福田和代のレビュー一覧

  • TOKYO BLACKOUT

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    東京でテロによる停電が起きればこうなるかもしれない…というリアルさがある。実際に電気が止まってしまえば思っているよりはるかに大変なんだろうと思うと、もう少し防災に気を付けようという気になってきた。トイレさえ使えなくなるとは…
    しかし、犯人側のテロの動機はどれも承服しがたいかも。最後周防がほだされているが、犯人のせいで直接殺した相手だけでなく、病院やら交通事故やらでどれだけの人が死んだのかわからないのに、と思ってしまった。ほぼ間違いなく死刑だろうと思うが、義弟はそのあとどうなるんだとか思うとなんともやりきれない。

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    2017年03月01日
  • タワーリング

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    序盤で犯人がわかった。と思ったらラストで・・・
    六本木ヒルズを含め東京の都市開発は庶民おいてきぼりの感じを以前からしていた。便利な社会インフラは嬉しいのだが、子供の頃暮らした街並みも自分にとっては捨てられない思い出である。

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    2017年09月26日
  • 怪物

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     『怪物』原作は「読売テレビ開局55周年記念ドラマ」2013年6月27日に放送された。ドラマは観ていないけど、香西武雄役の佐藤浩市と真崎亮役の向井理はあってる気がする。こちらはドラマの方が面白いかもしれない。原作では真崎の恐ろしさが伝わらない。行為は恐ろしいんだけど、全体に迫力不足、怪物になる過程にもう少しページをさいてほしかった。

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    2016年09月21日
  • バー・スクウェアの矜持

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    二ヶ月連続で刊行となった、青年二人と中年刑事によるハードボイルド。
    長編としての転結を書いた分、前作に比べミステリのキレはやや鈍い。
    しかし、主役三人以外の登場人物がよくて、話のスパイスとして、またストーリーの展開軸として、魅力を放ちながら上手く機能させている。
    あとがきではあまり積極的ではなさそうだが、細く長く続くとよりよいと思う作品。
    3+

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    2016年05月06日
  • 怪物

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    途中でやめようかと思った。この作品がつまらないという意味ではなく、人間は追い詰められればとんでもないことにも手を染めてしまうと恐ろしさに向き合えなくなりそうだったからだ。心が弱っているときには、リアルな恐ろしさは耐えられなくなる。・・・という1冊である。

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    2016年04月27日
  • バー・スクウェアの邂逅

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    福田和代による、大阪の小さなバーを舞台にした連作短編ミステリ。
    謳い文句の様な男たちの話というより、ハードボイルド色が強めの刑事もので、よくある連作短編集だった。
    しかし、多様な個性を持たせた登場人物たちは確かによかった。派手な設定や大袈裟なエピソードがあるわけではないが、読んでいてなんとなく呑まれるキャラクターが多く、その点は秀逸。
    また、ストイックな面々に軽妙なキャラが混じり、彼視点の掌編を挟んでくるあたりも、魅力が立体的になって楽しい。
    3+

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    2016年04月03日
  • 警官の貌

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    オフ会、献本で頂きました!警察小説のアンソロジー。

    福田さんは初読みでした。
    今野さん、いいコンビ(誰と?)
    誉田さん、コワ面白い。
    福田さん、もう少しスピード感があってもよかったかな。
    通訳捜査官という立場はとても興味深かった。

    貫井さんは強烈でした、
    ただただ、強烈。


    楽しみました、いい出会いに感謝。

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    2016年03月18日
  • 怪物

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    「怪物と闘う者は、その過程で自ら怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ」(あとがきより)

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    2016年01月07日
  • ZONE 豊洲署生活安全課 岩倉梓

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    やさしい女刑事の物語。

    やむにやまれず抜けられないでいた悪徳商法の販売員に同情するのはともかくとしても……一見粘着質なストーカー男や、震災ビジネス崩れの三下詐欺男の背景まで斟酌し、彼らの人生の心配までしてやる…。

    そんな刑事の物語、あってもいいよね、と思わされた。巻末解説文にも記されているように、「名もなき人びと」に思いを馳せることのできる一冊。

    ★3つ、7ポイント。
    2015.12.02.古。

    ※主人公の心の成長…(最初はけっこうに卑屈な心持ちでいたのが、次第に前向きになりつつある)

    班長の過去…
    イケメン後輩との絡み…
    ちょっとキャラの立った、班メンバー…
    まだ描写されてない班メ

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    2015年12月02日
  • 警官の貌

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    今野作品は安心して楽しめるのだが・・・・・。

    後の方々のは、なんかちょっと、後味なんかがイマイチ・・・。
    読み慣れてないせいかな。

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    2015年10月22日
  • 警官の貌

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    今まで読んだ短編集ともかぶっていたから、最後の2つの話は読んだことがあった。
    貫井さんの話、実際あんな状態にされたら、今後どうすればいいんだろうとか考えてしまう…。

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    2015年09月08日
  • 走れ病院

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     ちょっと珍しいだろう、医療経営小説。自分が全く知らない分野なので興味深く読みましたが、勉強になる半面、エンターテイメント性は薄くて、盛り上がり不足で終わってしまった感が少し。リアルと言えばリアルなのか。

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    2015年08月01日
  • リブート!

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    こんな良い感じのチームワークが出来たら理想ですけどね。。。
    システムトラブルの描写はリアルでした。

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    2015年05月17日
  • TOKYO BLACKOUT

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    東京で大停電テロが発生。やはり電気が生活の全てであり人の命をも危うくしてしまう…恐ろしいですね。最後はかつての殺された婚約者の難病の弟に星を観せるためだったが。収監中の犯人を殺してからエンディングまでのつながりがもう少し盛り上がりがほしかったかな(^^)

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    2015年05月16日
  • タワーリング

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    2日間の休日があったので読み始めたが結構ハマった感じで面白かった
    しかしラストの「ほのぼの感」がちょっとシックリしない感じでだった

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    2015年05月07日
  • タワーリング

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    子供の頃の大きな夢。
    それを実現した 川村は、さらに大きな野望を持っていた。
    ウインドシア六本木。
    向かい風に立ち向かう と言う意味を持っている。

    一つの事件があった エレベーターのドアで
    アタマが 挟まれて 少女が死んだ。
    その事件が 一つのタネになって。

    旦那 ロッキー 慧 哲 そして 米倉が、
    ウインドシア六本木を ビルジャックする。
    インテリジェンスビルであり、
    耐震性をもち、防火へのさまざまなシステム。
    ロボットによる 掃除システム。

    エレベーターから きこえる奇妙な音から始まる
    ドラマは、淡々として、目的も鮮明のようだが。

    ふーむ。
    なるほど という感じだが 作りすぎている

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    2015年02月15日
  • 怪物

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    極悪人なのかそうでないのか、人間が多面的に書かれていて先が読めないから面白かった。ドラマ化されてたのね、知らなかった。この人の他の作品も読んでみよう。

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    2015年02月13日
  • 走れ病院

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    話自体は分かりやすいです。主人公は真面目で努力家、周りはそんな主人公の力になってくれる人ばかり(そうでない人もいますが)。読んでて出来すぎというか、青臭い青春モノみたいでむず痒くなりました。

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    2014年11月04日
  • 怪物

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    向井理さん主演でドラマ化されていたのを観た後、原作を読むまでしばらく間が空いた。真崎(向井理さん)はほぼ原作のイメージ通りで端正な顔ゆえにぞくりとした。

    「死の匂い」を察知してしまう刑事 香西。15年前に起きた少女殺人事件の犯人と知っていながら堂島を無罪放免にした後悔を抱えている。あろうことかその堂島が政界進出を目指していると知り・・・

    被害者と同様にかつて彼に性的いたずらを受けた女性が名乗り出たことから事件は急展開。権力の壁に阻まれて堂島を野放しにしてしまった無念を果たすべく、彼女と協力して策を練る香西だったが・・・

    失踪した男たち。DNAをも溶かしてしまう生ゴミ処理用バイオ装置を操る

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    2014年09月30日
  • 警官の貌

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    常習犯
    今野敏は安定の面白さ

    三十九番
    なんか簡単過ぎるな〜と思ってたら、
    まさかのゲイ。

    シザーズ
    なかなか面白い
    中国人は本当なんとかして欲しい

    見ざる、書かざる、言わざる
    面白かった。
    なかなか考えさせられる。
    それでもやっぱり厳罰化、死刑制度賛成。

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    2014年09月11日