あらすじ
航空自衛隊航空中央音楽隊でアルトサックスを担当する鳴瀬佳音(なるせかのん)は、ちょっぴりドジだけど憎めない女性隊員。練習と任務の演奏会に明け暮れる中、数々の不思議に遭遇する。失われた楽譜の謎、楽器のパーツ泥棒、絵葉書に込められた見えないメッセージ……。個性豊かな仲間たちと共に“事件”を解決! クライシス・ノベルの名手が意欲的に描く、爽やかで心温まる物語!
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Posted by ブクログ
私は、まだ9歳なのですが、図書室にあった本を取ってみました。それは、私の好きな「音楽」の本。音楽自衛隊だとはその時気付きませんでしたが、後で自衛隊の本だと気付きました。そこで、将来、自分は音楽自衛隊にもなってみたいなと思いました。私が特に面白かったのは、「ある愛のうた」の事件です。あれは木内の告白だったのかよく分かりませんね。また、全章少し不思議なことが起こるので面白いです
Posted by ブクログ
え、福田和代さん? って面食らいますが、ほのぼのとしたお仕事ミステリ小説です。航空自衛隊の音楽隊を舞台にした日常の謎と、登場人物たちのやりとりが楽しい。気になるのは、あの2人が今後どうなっていくかぐらいですよねえ。
Posted by ブクログ
航空中央音楽隊といえば外囿さん(ユーフォニアム奏者・現在は退団)だろと思う低音系吹奏楽経験者の私です。
自衛隊の音楽隊ということで、ミステリではありますが一種のお仕事小説としても面白いです。
ミステリといっても、謎を突き詰めていくというより日常系。がっつり謎解きを楽しみたい人には少し物足りないかもしれません。
吹奏楽経験者もそうでない人も、ぜひ記載されている曲を聴きながら読んでいただけると雰囲気が出るかなあと。
自衛隊祭り行きたいなあ…
Posted by ブクログ
ふむ 楽器演奏家の行く道にここもあったんですね。体力があれば大丈夫?かな。日常の中の不思議をなんで?と好奇心一杯に考える佳音は自衛官というよりキュートな女の子に見えます。機会があればふれあいコンサートに行ってみようかな。
Posted by ブクログ
後半はストレスなく、読み返しも少ないからスラスラ読めた。
楽器の重さや音の出方、練習の辛さ、楽しさなど、吹奏楽部だったらもっと共感できて楽しめたと思う。
吹奏楽も経験しておきたかったな。
曲のタイトルが書かれていても1曲も分からなくて悔しかった。
1曲だけど、聴いてみた。
Posted by ブクログ
福田さんの作品というと、題名や表紙を察するに硬派な内容が多く見受けられるのですが、この作品は180度変わって、ほんわかなストーリーでした。
舞台は航空自衛隊航空中央音楽隊という自衛隊とは違った特殊な分野を扱っています。
個人的にニコニコ動画などの動画サイトで知りましたが、最初見たときは自衛隊の部署なのに、アニソンを演奏している姿に驚きや異彩を放っているなという印象がありました。
なかなか音楽隊の裏側を知ることがなく、この作品では様々な知らないことが多くあったため、ミステリーだけでなく知識本としても楽しめました。
自衛隊といっても戦闘シーンがあるわけではなく、堅苦しいイメージを持っていましたが、爽やかに描かれています。
その音楽隊の中で繰り広げられる、警察まではいかないちょっとした困りごとを解決していきます。連作短編集で全6章。ミステリーとして楽しむと物足りない気がしましたが、自衛隊の音楽隊の裏側を知れるので、ちょっとした満足感がありました。なかなか音楽の題名を聞いてもピンとこないところもありましたが、雰囲気だけでも味わえました。
困り事を解決した先には温かな感動があり、ほんわかとした気持ちになりました。登場人物達の生き生きとした姿、自衛隊ならではの呼び方など色々と楽しめました。
自衛隊の音楽祭、ちょっと行ってみようかなと思いました。
Posted by ブクログ
音楽の周辺の日常の謎系ミステリー。
連作短編ですね。
音楽に関するミステリーだけれど、読みどころは自衛隊の音楽隊ってどんなところ?っていう興味が満たされるところでしょう。
体力的にも精神的にも大変そうだけれど、音楽で食べていくって充実していそうでうらやましい感じです。
もう少し演奏シーンがあっても良かったかな。