福田和代のレビュー一覧
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結城真一郎「惨者面談」★★★☆☆
凡そ結末の予想はついたけれど、文体が好き。
伊吹亜門「囚われ師光」★★★☆☆
「刀と傘」「雨と短銃」に続いて。
この方の作品、個人的にとても好きなのだが、短編だと淡々とした印象がより強いかも。ただ母校の新島襄を出してくるところが強いな。
中島京子「ベンジャミン」★★★☆☆
お母さんのセリフと動物園であらかた予想はついたけれど最後まで読めた。
アメリカの小説を読んでる印象があった。
櫛木理宇「夜に落ちる」★★★☆☆
掲示板のまとめを読んだときに感じる胸糞感があって、とりあえず私は外食しているときに隣のテーブルにこのご家庭が座ったら、脳内早食い選手権を開催 -
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久しぶりの福田作品。ハッカー集団の話ということで「プロメテウス・トラップ」のような話かと思っていたがちょっと違う。
ハッカー集団のリーダー格・待野が轢き逃げ事件で死亡。待野の下で働いている太一は直前に受けた製薬会社からのデータを盗み取る仕事に関係して殺されたのではないかと疑い、仲間たちと共に調べ始める。しかし直後に待野の部屋が荒らされパソコンが持ち出されたり、太一らが尾行されたりと不穏なことが起き始める。
相変わらずバタバタした印象。
待野が殺された理由を調べ犯人に復讐したいと考える太一、待野の孫娘で太一が交際している理穂子に降り掛かってきた相続問題、そして幼い頃に受けた暴力父によるトラウ -
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シリーズ3作目。
1作目は単行本で出ていたが、文庫として、3ヶ月連続の刊行だったらしい。
前作では「キボウ」と言う謎のコンピュータウィルスの話だったが、今作ではコロナの緊急事態宣言下に起きた世界的なハッキング事件を描く。
半年以上が過ぎ、全国の感染者が1日2,000人を超える日が続いても、麻痺してしまったのか、緊張感のない現在の日本とは違い、まだ誰もが疑心暗鬼だった頃の心理状態も巧妙に描いている力作。
新型ウィルスの脅威とハッキングによる世界滅亡の危機への不安…久々に福田和代の面白さを感じる内容だったが、個人的にはこの軽いタッチのシリーズではなく、単体の作品として読みたかった。
EMP攻撃も近 -
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プログラムハッキングなどを得意とする作者の「サイバー・コマンド」からのスピンオフ第2弾。
今作では2020年1月21日になると、何かしらのプログラムが起動されると言われる「キボウ」と呼ばれるプログラムの開発者との闘いがメインかと思いきや、いつもお世話になっているS&S探偵社の入っているビルの1階で喫茶店「バルミ」を経営しているガミさんが、7年前娘が誘拐されることが発覚。5年ぶりに犯人から接触があったことがきっかけで、しのぶとスモモも事件の解決に挑む。
時には違法行為も犯しながら、恩人ガミさんの為に奔走するしのぶたち。
その間には女子高を舞台にしたマルウェアの事件などを解決し、IT探偵事 -
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福田さんの作品というと、題名や表紙を察するに硬派な内容が多く見受けられるのですが、この作品は180度変わって、ほんわかなストーリーでした。
舞台は航空自衛隊航空中央音楽隊という自衛隊とは違った特殊な分野を扱っています。
個人的にニコニコ動画などの動画サイトで知りましたが、最初見たときは自衛隊の部署なのに、アニソンを演奏している姿に驚きや異彩を放っているなという印象がありました。
なかなか音楽隊の裏側を知ることがなく、この作品では様々な知らないことが多くあったため、ミステリーだけでなく知識本としても楽しめました。
自衛隊といっても戦闘シーンがあるわけではなく、堅苦しいイメージを持っていましたが、 -