あらすじ
不死の吸血鬼・酒呑(シュテン)童子が現代に甦った。シュテンに迫る、謎の方士・徐福。さらに平安時代から鬼と戦ってきた陰陽師の末裔・那智行人を中心とする警察庁特別調査課(トクチョー)がシュテンを追う。超常の力を持つ者たちの戦いを痛快に描く鮮烈なエンターテインメントの傑作登場!!
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Posted by ブクログ
かつて封じられた酒呑童子が現代に甦った。尋常でない力を持ち、血を吸った人間を鬼にしてしまう恐るべき鬼に対するは、陰陽師の末裔が率いる警視庁特別調査課。鬼と人間の凄惨な闘いが繰り広げられるものの、実は人類の敵は酒呑童子ではなかった。ハイテンションでぐいぐい読まされるアクションエンターテインメント小説です。
アクション満載、サスペンスも満載、斬新でとにかく楽しい展開です。酒呑童子や茨木童子を始めとした鬼たちのキャラクターも魅力的で、親しみが湧きました。あくまでも人間世界に溶け込み平和に生きようとする鬼たちの姿は、人間よりも人間らしく思えるかもしれません。そして鬼だというだけで討伐しなければならないと思い込んでいた陰陽師たちの苦悩にも考えさせられます。人間が人間を差別して争うのとまったく変わらないよね。
強大な敵との闘いは息詰まるような展開で、読む手が止まりません。そしてどんどん凄いキャラクターが登場してくるのも読みどころ。いろいろと楽しすぎる一冊でした。
Posted by ブクログ
奇想天外!
徐福が宇宙人でヒトラーも仲間の一人であったとは!
鬼と人は共生出来るのか?
酒呑童子が好きになった!
能登の酒「大江山」を飲もうっと!
Posted by ブクログ
シュテン 酒呑童子、茨木童子、陰陽師が活躍する痛快なストーリー。
鬼は首を一撃で落とさないと死なない。
鬼に噛まれたものは鬼になる。
傷の回復力が早い
鬼滅の刃と同じ設定。オーソドックスな鬼の物語だ。
Posted by ブクログ
さ~て、今回の福田和代は…
行人です、冒頭13ページ目で、私の大事な○○が攫われてしまいました。
いくら「拉致の女王」でも、こんな扱い酷すぎるじゃないですか…
次作もまた読んでくださいね~
ンガトット
Posted by ブクログ
面白かった。頁が進むほどに三つ巴の思惑と策略が絡まっていき、終焉に向けて夜空からはミサイルが煌めく妖怪大戦争(笑)の予想外の展開で一気に読んでしまった。
己の信念を貫く豪快な酒呑童子、人に紛れて生きる穏やかな茨木童子、渡辺綱との関係も今後気になるところ。
人間と吸血鬼との共存は可能なのか?
いや、1人2人ならまだしも何十人と斬れるものなの業物って??父さん、血肉を斬った刃をそのまま収めた??と素人は考えている。
太古の神といえば「竜の柩」を思い出してまた読みたくなった。