福田和代のレビュー一覧
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シリーズ3作目。
1作目は単行本で出ていたが、文庫として、3ヶ月連続の刊行だったらしい。
前作では「キボウ」と言う謎のコンピュータウィルスの話だったが、今作ではコロナの緊急事態宣言下に起きた世界的なハッキング事件を描く。
半年以上が過ぎ、全国の感染者が1日2,000人を超える日が続いても、麻痺してしまったのか、緊張感のない現在の日本とは違い、まだ誰もが疑心暗鬼だった頃の心理状態も巧妙に描いている力作。
新型ウィルスの脅威とハッキングによる世界滅亡の危機への不安…久々に福田和代の面白さを感じる内容だったが、個人的にはこの軽いタッチのシリーズではなく、単体の作品として読みたかった。
EMP攻撃も近 -
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プログラムハッキングなどを得意とする作者の「サイバー・コマンド」からのスピンオフ第2弾。
今作では2020年1月21日になると、何かしらのプログラムが起動されると言われる「キボウ」と呼ばれるプログラムの開発者との闘いがメインかと思いきや、いつもお世話になっているS&S探偵社の入っているビルの1階で喫茶店「バルミ」を経営しているガミさんが、7年前娘が誘拐されることが発覚。5年ぶりに犯人から接触があったことがきっかけで、しのぶとスモモも事件の解決に挑む。
時には違法行為も犯しながら、恩人ガミさんの為に奔走するしのぶたち。
その間には女子高を舞台にしたマルウェアの事件などを解決し、IT探偵事 -
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福田さんの作品というと、題名や表紙を察するに硬派な内容が多く見受けられるのですが、この作品は180度変わって、ほんわかなストーリーでした。
舞台は航空自衛隊航空中央音楽隊という自衛隊とは違った特殊な分野を扱っています。
個人的にニコニコ動画などの動画サイトで知りましたが、最初見たときは自衛隊の部署なのに、アニソンを演奏している姿に驚きや異彩を放っているなという印象がありました。
なかなか音楽隊の裏側を知ることがなく、この作品では様々な知らないことが多くあったため、ミステリーだけでなく知識本としても楽しめました。
自衛隊といっても戦闘シーンがあるわけではなく、堅苦しいイメージを持っていましたが、 -
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ハッカーの太一は待野の依頼で、ある製薬会社からデータを盗み出す。依頼を完璧にこなしたはずの太一だったが、バカンス先の沖縄で待野の死を知る。
普通の交通事故として、処理されたが、待野の孫娘の里穂子の周囲で怪しい動きが。待野が何者かに殺されたと確信した太一は待野の残したデータから、犯人の正体に迫っていく。
久しぶりのIT絡みの福田作品。
何度も現在と過去が行ったり来たりし、満のパートもあるので、最初は若干読みにくいが、このつながりが分かると、あとはスリリングな展開に一気読み。
レビューの感想が良かっただけに、かなり期待値が上がったが、ハッカーとしての太一の活躍はあまり描かれず、真実も若干弱めなのが -
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うーん。そこそこ面白く、ラストも悪くないのだが、何か足りない。
ハッカーの太一。いつものように待野から依頼された仕事を片付け、待野の孫娘であり恋人の里穂子と沖縄旅行に出かけた太一。
旅行中、里穂子に連絡が入る。待野が轢き逃げに遭い、死亡したというのだ。
果たして本当に事故なのか、それとも殺されたのか。真相を探るべく東京に戻った太一は、待野がしようとしていたことをなぞっていく。
真相を探っていくうちに、待野が強請ろうとしていたのは巨大な相手だったことがわかった。真相に近づくたびに次々と襲い掛かる罠。太一は待野の仇を討つことができるのか。そして、里穂子を守ることができるのか。
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四人の語り部による警察小説。
捜査三課、留置係、保安課と通訳捜査官、強行犯係。
あまり馴染みのない仕事もあるだろうか。
捜査三課は窃盗犯を扱う。プロ対プロ。
職人気質の警察官が多い部署だが、本作では、よれた(イメージで、本人はちゃんとしているつもり、らしい)服を着た警部補と、32歳という中堅どころの女性警察官がコンビを組んでいる。
女性警察官は武田秋穂、警部補は萩尾秀一。
長編も出ており、ドラマ化もされているらしい。
タイトル通り、常習犯と対峙するのだが、果たして「牛丼の松」は人を殺したのか?
謎解きもしながら、プロ意識、職人という言葉に想いを馳せたい。
胸糞悪いのは『三十九番』。
留置係