福田和代のレビュー一覧
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ネタバレ【収録作品】プロローグ/第一部 迷い鳥のガヴォット/第二部 毒蜘蛛のチャールダッシュ/エピローグ
RPGのチームとして集まる〈堕天使たちの夜会〉は、依頼を受けて裏で、ブラック企業の実態を暴くなどの正義を行うための活動をしている。
第一部では、プロローグの事件の被害者家族からの依頼で、真相を調べる。第二部では、問題がある家庭から少年少女が失踪している事件を調べる。
プロローグでいきなり犯人はわかるし、第二部の犯人もいかにもで謎はない……わけはなく、ここまで犯人がわかりやすいと裏を読むわけで。真相は素直。しかし、解決はスマートではなく、すっきりとしない。
好みの問題だが、こういう「仕事人も -
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『バベル』(福田和代氏作)は2012~13年に書かれた連載小説で、文庫自体も2019年発売であることから、当然に「コロナウイルス」のパンデミックを経ていない時期の物語である。
以前より「食物連鎖の頂点に立つ人類の天敵は、ウイルス」と言われていた。そのため昔から細菌やウイルスのバイオハザードに関する本や小説が数多くあった。
現実に、世界的規模の「パンデミック」となったコロナウイルス蔓延を経験してしまった今、このような物語が「どこか甘い」と感じてしまい、なかなか没入できないと敬遠する気持ちがあった。
ところがこの『バベル』は、「ウイルス・パンデミック」はあくまで背景として「言語という手段」や -
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アミの会による想い出の旅アンソロジー7編。
ゲスト:秋川滝美
「あの日の味は」柴田よしき
「幸福のレシピ」福田和代
「下戸の街・赤羽」矢崎存美
「旅の始まりの天ぷらそば」 光原百合
「ゲストハウス」新津きよみ
「からくり時計のある町で」秋川滝美
「横浜アラモード」大崎梢
10冊刊行で(仮)が取れたそうです。
想い出の旅がテーマなので、年配の主人公が多め。何十年も経って当時のものが何も残っていないと、あの頃の景色はどこにもないと突きつけられて懐かしいというより悲しいのかもしれませんね…
「幸福のレシピ」、「横浜アラモード」がすごく良かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ内省的な読書体験が続いていたせいか、本作のエンタメ感にはシンプルに気持ちが高ぶった。自制的で落ち着いているけど等身大の女の子がなにやら”普通”ではなさそうだ、と思わされる幕開けはたまらなかったし、ホテルでの軽やかな脱出には声が出そうになるほどワクワクした。男子なら一回はこんな妄想してるんじゃない?
ただ残念なことにそこが興奮のピークとなってしまった。もっととんでもないアクション活劇が繰り広げられるかと思っていたけど、物語は梟の一族としてのアイデンティティに重点がおかれていくことに。それも決してつまらない訳ではないんだけど、もっと爽快な超人ぶりを期待してしまっただけにミスマッチで消化不良になって -
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