。
しかし、主役三人以外の登場人物がよくて、話のスパイスとして、またストーリーの展開軸として、魅力を放ちながら上手く機能させている。
あとがきではあまり積極的ではなさそうだが、細く長く続くとよりよいと思う作品。
3+

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2016年05月06日

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