高野秀行のレビュー一覧
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おもしろかった!
自分では知りえない世界を垣間見えた。
ときどき外国の方で、ルールを破ろうとする人がいる。例えば空港の荷物検査で、持ち込み禁止されたものを取り上げられて食い下がる人たちをテレビで見たことがある。彼らは自分の事情を延々と話し、情に訴えて説き伏せようとする。
理屈を訴えるならわかるけど、そんな事情話したってなにも変わらないのに、と彼らのことを思っていた。図々しいとさえ思っていた。
でもこの本で、公園での焼肉パーティーを怒られたスーダンの人たちの描写を読んで、ああそうか、と腑に落ちた。
「スーダンでは独裁政権がいろんなことを禁止したり強制したりするから、僕らの方も言い訳をしたり、あ -
Posted by ブクログ
ネタバレ編集者さんの思惑では「オンリーワンを目指す人々のための指南書」という地点から始まっているはずなのだけれど、そこは高野さんだからありきたりな内容にはならない。持論が面白かった。
高野さんがこれまで体験した面白い出会いや出来事、それらに繋がるまでの過程が書かれているが、やはり誰もやってないことをしているという感が強い。真似しようとしてもここには辿り着けないんじゃないだろうか。ご自身を普通の人間と仰るけれども、全然普通じゃない。いい意味で。
大学の非常勤講師をやっているとき、学生が授業に癒しを感じているらしいという話があったが、読者としてもそうかもしれない。知らない土地と人のことを聞いていて単純に面 -
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高野さん6冊目。
高野さんの本は海外に行ってアレコレ面白いことをする者がほとんどだけど、今回は海外から日本に来た外国人と高野さんが関わった中でのお話。
やはり”ヘン”な人は“ヘン”な人と縁があるのだなぁと、高野さん流の外国人との交流を笑いながら楽しく読ませていただいた。
この中に、高野さんが大学を無事7年生で卒業できるキッカケとなったエマニュエル・ドンガラさんも出てくる。高野さんが訳した(卒論にもなった)この方の著作も読みたいなとカチカチ調べていたら、メルカリでドンガラさんの名前で検索すると「ジョニー・マッド・ドッグ」という映画のDVDが出てくる。これは大学の平和についての授業で、先生が映画好 -
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高野秀行氏がナビゲーションを務める『三大陸周遊記』にやって参りました!彼が手掛けたまえがきはやっぱり面白かった!何ならもっとはっちゃけても良かったくらい。
面白いだけでなく、彼特有のユーモラスな語り口調のおかげで十分良い予習になるし、面白い視点のまま本書に臨める。
著者のイブン・バットゥータは、モロッコ出身の大旅行家。
22歳の頃聖地メッカ巡礼を目的に故郷を離れたが、やがて世界旅行へと乗り出す。その範囲は北アフリカからユーラシア大陸を横断して中国と、ザッと世界半周は制覇している。
本書は1977年刊の同タイトルに高野氏のナビゲーションを加え、復刊したもの。高野氏曰く原書の4分の1に抄訳されて