高野秀行のレビュー一覧

  • 恋するソマリア

    Posted by ブクログ

    出てくる人みんな愛おしくなる
    全然遠い国、地域の話なのになんだか似てるなぁとか楽しそうと思える
    ソマリの家庭料理を教わってる時が一番好きだった

    0
    2018年07月23日
  • 辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦

    Posted by ブクログ

    前作あるのか!課題図書も読みたし。うふう。
    【課題図書】
    ゾミア 脱国家の世界史/ジェームズ・C・スコット
    世界史のなかの戦国日本/村井章介
    大旅行記/イブン・バットゥータ
    将門記
    ギケイキ 千年の流転/町田康
    ピダハン 「言語本能」を越える文化と世界観/ダニエル・L・エヴェレット
    列島創世記/松本武彦
    日本語スタンダードの歴史―ミヤコ言葉から言文一致まで/野村剛史

    0
    2018年07月20日
  • 世にも奇妙なマラソン大会

    Posted by ブクログ

    個人的には名前変更物語が一番好きです!

    国外ではなにかと振り回される作者が、奥さん達を振り回してるところを見るとなんだか新鮮!って思いました

    0
    2018年07月15日
  • 世にも奇妙なマラソン大会

    Posted by ブクログ

    酔った勢いで西サハラの難民キャンプを走るサハラマラソンに応募してしまった作者。今までに走ったことがあるのは15km程度だというのに、砂漠でのフルマラソンを完走できるのか?

    ・ブルガリアの岩と薔薇
    ブルガリアのバスで隣になった陽気な男。彼に誘われ、彼の家で一泊することになる。ところが彼は愛をささやき始め…。

    ・名前変更物語
    昔、うっかりインドに密入国をしてしまったため、作者はブラックリストに載っている。しかし謎の怪魚ウモッカを探すため、どうしてもインドに行きたい。そこで彼は名前の変更の道を探し始める。

    0
    2018年06月26日
  • 辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦

    Posted by ブクログ

    読み終わった。一気読み。決して辺境も日本史の中世にも特段の興味があった訳ではないが、高野さんと装丁のデザインに惹かれて、また清水さんの序文を読んでこれは買わなあかんやつやと買った。いざ読み始めると予想以上に引き込まれて難しい専門の話でも微に入り細に入る解説で読みやすく理解する事ができた。おわりにに高野さんも書いておられたがこれが教養というやつなのかと思った。もっともっと知識を吸収したい、そんな気にさせてくれた。前著もぜひ手に取って読んでみたい。

    0
    2018年06月05日
  • 辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦

    Posted by ブクログ

    日本中世史の研究者と辺境冒険家の対談本第二弾!
    難しい話も出てくるが、二人の熱気が伝わってくるのが良い。

    0
    2018年05月30日
  • 西南シルクロードは密林に消える

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これまでに読んだ高野氏の本の中では一番人との繋がりを感じる内容だった。人に助けられ、人手をフルに使って渡り歩き、自らが運ばれるモノとして道筋を体現して見せた。
    無鉄砲すぎて現実と思えない上に驚きの連続だったけど、何度吹き出したから分からない。特にジャングルを行く間は読んでいて本当に面白かった。
    根っからの善人も悪人もいないのだと思う。どの面を見せているかで印象は変わってくる。壮絶な旅の一端を見せてもらった。

    0
    2018年05月05日
  • 辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ここで紹介された本、どれもまず自分からは手に取ろうとはしないだろうが、みな読んでみたくてたまらなくなった。特に『世界のなかの戦国日本』は文庫なのできっと買う。

    0
    2018年05月05日
  • 辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦

    Posted by ブクログ

    ホント、この二人おもろい。
    こういうその分野に詳しい人を一人入れた読書会って、やったらすごい楽しそう。

    0
    2018年04月30日
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)

    Posted by ブクログ

    まずは、2人の知識の膨大さ、引き出しの多さに驚き。
    あまり歴史に詳しくないため、下の解説を読みつつ、引用される人や書籍が多かったので、次に読んでみたい本も増えました。
    最後の方で、今の日本に住んでいた良かったと思ってしまうのは思考が停止しているとの指摘があり、はっとさせられた。
    確かに、世界は広く、住んでるところだけが世界ではない。過去の日本や世界に目を向けて多様性や今の日本を客観視する目は必要だと思った。

    ◾️村社会の所以。応仁の乱前後からの日本人の同調圧力が強い理由は、年貢を納めるのは村単位だから、個人が納められないと村で負担していた。生命の共同体であった→ミャンマーでは、税は個人単位だ

    0
    2018年04月26日
  • 辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦

    Posted by ブクログ

    いやあ面白かったなあと本篇を読み終え、笑う用意をしながら高野さんによるあとがきを読み出したのだが、まったくこのあとがきは素晴らしかった。感動的ですらあった。教養とは何か、なぜ教養は必要なのか、ということを、これほどわかりやすい言葉で実感をもって語っている文章を他に知らない。
    「教養とは、自分がいる『今ここ』を時間と空間のなかに位置づける羅針盤であり、人生の終わりまで必要なもの」
    胸にしみ通るような言葉だ。

    以前出たお二人の対談本「世界の辺境とハードボイルド室町時代」がとても良かったので、第二弾を期待していたのだが、これは少し趣向を変えた読書会的内容となっている。まあ当然かもしれないが、選書が

    0
    2018年04月09日
  • 幻獣ムベンベを追え

    Posted by ブクログ

    とにかく文章がうまい、読ませるなというのが第一印象。
    早稲田大学の探検部に所属時していた時の出版だが、
    平均的大学生の文章力を余裕で超えている。

    氏は、後に数多くの冒険モノを出版しているが、
    処女作には、作家の全てが宿るというか、この作品には、全てが詰まっている。
    明らかに、著者は、変わりモノだが、その変わりモノを突き通し、
    今では、辺境作家として、一つの地位を築いている。

    今の大学生で、これだけ、無茶苦茶なことをやる人はいないと思う。
    また、そういうことも、今は必要とされていない。

    当時は、世界一周したら、いくらか価値があったのだ。
    今は、その価値はあるかと聞かれたら、多くの人は、そん

    0
    2018年04月07日
  • アジア新聞屋台村

    Posted by ブクログ

    魅力的な人たちにたくさん出会える本。こんな生き方があるのか、こんな考え方があるのかと、普段凝り固まっていた頭が少し柔らかくなったように思う。自分の生き方は自分で決めていく。自分の好きなことを見失わないよう、もっと柔軟に生きていきたいと思った。

    0
    2018年03月18日
  • 間違う力

    Posted by ブクログ

    今までの経験から自分を見つめ直していて、筋が通ってる。
    読んだ後、しばらくじっとできなかった。
    考えてないで、なんかやんなきゃ!って気になった。
    私は慎重すぎて、腰が重いから読んでて耳が痛いところもあったけど、読んだ後にこんなに影響が出るなんて初めてだった。
    高野さんだからこそ書ける本だと思います。

    0
    2018年03月13日
  • イスラム飲酒紀行

    Posted by ブクログ

    面白さを保ちながらも、宗教的、文化的示唆に富んでいて、本書も止まる事なく読ませてもらった。

    イスラム原理主義化が進んでいると言われるこの時代に、古くから地域に根付いている「習慣としての酒」に着眼しているのがさすが。

    0
    2018年01月29日
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)

    Posted by ブクログ

    辺境滞在に裏打ちされた経験と日本史歴史学者の最新の知識が次々に披露され しかもなんだかリンクしている驚異の対談

    ふたりの対談終盤 現代日本が特殊でアジアやアフリカの辺境や室町時代の日本の方が 世界的に普遍性をもった社会なんじゃないか
    今生きている社会がすべてとは思わないでほしい
    との結論に至る
    なんとも憑き物が落ちるような感覚を受ける本

    知識としてもっとも意外性があったのは アフリカで日本の中古車が売れる理由
    日本の車がすごいということでなく クルマの持ち主が代わった瞬間に、価格が6割に下落する国は日本しかない 中古車輸出ビジネスは日本しか成り立たない それがケガレ意識と関係している
    って

    0
    2018年01月13日
  • 謎の独立国家ソマリランド

    Posted by ブクログ

    ソマリランド、プントランド、南部ソマリアへと行った人の記録で、書き方が面白いのでグイグイ読ませる。
    ソマリの文化に染まっていって日本の常識を相対化してくれる。
    海賊の背景にあるもの、ソマリの文化と歴史、カート食べるとどうなるかとか、真面目な話からおふざけな話まで色々勉強になる。

    0
    2017年12月25日
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)

    Posted by ブクログ

    室町時代だけでなく、江戸時代との違い、幕府と京都の距離感の関係性、辺境から現代を読み解く等、相当面白い内容が展開されている。

    0
    2017年11月25日
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)

    Posted by ブクログ

    良き質問者は
    良き回答を引き出す

    博覧強記のお二人から
    丁々発止、縦横無尽に
    あっちや こっちへ と 
    対談をされて
    歴史的な
    文化的な
    博物学的な
    興味深い話が
    とどまるところを知らずに
    溢れ出てくる

    これを面白いと
    言わずして…

    いゃあ
    知的な好奇心を気持ちよく
    揺さぶってくださいました

    0
    2017年11月22日
  • 【電子特別カラー版】恋するソマリア

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)
    台所から戦場まで!世界一危険なエリアの正体見たり!!アフリカ、ソマリ社会に夢中になった著者を待ち受けていたのは、手料理とロケット弾だった…。『謎の独立国家ソマリランド』の著者が贈る、前人未踏の片想い暴走ノンフィクション。講談社ノンフィクション賞受賞第一作。

    なんとディープな本なのでしょうか。そもそもソマリランドって何ぞやという「謎の独立国家ソマリランド」でかなり突っ込んでその成りたちから、観光案内から、政治情勢から、現地の人達との交流と盛り沢山でお送りしていたのに、さらに奥があったとは全くもって驚き。料理を含む女性達の普段の生活がふんだんに書いて有って、

    0
    2018年02月13日